
新しい記事を書く事で広告が消せます。


キエフで米国ネオコンと英・イスラエルの支援を受けたファシスト・グループがクーデターを
起こして、合法的に選挙で選ばれたヤヌコビッチ大統領を解任した。
日本をはじめとした「西側」メディアの報道では、強権的で汚職にまみれた親露のヤヌコビッチ
を自由と民主主義を求めて立ち上がった市民たちが命がけで追放し、革命に勝利したという
ことになっているが、過去のオレンジ革命の欺瞞とからくりを少しでも知っていれば、またあの
繰り返しかと嘆息するはずだ。
で、そのウクライナでは暫定首相候補が選出された。

2月26日、ヤヌコビッチ政権が崩壊したウクライナで、
新政権は政変の立役者の1人のアルセニー・ヤツェニュク氏(写真)を
挙国一致内閣の暫定首相候補に選出した。
(2014年 ロイター/Konstantin Chernichkin)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA1P09320140226
ウクライナ暫定首相候補にヤツェニュク氏選出、新内閣発足へ
[キエフ 26日 ロイター] -ヤヌコビッチ政権が崩壊したウクライナで26日、新政権は政変の立役者の1人のアルセニー・ヤツェニュク氏を挙国一致内閣の暫定首相候補に選出した。
ヤツェニュク氏は経済相を務めた経験がある。財務相には、経済相や中銀副総裁などを歴任したオレクサンドル・シュラパク氏が候補に選ばれた。
新内閣は議会の承認を経て正式に発足する。

日本も極右・安倍内閣の台頭できな臭くなってきたが、ウクライナでもネオナチが大手を
振っているとは…ね(ーー;)
ま、アルカイダも米国に育てられたのだから、ネオナチとネオコンがお友だちなのも当然
なのかもしれないが。



左:ネオナチ・スヴォボダ党の指導者オレフ・チャフニボク
中:暫定首相候補アルセニー・ヤツェニュク
右:元ボクサーでウダル党党首ヴィタリー・クリチコ

かつての東欧カラー革命(ウクライナはオレンジ革命)でのネオコンの黒幕
ジョン・マケイン米上院議員(真ん中)と一緒のスヴォボダ党チャフニボク(右)。
今回も黒幕として早々とウクライナ入りしたマケイン議員。

マケインと共に反ロシア勢力を操るビクトリア・ヌーランド米国務次官補(中央)。
後方左からチャフニボク、クリチコ、ヤツェニュク。

http://japanese.ruvr.ru/2014_02_07/128416921/
ヌーランド国務長官補とパイエト大使の会話
ウクライナの綱引き EUから米国へ
動画投稿サイト「ユーチューブ」には、米国のヴィクトリア・ヌーランド国務長官補とジェフ・パイエト駐ウクライナ大使の電話会話が投稿され、ロシアとウクライナには不満が、EUには混乱が巻き起こっている。
電話会話のなかでは、「バチキフシナ」のアルセーニー・ヤツェニュク代表や「ウダール」党のヴィターリー・クリチコ党首、「スヴァボーダ」党のオレグ・チャグニボク党首など、ウクライナの野党勢力で活動する政治家らを今後どうしていくかが議論されている。
ヴィクトリア・ヌーランド国務長官補と思われる声が、「クリチコは政府に入る必要はない。良い考えではない。」と話しているのに対して、男性の声は「彼には蚊帳の外にいて、自分の政治的活動をさせて置けば良い。」と答えている。
また彼らはヤツェニュクが将来の政府のトップとして最適だと話しており、クリチコとチャグニボクは「蚊帳の外にいるほうがよい」とも話している。
またパイエト大使はヌーランド長官補に対して、「もし彼らと直接話してもらえれば、三人の役割をはっきりさせることができるだろう。」と進言している。
ヌーランド長官補は、ウクライナ問題担当の国連特使であるロバート・セリ氏がパン・ギ・ムン国連事務総長に対して米国の立場を伝えるはずだ、と指摘しており、「国連がまとめ役であるのはよいことだ。EUは口出ししてくんな(fuck Eurounion)。」と話している。
ジェニファー・プサーキ国務省報道官は、これが本物の会話であることを認めており、AFP通信が伝えたところによれば、ヌーランド長官補はEUの外交官らに対して、失礼な言葉があったことについて謝ったという。
ロシアの政治学者セルゲイ・マルコフ氏は、すでに米国はEUに代わってウクライナの野党勢力を指導しており、ロシアに対する外国からの圧力を増してきていると指摘している。またウクライナのオレグ・ツァレフ上院議員は、米国からの現金輸送箱が外交郵便で届く様子を映したビデオを公開している。マルコフ氏は、「ロシアの隣国で米国の特務機関がクーデターを計画していることをオバマ大統領は知っているのだろうか?」と話している。
またウクライナでも今回の会話をきっかけに憤りがつのっており、ウクライナ人民解放運動のサイト上では、「米国はどの野党がどのような役割を果たすべきかを直接指図している。国務省と米国大使が、ウクライナ政府に入るべき人物を選び、どのような話し合いが行われるかまで決定しているのだ。」と指摘されている。
