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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 ドラマ「タンク・ソルジャーズ」とロシアの女性兵士たち
2019年10月08日 (火) | 編集 |

 私が小学生の時に大好きだったロシア児童文学の『連隊の子』。
第二次大戦時の大祖国戦争(独ソ戦でナチスドイツと戦った旧ソ連諸国での用語)
で父母を亡くしてさまよっていた少年ワーニャが第三白ロシア戦線軍の砲兵隊に
助けられて共に戦場で戦い、最後は将校を養成する幼年兵学校に入学する。

 先月9月から10月にかけて、CS映画専門チャンネル「ムービープラス」で
「ロシア版 戦争大河ドラマ」と銘打った8回連続の『タンク・ソルジャーズ ~史上最大の
戦車戦に挑んだ兵士たち~』を放送したので、最後まで観てしまった。

今年2月にロシアで放送されたばかりというドラマで、史実に基づきながらロマンスの
要素もたっぷり入っていて、後を引く内容というか、なかなか見ごたえがあった。





タンク・ソルジャーズ ~史上最大の戦車戦に挑んだ兵士たち~
左からマリア、ワシリー、ナタリア



 第1話はロシア南西部のサラトフにある兵学校のシーン。そこで学ぶワシリーと
クラスメートたちのエピソードに、ちょうど『連隊の子』の兵学校に入学したワーニャの
姿が重なった。ただ背景の年月は、『連隊の子』がソ連軍が勢いを増してドイツへ進撃
する1944年であり、『タンク・ソルジャーズ』は劣勢だったソ連軍が反撃に転じる分岐点
となった1943年の史上最大の戦車戦「クルスクの戦い」を描いたものである。







 1942年、兵学校の学生ワシリーと医学生マリアは互いに一目惚れしてデートの
約束をするが、行き違いになってしまう。寒さで凍えそうになったマリアは空軍大尉の
ドミトリーに助けられ、な、なんと強引にプロポーズされて結婚してしまうのだ。
その事実を知らないワシリーはマリアをひたすら思い続け、優秀な成績で卒業して
戦場へ。ふたりが再会したのは負傷したワシリーが運ばれた野戦病院だった。
しかし看護兵になったマリアは夫ドミトリーの子を妊娠していた。
その後ワシリーは前線で戦う戦車隊の隊長として志願し、女性操縦士ナタリアと出会う。

ロシア版大河というだけあって個々の人物造形も巧みに描かれていて、きれいごとだけ
でない、戦争のもたらす醜い関係や差別感情も隠さない。
それにも増して仲間を信じ、自分の身を犠牲にしても敵を倒す迫力には圧倒される。
特に最後の戦車戦は息苦しい程のリアリティがあって、思わず泣いてしまった。
ヒトラーが「これは絶滅戦争だ」と言ったように、あまりにおびただしい犠牲の上に戦い
取った勝利を歴史の中でどう評価し、現在未来へとつないでいくのか、ロシアだけでなく
私たち日本人にも大いに参考になると思う。




 さて大祖国戦争では80~100万人もの女性兵士が戦場で戦ったという。
この数字には本当にびっくりしたが、ドラマのマリアのような看護兵やナタリアの
ような戦車操縦兵も少なくなかったようだ。
以下のサイトにもそうした女性兵士たちの記述がある。


   ロシア・ビヨンド
       ナチズム打倒に大貢献した12人のソ連女性
        https://jp.rbth.com/history/80406-nazism-dato-ni-daikoken-shita-soren-josei
               
   japanese.china.org.cn
        http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2017-05/04/content_40745787_4.htm




ロシアの大祖国戦争では、80万人以上の女性軍人が最前線に立ち、
男性と肩を並べ戦闘に参加し、勇敢に敵を退けた。
うち15万人の女性軍人が各種勲章・メダルを授与され、
90人以上が「ソ連の英雄」の称号を獲得した。
ロシアメディアはこのほど、第二次大戦中の女性英雄の姿をとらえた、
歴史的な写真を公開した。






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