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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 メキシコ湾原油流出事故から2ヵ月 流出阻止は可能か、あるいは絶望的なのか?
2010年06月20日 (日) | 編集 |

NHKニュース画像より 原油流出2ヵ月 汚染拡大に危機感

NHKニュースより
依然として海底から流出し続ける原油。





    原油流出量は発表当初の60倍!


■4月20日に米メキシコ湾で起きたリグ(掘削装置)の爆発による海底油井からの
原油流出事故からすでに2ヵ月がたった。
しかしながら流出を止める措置はこれまでことごとく失敗し、被害は拡大する一方だ。

1日あたりの流出量についても、米政府は15日、最大で950万リットルに上ると
修正した。これは当初BP側が発表した16万リットルの、なんと60倍にも当たる。
これに対して、1日の回収量は390万リットルでしかない。


■さらに夏場のハリケーンの直撃を受ければ15~23メートルの高波が発生し、被害は
メキシコ湾全体と内陸部にまで拡大する恐れがある。
オバマ大統領は流出を完全に止められるのは早くて8月としているが、これはあくまで
希望的観測にすぎない。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100620/t10015228531000.html
 NHK
http://www.asahi.com/international/update/0616/TKY201006160157.html?ref=recb
 朝日新聞






ロイター通信の画像より 流出した原油で汚染されたペリカン

写真:ロイター通信
原油で真っ黒に汚れたペリカン





    超深度石油掘削の危険


■今回なぜこのような「人類史上最悪の流出事故」が起こってしまったのか。
その理由の大きな部分を、以下の記事の中に見ることができる。

   ブルームバーグ 4月22日
     http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=asos_Bmp4Sp8 

  高まる深海掘削のリスク-米メキシコ湾リグ爆発事故、依然11人不明

 米メキシコ湾のリグ(掘削装置)で20日発生した爆発事故は、米国のリグ関連事故としては23年ぶりの大規模なものとなる可能性がある。原油や天然ガスの掘削会社はエベレストの標高を超える深度まで掘削を進めており、それにつれて大事故が発生するリスクが急速に高まっている。

 原油やガスの探鉱のため、エネルギー会社は10年前と比較して10倍の深さまで掘削している。ウンダーリヒ・セキュリティーズのアナリスト、ニール・ディングマン氏によると、掘削機による探鉱はこれまでにない深度の岩層に達しており、水圧の急激な上昇や噴出によって鋼鉄製の機器が破壊され火柱が噴き出す恐れが強まっている。

 沖合掘削請負会社の米トランスオーシャンが所有するリグ「ディープウォーター・ホライズン」で20日に発生した爆発火災事故では作業員11人が依然行方不明となっており、米沿岸警備隊が捜索活動を続けている。同社は事故について、噴出によるものとの見方をしている。同社はこのリグを英BPにリース。油井の深さは1万8000フィート(約5486メートル)で、沖合約40マイル(約64キロメートル)で稼働していた。

 ディングマン氏は「沖合掘削は常に高いリスクを伴うが、油井がこれほどの深度に達するとリスクはさらに高まる」と指摘。「1万フィートを超えると突然、水圧と水温への対処がずっと困難になる」との見方を示した。




■つまりあまりに深い部分まで掘り進めたため高い水圧がかかってコントロール不能に
なり、それが事故へとつながったのではないかと推測されるのだ。
BPは90年代にもアフリカのアンゴラに投資して、18の超深度油井(Ultra-deep oil well)
の探索を行っている。
そして現在の原油・天然ガスの掘削は、このように超深度掘削が主流になっている。
しかしこの超深度掘削技術のノウハウと経験を持っているのは唯一ロシアであって、
恐ろしいことに、欧米の技術はまだロシアに及んでいないという。



■少し長くなりそうなので、この続きはまた明日(^^;







 何がなくても「国民の生活が第一」
2010年06月19日 (土) | 編集 |




ピザはエビマヨ、猫はマヨ。
哲学する猫マヨぴょんで~す。

突然の民主党の変身に戸惑っている全国の皆さん。
どの党、どの候補者に票を入れたらいいんぜよ、なあんて
おたおた泡食ってる場合じゃありませんぜ。

下のスローガンを何度も何度も読み返し
頭に叩き込んで、腹をくくりなはれ。
日本を良くも悪くもするのも
あんたはんの一票の力でごわすよ。

















 あまりブスブスって言わないで! 菅内閣の醜い消費増税案に比べれば、あたしの方がずっと美人よ(by猫のハナちゃん)
2010年06月18日 (金) | 編集 |




こんにちは。
あたし、猫のハナ。
いつもこんなドテ~ンとした格好で寝てるのよ。
メタボだデブだと言われて毎日肩身がせまいけど
寝るときくらいはのびのびしなくちゃね。









