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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 グループホームの火事に思う
2010年03月14日 (日) | 編集 |



NHKニュースより




■またグループホームの火事で多くの死者が出た。
ストーブの周りに干した洗濯物に火がついたのが原因ではないかとみられている。

   NHK 3月14日
     http://www3.nhk.or.jp/news/k10013184141000.html

        ストーブ周辺 日常的に洗濯物

 13日、札幌市で高齢者が入居するグループホームが焼け、7人が死亡した火事で、燃え方の激しかった居間のストーブの周りに、夜、洗濯物を日常的に干していたことが、施設の関係者への取材でわかりました。警察は防火管理などに問題がなかったか、経営者に話を聞いて調べることにしています。

 13日午前2時半ごろ、札幌市北区屯田で、認知症の高齢者が入居するグループホーム、「みらいとんでん」から火が出て、木造2階建ての建物の内部がほぼ全焼し、女性4人と男性3人のあわせて7人が死亡しました。また、当直をしていた24歳の女性職員と1階に入居していた83歳の女性がのどにやけどをしました。警察と消防の13日の現場検証では、燃え方が激しかった居間の石油ストーブの周辺から焼けたタオルや衣類が発見され、洗濯物を干すために使われたとみられる金属製のパイプも複数みつかっています。また施設では、洗濯物を、昼間は2階の廊下に干し、夜になるとストーブの周りに日常的に干していたことが施設の関係者への取材でわかりました。警察は、洗濯物にストーブの火が燃え移った可能性があるとみて、14日も現場検証を行うとともに、防火管理や避難誘導などに問題がなかったか、経営者に話を聞いて調べることにしています。




■グループホームという形がよいかどうかは異論があるだろうが、高齢化社会の日本では
これからもさらにこうしたグループホームに頼らざるを得ないのが現状だ。

06年1月、長崎県大村市のグループホームの火事で7名が亡くなったのをきっかけに
スプリンクラーの設置が義務付けられた。
しかし昨年3月にも群馬県渋川市の老人施設「静養ホームたまゆら」が火事になり、
10名が亡くなった。スプリンクラーはついてなかった。

「みらいとんでん」はスプリンクラー設置基準の大きさではなかったが、消火器と誘導灯
などの点検報告を怠っていた。


■たとえ施設の大きさが設置義務基準に満たなくても、大勢の高齢者が暮らす場所には
スプリンクラーの設置が望ましい。
しかしながらスプリンクラーの設置には300万とか400万とかのお金がかかるし
自動火災報知設備にもけっこうな金額がかかる。
施設の運営にはぎりぎりまで人件費を削って職員の人数も抑えているのが現状で、
こうした設備負担が重くのしかかり、防災対策を遅らせている。


■うちも旅館なのでスプリンクラーや自動火災報知設備などを備えているし、毎月の
防災のメンテナンスや年2回の点検報告もきちんと行っている。
でも設備が揃っていても、こうした月々や年単位でのメンテナンスや点検費用だって
決して少ない額ではないから、既存のグループホームが躊躇する気持ちもよくわかる。

さらに新規開設の施設についてはさらに厳しい建築基準法が適用されるとかで、壁も
防災用にしなくてはならないとか、さらに莫大な費用がかかるので、新規のグループ
ホームの開設が中止になって入居予定の人が困っているとテレビで報じていた。

確かに防災設備は大切だが、基準のハードルが上がることで施設の経営を圧迫して退去に
追い込んだり新設ができなくなったりしたら、元も子もない。
地域や施設の状況に応じて基準範囲をゆるやかにしたり、費用が安い代替の防災設備の
普及を促したりする努力も必要だと思う。




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コメント
この記事へのコメント
末端の職員一人に荷を負わせる無策
こんにちわ
今朝の新聞のコラムにも関連する話題がありました。http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2010031802000048.html
「・・・
惨事はもう繰り返したくない。だが、法定の当直人数を増やせば悲劇が防げるとは限らないし、単純に規制を強めれば、施設経営は投げ出される恐れもある。簡単な解はない
・・・・・」

これからますます需要が増える施設だけに、施設に丸投げで済む問題でもなく、国が福祉政策の一環として真面目に取り組むことを切に望みたいですね。

2010/03/18(木) 11:48:30 | URL | hal #kI/0fU9Q[ 編集]
Re: 末端の職員一人に荷を負わせる無策
hal さま

いつもコメントをありがとうございます。


> 今朝の新聞のコラムにも関連する話題がありました。

本当にこの記事のとおりです。
特に満室のときは、夜中に地震や火事があったらどうしようと
思うことが多いですね。
実際に火災報知機の真下でタバコを吸ったお客のために夜中に
大音響でベルが鳴ったり、事前に注意したのに1箇所で同時に
ヘアドライヤーを使ってブレーカーが落ち、防災扉がいっせいに
閉まったりというトラブルも少なくありません。
知り合いの女将の中には、何が起きるかわからないので夜は
パジャマに着替えずジャージの上下のままという人もいます。

旅館も施設と同じ24時間勤務のようで、しかもうちなど代替要員が
いないので、うかうかトイレにも入れず、緊張感が取れません。


> これからますます需要が増える施設だけに、施設に丸投げで済む問題でもなく、国が福祉政策の一環として真面目に取り組むことを切に望みたいですね。

結局国の力が頼りですね。
不要不急の事業は取りやめる勇気を持って、こうした福祉対策を
充実させていってもらいたいものです。

2010/03/18(木) 15:11:14 | URL | ロキ #.7BbZ8jQ[ 編集]
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