激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 硬直した思考では未来は拓(ひら)けない 「坂本龍馬」を礼賛しながら、実際に龍馬が現われたら容赦なく叩き潰す日本社会
2010年05月31日 (月) | 編集 |

■福島大臣の罷免と社民党の連立離脱に大手メディアは喜色満面に
これまで批判の対象だった社民党と福島党首をさかんに誉めそやしている。
おかしなことだ。
大手メディアがこれまでやってきたのは、異常とも思えるほど頻繁な政権支持率
発表と小沢・鳩山の「政治と金」批判の大合唱だけだった。
その一方で、自分たちに都合の悪い「メディアと金」や「記者クラブ」問題は無視を
決め込んでいて、どうやらその二律背反に気づかないらしい。



■情けないことに国民の中の少なからぬ人たちもこのメディアの騒ぎに引きずられ、
福島党首を立派だとたたえ、鳩山首相には裏切り者として退陣を迫っている。
確かに福島党首には自分の考えを最後まで貫いたという潔さはあるが、多くの国民の
命を預かるリーダーとしての資質を考えた場合はどうだろう?

「私を罷免することは沖縄を切り捨て、国民を裏切ることだ」と彼女は言った。
これを聞いて、逆に私はしらけた気分になった。
「移設先はグアム、テニアン」「ダメなものはダメ」
そうした言葉は勇ましく、あくまで信念を貫く正義の人のようだ。
しかしそれは時として、自分や周辺の人々を袋小路に追い込んでしまうこともある。

かつて世界大戦で日本の敗色が濃くなっても、後戻りすることができないリーダーたちは
さらに不毛な戦いに国民を巻き込み、捕虜になるのは卑怯者だと自決に追い込んだ。

福島党首には、もし海外移設が困難になった場合、緊急措置としての国内(県外)候補地案は
なかったのだろうか? 
もしそうだとしたら、いざと言うときの代替案(逃げ道)も持たずに、「これしかない。突撃ーっ!」
と叫ぶリーダーには、私ならとても怖くてついていけない。



■私は特に鳩山首相を擁護する気持ちも、福島党首をいたずらに非難する気持ちもない。
ただ以前はずっと「社会党」を支持してきた身にとって、結局「ダメなものはダメ」という
硬直した融通のなさゆえに支持を減らし、ついには党そのものが消滅した。
そして今また同じような場面に遭遇して、悲哀から深いため息をついているのだ。

ため息をつきたくなるのは、メディアに踊らされ簡単に誘導される人々に対しても同様だ。
少し前の一連の食品偽装事件を思い出してほしい。
連日メディアがまるで人身御供のように糾弾し叩きまくった企業やお店を。
少し冷静になって振り返れば、閉店や廃業に追い込むほどひどいことをやっていたのか、
もちろん中にはそうした悪辣な企業もあったが、ほんのちょっとした過ちを迫られ、
全部一律に閉店になった洋菓子チェーンもあった。
駅前の未だに空き店舗になったままのその店の前を通るたび、私は集団リンチにも似た
かつての事件を思い出す。



■さて昨日も『龍馬伝』について少し触れたが(^^;
歴史上の人物の中で、常にトップ人気を誇るという坂本龍馬。
混迷のきわみにあった幕末という特異な時代を、何者にも束縛されず自由な発想と行動力を
もってさっそうと切り拓いた龍馬に、理想のリーダーの姿を見出しているからだろう。
とはいえ、この理想化された龍馬像は多分に司馬遼太郎の小説の影響を受けているのだが。

だがしかし、みんながその生き方に憧れる龍馬(新選組ファンの私としては賛同できない)が
あるいは龍馬みたいな人物が実際に目の前に現われたとしたらどうだろう…?
彼は待ち望んだ日本のヒーローとして、やはり絶賛されるのだろうか?

もしそうであるなら、日本も多様な生き方や発想を許容する成熟した社会になったというしるし
である。これほどうれしいことはない。
建前では多少破天荒でも豪腕でも日本をぐいぐい引っ張っていってくれるリーダーを望みながら
少しでもスキャンダルを見つけると、今度は集団リンチのように叩き潰し、優秀な人材を一掃
して日本を無能な政治屋と利権にむらがる官僚の巣にしてきたという過去のあやまちから、
私たち国民がしっかり学んだ結果だと、誰もが誇らしく思うことだろう。

もし、本当にそうであるのなら…。






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 韓国哨戒艦沈没とイラン制裁
2010年05月30日 (日) | 編集 |



5月30日、中国の温家宝首相(右)は
北朝鮮問題について関係各国に慎重な対応を求めた。
写真は韓国済州島での日中韓首脳会談後の共同記者会見に出席する各国首脳ら。
(2010年 ロイター/Kim Jae-hwan )




