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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 かつて心を震わした詩を再読してみた
2010年09月09日 (木) | 編集 |

■鈴木宗男氏の突然の実刑確定やら、民意や世論だと相変わらず反小沢
キャンペーンに余念がないメディアの浅ましさに、心が重く沈んでいく。
(;-_-) =3 フゥ。


■そんな折、古~いドキュメントの中に残っていた1篇の詩を見つけた。
詩人・村野四郎の『枯草のなかで』という詩である。
私がまだ高校生のとき、学校の図書館で読んだこの詩に激しく心を揺さぶられた。
どこか私の書く文体にも似ている…。
いわば私の魂の原点のような詩でもある。
無限大の孤独と不安、そして硬質な静謐さ――。
まるで稲妻の閃光ように、若い日の私の魂を貫いた詩を再読してみた。
少しでもあの頃のリリシズムを感じたくて…(^^;
(なお太字部分は、原文では「、」で強調されている)






    枯草のなかで     村野四郎



 大方 草もかれたので
 野のみちが はっきり見えてきた
 このみちは もう少し先まで続き
 崖の上で消滅している
 ――墜落が ぬくてのように待ちうけている 明るい空間
 その向こうには もう何も無い
 永遠が 雲の形をしてうかんでいる


 ぼくには まだ解らない
 暗い一つの事がある
 それを考えてみなければならない
 ぼくは このやさしく枯れいそぐ草たちの上に
 身をなげだす
 身元不明の屍体のように


 まだ いくぶんの温もりはあるようだ
 晩秋の黄ろい陽ざしの中にも――
 眼をつむる…
 すると このどさりとした孤独な臓物の上へ
 非常にしばしば 永遠が
 つめたい影をおとしていく








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