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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 朝日新聞はどこまで堕ちる? 「民意」をだしに小沢バッシング
2010年09月06日 (月) | 編集 |

■昨日の当ブログで、参院選で落選した千葉景子氏を、落選という大きな「民意」に
逆らって菅首相が再び法務大臣に据え、千葉氏もそれを辞退するどころか、自らの信念を
簡単にひっくり返して2人同時に死刑執行まで行ったことを取り上げた。

刑場の限定公開にはそれなりの意義を感じるが、それ以前に千葉法相と菅首相の言動は
政治家の姿勢として簡単に肯定してよいのか、という点を問い質したかった。



■と同時にそれにも増して私が憤りを感じたのは、本日の朝日新聞夕刊の「素粒子」欄の
コメントだった。

 「素人がいいとか悪いとかいう仕組みがいいのか」と検察審査会に疑問を呈した小沢さん。

 民意が大事と言い、官任せの害を常に唱えているのに……。自らを不起訴とした「公平公正」な検察は別、ということ?

 「専門家に任せておく方がよいという主張は、いつの時代にもデモクラシーの理念にとっての最大の敵だった」。米国の政治学者R・A・ダールは説く。 




■上の「検察官」の官を赤字にしたのは、本文でも脇に「、」を打って強調してあったからだ。
民主党代表選のさなかだというのに、新聞・テレビという大メディアの小沢バッシングが
止まらない。
国政選挙ではないので何を放送しても構わないという法律を小ざかしく利用した行為だが、
小沢氏の不起訴と政治倫理は別と言うのなら、バッシング行為とジャーナリズムの倫理に
ついても同じだろう。
上の文章では巧妙にプロ(専門家)としての検察を批判しているようなスタンスを出して
「素人」の検察審査会に疑問を呈した小沢氏を揶揄しているが、これまでずっと検察の
リークに頼り、検察=正義の構図で小沢バッシングをしてきたメディアが何を言おうと、
説得力はない。
加えて、菅首相と閣僚が民意に反しても見ないふりをして、一方小沢氏に対しては民意、
民意と攻め立てる二枚舌には、もはや「開いた口がふさがらない」。


■またダールという政治学者の言葉を都合よくつまみ食いして引用しているのも
まったくいただけない。
一般人はダールという学者のことなど知らんだろうといった上から目線の教養主義が
感じられるし、こうした姿勢はしばしば自らの墓穴を掘ることにもなりかねない。

デモクラシーとは、民衆(デーモス)による統治のことをいうが、公人意識が極端に欠如
している日本における民主主義と、ダール氏の学説の根幹になっているデモクラシーの
中身はイコールではない。ジャーナリズムのありかた、姿勢も違う。
こうした点をあいまいにしたまま同列に議論しても、矛盾が吹き出るだけだ。
この矛盾を逆手にとって煽れば、ファシズムの台頭を許してしまう。


■あるいはこんなのはどうだろう。
せっかくの政治学者の言葉の引用である。
「専門家に任せておく方がよいという主張は、いつの時代にもデモクラシーの理念に
とっての最大の敵だった」。

なるほど。
デモクラシーの理念にとって今の日本社会で最大の敵は、専門家に任せたままの
ジャーナリズムである。ここは、あなたがたプロの書き手はどうかお引取り願いたい。
私たち素人が代わって取材して、民意をしっかり反映させた紙面づくりをしますので。






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