見よ、この堂々たるブスっぷり。
ここまでくると、逆に安定感があって安らぐでしょ?
小沢のいっちゃんみたいに、地味だけど
みんなから一番頼りにされているあたしです(=^・^=)










さてロキ親分が今日明日と忙しいので
不肖あたしハナがチクリと一言。

人間のみなさ~ん、ほんとに消費税が上がってもいいんですかあ?
上の図は「消費税増税反対ネットワーク」のものですよ。
http://www.tokyo-kakukairen.jp/

こんなに経済が冷え込んで困っているときに
日本人の70%近くが消費税増税に賛成だなんて!

「消費税を上げて、法人税を下げる」んですよ、みなさん。
金持ちや官僚がさらに儲けてウハウハするために
それと引き換えで、貧しい国民のみなさんから税金を取り立てるんですよ。

ほんとにこれでいいんですか?
またまた騙されてるんじゃないんですか?
自由と独立を愛する猫のあたしたちには、とうてい理解できませんがね。









 なぜ今発表? アフガンに1兆ドル規模の鉱物資源と米政府
2010年06月17日 (木) | 編集 |

■未だに出口の見えないアフガン戦争。
そんな中、戦争継続の理由を新たに言い募るかのように、米政府がこんな報告を発表した。


   CNN 6月15日
     http://www.cnn.co.jp/business/AIC201006150008.html

     アフガンに1兆ドル規模の鉱物資源 米政府機関が発表

 米国防総省と米地質調査所(USGS)は14日、アフガニスタンに鉄、銅、金、リチウムなど、1兆ドル規模の鉱物資源が埋蔵されているとの報告を発表した。
 これらの資源はテクノロジー分野で世界的な需要があり、収益源としての期待も高い。だが、関係者らは、立地やインフラの状況、反体制派武装勢力の存在などの問題点を指摘し、実際に利益を生むまでには長い時間が必要だとしている。

 国務省のクローリー次官補(広報担当)は会見で、「アフガニスタンに豊富にあるとされる鉱物を実際の収益に転換するには数年かかる」「採鉱には多くの課題があるが、克服不可能ではない」と語った。
 同次官補は、他の国々がアフガニスタンの資源を搾取するのではとの質問に対し、国内の汚職が問題となる可能性があるとの認識を示した。そのうえで、「アフガニスタンが有効な政府制度を確立し、鉱業を発展させ、その収益が国民の繁栄と機会拡大に生かされるよう、我々も支援していきたい」と語った。

 USGSのメドリン氏によると、USGSは2004年にアフガニスタンの鉱物資源調査を開始した。USGSはその前に、旧ソ連が1980年代に作製した地図など、アフガニスタンの数百の鉱脈を示す情報を入手していたという。
経済専門家らは、今回の発表の経済的意義を指摘する。採掘や加工が始まれば、アフガニスタンは自力で経済発展を遂げ、米国などに頼る必要はなくなるという意見もある。

 米紙ニューヨークタイムズの報道によると、国防総省の内部メモでは、アフガニスタンが「リチウムのサウジアラビア」になったと評されている。リチウムはノートパソコンのバッテリーなどに使われる。リチウムの正確な埋蔵量は不明。




■アフガニスタンは資源の乏しい国なんていうのは大嘘で、古代からアフガンのラピスラズリ
(青金石)は有名で、シルクロードの終点である日本の正倉院にもラピスラズリを使った
「紺玉帯」(下の写真)が納められている。
絵の具のウルトラマリンブルーもラピスラズリから作られ、とても高価なものだった。
この他にもトルマリンやルビー、エメラルド、アフガン石、アクアマリンなどの産地でもある。









■そもそもアフガニスタンは19世紀初頭から、インドの植民地化を進めるイギリスと
インド洋を目指して南下するロシアとの間の、いわゆる「グレートゲーム」の争奪地と
して争われた。
日本の幕末・明治維新も、この両国のグレートゲームのコマの1つとしてとらえると
わかりやすい。その後いく度かの休止期間をはさんでゲームは続けられ、プレーヤーも
新たに交替しながら「新グレートゲーム」として現在も展開されている。










■01年の9.11事件をきっかけにアフガンへ侵攻してからすでに8年半を超え、
ベトナム戦争を抜いて米国史上最長の戦争となっている(厳密には正規の「戦争」とは
いわないのかもしれないが)。

