

17日、米ウィスコンシン州の州都マディソンの州議会議事堂で、
法案に抗議する人々(AP=産経)
街中でも、子供連れの多くの一般市民たちがデモに参加していた。
■中東情勢がますます緊迫する中、テレビでは断固退陣を拒否するリビアの
カダフィ大佐と、デモ参加者への彼の非道な武力鎮圧を大きく取り上げ非難
している。
数日前に、あるワイドショーのコメンテーターが「中東の火種が中国に飛び火
したら大変ですね」と真剣な顔でしゃべっていたのが印象に残っている。
■次に騒乱が起きるのは中国、というコメントは他でも聞いた。
ふ~ん(゜~゜) 他国の心配をする前に、自分たちが暮らしているこの日本で
何が起きているかご存じないようだ。
度重なる小沢バッシングで真相に目覚めた全国の市民たちが、続々と各地で
デモを行っているのを知らないとは!
いや、知らないはずはない。知っていて、各局で示し合わせて報じていないだけだ。
情報統制している中東の独裁国家と、どこが違うというのか!
■そして日本の御用メディアがここでは絶対起きないだろうと思っている出来事が
ついに起きたのだった(^^;

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201102/2011021800487
州知事提案に公務員反発=デモに2万人超-米ウィスコンシン
【シカゴ時事】米ウィスコンシン州のウォーカー知事(共和)は17日までに、財政立て直しに向け、公務員の団体交渉権をほぼ剥奪し、年金費用などの負担増加を強いる法案を州議会に提出した。反発した公務員らが州都マディソンの州議会議事堂に詰め掛けており、17日のデモ参加者は約2万5000人に膨れ上がった。地元メディアが報じた。
デモ参加者は日を追うごとに増えており、教師の欠勤でマディソンの公立学校が2日連続で休校となるなど、市民生活にも影響が出ている。
州議会では民主党が修正を求め徹底抗戦。しかし、ウォーカー知事は、廃案になれば最大6000人の公務員削減も辞さないと反発している。こうした同知事の強硬姿勢について、オバマ大統領は「(ウォーカー知事の提案は)労働組合への攻撃だ」と批判を強めている。
■かつて日本中を吹き荒れた学生運動の嵐は、米国の学園闘争に端を発して始まった。
授業料値上げ反対の声は、やがて政権打倒、資本主義社会打倒のシュプレヒコールへと
拡大。しかし当時の運動は一般市民の共感を得られず、内部抗争で消滅してしまった。
しかし時代は移り、ソーシャルメディアの普及は世界中の人々の情報の共有を可能にした。
この動きは止まらない。たとえこの先いくつもの障害や弾圧が待ち構えていようと
いったん目覚めた人々の動きを止めることは誰にもできないのだ。
■きっかけは何でもよい。
たいていの「革命」は、「パンをよこせ」などのささいで、しかしながら切実な庶民の声
から始まる。
近年、英米イスラエルの情報機関が東欧で仕掛けて、バラ革命、チューリップ革命、
オレンジ革命などの「カラー革命」を起こした。
このときもウクライナやグルジアの市民たちが民主化を求めて自ら立ち上がって革命を成功
させたと大々的に報じられたが、その後、仕掛けが暴露されて、革命政権は選挙で敗北した。
今回の中東蜂起にも、どの程度米国などの仕掛けがされたのかはわからない。
少なくともリビアにはかなりの工作がされたのではないか?
いずれにしても独裁者の去った国は、その国の国民の手にゆだねられたわけだが、
革命後にもさまざまな試練が待ちうけていることは確かである。
これからも中東の人々が困難に負けず、世界金融資本の支配を断ち切って
誇り高い建国を成し遂げていくことを祈りたい。
反米が全ての理由ならリビアではデモは起こらないだろうと考えます。
と同時に、それ故になぜデモは起こるのか?という疑問も湧いてきます。
日本ではデモは起こらないのか?とも思います。
実際にはデモはちゃんと起こっていて、それも真っ当な理由があってのものなのに、それをまともに伝えようとしない現実がある。それどころか、真っ当な主張をねじ曲げようとさえしている。
他人任せにしていてはダメだ。
他人任せにしていてはいつまでたっても自分たちに幸せは来ない。
そんなうねりが日本にも巻き起こる予感がしますし、
オイラもどんなに微力であろうとそんなうねりを起こさねばと思う次第であります。
世界中で起きているのは強欲資本VS庶民なのでしょう。
TPPは主権の放棄。
宦官政権で用意周到準備されていますが、市民には真実は伝えられません。
そこで、自分で学習しましょう。
絶対必見 http://www.ustream.tv/recorded/12880467
宦官政権で民主党政策決定が逆流し、新自由主義の完結編を目指しています。
コメントありがとうございます。
ご返事が遅れ、ごめんなさい<(_ _)>
> 反米が全ての理由ならリビアではデモは起こらないだろうと考えます。
> と同時に、それ故になぜデモは起こるのか?という疑問も湧いてきます。
イランやベネズエラも反米という点ではリビアと似ていますね。
また反米で「狂犬」と呼ばれるほど独裁的なカダフィは、しかしながら
報道で伝えられているより柔軟な思考の持ち主でもあります。
もちろん国民は長い間抑圧されてきて、高い失業率の不満や自由を求めて
人々が立ち上がったわけですが、アメリカナイズされたエジプトなどと
違ってアラブ的な部族社会であるリビアを、西洋的民主化という同じ
目線でとらえてよいのだろうかという疑問があります。
そういう点では、イラクやアフガンと同質ですね。
たとえよかれと思って独裁者を排除しても、あとには部族間の対立や
内戦が待ち受けているかもしれません。
> 他人任せにしていてはダメだ。
> 他人任せにしていてはいつまでたっても自分たちに幸せは来ない。
> そんなうねりが日本にも巻き起こる予感がしますし、
> オイラもどんなに微力であろうとそんなうねりを起こさねばと思う次第であります。
まったくその通りですね。
自由や平和は他人任せでは獲得できません。
小さな声や力でも、結集すれば日本全体を動かす大きなパワーになるでしょう。
コメントと詳しいサイトのご紹介をありがとうございます。
TPPという名のアメリカンスタンダードの押し付けには
断固反対したいと思っています。