■30日に韓国済州島で開催された日中韓首脳会談で、韓国哨戒艦沈没事件に関与した
北朝鮮に制裁をと主張する日本・韓国に対して中国がどうでるかに注目が集まった。
しかし中国の温家宝首相は「朝鮮半島の平和と安定なくして東アジアの発展はありえ
ない」と、慎重に対応するよう関係各国に呼びかけた。


■さて、普天間移設辺野古案に断固反対する福島大臣が罷免されたことを受け、同じ
30日に社民党は全国幹事長会議を開き、連立政権からの離脱を決定した。
というわけで、朝からこの話題で騒然とし、鳩山辞任せよコールもますます大きく
なっている。


■話は遡るが、02年に時のブッシュ大統領はイラク、イラン、北朝鮮を「悪の枢軸」と
呼び、米国の先制攻撃の必要性を正当化した。
アフガンに続いてイラクがその先制攻撃によって今に至るまでどれほど理不尽な目に
あっているかは世界が知るところである。
ブッシュのあとを引き継いだオバマ大統領の政策も、基本的にはブッシュ政権と同一であり、
悪と名指しされてイランについても現在、核開発問題をめぐって経済制裁を科そうと画策中だ。

そして今回ターゲットに上がった北朝鮮。
ベトナムで負け、アフガンでもイラクでも敗北が濃く、それにもかかわらず、というか
だからこそ今度はイランや北朝鮮に活路を見出そうとあがいている米国と、それに追従する
だけの日本と韓国といった構図が透けて見える。

急遽決着した辺野古合意案も、こうした一連の流れの中でとらえていかなければならない。
そしてイランにしろ北朝鮮にしろ、衝突の危機を回避するためのカギは、いやおうなく
中国の手に握られている事実をも冷静に受け止める必要があるのだ。










■そんなこんなで、いろいろ疲れるというか、気が滅入る一日だった
話はまったく変わるが…
NHKの大河ドラマ『龍馬伝』をちら見していたら、なんと今週から新選組が登場した。
だけど原田泰造が近藤勇役って! わたし的にはありえんわ~っ
しかも米国のSWATをイメージしたという変な形の鎖かたびらを着込んでいて
せっかく04年の大河『新選組!』で生き生きした青春群像が描かれたというのに
またまた悪いイメージに逆戻りじゃないさ。

というわけで。
もうどこもかしこも「龍馬」「龍馬」であきあきしたから、いっそこの『龍馬伝』の
メンバーで新選組のドラマにチェンジしてほしい(^^;


    近藤 勇 →→→→→ 大森南朋
    土方歳三 →→→→→ 福山雅治
    沖田総司 →→→→→ 要 潤


う~ん、われながら上手いキャスティングだ。
この3人の『新・新選組血風録』なんか見てみたい。

でなければ、『ひとつ屋根の下』の懐かしの兄弟ってことで
近藤に「あんチャン」江口洋介、土方は「チィ兄チャン」で同じく福山雅治、
沖田が「文也」の山本耕史。
江口は龍馬も演じたし、山本も土方役でブレイクした。

いずれにしてもこの3人というのがミソで、たとえば…
サモ・ハン・キンポー、ジャッキー・チェン、ユン・ピョウも3人だし
森昌子、山口百恵、桜田淳子も3人娘。キャンディーズもシブがき隊も3人だ。
ついでに上の写真の首脳たちもちょうど3人だったりして。


…と、妄想は果てしなく広がるのだった。あはは。







 メキシコ湾の原油流出 米国は他国に干渉する前に国内問題の解決を図れ
2010年05月29日 (土) | 編集 |

■4月20日に米国南部ルイジアナ州沖のメキシコ湾にある石油掘削施設が爆発・炎上し
海底油井から大量の原油が流出した事故から1ヶ月以上が過ぎ、未だに収束の気配がない。
これは1989年にアラスカ沖で起きたエクソン・バルディズ号の事故による流出規模を
大幅に上回る、米史上最悪の原油流出事故という。


■対応が遅れたオバマ政権と石油掘削施設を管理する英国BP社への批判が高まっている。
オバマ大統領は「わたしが責任を取る。流出を止めることがわたしの仕事だ」と述べ、
28日に2度目の現地視察を行った。
また新たな海底油田開発を6カ月間凍結。アラスカ沖とメキシコ湾での海底油田探査の停止を
発表した。

一方BP社は油井に泥状の液体を流し込んで原油流出を止める作業を開始したが、成功するか
どうかの見通しは立っていない。


■さらに米内務省と石油業界との癒着も明らかになった。
この点のでたらめぶりは日本とよく似ているので笑ってしまうが…。

    東京新聞 5月28日
      http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010052802000069.html

