激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 ウクライナのデフォルトについて
2016年01月08日 (金) | 編集 |

 去年の後半はほとんどブログの更新ができず、あれもこれもほんとは
書きたかったのに…というニュースやエピソードがたくさんペンディングの
ままになってしまった。時間があれば、少しずつ拾い上げていきたいと思う。

 で、これもその一つで、私が長年好きだったウクライナがもうなんかエグイ
ことになってるなと、改めて驚いたニュースである。
では、去年12月19日のロシアTVより。






 ウクライナはロシアに対する総額35億ドルの債務の支払いを停止すると発表。
ヤツェニューク首相はこの問題を法廷闘争に持ち込む構えです。
しかしウクライナは事実上デフォルト状態で、いつもウクライナに甘いIMF(国際通貨基金)は突然厳しく、ウクライナへの経済支援を打ち切る可能性もあると言明しました。






 債務支払い停止ーーこれがヤツェニューク政権経済政策がもたらした結果です。
債務の償還期限は20日に迫っているのに、支払える金はゼロです。上は、債務の支払い停止を宣言するヤツェニューク首相。
ヤツェニューク「ウクライナ政府は本日、対ロシア債務37億5千万ドルの支払い停止を宣言します。加えて5700万ドルの債務支払いも停止します」
 この5700万ドルというのは、ウクライナの2つの会社がウクライナ政府の保証のもとで、ロシアの銀行から借りた金です。



いやあ、ヤツェニューク首相がしれっとした顔で「支払い停止を宣言します」と言った時には
まさに「びっくりぽん!」で、まじまじとテレビ画面に見入ってしまった。
この借りた金返さんよ発言には、プーチン政権も「こら、びっくりぽんだす!」と、のけぞったのだった。





 その(会社の)一つが、1954年の創業で優秀なスペシャリストを大勢抱えるロケット設計会社「ユージュノエ」です。
この会社にも、もはや返済能力はありません。







専門家「ウクライナの国家としてデフォルトを宣言したことになりますね。失業が増え、金のめぐりがますます悪くなるでしょう」







 ヤツェニューク内閣は債務の支払いを裁判で争うとしていますが、そのような反応は奇妙です。IMFは対ロシアへの債務はきちんと返済すべきだと認めていることから、ウクライナ政府の最後の望みは消えました。
しかもIMFは、IMFが主導する予算編成が組めなければ支援を停止すると、次のように警告しています。
「2016年予算、および中期予算に関して、IMFの支援プログラムの目標からはずれた予算が承認された場合、支援プログラムはダメになります」
レポーター記者「支払い停止を宣言することは政治的破たんを意味し、2014年のマイダン革命で政権についた人々には国家運営能力がなかったことを意味します」







親ロシアだった前大統領を追い落とすために、
欧米の傀儡である右派の現政権がクーデターによって誕生した。
しかし現政権内の確執も深まる一方で、最もあからさまな傀儡である
ヤツェニューク首相は誰からもひどく嫌われている。
これは昨年12月11日、議会で演説中の首相がポロシェンコ大統領派の
議員たちにバラの花束を渡されたあと、いきなり壇上から引きずり
下ろされたところ。





その後、議会は乱闘騒ぎになった。
というか、しょっちゅうこんな騒ぎで議事進行どころでない。
ま、今の日本の政治もウクライナを笑えないが。



 ウクライナが公式にデフォルトを認めた。これがロシア大統領とロシア政府の反応です。
ロシアはこの場合、有事の措置として裁判に訴えることになります。このことは度々宣言してきました。
ロシアは長いこと「待ち」に徹してきました。プーチンはウクライナの窮状を理解し、譲歩案を提示しています。それは3年分割返済、1年返済繰り延べというものです。しかしヤツェニューク内閣はこうした好意的な条件を無視し、支払い停止を宣言したのです。
 ウクライナ政府は支払う金がないばかりか、借りる相手もいません。汚職まみれの底なしの樽に金を注ぐ者は、もはやヨーロッパにもアメリカにもいません。アメリカの財務省は、ウクライナの債務の保証国にはなれないと、公式に文書で回答しました。




 日本の報道を見るかぎりでは、ウクライナに関してはクリミア問題も含めて
すべてロシアが悪いといった論調が主流だが、ソ連邦の崩壊から東欧カラー革命など
一連のできごとを通してロシア周辺を眺めてきた私には、納得できない報道も多い。
といって、どちらが正しいといった短絡的な結論も早急に下すべきではない。
常に多角的な視点で相対的に事象をとらえるよう、これからも心がけていきたいと思う。






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