そして戦争の名目にはたいてい「テロとの戦い」とか「民主化」が掲げられているが、
真の目的の大部分は資源狙いや利権がらみである。

上の地図を見ると、アフガニスタンに接する北にトルクメニスタン(黄色く着色)が位置する。
で、そのトルクメニスタンに面しているのがカスピ海だ。
近年このカスピ海(正確には湖)の海底と周辺諸国には「第二の中東」と呼ばれるほど豊かな
石油・天然ガスが埋蔵されていることがわかり、パイプラインの敷設を巡って各国で熾烈な
戦いが繰り広げられている。


■この新しいカスピ海資源争奪戦の主なプレイヤーは米国とロシアである。
90年に入り、米国大手の石油企業ユノカルは非ロシア・ルートとして、この地域最大の
生産国であるトルクメニスタンからアフガニスタンを経由してパキスタンへ至る天然ガス
パイプライン・プロジェクトを計画。当時のアフガニスタンのタリバン政権と積極的に交渉し
CIAもタリバンを支援した。
ところがしたたかなタリバン政府は「ユノカル」とアルゼンチンの石油会社「ブリダス」の
2社を天秤にかけて通行料を吊り上げていった。

交渉は進まず、世界からは女性蔑視とタリバン政権への非難の声が高まり、また米軍と
オサマ・ビン・ラディンとの間の報復攻撃もあって、ユノカルの計画はいったん中止に
追い込まれた。
またトルクメニスタンの独裁者ニヤゾフ大統領の非ロシア・ルートへの無関心ぶりも、
この計画頓挫の原因の1つであった。


■そんな折、99年にアゼルバイジャン沖で大規模な天然ガスの埋蔵が発見され、程なく
トルクメニスタンがロシア・ルート優先に傾く。
そして00年にはカザフスタン沖の大規模カシャガン油田が発見され、ロシアのプーチン
政権はカスピ海沿岸諸国との関係を強化して、協力なエネルギー政策を推進していく。
その他にもイラン・ルートや中国ルートなどの計画が次々に立ち上がった。

こうした情勢の中で9.11が起き、そしてアフガン侵攻が始まったのである。
日本の小泉政権もこの石油利権獲得にいち早く参入するため、アフガン戦争に賛同した。
米国に追従した各国の思惑も同じだった。
そしてブッシュ、ライス、アフガンの傀儡カルザイもユノカルと深い関係を持っている。


■カスピ海資源をめぐる各国のパイプライン・プロジェクトの攻防戦はあまりに複雑怪奇で
頭が混乱してしまい、一言で説明するのは難しい(^^;
しかしはっきりいえるのは、「テロとの戦い」だの「民主化」だのの大義名分でいくら
飾りたてようと、本音は資源狙いそのものでしかないということだ。
資源をより多く獲得して儲けるためにアフガンの多くの人々の命を犠牲にする、こんな戦争を
断じて許してはいけない。


■タイトルのアフガンの鉱物資源とカスピ海資源と、話が分離してしまった(-"-;)
この時期に鉱物資源の存在を発表した思惑とは、最初に書いたように泥沼の戦争を正当化し
継続させるための新たな理由付けなのか、それとも撤退へ向けた布石なのか。

もし後者であるなら、記事の中の「採掘や加工が始まれば、アフガニスタンは自力で経済
発展を遂げ、米国などに頼る必要はなくなる」という言葉をちょぴり信じてみたい気もする。









 日々に倦んで夢は宇宙をかけめぐる
2010年06月16日 (水) | 編集 |



6月14日、宇宙航空研究開発機構は、
小惑星「イトカワ」への往復7年間の旅を終えた
探査機「はやぶさ」のカプセルが地球に帰還したと発表。
写真は13日、大気圏に突入した「はやぶさ」の光跡。
和歌山大宇宙教育研究所提供(2010年 ロイター)







宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月11日、
世界初の宇宙ヨット・ソーラーセイル「イカロス」が
帆の展開に成功したと発表した。
ソーラーセイルとは、超薄膜の帆を広げ
太陽光圧を受けて進む宇宙船のことだ。

またJAXAは本日16日
イカロスが本体から分離カメラを放出し、そのカメラを使って
帆を開いた自分自身の撮影に成功したと発表した。






■まるで財務官僚に操られるかのように金持ち優先の増税路線に舵を切った菅政権。
まずは参院選での勝利をと思いつつ、心は晴れない
そんなときは広大な宇宙に想いをはせて、ちょっとでもリフレッシュしなくちゃ。

その昔、芭蕉が「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る(たびにやんで ゆめはかれのを かけめぐる)」
と詠んだように、うんざりするような日常に押しつぶされそうになったときは、宇宙に夢を
めぐらせよう(^^)


■というわけで、もう20年近く前に書いた古~い詩など。
あの当時はまだ宇宙ヨットはSFの中だけの想像物に過ぎなかった。
時代は確実に夢に近づいているんだなと、わくわくしてしまう。
私の以下の詩では、「月」にかけて、ソーラーセイルを「ムーンセイル」にしてある。
さて、さいごの部分の元歌は誰のでしょう~か?






