2012年02月14日 (火) | 編集 |

■きょうはバレンタインデーということで、日本中にチョコのプレゼントが
行きかっているんだろうな。うちは、もう関係ないけどね

はるか昔、私が高校生の頃(関が原の戦いの頃
)のバレンタインデーには現在とは反対に、クラスの男子からオーデコロンをもらったもんだった。
どちらかというと、この男性から女性へのプレゼントの方が本来のやり方だけどね。
■そんなわけで、チョコレートのかわりに、今夜はステキな詩など贈ろうかな。
2月7日の朝日新聞・夕刊にこんな記事が載っていた。
左が記事の上半分、右が下半分。
■ポーランドの女性詩人ヴィスワヴァ・シンボルスカが2月1日に88歳で亡くなった
という内容だ。聞きなれない名の詩人かもしれないが、私はすぐにある映画を思い出した。

金城武とジジ・リョンが主演の香港映画
「ターンレフト・ターンライト」(2004年公開)である。
■売れないバイオリニストのジョン(金城)と売れない翻訳家のイブ(ジジ)。
少年少女の頃に初恋をしたジョンとイブは、大人になってからもすぐ近くに
住んでいるにもかかわらず、なぜかすれ違ってばかりでなかなか出会えない。
物語は、イブが翻訳したシンボルスカの詩「一目惚れ」をメインテーマに展開していく。
バレンタインデーにふさわしい、ファンタジックで心温まる映画だ。

イブが愛するシンボルスカの詩集。

公園で偶然出会ったジョンとイブは、互いに初恋同士だったことを知る。
■映画の中でイブが読むシンボルスカの詩「一目惚れ」(字幕より)。
二人は信じている
突然の感情によって結ばれたのだと
そう信じることは美しい
でも気づかぬことはもっと美しい
知り合うまでは
何もなかったように思えるが
通りや階段や廊下で
気づかぬうちに
二人はすれ違っていたかもしれない
私は彼らに尋ねてみたい
回転扉でゆき合ったのを?
人込みで「失礼」と声をかけたのを?
間違い電話で言葉を交わしたのを?
答えは分かっている
二人は何も覚えていない
知れば驚くだろう
「偶然」が彼らをもてあそんだと
そのころの「偶然」は
まだ「運命」ではなかった
「偶然」は二人を近づけたり遠ざけたり
立ちはだかったり
笑いをこらえながら傍らへ
飛びのいたりしてきた
人生はいつも偶然だらけ
平行線もいつか交わる
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