激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 「箱根ジオパーク」が認定されるといいな
2012年07月19日 (木) | 編集 |

ジオパークというのは、地球活動の遺産を主な見どころとする自然の中の公園のこと。で箱根町・小田原市・真鶴町・湯河原町は、現在「箱根ジオパーク」の認定を目指した取り組みを展開中で、おかみの会でもジオパークについての知識を得ようということになり、小田原市にある「生命の星・地球博物館」を訪れた。
私は以前この博物館の友の会に入っていたこともあり、展示内容についてもほぼ知っている。 






1階の「地球を考える」展示コーナー。
地球の誕生のプロセスやさまざまな岩石に触れて実感できる。
奥に見えるのは縞状鉄鉱床やストロマトライトの壁。



   

いろいろな原石。
大人になるにつれ、自分は生物より岩石とか地質学の方が
好きだったんだと思うようになってきた(^^;
この博物館には、私好みのテクタイトや砂漠のバラといった
鉱物が展示されている点がうれしい。
左:アマゾナイト、リチア輝石、カンラン岩ノジュール
中:コハク
右:蛍光鉱石(アダム石、蛍石、方解石、珪亜鉛鉱)






2階から俯瞰したところ。
生物の進化を展示したコーナー。






2階は神奈川県の大地と生物、人類の現在と未来の展示コーナー。
小学生がたくさん見学に来ていた。






「東京軽石層の等層厚線図」
東京軽石層は、箱根火山から噴出した代表的なテフラ(火山噴出物)です。
約5万年前に起きた爆発的な噴火で放出された軽石です。
噴火に続いて、大規模な軽石流(火砕流)が流れ出ました。

「宝永スコリア層の等層厚線図」
宝永スコリア層は、富士火山の最近の噴火である宝永4年(1707年)
12月16~31日の噴火で放出されたものです。
噴火の初期に軽石を放出し、次いでスコリア(軽石のように穴のたくさんあいた
黒っぽい火山岩)を大量に放出しました。




    

左:「箱根・湯河原周辺の鉱物」
箱根や湯河原周辺は火山地帯であり、温泉地帯でもあります。
箱根火山で特徴的な鉱物は、大涌谷の噴気地帯に見られる自然イオウ
(硫黄)やセッコウ(石膏)などです。また、箱根火山から流れ出た溶岩の中には、
カイチョウ石(灰長石)の結晶が見られます。湯河原付近には、箱根火山よりも
古い時代に活動した火山の凝灰岩や溶岩があり、
その中にさまざまなフッ石(沸石)が見られます。

右:「神奈川の代表的な鉱物」
左上から湯河原沸石、菫青(キンセイ)石、ベスブ石、燐灰石
 





湯河原沸石 Yugawaralite
赤い三角マークの先にある白い結晶が沸石だ(^^;
私は湯河原に来て、すぐにこの沸石を見に行ったのだが
湯河原生まれでも知らない人が多いのには驚いた。

湯河原沸石は昭和5年(1930年)、鉱物学者の桜井欽一博士が少年時代に
不動滝(夏目漱石の小説の舞台。また芥川龍之介がここで舟遊びをした)で
世界で初めて採取した無色透明の鉱物。
和名、学名ともに「湯河原」の名がつけられている。







シュレーゲルアオガエル
このカエルについても、以前ブログで紹介した。
うちの近くの山(池峯)の池に生息している。






30分以内で館内を見学(時間なさすぎ(^^;)
昼食後、3階の実習実験室に移動。
ここで主任研究員の笠間友博さん(火山地質学)の
講義を受けることになった。
箱根ジオパークとは…云々の説明かと思っていたら
箱根の火山灰の中から鉱物を取り出して観察するそうで
こりゃ、予想外に面白そうだ。






7万年前に箱根火山から噴出した火山灰(東京軽石層)が、各自に配られた。
おやおや、昼食前に写真に撮った「東京軽石層の等層厚線図」の
あの軽石ではないか。偶然とはいえ、きょうはカンが冴えてるわ(^o^)




   

これに水を加えて、何度も洗い流すと胡麻塩みたいな鉱物が残る。
右:ホットプレートに載せて、余計な水分を取る。






ほんとに胡麻塩みたいだ。



    

ひとりに1台、実体顕微鏡(肉眼と同じ立体視で観察できる)を使って観察。
倍率は40倍。贅沢だわあ
透明の緑や茶色、黒の輝石、氷砂糖のような長石(ガラスの材料になる)、
長石にくっついた黒い磁鉄鉱などが、モザイクのように見える。美しい。
箱根の火山灰のほとんどが長石と輝石の2つで占められていて
石英がほとんどないそうだ。
湯河原にも火山があって、「幕山火山」は1度だけ噴火して今は死火山に
なった小さな火山で、ここには逆に石英が多く含まれている。
また「湯河原火山」は箱根火山の一部に入っている大きな火山で
現在の広河原という川が流れる平地は、かつて山頂であり
ここに噴火口があったという。ふ~ん、初めて知った。
 



仕事があるので2時過ぎにとんぼ返りをしたが、久々に楽しい体験をした。
グルメだのショッピングだのにはあまり興味がないが、こうした体験学習にはわくわくする。
今後も箱根や小田原周辺の地理や歴史を学んで、総合的な知識を身につけていきたい。




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