       月もかなひぬ



  頭上でまたたくのは 張りぼてチックなハーフムーン
  いつだってシャイでズボラなあなたは
  砂ネズミをきどって キッチンの隅っこで死んだふり

  (今夜はいい気分だ)

  天井に貼ったポスターの彼女の唇を彩るビビッドな濡れた赤
  曰く『聡明な女は、退屈の意味を知らない』
  わたしはといえば、かみ殺したあくびが12回

  (そんなもんだ)

  YMOを聴きながら たまりにたまった手紙をしたためる
  「こんにちはお変わりありませんかではさようなら」
  130通目にしてインク切れ
  カーテンを開けて星空を仰ぎ見れば はや月は満月

  (これを倍速モードの早業という)

  あなたはかさこそと起きだして
  お疲れさままあ一杯どうですとグラスをかざす
  わたしモスコーミュール あなた吟醸ツキノワグマ
  おつまみにサカモトのメロディー

  (無着色・無味無臭)

  夜も更けて 怪物異星人魔女あまたひしめきあう頃
  しずしずと近づいてくるは 92年型中古廃棄物寸前ムーンセイル宇宙船
  さあお嬢さん足もとに気をつけないとすっころびますぜとあなたのエスコート
  ガタピシのコックピットに身を寄せあって
  めざすは森羅万象のはて 星々の向こう側

  (いざ!)

  にぎやかに旅立ちせむと船待てば
  月もかなひぬ
  今は漕ぎ出でな











  

 JAXAのサイトより。
http://www.jspec.jaxa.jp/activity/ikaros.html
 








 生物多様性宿
2010年06月15日 (火) | 編集 |


■人間のお客様より動物の訪問者の方が多い、この時期…








アマグマのメドちゃん、ただいま子育て中。
乳房が大きくなっている。
そのあとは、容赦ない子離れの儀式が始まるのだ。
動物界は厳しいなあ。









ロビーの椅子の下でくたばっていたサワガニ。
すぐそばを川が流れているので
露天風呂の中で茹っていることもある。
室内の階段を普通に昇り降りしていると、さすがにびっくりする










猫のキキちゃん、含み笑い。
ふっふっふ。
うっふっふ。
おっとっと。








 アフガンのダブルスパイ自爆テロの顛末と映画『ワールド・オブ・ライズ』
2010年06月14日 (月) | 編集 |

■おびただしい数のニュースが、日々洪水のように世界を飛び交っている。
それらを全部把握することなどとうてい無理だし、きょう起こった出来事であっても
明日になればすっかり忘れ去られていることも珍しくない。

そんな数多くの出来事の中で、何となく心の隅にひっかかったまま月日だけが過ぎて
それでもなお私の中で依然として気がかりなニュースがいくつかある。
そんな1つがこれだ。


    CNN 1月5日
      http://www.cnn.co.jp/usa/CNN201001050008.html

    アフガン米基地テロ、実行犯はヨルダン人二重スパイ 消息筋

 ワシントン(CNN) アフガニスタン東部ホスト州にある米基地で昨年12月30日に発生した自爆テロについて、元米情報機関関係者は4日CNNに対し、ヨルダン人の二重スパイの男が実行犯だと語った。

 事件では米中央情報局(CIA)要員7人と、ヨルダンのアブドラ国王のいとこであるシャリフ・アリ・ビンゼイド同国軍大尉が死亡した。米高官によると、男は過去に米国とヨルダンの両国の情報機関に協力。米政府の最高レベルで重要視されている目標について、詳細で質の高い情報を提供していた。事件当日、男が会議のため基地に来ていたことが確認されている。

 機密違反が発覚したのは、米情報機関要員がいるはずがない場所で男を発見したためで、男は車で米基地に連行された。ヨルダンと米国の情報機関は男が忠実だと確信していたが、米バージニア州にあるCIA本部は現在深く反省しているという。

 男はフマン・カリル・アブムラル・バラウィ容疑者で、国際テロ組織アルカイダ勢力のイラク国内の指導者だったアブ・ムサブ・ザルカウィ容疑者と同じヨルダン西部ザルカ出身と判明している。ヨルダンと米国の情報機関は、バラウィ容疑者が既に過激思想を改めたと考え、アルカイダのナンバー2であるザワヒリ容疑者の捜索に協力させていた。

