
2011年02月13日 (日) | 編集 |

フリー記者・ロキ「前原さん、ロシアでの弱腰の原因は?」
政治家・誠司「仙谷さんみたいに『しなやかな柳腰』じゃなかったからです」
ロキ「ま、せいぜい腰を鍛えることですね」
■鍛えるって、どうやって…?
などと深く考えずに(^_^;) 次行ってみよう。
■さて、去る2月7日に都内の九段会館で開かれた「北方領土返還要求全国大会」で
「はじめ元気で終わりしょんぼり」の前原外相が、またまた例によって元気な声で
「日本固有の領土をできるだけ早く返還させるために、私も政治生命をかけて努力したい。
この問題が解決しなければ日本の戦後は終わらないという思いは、日に日に強くなっている。
今週ロシアに行き、解決策を見いだすため、全身全霊の努力をする」と、ぶちあげた。
さらに鳩山元首相が5日の講演会で2島先行返還論に言及したことに対して、
「鳩山氏個人の考え方であり、政府の考え方ではまったくない。元首相が日本政府の
考え方と異なる考え方を言うのは控えていただきたい」と強気で否定した。
■そしてこの外相発言を援護射撃するように(ほんとか?)、菅首相も同大会で
メドベージェフ・ロシア大統領の去年の国後島訪問について
「許し難い暴挙だ」と、勇ましく言っちゃったのであった。
■さあて、この菅首相の不用意な一言がどう事態を悪化させたか。
少なくても援護射撃ではなく、友軍による誤爆となったのだけは確かだった(´;ェ;`)
10日からの前原外相の訪ロを前に、「暴挙」発言はロシアを怒らせ、メドちゃんどころか
領土問題に柔軟姿勢だったプーチン首相まで北方領土を訪問する計画を打ち出し、
今後はロシアが自ら開発する方向を強調したのだった。あ~あ。
■でもってロシアに行って外相会談に臨んだ前原氏に対し、海千山千のラブロフ外相は
「良い雰囲気で会談したかったが、残念ながらそうならなかった」と、きつい先制パンチを
繰り出した。よろける前原… (((。o・))))
翌12日にはナルイシキン大統領府長官からも「領土交渉を続けることが無意味になる」と
冷たくあしらわれ、いつもの顔のテカリも覇気もまったく失った前原外相。
訪ロ前のあの勇ましさはどこへやら。
政治生命? 全身全霊をかける? それって誰の言葉だったかしら?
結局、菅首相の訪ロ約束も取りつけられず、それどころか北方領土返還自体がさらに
難しくなるという最悪の結果を招いたのだった。
■ここまで外交オンチとは、菅・前原おそるべし。
というより、菅首相の「許しがたい暴挙」発言がすべてをぶち壊したんだけれど。
菅発言は、今後の世界史に残るくらいの愚挙といえるだろう。
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