激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 初秋の甲州街道を行く  その1 河口湖・御坂峠の天下茶屋と太宰治記念館
2012年09月13日 (木) | 編集 |



久々の遠出の目的地に、甲州街道を選んだ。
しかし日本橋から下諏訪までの全道程を巡ることは不可能なので
八王子から甲府の間に限定してたどってみることにした。






地図は、太宰治記念館のパンフレットより。
湯河原から甲州街道に入るために、まず富士五湖の河口湖を通り
富士山の絶景ポイントである御坂峠の「天下茶屋」に寄って
その後に甲府城まで行き、勝沼から八王子まで戻ることにした。






湯河原から箱根へ。
箱根の芦ノ湖スカイラインから見た富士山。






富士山の裾野まではっきり見えるのは珍しい。
左側の中央を走る白い道は、新東名高速だ。






案内板に「甲府」の文字が現れた。






河口湖大橋を渡り、急坂を登る。
9時に最初の目的地の「天下茶屋」に到着。
しかし9時から営業と書いてあったのに、店は閉まったままだ。
横の戸が開いていたので、お店の人に尋ねると
まだ仕込み中なので、9時半過ぎに開けるとのこと。






茶屋の向かいは富士山の絶景ポイントで有名だが
あらら、富士山は厚い雲の中だ。残念。
真ん中に見えるのは河口湖。




   

仕方がないので、お店が開くまで近くを散策することにした。
左:周辺案内の地図。晴れていれば、こんなふうに見えるのだ。
中:御坂山周辺案内図。
右:このすぐそばに太宰治の碑があるみたいだ。



  

左:急な段を上っていくと、太宰の碑を発見。
右:風化して文字がよく見えないが
「富士には 月見草が よく似合ふ 太宰治」と刻まれている。
 
 




道の先にトンネルがあった。



   

左:少し中を歩いてみた。向こう側が見えない。
中:トンネルの入り口のプレート。
右:1番上のもの。「登録有形文化財」と記されている。



    

左:トンネルの名称は「御坂隧道」。
太宰も歩いたであろうこの峠のトンネルは、昭和5年に着工された。
双方の入り口から出口は見えず、工夫たちは暗闇の中で
唄いながらセメントを練ったそうだ。
右:太宰の『富嶽百景』を描いた絵。
 


    

9時半を回って茶屋の戸は開いたが
「支度中」の看板がかかったまま。
ずっと掃除機の音が響いている。
 


    

ふと崖の草むらを見ると、あらら黄色い花が…。
富士に似合うと太宰が書いた「月見草」の花だ。
 




10時になって、ようやく「商いしてます(ますは四角に斜め線)」の
看板が出た。秋になったので冬季営業時間に変更したみたいだ。




    

店内の様子。お土産物もたくさんある。
右:奥に「木の実厚焼せんべい」(山椒の香りでとても硬い)の
焼型が並んでいる。
 


    

サザエさんのアニメにも天下茶屋が登場。
「サザエさん一家ご来店 熱っ熱っほうとう鍋に大満足
平成15年2月のある寒い日」
 


   

お腹の調子が悪いので、私は「山椒みそおでん」580円と
自家製甘酒を注文。こんにゃくは歯ごたえがあって山椒の香りが心地よい。
甘酒は薄口でほんのり甘い。
右:ほうとう鍋1050円。少し分けてもらった(^^;
腰のある麺と新鮮で甘い野菜、地味噌がやさしく滋味たっぷりの
味をかもし出している。これは美味しい。






2階が「太宰治記念館」になっている。
説明書きによると、太宰は昭和13年9月13日に
井伏鱒二の招きで天下茶屋を訪れ
(ありゃ、きょうは9月12日だから76年前の明日じゃないのさ)
約3か月ここに滞在して、執筆したり見合いまでしている。



   

2階の様子。『走れメロス』は小学校で、『富嶽百景』は高校で習った。
太宰は千葉県船橋市にも住んでいたことがあり、
公園の一角に「桜桃忌」の碑があった。
ある年の6月、知人が碑に手を合わせているのを見て尋ねたところ
太宰の命日だと教えられ、彼女のその意外な心酔ぶりに
軽いショックを受けたことを覚えている。
実は私は太宰が苦手で(^^; 小説同人の交流会などで太宰ファンが
思いいれたっぷりに語ったり学習会のテーマに太宰を選んだりするのが
たまらなく苦痛で…。太宰ファンの皆さん、ごめんなさいっ。
私には、「桜桃忌」より「薄桜記」がよく似合う。
なんちゃって






記念館の展示物や写真パネル。



   

左:太宰が愛用した徳利と杯。
中:『富嶽百景』初版本。
右:太宰が買い求めた壷。花瓶として使用したそうだ。
持って帰らずに置いてったのか。



    

左:太宰が滞在中に使った部屋の床柱。
右:これも太宰が使った机と火鉢。
お茶盆の蓋を開けたら、湯飲みが入ってた(^^;;



    

この部屋の窓から富士山や河口湖を眺めていたのかな。
押入れを開けたら、布団が入ってた(^^;;



   

左:戦後の天下茶屋。「明治キャラメル」「名糖牛乳」の看板が。
中:創業時の看板(昭和9年)。「御坂峠 旅館 一富士」だって。
右:古い標識柱。「御坂峠お休み処 天下茶屋 是より甲府へ七里半」
横には標高1300メートルと記されている。


というわけで、ここで予想外に時間をくってしまったので
残念ながら甲府城行きはパスして、勝沼へ向かうことにした。
続きは「初秋の甲州街道を行く その2」で。






スポンサーサイト


コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
『9・18柳条湖事件』満州事変から81年 日本の野田佳彦内閣による尖閣諸島国有化に伴う反日デモが暴徒化して日系企業や商店が襲われる事態にまで発展しているが、今月は197
2012/09/18(火) 12:03:30 | 逝きし世の面影
この表をよく見てね〜。 円売りドル買いがほとんどの中で、唯一ドル売り円買いがありました。 橋本首相(松永大臣)のときですね。 橋本首相は・・・・消されましたね。 例の検察と
2012/09/18(火) 15:56:58 | f-kafkappaの日記〜緑と青の風にのって〜