 ヨルダン情報機関はザワヒリ容疑者やアルカイダ指導者オサマ・ビンラディン容疑者の捜索で、以前から秘密裏に米国に協力してきた。ヨルダン人情報要員に、アルカイダへの潜入能力があったためという。ビンゼイド大尉の死亡についてヨルダン政府は公式コメントを出していないが、米関係筋は同大尉が事件現場におり、バラウィ容疑者と緊密に連携していたことを認めた。

 CIAは、捜査中であることを理由にコメントを避けている。




■ようするにアフガンのチャップマンCIA基地で自爆テロが起きて7人ものCIA要員が
殺害された。しかも自爆テロの犯人はもともと親米のヨルダンがアルカイダに潜入させて
いた人物で、つまりCIAとアルカイダの両方に通じたダブルスパイによる犯行だったという、
CIAにとってはあまりにアイタタ(_ _,)ゞな事件だった。
死亡したのはCIA要員7人とヨルダン情報員1人。CIAのうち2人は米民間軍事会社社員。
一度にこれほど多くのCIA要員が殺害された例はこれまでなかったという。

犯行に及んだバラウィ容疑者はヨルダン出身の内科医で、「パキスタン・タリバン運動」の
メスード司令官が昨年、米国の無人機によるミサイル攻撃で殺害されたことに対し報復した
ものと推測されている。

そしてCIAにとって衝撃的だったのは、これが綿密に計画された犯行であり、しかもバラウィ
容疑者が厳重であるはずの検問をカローラに乗ってノーチェックで通過して基地内部に入り、
その彼を待っていた7人のCIA要員の目の前で、ポケットの爆破装置を押して自爆したのだ。



■この事件に関して特に私が注目したのは、菅原出氏
米国諜報史上に残るCIAの大失態」で書いている以下の部分である。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20100121/212359/?P=4

   陸軍一個大隊に匹敵する大損害

 このホースト州にあるCIAのチャップマン基地は、アフガニスタン国内でCIAが直接運営する2つの基地のうちの1つである。それ以外の拠点は米軍基地の中に設けられている。

 チャップマン基地は、パキスタン内のタリバン、アルカイダの拠点に対する無人機プレデターによる攻撃の前線基地であり、この攻撃に必要なパキスタン領内におけるタリバンやアルカイダ情報の収集を主な任務にしていた。

 この小さな基地を指揮していたのはCIAきってのアルカイダのエキスパートである。過去14年間にわたってアルカイダを追い続けたこの女性は、このテロ組織に関しては「百科事典」のような知識を持つ専門家だったが、今回のテロで死亡した。

 この後に「パキスタンのタリバン運動(TTP)」が出した犯行声明によれば、彼らははじめからこの女性を狙ってダブル・スパイ工作とテロ攻撃を仕掛けていた様である。

 今回のテロでは他にも若いテロ専門の分析家など、実際にスパイと接触しながら工作活動を行う現場の工作担当官というよりはむしろ、その上位にあって戦略や計画を立てるオフィサーたちばかりが殺されている。またバラウィの報告を聴くためにチャップマン基地を訪れていたCIAアフガニスタン支局の副支局長も、このテロで重傷を負ったと伝えられている。

 かつてCIAの分析部でアルカイダ担当部長をつとめたマイケル・ショワーは、このテロ攻撃により、「米国が有するアルカイダ専門家のトップ5のうちの数人が殺害されてしまった」とまで述べている。「このタイプの専門知識を失った代償は大きい。すぐに取って代われるようなものではなく、短期間に彼らのような専門家を作ることは不可能」だからである。また元CIAの工作担当官であるロバート・ベアは、「これは陸軍で言えば一個大隊を失ったのに匹敵する甚大な損害だ」と米メディアにコメントしている。




■アルカイダに関してエキスパートだった女性とはどのような人物だったのか
大いに興味をそそられる。
と同時にこれほどの専門家を失った今、オバマ大統領のアフガン戦略が今後どんな
展開になっていくのかも興味深い。













■さてアフガンのダブルスパイ、自爆テロ、CIA、ヨルダン情報部、無人偵察機プレデターといったキーワードで思い起こすのが、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ワールド・オブ・ライズ』(原題: BODY OF LIES)である。
CIAに雇われた元ジャーナリスト・フェリス(ディカプリオ)は冷徹な上司の命令のもと、爆破テロの首謀者を追ってイランに潜入。嘘の爆破情報を流しながら敵をあざむき、逆スパイを送り込んで任務を遂行していくストーリーは緊迫感にあふれ、対テロ戦争の難しさとむなしさをダイナミックに描いて秀逸だ。

