2009年01月10日 (土) | 編集 |

1月9日、イスラエルのオルメルト首相は、
イスラエル市民を守るため軍事行動を続行すると表明。
写真は8日、ガザで配置につくイスラエル軍兵士。
軍提供写真(2009年 ロイター)
■オルメルト首相は即時停戦を求める安保理決議を「役に立たない」と拒否。
ロケット弾攻撃を続けるハマスを「パレスチナの残酷なグループ」と非難し、イスラエル国民を守るために戦闘を続行すると宣言した。そしてガザの70カ所以上を攻撃したのだった。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200901100001.html
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-35798220090109
■この無謀な停戦拒否の背景には、ハマスのロケット弾攻撃だけでなく、<イスラエルを敵視する周辺勢力の「戦略的脅威」に対する恐怖が国民の間で広がり、強硬姿勢を世論が後押ししている>事情があると、時事通信は指摘している。
そして「戦略的脅威」とはガザのハマス、隣国レバノンのヒズボラ、そしてイランを指すという。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200901/2009011000186&rel=j&g=int
■イラクでブッシュが靴を投げられたように、中東でのアメリカの地位は弱体化しつつある。
長年イスラエルはアメリカのいわば虎の威を借りて周辺の敵国と対峙してきたわけだが、ガザを封鎖しながら、実際はむしろ自分の方が周辺の敵国から包囲される事態に至ったといえる。
今のアメリカにイスラエルを助ける余力はない。
その事実に直面したイスラエルは、無謀な賭けに出たのだろうか。
あわよくばアメリカをこの戦闘に巻き込み、ハマスやヒズボラを壊滅させて、イランを空爆する。
それがイスラエルの目的なのだろうか。
■しかしかつてアルカイダやタリバンがアメリカと共に戦っていたように、ハマスはファタハに対抗するためにイスラエルの援助を受けて作られたという事実もある。
歴史の皮肉というのか、あるいは裏で画策する大きな勢力があると考えるべきなのか、報道の表面だけを見ていてもわからないことだらけだ。
オバマ新政権誕生後に、果たしてイスラエルや周辺国はどう動くのだろうか。
この記事へのコメント
はじめまして。イスラエル−パレスチナの状況を深く憂慮しています。
ちょっと気になったのでコメントしたいです。
「ハマスはファタハに対抗するためにイスラエルの援助を受けて『作られた』という『事実もある』」 というのは、ちょっと電報ゲーム的な誇張です。
ハマスはアハマド・ヤスィーンによって1987年に組織され、1980年代に力を蓄えました。力を蓄えるのにイスラエルの援助があったという「説」も流れている、といった所が正しいです。
ちょっと気になったのでコメントしたいです。
「ハマスはファタハに対抗するためにイスラエルの援助を受けて『作られた』という『事実もある』」 というのは、ちょっと電報ゲーム的な誇張です。
ハマスはアハマド・ヤスィーンによって1987年に組織され、1980年代に力を蓄えました。力を蓄えるのにイスラエルの援助があったという「説」も流れている、といった所が正しいです。
2009/01/12(月) 00:30:35 | URL | ホタル #OARS9n6I[ 編集]
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