FC2ブログ
激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 小沢氏を強制起訴  「予告された小沢殺しの記録 」
2010年10月04日 (月) | 編集 |



議決結果を張り出す検察審査会の関係者=4日午後、東京・霞が関
(写真は共同通信)




■信じがたい暴挙である。
何がなんでも米国隷従を続けて日本国民を無知と貧困の淵に沈めたい権力集団
(菅政権+メディア+官僚+財界)によって、小沢氏が強制起訴された。
しかも民主党代表選挙の投票日当日の9月14日に東京第五検察審査会が「起訴議決」
したものを、菅政権と検察批判の渦が巻き起こっている今このときを狙って出してきたのだ。
あまりの卑劣なやり方に言葉を失ってしまう。

つい先日まで「日本は法治国家だが中国は人治国家だ」などとあざけっていたメディア。
そういう日本だって法治などとは見せかけだけで、実態は中国と同様「人治」、いや
世論治国家」だということが世界にもあからさまに示されたのだ。
さすが、「なんちゃって市民運動家」出身の人物を頭に頂く国家だ。


   朝日新聞 10月4日
     http://www.asahi.com/national/update/1004/TKY201010040184.html

      小沢氏、強制起訴へ 検察審査会2度目は「起訴議決」

 小沢一郎・元民主党代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、東京第五検察審査会は、小沢氏を2004、05年分の政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で強制的に起訴すべきだとする「起訴議決」をした。4日、公表した。裁判所が指定した弁護士が強制的に起訴する。市民の判断によって、政治家が起訴されるのは初めてのケースになる。議決日は9月14日。

 審査の対象になっていたのは、04年10月に陸山会が小沢氏からの借入金で都内の土地を約3億5千万円で購入したのに、04年分の政治資金収支報告書に計上せず、05年分の収支報告書には関連団体からの寄付を装った虚偽の収入と土地代支出を記載したとされる容疑。

 第五審査会は1度目の審査で4月に「起訴相当」と議決。再捜査した東京地検特捜部が5月に再び小沢氏を不起訴としたため、第五審査会が2度目の審査に入っていた。11人の審査員のうち8人以上が「強制起訴」に賛成したことになる。

 07年分の容疑については、市民団体が04、05年分と別に審査会に申し立てたため、東京第一審査会が審査を担当。7月に「不起訴不当」の議決をしたが、特捜部が9月末に再び不起訴にしたため、小沢氏は起訴されないことが決まっている。








■さて以前にも紹介したこの作品。
実際に起きた事件を元に書かれたものだが、あまりにも政治的・法的に未熟な日本にぴったりなので、再び記してみることにする。

<出版元の新潮社の解説文より>
『予告された殺人の記録』 G・ガルシア=マルケス

町をあげての婚礼騒ぎの翌朝、充分すぎる犯行予告にもかかわらず、なぜ彼は滅多切りにされねばならなかったのか? 閉鎖的な田舎町でほぼ三十年前に起きた、幻想とも見紛う殺人事件。凝縮されたその時空間に、差別や妬み、憎悪といった民衆感情、崩壊寸前の共同体のメカニズムを複眼的に捉えつつ、モザイクの如く入り組んだ過去の重層を、哀しみと滑稽、郷愁をこめて録す、熟成の中篇。



■舞台は南米コロンビア。
ある村に現れた大金持ちのアメリカ人青年に見初められた美女のアンヘラ。
ところが結婚式の晩に、彼女は処女でなかったとして実家に帰された。
実家の双子の兄に厳しく問い詰められたアンヘラは、不義の相手として
つい村一番の色男サンティアゴの名前を口にしてしまう。
激しい怒りと復讐の念に燃えた双子の兄たちは「サンティアゴを殺す!」と公言。
そしてサンティアゴ殺しの予告はすべての村人たちの知るところとなった。
ただ一人、サンティアゴ当人を除いては(^^;

最初は村人たちは半分冗談だと思っていたし、双子たちも誰かが自分らを止めて
くれるだろうと期待していた。
ところが不幸な偶然が重なって、危険だから逃げるようにという忠告がサンティアゴ
には最後まで伝わらなかった。
やがて時間がたつにしたがって、村人たちのあいだには怖いもの見たさというか
目の前で起こるかもしれない殺人への期待が高まっていく。
広場には続々と人々が集まり、そこへ何も知らないサンティアゴが現れる。
そして村人たちの熱狂と歓声に後押しされ退路を断たれた双子たちは、ついに予告の
とおり、村人たちの面前でサンティアゴを刺殺するのだった。

なぜサンティアゴは殺されなければならなかったのか、そもそも彼は本当にアンヘラの
不義の相手だったのか、真相は藪の中である。



■保身のためにあいまいな証言をしたアンヘラ、復讐と名誉のために殺人を宣言した双子、
最初は半信半疑でサンティアゴに警告しようとしたものの、次第にお祭り気分になって、
双子を止めるどころか後押しして殺人を犯させる結果を作ってしまった村人たち。
そしてことの真相を知るのは、弁明する暇も与えられずに殺されたサンティアゴただひとり
だったという構図は、今回の小沢氏をめぐる一連の事件とあまりにそっくりではないだろうか。
G・ガルシア=マルケスだったら小沢氏事件をどう描くか、興味をそそられるところである。





スポンサーサイト