■ちなみに原題のBODY OF LIES(偽の死体作戦)は、第二次大戦中のイギリスの「ミンスミート作戦」からヒントを得たもの。用意した死体にイギリス海兵隊の軍服を着せ極秘書類も持たせて海に流し、スペイン沿岸に漂着するよう仕組んだことで、ドイツ軍に侵攻計画を信じ込ませた作戦名である。









フェリスに協力するヨルダン総合情報総局(GID)の
局長ハニ・サラーム(マーク・ストロング)。
後姿はフェリスの上司、CIAのホフマン(ラッセル・クロウ)。





    

爆破テロの組織へ潜入を試みるフェリス。
プレデターを使って広大な砂漠の中からフェリスの姿をとらえるCIA司令部。
右は、その姿を8倍に拡大したところ。
 



    

左:テロ組織が車でフェリスのもとにやってくる。
右:フェリスの周りを車がぐるぐる回り始める。
 



    

左:もうもうと舞い上がる砂煙で何も見えない。
右:別々の方向に車が走り去る。
どれにフェリスが乗っているかわからない。
テロ組織の作戦勝ちだ。
 







 今こそ普天間と日米関係について考えよう
2010年06月13日 (日) | 編集 |

■鳩山政権の命取りとなった普天間移設問題。
しかしながら菅新政権になったとたん、沖縄の声は日増しに遠のき、再び忘れ去られようと
している。メディアのあの熱狂、国民の沖縄を思う気持ちはどこへ行ったのだろうか。
それともそれらは単なる一時の熱狂で、初めから沖縄は視野の外にあったに過ぎないのか。


■月刊『世界』2月号の特集は「普天間移設問題の真実」だった。
普天間問題について関心を持っている人が多いためこの号は完売になったとのことで
近くの町営図書館に取り寄せを頼んでおいた。
この町営図書館も財政難のしわ寄せで『世界』を購入できなくなったため、遠く小田原市の
図書館からの取り寄せになった。
せめてこうした月刊誌だけでも電子書籍化されるとありがたいのだが。


■さてその『世界』2月号。
寺島実郎氏「常識に還る意思と構想」の初めの部分に共感を覚えたので、
その部分を転記する。

 中国の作家魯迅は、20世紀初頭の中国について、植民地状況に慣れきった中国人の顔 が「奴顔」になっていると嘆いた。「奴顔」とは虐げられることに慣れて強いものに媚びて生きようとする人間の表情のことである。自分の置かれた状況を自分の頭で考える気力を失い、運命を自分で決めることをしない虚ろな表情、それが奴顔である。
 普天間問題を巡る2009年秋からの報道に関し、実感したのはメディアを含む日本のインテリの表情に根強く存在する「奴顔」であった。日本の軍事同盟を変更のできない与件として固定化し、それに変更を加える議論に極端な拒否反応を示す人たちの知的怠惰には驚くしかない。
 常識に還るということ、日本人に求められるのは国際社会での常識に還って「独立国に外国の軍隊が長期間にわたり駐留し続けることは不自然なことだ」という認識を取り戻すことである。詭弁や利害のための主張を超えて、この問題に向き合う強い意志を持たぬ国は、自立した国とはいえない。




■また同じ特集の中の執筆人の一人である西谷修氏(東京外語大大学院教授)も
寺島氏の主張に通じる「“自発的隷従”を超えよ ―自立的政治への一歩― 」を寄稿。
本誌紹介文には、こう簡潔にまとめられている。

【自由民主党とはアメリカへの従属と引き換えに日本の政権を担うべく結成され、冷戦期にアメリカとの一蓮托生で日本の政治を担ってきた政党であり、この根本的性格が、その後半世紀の日本の政治を既定してきた。第一世代、たとえば岸信介にとっては、「対米従属」は日本の再軍備というみずからの政治理念を実現する手段だったが、第二世代以降の政治家にとっては、「対米依存」が日本の政治の所与の構造であり、アメリカ傘下の「優等生」であろうと努め、アメリカの気に入られることを誇りさえするようになる。「従属」は、もはややむを得ぬ手段ではなく、進んで担われる枠組みである。この「自発性 (自由)」と区別されない「従属」、それを「自発的隷従」(エティエンヌ・ド・ラ・ボエシー) という。】


