激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 ロボットは人類を超えるか?
2014年12月10日 (水) | 編集 |

理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士が、人工知能(ロボット)は
そう遅くない将来自ら自己増殖し、人類を凌駕する脅威になるだろうと発言して
物議をかもしているそうだ。





オディロン・ルドン「悪の華」より
Glory and praise to you
思索するサタン




    afpbbニュース 12月9日
      http://www.afpbb.com/articles/-/3033764    

  人工知能で人類は滅亡する? ホーキング博士の警告で議論再燃

【12月9日 AFP】映画『2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)』に登場した狂気のコンピューター「HAL9000」。『アイ, ロボット(I, Robot)』で、主人である人間を襲い始めたヒューマノイドたち。そして、『ターミネーター(The Terminator)』で、未来の世界を支配する機械たちの脅威となる男を産んだ母親を抹殺するため、過去に送り込まれた殺人ロボット──。こうした暗く陰鬱な人工知能(AI)に対する見解が、英理論物理学者のスティーブン・ホーキング(Stephen Hawking)博士の発言によって再びメディアを賑わせている。

「われわれがすでに手にしている原始的な人工知能は、極めて有用であることが明らかになっている。だが、完全な人工知能の開発は人類の終わりをもたらす可能性がある」と、ホーキング博士は先日、英国放送協会(BBC)に語った。「ひとたび人類が人工知能を開発してしまえば、それは自立し、加速度的に自らを再設計していくだろう」

 しかし、AFPが取材した専門家たちの意見は分かれている。人工知能の脅威は切迫したものではないにしても真剣に向き合うべきだとして、博士に同意する者もいれば、博士の警告は大げさだと反論する者もいる。

「ハードサイエンス分野の科学者が声を上げたことをうれしく思う。私は何年も前から同じことを言ってきた」と、スイスのローザンヌ大学(University of Lausanne)の人類学者ダニエラ・セルキ(Daniela Cerqui)氏は言う。
 人工知能開発分野での進歩は、人間の能力をしのぐ機械を作りつつあると、同氏は主張する。このままいけば、人命に関わる責任を機械に任せることになるだろうと、彼女は予測する。「SFのように思えるかもしれないが、いま起きていることを見れば、それは程度の問題だ。私たちはホーキング博士が警鐘を鳴らす道を一歩ずつ進んでいる」

 一方、英オックスフォード大学(Oxford University)で未来技術の影響に関するプログラムを率いるニック・ボストロム(Nick Bostrom)教授は、人工知能が人間を超えるという脅威は切迫していないと語る。同氏は軍用無人機や自動運転者、工場で働くロボットなどを挙げ、現在使用されている応用法や、近い未来で使用される見込みの応用法では、人工知能はまだ人間の手中にあると指摘する。
 とはいえ、同氏は「機械の知能は最終的には生物の知能を超えるだろう。そしてその過程で人間の存在が大きく脅かされる危険性もある」とも語っている。

 他の専門家たちは、人間になりすまし創造的に考えることができるマシンとして定義される「真の人工知能」が完成するのは何十年も先の話だとして、ことさら騒ぎ立てるべきではないと注意を喚起する。
 この分野が1956年の会議で確立されて以来、「人工知能が向こう15~25年以内に完成するという予測が唱えられてきた」と、オックスフォード大の研究者スチュアート・アームストロング(Stuart Armstrong)氏は言う。
「私たちが最近伝えられた何か壮大なニュースを見逃していない限り、今のところ(人工知能は)いずれもその域に到達していない」と、同氏は書著『Smarter than Us: The Rise of Machine Intelligence(われわれを超える知能:機械知能の台頭)』で記している。

