
2010年10月08日 (金) | 編集 |

ところがこれに対して中国外務省は強く反発し、受賞のニュースを伝える衛星放送は中断されてテレビ画面は真っ暗になり、ネットで劉暁波氏を検索することもできなくなった。
さすが非民主国家・中国とあきれたが、ひるがえって今の日本を省みれば、そうした中国を一方的に非難したりバカにしたりする立場に、悲しいことにもはやないのである。
中国と同様、官僚が国を支配し、無実の者を平気で刑務所に送り込み、ときには死刑にする。メディアもそれを批判するどころか権力に加担し、利益を享受する。民主主義はたてまえだけで、社会に正義はなく、役人や保守政治家は賄賂と天下りで肥え太り、国民の多くは長時間の過酷な労働と重い税金で息絶え絶えになっている。

http://mainichi.jp/select/wadai/nobel/news/20101009k0000m040010000c.html
ノーベル平和賞:中国の劉暁波氏に…服役中の民主活動家
【ロンドン会川晴之、北京・成沢健一、ワシントン草野和彦】ノルウェーのノーベル賞委員会は8日、「長年にわたり、非暴力の手法を使い、中国で人権問題で闘い続けてきた」として、中国の民主活動家で作家の劉暁波(りゅうぎょうは)氏(54)に10年ノーベル平和賞をことしのノーベル平和賞の受賞者に、民主活動家で作家の劉暁波氏(54)が選ばれたすると発表した。同委は、事実上の世界第2の経済大国となった中国が、人権問題でも国際社会で責任ある役割を果たすよう強く求めた。中国政府は劉氏への授与決定を伝える衛星放送を一時遮断、外務省が「(劉氏は)犯罪者で、授賞は平和賞を冒とくしている」との談話を発表するなど強く反発した。(以下略)
■上の記事内容を、劉暁波氏の代わりに「小沢一郎氏」「鈴木宗男氏」に変えてみても、
あまり違和感はないだろう(^^;
「長年にわたり、政治主導の手法を使い、日本で米国からの独立を闘い続けてきた」
小沢一郎氏。
「長年にわたり、ロシアに平和外交の手法を使い、日本で検察と闘い続けてきた」
鈴木宗男氏。
世界は、これまで経済大国として各国を牽引してきた日本が、政治や人権問題でも国内
および国際社会で責任ある役割を果たすよう強く求めた。
しかし政府は「(小沢氏や鈴木氏は)犯罪者で、彼らへの同情や賞賛は日本の平和と安定を
冒とくしている」と強く反発した。
な~んてね(f^^)
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