この続きの文章を転記する。
自民党と官僚組織の米国への自発的隷従による日本国民統治の方法が
よくわかる一文である。


 この「自発的隷従」状況は、自民党の政治家の間だけでなく、その恒常的支配を通して官僚組織のうちに浸透し、日本の統治システム全般の基本様態になってきた。けれども日本全体がそれに染まったわけではない。とりわけ、民衆の末端にまでは浸透しない。というのは、この「隷従」の圧力がもっとも重くのしかかるのは民衆の上にだからだ。その顕著な例が、広大な米軍基地を有無を言わさず60年以上押し付けられてきた沖縄の民衆の場合である。彼らは「自発的」どころか、動こうとしない米軍基地に「強制的」に隷従を強いられている。その「隷従」は、あの手この手の懐柔を施しても、繰り返される暴力や生活の破壊のためについに「自発化」のしようがない。
 「自発的隷従」とはじつは、為政者ないしは統治する者たちの、より大きな権力への「隷従」であり、統治する側にとってはこれはきわめて都合のよい状態なのである。というのは、「これはアメリカの要請だ」と言えば、自分が責任を取らなくても、動かしがたい決定だとして扱える。「アメリカの要請」だから基地は必要だし、沖縄以外にそれは作れない。さらに都合のよいことには、実際にアメリカがどんな意向でいても(もちろん「アメリカの意思」というのが単純にひとつであることもありえないが)、「これがアメリカの意向だ」と言えば、その「動かしがたさ」を盾に、じつは自分たちの都合でしかないことをも国民に押し付けることができる。それが「自発的隷従」の最大の効用であり、自民党と官僚組織という日本の統治機構にとって、これが捨てがたい重宝な統治手段になってきた。そして「アメリカの意向」を忖度し、ときに先取りして「思いやり」つつ、その枠組みを活用して自分たちの権益を維持拡大するという仕組みを作り上げてきたのである。




■敵に勝つには敵についてよく知ることだと、小学生のときに母から教わった(^^;
米国の支配から脱して真の独立国になるためにも、米国と米国の威を借りて国民を
二重支配する官僚や政治家・メディアについて正しく分析理解しなくてはならない。
日米合意が立ちふさがってどうしようもないとあきらめることなく、そうだからこそ
さらなる新しい突破口を探し続けていかなければいけないのだ。







 民主党が新マニフェストの骨子を発表 「国民の生活が第一」から「米国とその手下の利益が第一」へ
2010年06月12日 (土) | 編集 |



NHKニュースより




■菅民主党は、参院選挙に向けて新しいマニフェストの骨子を発表した。
先の所信表明で言及した「強い経済」「強い財政」に基づいた財政再建と成長戦略を
前面に押し出した内容だ。
そこには「国民の生活が第一」という暖かなまなざしはすでになく、これまでの自民党
と同様、大企業や金持ちの利益のおこぼれを一般国民にも施すといった強者の論理が
見え隠れしている。
これでは何のために政権交代を成し遂げたのか、その根本の意味が失われたしまった。



■大元のマニフェストの目玉政策の1つであった「子ども手当」も不当に歪められた。

    NHK 6月12日
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100612/t10015072181000.html

         首相“子ども手当 理解得られる”  
 
 菅総理大臣は宮崎市で記者団に対し、政府・民主党が夏の参議院選挙の政権公約で、来年度の子ども手当の支給額を明記しない方向で調整を進めていることについて、保育所の充実などを行うことで国民の理解は得られるという考えを示しました。

 政府・民主党は、11日、夏の参議院選挙の政権公約を検討する会議を開き、来年度から月額2万6000円を支給するとしていた子ども手当については、支給額を明記しない方向で調整を進める方針を確認しました。これについて、菅総理大臣は、宮崎市で記者団に対し、「最終的な判断を順次しているところだが、今年度1万3000円となっている子ども手当の上乗せ分については、保育所の充実などを含めた形にしていこうという方向性が、ほぼ固まったと思っている。待機児童を無くしてほしいという強い要望があるので、国民にも理解してもらえると思う」と述べました。(以下略)



■この「子ども手当」については、ばら撒きだの、一律に金持ちにも配るのか、
子どもがいない家庭に不公平、財源がない…など初めから非難ごうごうだった。
教育の専門家でさえ豊かな家庭へ配るのはおかしい、現金を配るのではなく税の優遇や
保育園の整備に当てるべきだと述べている。

また日テレ「ウェークアップ!ぷらす」でも、3児の母という女性に「子ども手当てを
もらったがありがたみは感じない。将来の子どもへの借金が心配だ」などと定番の批判を
言わせていた。


■しかし本当にそうだろうか。
額が大きいというが、これまでの日本の子どもにかける費用があまりにも少なすぎたのだ。
フランスなどの子ども優遇政策をとっている国が少子化を脱した経緯を調査した結果
このくらいの金額は必要だということで決まったものだ。
保育園の充実などはこの手当て以外に必要な施策であって、一緒に組み込んで考える方が
間違っているのだ。
またこの手当ては単なる手当てとしてだけでなく、還元された税金を国民が自分の意思で
使うという点にこそ画期的な試みが隠されているのだ。