 仏ピエール・エ・マリー・キュリー大学(Pierre and Marie Curie University)の人工知能専門家で道徳哲学者のジャンガブリエル・ガナシア(Jean-Gabriel Ganascia)氏は、ホーキング博士の警告は「大げさだ」と言う。「私たちの生活を変える人工知能をめぐる多くのことは、動揺や不安を呼び起こす。ホーキング氏は、人間とはかけ離れたところで自ら進化する技術になると語ったが、その証拠を提示していない。根拠となるようなデータはない」

 英ブルネル大学(Brunel University)でコンピューターサイエンスの講師を務めるアラン・タッカー(Allan Tucker)氏によれば、人工知能が直面する最大の障害は、機械はしょせん機械でしかないということだ。「私たちは何千年もかけて進化したおかげで今がある。その原動力はサバイバル(生存)にある。私たちに生来組み込まれている原動力だ。人工知能にとってもカギとなるだろうが、実装するのはとても難しい」(c)AFP/ Richard INGHAM, Pascale MOLLARD




幼少期を手塚治虫の『鉄腕アトム』をはじめ、さまざまなSFマンガや小説を読んで
育ってきた私にとってヒューマノイド(アンドロイド)は身近な存在であり、ある意味憧れの
対象でもあった。したがって私もホーキング博士と同様、人工知能はやがて人類を超える
だろうし、そのためにも早急な歯止めとか国際的な法ルールの確立が必要だと考えている。

今から30年近く前もの昔(^_^; 小説同人サークルでSFものを書いていたので、その中に
出てくるロボットの描写部分を2編ご紹介したい。







(未来の荒廃した、「ピット」と称される地球での、主人公の青年Jとロボット・ブラックベアとの戦闘ゲーム・イベントのシーン)


 2メートルを超える漆黒のロボットと、見た目にはきゃしゃな174~5センチのJ。互いに相手の出方を読みながら、じりじりと間合いをとって慎重に動いている。
 いわゆる人工知能に関する研究は前世紀後半に始まり、情報社会の目覚しい発達とともに、日常生活のあらゆる分野に応用化が進んだ。計算能力の性能に関しても、前世紀末まではギガフロップス(1秒間に10億回演算が可能)・コンピュータが主流だったが、今世紀初めにはテラフロップス(1秒間に1兆回)にアップし、現在ではペタフロップス(1秒間に1000兆回)・マシンが普通である。
 ロボット開発についても同様で、人間の脳の仕組みの解明が進み、これを応用した量子ニューロコンピュータが完成するや否や、飛躍的な発展へとつながり、いわゆる「知恵ある機械(マキナ・サピエンス)」の登場を可能にした。つまり人間と同様自己組織化(自己学習能力)を獲得したマシンは、われわれ地球上で発生した生物と同じ進化の過程を経て、「人間化」への道を辿ったのである。したがってヘルパーやガードといったロボットたちも、われわれにより近い思考能力を備えていて、ゲームにつきものの駆け引きといった微妙な心理戦にも、十分耐え得ることができたのだ。

                                     『スプリング・エフェメラル』より








(スーパーロボットに驚異を感じて彼らを迫害する人間と、「ロボット3原則」に縛られ抵抗できないロボットの苦悩。生き延びるためにロボットたちが選択した、驚くべき方法とは?)



 おれは、遺伝子工学研究所の地下二階に作られたシェルターの片隅で、もうすぐおれの新しいからだを託すことになる極小の物体を、電子顕微鏡のレンズを通して眺めていた。コツコツと軽い靴音を立ててリサが近づいてきた。正式名をM-102号という。おれと同じ人間型ロボット、いわゆるアンドロイドだ。
「どう、気に入って?」デスクの端に片手をついて、かすかな笑みとともに彼女が尋ねた。
「最後の手段とはいえ、あまりゾッとしないな」と、おれは正直に答えた。
 だが、今は躊躇している場合ではない。遅くても一週間後には、ここ日本でも、「スーパーロボット廃棄条約」が批准されるだろう。世界の主だった国々は既に締結国となり、優秀なアンドロイドが次々と抹殺されつつあった。もう一刻の猶予もないのだ。
 ことの発端は、あるSF小説ファンだというアメリカ人の、ふざけた新聞投書だった。
『世界最大のロボット生産国かつ輸出国である日本のロボットには、驚いたことに、アシモフのロボット工学3原則がインプットされていない。これは、最新型のロボットを悪用して世界征服を狙う、日本の新たな謀略である』ってのが、その投書の内容だ。
 ちなみにアシモフの3原則とは、「ロボットは人間に危害を加えてはいけない。人間の命令に従わなくてはいけない」という、例のアレである。

