
2015年01月10日 (土) | 編集 |

ことに仕事に忙殺されて自分というものを見失っている時は、そうした問い直しが、
連綿と続く日常という一種の牢獄の中での、かすかな希望や活力になり得るのかも
しれない。

今回はわかりやすく、好きな絵画が数多くある中で、私が最も好きな3枚を選んでみた。

アンリ・ルソー「眠れるジプシー女」
小学校の図工の教科書に載っていた絵。
この絵を見た瞬間、まるで魔力にとらわれたかのように
自分の魂が、静寂に包まれた夜の砂漠を彷徨うさまを感じた。

ジョルジョ・デ・キリコ「街の神秘と憂鬱」
これも小学校の図工の教科書で知った絵。
この絵を見た者は、過去の共通した古い記憶を呼び覚まされ
懐かしさと不安とを同時に感じるといわれる。
20代の終わりに、キリコのこの絵をモチーフに
『午後の部屋』という短編を書いた。

ルネ・マグリット「大家族」
大学生の時に、なぜかこの絵をはさんだファイルを持ち歩いていた。
実際の色合いは、もう少しグレーがかっている。
この絵を見るたび、若山牧水の歌
「白鳥は哀しからずや 空の青 海の青にも 染まずただよふ」
が思い浮かぶ。
マグリットは、ダリ、エッシャー、ミロ、エルンストらと並んで
好きなシュルレアリスムの画家の一人である。

U2 の、特にアルバム「ヨシュア・トゥリー」の中の
「Where the Streets Have No Name」 と
「Still Haven't Found What I'm Looking For」
ジャーニー の
「Only the Young」 と
アルバム「フロンティアーズ」の中の「Troubled Child」
アート・ガーファンクル の
「ブライト・アイズ」
これはアニメ「ウォーターシップダウンのうさぎたち」の主題歌である。
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