これまでは収めた税金を国や自治体が決めて使っていた。
それをまた国や自治体が保育園を作ったりで還元したら、結局お仕着せの、上から一方的に
与えられる施しにしかならない。

同じ金額の現金でも、家庭によってそれぞれ使い道は違う。
パチンコに使ってしまうといったばかげた杞憂を唱える人もいうが、では官僚や政治家は
これまできちんと正しく税金を使ってきたのかと問いたい。
でたらめばかりの無駄遣いを重ねてきたからこそ、国民が貧窮して少子化になったのでは
ないか。
それなら国民各自の手に大事な税金をゆだねた方がよほど健全だと思うが。


■子どもは社会の宝であり、自分の子であろうと他人の子であろうと大切に育てるべきだ。
そうして育った子どもたちが、今度は社会と育ててくれた人々を支える側に回る。
どうしてこうした当たり前のライフサイクルさえ描けないのだろうか。

ともあれ一事が万事というが、私たち多くの国民が賛同して票を投じた「国民の生活が第一」
という魂を抜き取った今度のマニフェストの実行には、声をあげて批判していきたい。







 猫のギンちゃん紙オムツをつける そして菅首相の所信表明
2010年06月11日 (金) | 編集 |




どうやら長期の療養生活になりそうな猫のギン。
顔の傷の保護のため、当分ケージから出られない。
ところが一番困ったのがトイレ。
これまで猫用の砂のトイレしか使ったことがないので、なかなか排泄できないのだ。
ようやくおしっこは出るようになったが、そのたびに体もビショビショに濡れてしまう。
そしてついに我慢の限界にきたウンチが大爆発

というわけで、犬猫用の紙オムツを着用することになった。
人間用と違って、しっぽを出す穴が開いている。
顔にはエリザベスカラー、お尻にはオムツ。
なんかコスプレみたいだ。しっかりポーズ取ってるし(^^;

猫が嫌がらずにオムツをさせるなんて…と獣医さんも驚いていた。
猫は気位が高いので、エリザベスカラーをつけただけで
すっかりまいってしまう子も少なくないとか。
たぶん「かわいいね」とか「いい子だね」とほめているのが
いいのかもしれませんねと言われた。
その点ギンは我慢強い上に適応力があるので、とてもたすかる。

ただしこの紙オムツ、シッポの穴から軟便が漏れてしまうのが難点だ。
また人間用みたいに男の子用と女の子用があればいいのに。
ということで、ペット用オムツのモニターならいつでも応じますよ(^^;












■猫のオムツの話題のあとで恐縮だが(*^-^)
お昼過ぎから菅新首相の所信表明演説があった。
仕事の合い間にほんの少しだけテレビで見た。
鳩山前首相の所信表明に比べて、しゃべり方、
内容共に深く感銘を覚えることはなかったものの
一部の部分には共感できた。
その共感部分と疑問点を以下に記してみたい。


一応評価できる点

 「国民が政治に参加する真の国民主権の実現」
  官僚主導の行政を変革し、国民の統治による国政を実現するのが
  私(菅首相)の基本的な政治理念である。

 郵政改革法案については、国民新党の合意に基づき速やかな成立を期す。
  (ほんとかな?)

 「孤立化」という新たな社会リスクに対する取組を重視。
  鳩山前総理の「新しい公共」と同様、パーソナル・サポーターが「縦割り」を超えた
  支援を提供する。「一人ひとりを包摂する社会」の実現。

 アジアを中心とする近隣諸国との関係強化。
  将来的には東アジア共同体を構想。(ほんとかな?)
  日ロ関係は北方領土問題を解決し平和条約を締結するべく努力する。



疑問点

普天間移設問題における日米合意の踏襲は問題外だが、それ以外にも
菅政権が目指している経済対策に大きな不安を感じる。

 「強い経済」「強い財政」「強い社会保障」の実現。
  過去二十年間の経済政策は、公共事業中心の「第一の道」、そして
  行き過ぎた市場原理主義に基づき、供給サイドに偏った、生産性重視の
  「第二の道」の経済政策が進められてきた。
  しかし私たちが進めるのは、経済社会が抱える課題の解決を新たな需要や
  雇用創出のきっかけとし、それを成長につなげる「第三の道」である。


過去にも「第三の波」というのがあった。「第三の男」「第三帝国」っていうのも(^^;
これだけじゃ、何がどうなるのかわからんよ。
しかも「強い財政」と「強い社会保障」って、矛盾してない?
福祉に使うお金が増えたから財政が逼迫したって言ってたじゃない。
官僚や御用学者の甘言に乗って、これ以上財政を悪くするのはごめんこうむりたいぜよ。