やっと神奈川県も緊急事態宣言が解除されたけど、これまでの日常が戻るわけでもなく、漠とした不安の中に漂っているようだ。NHKの夜のニュースで、五木寛之の「Alone and Together ひとりだけどみんなとつながっている」という、このコロナの時代の生き方を伝えていたけど、私が若いころ励まされたのは、社会学者のマックス・ウエーバーの「時代に耐えよ」という言葉だった。苦しいときどきに流されずに耐えていくのはなかなか難しいことだが、こういう時だこそ荒天に向かって顔を上げ、一歩一歩進んでいくしかないのだと思う。