    『石油業界と癒着』 原油流出事故のBPなど監督部署

【ワシントン=嶋田昭浩】メキシコ湾の海底油井から大量の原油が流出している事故の関連で、石油掘削作業を監督する米内務省鉱物管理局の監督官らと石油業界との癒着の実態を示す報告書がまとまり、米議員から二十六日、同局の廃止を求める声が上がった。

 サラザール内務長官は同日の米下院天然資源委員会の公聴会で、関係業界からの旅行や飲食などの接待が、「鉱物管理局の文化(慣習)の一部になっていた」と認め、是正に取り組んでいると強調した。

 今回の事故は、国際石油資本(メジャー)の英BP社の石油掘削施設で先月二十日、爆発事故が起き、当初の推定で日量約五千バレルとされる原油が流出。実際の流出量はその十倍との専門家の見方も出る中で、発生から一カ月以上経過しても流出を食い止められないBP社や、油井の封鎖作業を同社に任せたままのオバマ大統領の対応に批判が強まり、政治問題になっている。

 内務省は今月二十五日、二〇〇四年から〇七年にかけて、鉱物管理局の監督官らが多数の掘削関連企業から、狩猟目的の旅行や飲食の接待を恒常的に受けていたとする内部調査報告書を公表。〇五年には、フットボールの観戦のため、社有機に監督官とその家族を搭乗させた例もあった。

 また、監督官がコカインなどの薬物を吸引していたとする証言も盛り込まれている。調査は事故の発生前から進められており、報告書も癒着の実態と今回の事故を直接結びつけていないが、内務省監察官は「事故を受け(問題提起のため)報告の公表時期を早めた」と説明している。








写真はいずれもルイジアナ州での原油流出による被害の実態。




    

左は海底油井からの噴出の様子。
 






さまざまな生物への被害も拡大している。
「CO2で地球温暖化」どころの騒ぎではない。
この環境破壊を解決できなければ、「グリーン・ニューディール」政策も
絵に描いた餅と同義語になってしまう。








 2010年版『敗北を抱きしめて』か? 「日米共同声明」と福島大臣の罷免
2010年05月28日 (金) | 編集 |

■朝っぱらテレビ画面の中でアーミテージ氏が何やらしゃべっていた。
ほんの一瞬ちらりと見ただけなので、どのテレビ局の何という番組か、また
アーミテージ氏が何をしゃべっていたのかはわからない。

          ↓

そして鳩山首相とオバマ大統領が電話会談し、その後日米両政府による、
米軍普天間飛行場移設に関する共同声明が発表された。

          ↓

この共同声明発表について、クローリー米国務次官補(広報担当)は
「重要な一歩だ。最近の数週間に日本政府が下した困難な決断をわれわれは忘れない」
と評価した。

          ↓

夜、首相官邸で臨時閣議が開かれ、普天間飛行場の代替施設を「名護市辺野古」周辺に
移設する対処方針を決定。
鳩山首相は、閣議での署名を拒否した福島瑞穂大臣(消費者・少子化担当相)を罷免した。



■第2次大戦の敗北によって日本は焦土と化し、米国の占領軍兵士たちがやってきた。
しかしそこで彼らが見たのは、米兵たちを心から歓迎し、新しい国づくりに希望を
持って邁進する日本人の姿だった。
当時のこの日本人がいかに戦争の「敗北」と向き合い驚異的な経済復興を遂げていった
かを描いたのが、ジョン・ダワーの『敗北を抱きしめて』である。

今回の鳩山首相の「転向」と日米共同声明をみて、米国による戦後の占領が依然として
続いている事実を改めて自覚した。
民主党新政権に米国からの真の独立という希望を重ね見ていた有権者国民は、またしても
大きな敗北を味わったのである。
いや、事態は戦後よりもますます複雑怪奇な形になっている。
かつてのGHQに代わって今は官僚がこの国を支配し、財界や政治家、メディアを牛耳って
国民を意のままに操っているのだから。
そしてそのバックにいるのが米国のジャパンハンドラーたちである。


■しかしジョン・ダワーが書いたように、はたして当時の日本人は敗北を抱きしめ、敗北
と向き合ってこの国の未来を切り開いてきたのだろうか。
いや違うと、私は思う。
敗北という事実にきちんと向き合い科学的に敗因を分析することなく、代わりに敗戦を終戦と
置き換えるなどの姑息な覆い隠しで押し通してきてしまったからこそ、新たな官僚支配政治と
いうシステムをここまでのさばらして、今そのしっぺ返しを受けているのではないか。

