

強気のメイさんてちょっと気に入ってたんだけど(^^;
この先、果たしてどうなることやら。


http://www.bbc.com/japanese/40217231
【英総選挙】メイ首相「辞任意向なし」 「宙吊り議会」見通しで
8日に投開票された英下院(定数650)の総選挙で、与党・保守党が議席を減らし、過半数議席を握る政党がない「宙吊り議会(hung parliament)」になる見通しとなった。総選挙の実施を決めたテリーザ・メイ首相にとっては屈辱的な結果で、去就をめぐり圧力が高まっているが、本人に辞任の意向はないという。
保守党の獲得議席は318(13減)、労働党は261議席(29増)、スコットランド国民党(SNP)は35議席(22減)となる見通し。投票率は68.7%。
労働党のジェレミー・コービン党首はメイ首相の辞任を求めた。一方のメイ首相は、英国には安定が必要で保守党がそれを「保証する」ことができると述べた。またBBCの取材で、首相に現時点で辞任する意向はまったくなく、組閣に取り組む方針だと分かった。
BBCのローラ・クンスバーク政治担当編集委員によると、最多議席と最多得票の第一党として、首相は保守党政権を率いるつもりだという。

イラストは21議席減になってるけど、実際は22減。
一方勝利した最大野党・労働党のジェレミー・コービン党首は、ここぞとばかりに
「国民は未来への希望に投票した」だの、「緊縮に背を向けた」と超強気。
huffingtonpostは今回の結果について、こう解説している。
メイ首相は4月、総選挙を前倒しで実施することを表明。保守党は改選前でも330議席を有し、単独過半数を超えていたが、EUとの離脱交渉を前に政治的な基盤を盤石にしたいとの狙いから「伝家の宝刀」を抜いたが、もくろみは失敗に終わった。
当初は保守党の圧勝とみられていたが、高齢者の一部に負担増を強いる福祉政策案をメイ首相が打ち出したことで情勢は一転。有権者から大きな不評を買い、支持率は急落した。メイ首相はたまらず撤回したが、党勢は回復しないまま投開票日を迎えた。
メイ首相の責任を問う声が党内から出るのは確実で、ロイターは「メイ首相は政治的な求心力を失いすぎて、地位を維持できないかもしれない」などと論評している。

デモクラシーがしっかり根づいていて、うらやましいかぎりではあるワ。
そもそも今まで日本を含む世界中のマスコミが一番注目していた、最も大事だと力説したのはイギリスのEU離脱だったのですが、それなら大大勝利だったのです。
EU離脱に強硬に反対したスコットランド独立派は議席が半減しているし、
離脱反対だった労働党は保守党にならって離脱賛成派に転向しています。結果的に総選挙後にはメイ首相などEU離脱派が圧倒的多数派になる。
