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とやらで、安倍首相の「お友だち極右内閣」が誕生した。
まさしく悪夢そのものである

特に日本会議をまるごと体現する稲田朋美氏が防衛相に、和製ゲッペルスこと
世耕弘成氏が経済産業相に抜擢とは、なんか冗談みたいな人事だわな。
ということで、私が抱いた懸念を、そのまま北海道新聞が社説で書いてくれて
のいたで、以下に転載する。

写真:毎日新聞

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0071223.html
安倍改造内閣 独善に自戒を求めたい
第3次安倍晋三再改造内閣がきのう発足した。
官房長官、財務相、外相など主要閣僚の多くが留任した。自民党役員人事では幹事長、政調会長、総務会長が代わったが、主要ポスト間の入れ替えが中心だ。
参院選の勝利を受け、宿願とする憲法改定の実現に向けて、足場を固める意図があるのだろう。
首相は改造後の記者会見で「戦後最も安定した政治基盤を獲得できた」と強調し、経済政策の継続と加速を目指す姿勢を示した。
だが、稲田朋美防衛相や世耕弘成経済産業相ら側近を重用し、首相と距離を置く石破茂前地方創生担当相が閣外に去った布陣は「安倍一色」をさらに強めた。
選挙での勝利は白紙委任状ではない。安全保障関連法や特定秘密保護法を成立させた独善に再び陥ることは、あってはならない。
今回の人事では、自転車事故で入院し、続投を固辞した谷垣禎一前幹事長の後任が焦点となった。
首相が当選11回、77歳の二階俊博氏を選んだのは、改憲をめぐる論戦を控えて、党の重鎮の人脈と調整力に期待したためだ。二階氏が、安倍首相の総裁任期延長に前向きなことも影響しただろう。
一方で二階氏は、記者会見で改憲について「慎重の上にも慎重に対応する」と述べ、野党とも時間をかけて協議すると言明した。
単に政権を支えるのではなく、与党内の多様な意見を守り、野党と協調する姿勢を期待したい。
閣僚人事で気になるのが、防衛相に就いた稲田氏の政治姿勢だ。
憲法9条改定を主張し、靖国神社を定期的に参拝してきた。歴史認識をめぐる強硬発言も目立つ。
防衛相に求められるのは不用意な挑発ではなく、摩擦を未然に防ぐ役割だ。自覚を強く求めたい。
米軍普天間飛行場の移設問題も担う。先月には党政調会長として「負担軽減で、できるものはすべてやる」と現地で約束した。ならば現行の辺野古移設計画に固執せず、見直しに踏み出すべきだ。
閣僚人事のもう一つの目玉が「働き方改革担当相」新設だが、1億総活躍担当相に留任した加藤勝信氏が兼任する。本来、働き方改革は1億総活躍社会の根幹だ。看板の追加で新味を出そうというのでは、安易に過ぎないか。
前内閣では甘利明元経済再生担当相や高木毅前復興相らをめぐる「政治とカネ」や資質の問題が浮上したが、説明責任を果たさずに交代した。野党は新閣僚の資質について、国会で検証してほしい。