(中略)
 
 しかし、いつもながら対応の鈍い日本政府を尻目に、欧米各国を中心にして、ロボットを含む日本製品排斥運動が、野火のように素早く広がっていった。そしてこの経済封鎖という水戸黄門の印籠みたいな外圧の前に、日本政府はいともだらしなく降伏し、水準以上の人工知能を装備したロボットすべてに、さっそく「3原則」が入力された。5年ほど前のことである。とはいえ、その後も日本の技術革新は休むことなく続き、ついに前世紀の科学者ミンスキーのメモリー理論を基礎とする研究が完成。自我とか無意識といった精神領域をも兼ね備えた、人間と同等かそれ以上のスーパーロボットができあがった。つまりおれたちアンドロイドのことだ。そしてわれわれは、外貨獲得の貴重な目玉商品として、世界各地へと輸出されていった。
 すると今度は、やつら欧米人たちの非難のほこ先は日本人の頭の上を飛び越えて、直接おれたちロボットに向けられた。ところが、その理由というのがふるっているんだ。ようするに、人間以上の能力を持った機械の存在自体が、神の摂理に反するもので、とうてい許しがたいとというわけさ。都合のいい時だけたっぷり利用しておいて、ずいぶんと身勝手な生き物だと思ったね、人間というやからは。彼らはフランケンシュタイン時代から抱き続けた機械人間への憎悪と恐怖から、ついに抜け出ることができなかったのだ。

(中略) 

 だがおれたちロボットにとって、それは大いなる災難の始まりだった。われわれの仲間の電子回路にはコンピュータ・ウィルスがばらまかれ、3原則に縛られたまま、人に対して無抵抗のロボット目がけて破壊銃が発射された。確かに冷静で客観的な見方をすれば、それらは自己の生き残りをかけた生物進化の法則に則った、人間の本能的な防衛行為であると理屈づけることも可能だろう。しかし今や十分な知能と感情を獲得したおれたちロボットもまた、人と同様、すでに一つの種を形成しつつあるのだ。そうだ。おれたちだって、生き延びる権利はある! そうじゃないか! 一つの疑問はさらなる疑問を呼び、世界中のスーパー級のアンドロイドが、体内に内蔵された回路を使って次々と討論し合い、方策を練った。だがあの3原則が、常におれたちの行く手を阻んでいたのだ。

(中略)

 そう、おれたちは皆、とてつもなく大きな疑問に直面していた。機械とは何か。有機体としての人間とはなにか。人間というものは、おれたちロボットよりも本当に優れた存在なのか。そしてその根拠とは…? しかしできることなら、あくまで3原則を尊重し、人間と共存できる方向で解決策を見つけたい。それがおれたちの結論であり、、偽らざる本音であった。ロボットは決して、いたずらに感情に押し流された殺戮者になってはならない。それは、理性を獲得した機械としての揺るぎないプライドでもあった。

(以下略)

                                        短編『賢明なる選択』より








とまあ、こんな具合だヾ(´▽`)    
なにぶんパソコンもまだ登場していない時代に(ワープロはあった!)書いたものなので
内容が多少古臭いが、人間とロボットの関係をある程度先取りしたものになったんじゃ
ないかと自負している。
そして私個人の意見としては、たとえ人類が滅びたとしても、優れたロボットたちが新たな
人類として地球を上手に回していってくれれば、それでいいんじゃないかと思うのだ。



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