激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 もはや戦争目的も曖昧模糊となったアフガン戦略
2009年09月24日 (木) | 編集 |

■世界全体の懸念の1つであるアフガン問題。
鳩山政権は海上自衛隊によるインド洋での給油活動について、来年1月以降の
継続は行わないとしているが、訪米中の岡田外相の元を訪れた英国やパキスタン、
アフガンの各外相は給油活動の継続を要請したとか。
なにを今更というか、少し前まで当事者のアフガン・カルザイですら日本の給油活動に
ついて知らず、しかも給油のほとんどがパキスタンの船に対して行われていた事実から
給油を止めても米軍には支障はないし、こんなことで日米安保にひびが入るということも
まず考えられない。


■その後岡田外相は23日の国連本部でのG8外相会議で、アフガン本土への
自衛隊派遣は困難である。代わりにタリバンの職業訓練や雇用拡大といった民生支援策
を考えていると発言した。


■米国側の動きはどうかというと、アフガン駐留米軍のマクリスタル司令官が8月末に
提出していた非公開の報告書で、もし1年以内に米軍部隊が追加増派されなければ
武装勢力を撃退できず、アフガンの戦いが失敗に終わると述べていたことが明らかに
なった。
一方タリバン支配が強いアフガン南部や東部の警察幹部らは、増派は治安の回復には
ならず、その資金を警察力などの向上に当てるよう求めた。

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200909210024.html
http://mainichi.jp/select/world/news/20090922ddm003030075000c.html


■それを受けてオバマ政権がどうしたかというと、現在アフガン戦略の代替案を考え中。
で、どうもマクリスタル司令官の増派案は採用されない可能性もあるらしいのだ。

    CNN 9月24日
      http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200909240009.html

        オバマ政権、アフガン戦略の代替案を策定中 米高官

 ワシントン(CNN) オバマ米政権の国土安全保障チームは目下、アフガニスタン戦略の代替案策定を集中的に進めている。米高官が23日、CNNに語った。
 代替案は今後3週間以内に、オバマ大統領に送られる見通し。アフガン駐留米軍のマクリスタル司令官が要請している米軍増派は、必須扱いにならない可能性がある。同司令官が数週間前に提出した報告書は、増派を全面的に受け入れるか拒否するかの二者択一を政権側に迫っており、それ以外の選択肢を提示していなかった。
 米高官によると、現在検討されている代替案の1つは、現在のアフガン軍事行動を来年も継続する一方、タリバーン幹部らや部族勢力との和解を急ぐ内容。合意の下でアフガン国内に米軍の情報活動拠点を設け、国際テロ組織アルカイダの動きを監視する案も盛り込まれている。





■左が、そのマクリスタル司令官。
上のCNNの記事の一番下の段に「国際テロ組織アルカイダの動きを監視する案」と記されているが、なんとこのマクリスタル司令官ったら、9月11日にこんな発言をしていたのである。

Speaking on the eight-year anniversary of the September 11 terrorist attack, top US commander in Afghanistan General Stanley McChrystal says that he sees no indication of any large al-Qaeda presence in Afghanistan.  (news.antiwar.com)


これに関して、田中宇氏もメルマガの中でこう書いている。
【加えて間抜け(隠れ多極主義的)なことに、アフガンでの米軍の最高責任者である
マクリスタル司令官は911記念日の記者会見で「アフガニスタンには、アルカイダがいる
兆候はない」と、関係者ならみんな知っていることながら秘匿されてきた事実を発表して
しまった。しかもマクリスタルは、2万人の米軍を増派することをオバマに求めている。
米軍は、911の「犯人」であるアルカイダを退治する名目で米国民を納得させ、アフガンに
侵攻した。マクリスタルの発言は「アルカイダがいないなら、さっさとアフガンから撤退すべきだ」
「増派など論外だ」と米国民が思うことを誘発したかのようである。】






自分用に改造・ぬり絵した地図
中央下の薄紫の国がアフガニスタン。
イラン・インド・中国・ロシア周辺国に囲まれた要衝に
位置していることがわかる。



■さて上の田中氏も言っているように、そもそも米国は「911の「犯人」であるアルカイダを
退治する名目で
」アフガン戦争を引き起こしたはずである。
ところがイラクには戦争の大義名分である「大量破壊兵器」はなかったし、石油狙いの戦争で
あったことが明らかになってしまった。
同様にアフガン戦争の目的である「アルカイダ」もいなかったというのだから、もう何をか
言わんやである(`×´)

もともと米国はアフガンに石油パイプラインを敷設しようと計画していたが、土地所有者である
タリバンと交渉決裂になった。
その後911事件が起き、その「犯人」とされるアルカイダを一掃する目的でアフガンに侵攻、
アルカイダの協力者としてのタリバンも敵とみなしてやっつける、という段取りになったのだ。


■日本ではアフガンといえば給油継続か中止かレベルの話がほとんどだが、
なぜアフガン戦争が起きたのかというところからもう一度振り返り、アフガンの人々への
支援と日本の協力はいったい何がふさわしいかを考え直すときなのではないだろうか。




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