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 韓国海軍哨戒艇「天安」の沈没は米潜水艦との同士討ちか?
2010年05月08日 (土) | 編集 |



3月26日、朝鮮半島西側のペンニョン島付近で爆発・沈没した
韓国海軍の哨戒艦「天安(チョナン)」。




■この韓国軍艦「天安」の沈没事件は謎が多くて、いったい真相はどこにあるのかと
ずっとモヤモヤを抱え込んだ状態だった(^^;

まずは事件当時の報道から…。


  AFPBBニュース 3月27日
 http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2713890/5541090

 韓国軍合同参謀本部(Joint Chiefs of Staff、JCS)は27日午前、前日夜に朝鮮半島西岸の黄海(Yellow Sea)の白ニョン島(Baengnyeong Island)付近で原因不明の爆発を起こして沈没した韓国の哨戒艦「天安(Cheonan)」(1200トン級)の乗組員104人のうち58人を救助し、46人が行方不明になっていると発表した。韓国軍としては過去10年で最悪の犠牲者が出る恐れもでてきた。
 軍によると救助された58人のうち13人は負傷しているが、容体は安定している。海軍は艦船と航空機を出して生存者を捜索している。必要があれば捜索に参加するため、米海軍の艦船も現場付近に待機している。いまのところ北朝鮮が関与した形跡は見られないという。 李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領は前日に続いて、27日朝にも開かれた緊急安全保障関係閣僚会議で、徹底的な原因究明を速やかに行うよう命じた。
 沈没した哨戒艦は魚雷などの武器を積んでいたと報道されている。聯合ニュース(Yonhap News)は軍関係者の話として爆発はスクリュー付近で発生し、その勢いで船体が海面から30センチほど上に浮いたと伝えたが、軍はこの報道を確認する情報はないとしている。(c)AFP/Lim Chang-Won




■事件当日、この海域では米韓合同演習が行われていた。
で、この事件直後に軍事ジャーナリストの田岡俊次氏が、昔の韓国軍が仕掛けた古い機雷に
接触して爆破沈没したのではないかと解説したので、いったんはなるほどと納得した。






朝日新聞の解説地図より。
白令羽(ペンニョン)島の近くで「天安」が爆発・沈没した。
北方限界線(NLL)は韓国や国連(米国)が主張する境界線、
南方の赤線は北朝鮮が主張する境界線だ。
事件は北朝鮮のすぐ近くで起きたことがわかる。







爆発によって2つに切断された「天安」の映像。
「ヤンパのクニャンにょ」さんのサイトより。




■さてその後、沈没した「天安」の調査をしていた海軍特殊戦旅団の1人が亡くなった
と報じられた。

   YONHAP NEWS 3月30日

      哨戒艦沈没調査、海軍特殊戦旅団の隊員1人が殉職

【ソウル30日聯合ニュース】黄海・白リョン島沖で沈没した海軍哨戒艦「天安」の調査中、海軍特殊戦旅団(UDT/SEAL)の潜水要員1人が殉職した。
 軍によると、亡くなったのは旅団小隊長のハン・ジュホ准尉(53)。30日午後3時ごろ水中での作業中に呼吸困難で失神し、待機していた米軍救助艦で後送されたが、午後5時ごろ息を引き取った。
 また、別の海難救助隊(SSU)隊員2人も艦尾での水中作業中に気を失ったが、減圧療法により現在は容態が好転したという。
 一方、海軍は「天安」の沈没原因と関連し、ひとまず内部爆発の可能性を外したようだ。
 海軍関係者は同日、事故海域を訪れた李明博(イ・ミョンバク)大統領に対する金盛賛(キム・ソンチャン)海軍参謀総長の会見に同席し、「内部爆発はなかった」との見解を明らかにした。艦首側の切断部位の写真と浮いた物体を見ると、爆発やすすの痕跡はなく、火に燃えた物体もないと説明している。
 金海軍参謀総長も、弾薬庫爆発の可能性を問う李大統領に対し、そうした状況は確認されていないと答えた。




■事件の様相が一変したのは、次の報道からだった。

    時事通信 5月3日
      http://www.jiji.com/jc/zc?k=201005/2010050300005

      北の魚雷、可能性「99%以上」=哨戒艦沈没で米当局者-韓国紙

【ソウル時事】韓国紙ソウル新聞(電子版)は2日、米政府関係者が同日、韓国海軍哨戒艦の沈没原因について、これまでの証拠と状況から判断して北朝鮮による魚雷攻撃の可能性は「99%以上だ」との見方を示したと報じた。
 同関係者は北朝鮮による犯行の可能性を問われ、「魚雷攻撃が確実なのだから、(北朝鮮以外の)どこがやるのか」と語った。




最初は北朝鮮の関与はないと言っていたのに、ここに来て急に「米政府関係者」(また
関係者だってさ)が「99%以上北朝鮮の魚雷」って、あまりに怪しすぎる。
第一、米韓合同演習をしてたわけなのに、もし本当に北の魚雷にやられたというなら
米韓の最精鋭の海軍が、ボロい北の潜水艦に簡単に撃沈されたことになる。
そんなことはあり得ないし、オンボロ潜水艦にやられる程度の米海軍なら、その存在
価値自体が無駄ってものだ。

またこの報道が流れた時期が、ちょうど沖縄県民9万人大会や鳩山首相の沖縄訪問に重なる
ので、もしかしたら、また米ネオコン連中の汚い仕掛けか?となおさら怪しく思った。
北の脅威をあおれば、沖縄の米軍基地の必要性と抑止力を大々的に吹聴できるからだ。

