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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 初めてブラックホールの撮影に成功した 〈その2〉
2019年04月21日 (日) | 編集 |

 私がまだ子どもの頃、NHKで手塚治虫原作のテレビドラマ『ふしぎな少年』
というのを放送していて、太田博之演じる時間を自由に操る能力を持った
少年サブタンがピンチになると「時間よとまれ!」と叫ぶ。
すると彼の周囲の時間が止まって、サブタンは事件を解決できるというお話で、
これにすっかり夢中になった私は、この時から時間とか次元、宇宙に深い関心を
寄せるようになった。
ただドラマを見ていて、ふと「もしも時間が止まったまま元に戻らなかったどうしよう」
といった不安を抱くこともあった。自分以外の人やものがピクリとも動かない中に
永遠に閉じ込められてしまったら…それほどの恐怖は他にないだろう。


 さてここで、先日当ブログにも書いたアニメの『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』
に再度登場してもらうことにしよう。
えっ、009と時間やブラックホールにどんな関係があるのかって?
まここは、時効になった未解決事件を「趣味」で解決する『時効警察』の霧山君のように
私も「趣味」で009とブラックホールをくっつけてみることにしよう。






「009シリーズ」最新作の、009こと島村ジョー。
キャラ的には映画版より少年っぽくかわいくなったので
より原作に近くなって気に入ったが
反対に003のフランソワーズは少女っぽく、幼くなりすぎた。
彼女はジョーより3歳年上だったはずなのに。
実際には00ナンバー第1世代としてコールドスリープしてたので
ほんとは、もっとずっと年上…





『JUSTICE』の中で最も印象的だったのが
このクールビューティなカタリーナ・カネッティ中尉。
顔といい髪型といい、黒づくめでボーイッシュな体型といい
シニカルでむかつくほど生意気なしゃべり方といい
な、なんと私の2番目の娘とそっくりなのだ、これが。
ただし胸の大きさだけは違うけど…むひひ




 さてさてストーリー後半は、人類を長い間陰から見守り操ってきた異能集団
「ブレスド」(Blessed 神に祝福されし者の意)―超人類というか、原作者の石ノ森章太郎の
未完の章「天使編」「神々との闘い編」を下敷きにしたもの―のラスボス「エンペラー」
との戦いで、どうしても彼を倒すことのできない009はカタリーナの無意識の力を
借りたことで加速レベルを極限まで増し、ついには光の速度と並び、エンペラーを
道連れにして、共に戦っていた仲間たちの前からその姿をフッと消滅させる。

001ことイワンが「ジョーはエンペラーとともに事象の地平線を超えてしまったようだ」と
告げたとき、私は思わず「おいおいおいおーい!」と脳内で叫んでしまった。

あまりの加速スピードで、どこかのブラックホールに落ちた?
それともジョー自身がブラックホールになってしまった?

圧巻だったのは、加速中にジョーがいつも見ている周囲の時間が止まった世界の
描写である。
自分以外動いているものが何もない、永遠に停止した、恐ろしい虚無の世界。
それはかつて私が不安を感じたのと同じ、時のない世界だった。
はたして彼は、この無の時空間から生還できるのだろうか?

余談だが、もし私がブレスドの立場だったら、やはり今の人類の在り方に深い疑問や
絶望を感じ、いっそリセットしてしまいたいと思うだろう。
傲慢な見方だとは重々承知の上で。




 実はブラックホールにはワームホールがあって他の宇宙につながっているという説
もある。いわゆる「ワープ航行」ですな。
以下の図は「ナショジオ別冊 宇宙の真実」より。






 009の加速装置については、以前書いたものをご参考まで。
真ん中あたりに、ちょこっと記してある。


    ブレイクの詩「虎 The Tyger」からのインスピレーション
                2015年1月8日
          http://tekcat.blog21.fc2.com/blog-date-20150108.html
          










 私たちの生きてるこの世界は、「超弦理論(超ひも理論)」によると9次元
(時間を入れると10次元)であり、10の500乗個の宇宙があると予測する。

さて私たちの宇宙は138億年前にできたことは誰もが知っているところだが、最新の
宇宙論ではこの138億年というのは、単に現在観測可能な有限の領域である。
つまり138億年前に誕生した「私たちの宇宙」は宇宙のすべてではなく、宇宙というのは
無数に存在するという「パラレル宇宙(parallel universe)」や「マルチバース(multiverse)」
の考えが有力視されるようになってきた。

私は中学生の時から全宇宙の年齢が100億年ちょっとであるはずがないと大きく疑問に
思ってきたので、このパラレル宇宙論(並行宇宙ともいう)を知って心から納得したという
か、大袈裟ではなく「ああ、これがわかるまで生きててよかった」と感じたものだった。

以下の図は「Newton パラレル宇宙論」より抜粋。








中央右側の青い球体の内部が138億年の「私たちの宇宙」。
その真ん中に見えるのが、地球が位置する天の川銀河だ。
他の同じような球体の全部が、「私たちの宇宙」と同等の領域を持つ
それぞれが独立した、レベル1のパラレル宇宙である。






宇宙空間全体は永久に「インフレーション」を続けて拡大している。
レベル1・パラレル宇宙の1個の球体が「私たちの宇宙」であり
まるでマトリョーシカ人形のように、より大きなレベルの入れ物へ
収納される形になっている。






「インフレーション理論」は近年話題になった「宇宙背景放射」での均一温度など
初期宇宙におけるいくつもの謎をすっきりと解決した。
138億年前に「私たちの宇宙」を誕生させたビッグバンも
空間内で今なお繰り返されて、新しいパラレル宇宙が生まれている。

上の図はメカニズムが異なる「レベル2・パラレル宇宙」誕生の様子で
佐藤勝彦博士らの提唱による「宇宙の多重発生モデル」である。
つまりインフレーション理論によると、「親宇宙から子宇宙が生まれる」。
しかも親宇宙から「ワームホール」を介して子宇宙、孫宇宙と生まれて
その連結部であるワームホールは誕生後にちぎれてなくなってしまうとか。
ワームホールって、まるでへその緒みたいな役割なんだね






右下の図の拡大。
ワームホールが切れると元の親宇宙に戻れなくなってしまう。
子どもの自立というか、宇宙の親子関係って
なんか身近に思えて微笑ましい







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