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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 探偵業法ってどうよ
2006年06月06日 (火) | 編集 |



■2週間ごとに旅館を休みにして義母の在宅介護をしている。本日も介護の日だったが、取材が入っていたので、チェックアウトの10時を待たずに出かけた。
上の写真は、ちょうど正午頃の六本木交差点。

家に帰って知ったんだが、昨日この近くの路上にバイクを止めた男が駐車監視員に「駐車違反ですよ」と注意され、腹いせに足を蹴って公務執行妨害容疑で初の逮捕者になったそうだ。

庶民の怒りや鬱憤は、いつだってこうした形で巧妙に、末端で従事する人々に向けられるよう仕組まれているのだ。
たとえば聖書にもこう書かれている。
<パリサイ派の律法学者たちは、イエスが罪人や取税人たちと食事を共にしておられるのを見て、弟子たちに言った。「なぜ、彼は取税人や罪人などと食事を共にするのか」(マルコ福音書)>
取税人も駐車監視員もお上の命にしたがって忠実に職務を果たしているわけだが、矢面に立たされている彼らが嫌われたり危ない目にあっているその裏でぬくぬくとしている連中までは、なかなか怒りの切っ先が届かないのは世の常か。世の中、うまく仕組まれているよね~(゜Д゜)


■ところで東京駅から六本木に行くには、私はいつも丸の内線に乗って霞ヶ関で日比谷線に乗り換える。でこの霞ヶ関駅だが、斎藤貴男氏の『ルポ改憲潮流』の<第1章 超監視社会は誰のため>にこんな記述がある。

 監視カメラ網についてはどうか。(略)二00六年一月には東京・霞ヶ関の地下鉄駅に、「顔認証システム」と連動する監視カメラが設置された。撮影された人間の映像と、あらかじめ用意してある顔写真データベースとを照合して、その人物の身元を瞬時に割り出す。テロ対策が名目で、とりあえずは国土交通省を中心とし、ただし警察庁警備局の専門官も参加する研究会ベースの実証実験から始め、いずれ全国の鉄道駅などに拡げていく構想である。



たまたま霞ヶ関で降りたのでこの記述を思い出し、どこにカメラがあるかと、きょろきょろ辺りを見回しながら通った。実際にはよく分からなかったけれど、気色が悪いのは確かである。このシステムの犠牲者第1号は果たして誰?


■共謀罪の今国会成立の危機は市民の大きな力によってなんとか回避できたようだが、「探偵業法」なる怪しい悪法の方は、去る2日にひっそりと参院を通過してしまった。毎日新聞によると、

同法は現在、法的規制のない探偵業について、都道府県公安委員会への届け出制としたことが柱。特定の人の所在や行動に関して、聞き込み、尾行、張り込みなどの方法で調べる行為を探偵業務と規定。法令違反の業者に対し、公安委員会は必要な措置を講じるよう指示したり、営業停止を命じることができる。命令違反には1年以下の懲役または100万円以下の罰金などが科せられる。



いわゆる探偵業界はこの法案の成立に喜んでいるけど、一般の情報収集行為だって、この探偵業のやり方と似たようなもの。誰かを尾行したり無断で写真を撮ったりすると逮捕だと。
結局「除外規定」として報道機関の依頼による行為は対象外になったが、安堵できるのは大手メディアだけ。フリーのジャーナリストやライター、作家など著述業に対する除外規定はない。ってことは、勝手に写真を撮ったら私も逮捕の危機(・_・?)
イギリスの探偵業法では、取材行為は適用除外だってのに。

ここでも末端で現場と向き合っている弱小業者が痛い目にあう仕組みになっている。こんな酷い国家を愛せたって、そりゃ無理な注文だろうが。
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今国会での共謀罪成立がなくなり、「はぁ、やっと一息つけるか」と思っていたところへ
2006/06/08(木) 00:31:38 | あめ男のブログ
■民間警備員に「死亡保険」が必要なほど高リスク 公立病院やリサイクルセンター(ゴミ処理施設)が、指定管理者制度というPFI(パブリック・ファイナンス・イニシアティブ)方式で、次々と民間委託されている。PFIについては、以下を参照<http://ameblo.jp/t-garas
2006/06/08(木) 03:11:15 | 権力とマイノリティ