しかしながら連休の忙しさに紛れて、新聞記事のメモを残すだけで精一杯で、この後の事件の
追跡はできなかった。



■そうこうしているうちに、北朝鮮のキム・ジョンイル総書記が病身を押して北京を訪問する
という出来事が起きた。でも、なぜこの時期に?
一部の噂によると、キム総書記の3番目の息子(後継者候補)がデノミに失敗し、さらに「天安」
攻撃を命じたその人で、だからこの北京詣ではキム総書記のお詫び行脚だったというのだ。

えええええ~~っ?
いかにもな理由付けだが、にわかには信じがたい。
仮にこれが本当の訪問理由だったとしても、デノミの失敗に関しては確かに×だが、韓国の
哨戒艦を見事に撃沈させたら国家の英雄なんじゃないの? 
それなのにあの大仰な口ぶりのアナウンサーが、なぜ得意げに報じない?










■そんな折、田中宇氏の国際ニュース解説を読んで、これまでのモヤモヤが
一気に解消した(^O^)
詳しい内容はこちらでどうぞ。

  韓国軍艦「天安」沈没の深層  5月7日
  http://tanakanews.com/100507korea.htm

以下に、田中氏の解説をごく簡単にかいつまんで紹介したい。



■それによると、沈没したのは「天安」だけではなかったというのだ。

 天安沈没の謎は解けないままだが、この事件をめぐっては、日本でほとんど報じられていない「もう一つの沈没」が起きている。天安艦の沈没現場の近くの海域に、米軍の潜水艦とおぼしき巨大な物体が沈没しており、韓国軍の潜水隊などが捜索にあたり、米軍のヘリコプターが米兵の遺体とみられる物体を運び去る映像を、韓国のKBSテレビが4月7日に報じている。KBSテレビは公共放送で、韓国のマスコミで最も権威がある。

 天安艦の沈没後、潜水捜索の過程で、韓国海軍の特殊潜水隊(UDT、特殊戦旅団)のハン・ジュホ准尉が潜水中に気を失った後に死亡するという、二次災害が起きている。KBSは、ハン准尉の死亡事故を取材するうちに、ハン准尉の慰霊祭が行われた場所が、艦尾が見つかった場所(第1ブイ)でも、艦首が見つかった場所(第2ブイ)でもなく、約6キロ離れた第1ブイと第2ブイの間に存在する、天安艦と関係のない「第3ブイ」であることを知った。




そのKBSのニュース画面に、私が日本語と矢印を加えてみたものがこれだ。




この海域は流れが急なので、2つに折れた「天安」の艦首と艦尾は
6キロ以上流されて発見された。
問題の第3ブイが、米軍の潜水艦らしきものが沈没した地点。



米潜水艦の沈没の事実と「天安」沈没の疑惑――すなわち韓米合同訓練中に発生した
「誤爆事故疑惑」を報じたKBSのスクープは、すぐさま当局によって封じられた。
しかしながら韓国民の間には、この誤爆事故疑惑がじわりと広がっている。



■田中氏の推理による事件の全貌はこうだ。

韓国の自主民報(左派系)が分析した結果、
【米潜水艦は、ペンニョン島の南側にある「ヨントゥリム岩」と呼ばれる断崖絶壁の海岸の
数百メートル沖合に沈没している。】

つまり米潜水艦はこの海域に長期間潜行して(ということは原子力潜水艦の可能性が高い)
北朝鮮の通信を傍受し、臨戦態勢を取っていた。
おそらくこの原潜の存在は機密扱いで、韓国側には知らされていなかったのだろう。

 天安艦は、ペンニョン島の南の沖合を航行するはずが、予定より岸に近づき、その結果、韓国軍に存在を知らされていない米潜水艦の存在を探知し、北朝鮮の潜水艦が潜入していると勘違いして発砲し、攻撃されたので米潜水艦も瞬時に撃ち返し、2隻とも沈没するという誤認の末の同士討ちが起きたのではないか。




■事件の後、ハン准尉は過剰なほどに英雄扱いされ、慰霊祭には米国大使や司令官も
参加した。
「天安」よりも米潜水艦の捜索の方が優先され、危険な作業に従事させられたあげく
殉死したハン准尉は、機密のもみ消しの意味でも盛大に慰霊されたのだろう。

しかし米ネオコンと彼らに寄生している日本と韓国の対米従属の人々にとっては残念なことに
【米国は事実上、天安艦事件で南北関係が悪化することを防ぐ役割を、中国に委譲してしまった。】

そして、

 中国の胡錦涛主席は、4月30日に上海万博の開会式に来た韓国の李明博大統領と会談し、その3日後には北朝鮮の金正日に中国を訪問させ、北京で中朝首脳会談を開いた。今後6カ国協議が開かれるかどうかは不明確だが、中国が、韓国と北朝鮮の仲介役をする傾向が強まっているのは確かだ。




■なるほどね。
これまで疑問に思っていたいくつかの点が線につながり、スッキリした(*^-^)

東アジアにとっての最大の脅威は中国でも北朝鮮でもない、米国そのものである。
それなのにメディアの誘導に乗って、闘うべき相手を間違えているのが今の日本なのだ。
沖縄いや日本に米軍基地はいらない。他の国にも、もちろんいらない。
この事実をしっかり見据えて、基地問題を考えていきたいものだ。






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