確かに鳩山首相が辺野古案に回帰し、福島氏を罷免したことに対しては深い失望と憤りを
感じずにはおれないが、誰が首相の周辺で「抑止力が必要」と吹き込んだのか、また逆に
沖縄や全国の国民の切実な声をなぜ遮断してきたのかを冷静に考えなければならない。
さらに3月の韓国哨戒艦沈没の影響がどう首相に及んだかも分析する必要がある。

こうした冷静さを欠いていたずらに鳩山首相や民主党を批判する行為は、新政権の存在を
うっとうしく思っている勢力たちの思う壺であり、真の敵を見誤ってしまうだけだ。
結果の一部分だけを見て一喜一憂するのでなく、ものごとの全体像を正しく把握して、
それに関係する事象を相対的に分析しながら、次の一手を考えるべきではないのか。
敗北を敗北として正直に認めながら、勝利への方策をそれぞれ思案しようではないか。



日米共同声明全文 (共同通信による)
  http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052801000248.html

 日米安全保障協議委員会(SCC)メンバーの岡田克也外相、北沢俊美防衛相、クリントン国務長官、ゲーツ国防長官が連名で28日、発表した共同声明全文は次の通り。

 2010年5月28日、SCCの構成員たる閣僚は、日米安全保障条約の署名50周年に当たる本年、日米同盟が日本の防衛のみならず、アジア太平洋地域の平和、安全及び繁栄にとっても引き続き不可欠であることを再確認した。北東アジアにおける安全保障情勢の最近の展開により、日米同盟の意義が再確認された。この点に関し、米国は、日本の安全に対する米国の揺るぎない決意を再確認した。日本は、地域の平和及び安定に寄与するうえで積極的な役割を果たすとの決意を再確認した。さらに、沖縄を含む日本における米軍の堅固な前方のプレゼンスが、日本を防衛し、地域の安定を維持するために必要な抑止力と能力を提供することを認識した。SCCの構成員たる閣僚は、日米同盟を21世紀の新たな課題にふさわしいものとすることができるよう幅広い分野における安全保障協力を推進し、深化させていくことを決意した。

 閣僚は、沖縄を含む地元への影響を軽減するとの決意を再確認し、これによって日本における米軍の持続的なプレゼンスを確保していく。SCCの構成員たる閣僚は、同盟の変革と再編のプロセスの一環として、普天間飛行場を移設し、同飛行場を日本に返還するとの共通の決意を表明した。

 閣僚は、このSCC発表によって補完された、06年5月1日のSCC文書「再編実施のための日米ロードマップ」に記された再編案を着実に実施する決意を確認した。

 閣僚は、09年2月17日の在沖縄海兵隊のグアム移転に係る協定(グアム協定)に定められたように、第3海兵機動展開部隊(MEF)の要員約8千人及びその家族約9千人の沖縄から米領グアムヘの移転は、代替施設の完成に向けての具体的な進展にかかっていることを再確認した。グアムヘの移転は、嘉手納以南の大部分の施設の統合及び返還を実現するものである。

 このことを念頭に、両政府は、この普天間飛行場の移設計画が、安全性、運用上の所要、騒音による影響、環境面の考慮、地元への影響などの要素を適切に考慮しているものとなるよう、これを検証し、確認する意図を有する。

 両政府は、オーバーランを含み、護岸を除いて1800メートルの長さの滑走路を持つ代替施設をキャンプ・シュワブ辺野古崎地区及びこれに隣接する水域に設置する意図を確認した。

 普天間飛行場のできる限り速やかな返還を実現するために、閣僚は、代替施設の位置、配置及び工法に関する専門家による検討を速やかに(いかなる場合でも10年8月末日までに)完了させ、検証及び確認を次回のSCCまでに完了させることを決定した。

 両政府は、代替施設の環境影響評価手続き及び建設が著しい遅延がなく完了できることを確保するような方法で、代替施設を設置し、配置し、建設する意図を確認した。

 閣僚は、沖縄の人々が、米軍のプレゼンスに関連して過重な負担を負っており、その懸念にこたえることの重要性を認識し、また、共有された同盟の責任により衡平な分担が、同盟の持続的な発展に不可欠であることを認識した。上記の認識に基づき、閣僚は、代替施設に係る進展に従い、次の分野における具体的な措置が速やかにとられるよう指示した。

 【訓練移転】

 両政府は、二国間及び単独の訓練を含め、米軍の活動の沖縄県外への移転を拡充することを決意した。この関連で、適切な施設が整備されることを条件として、鹿児島県・徳之島の活用が検討される。日本本土の自衛隊の施設・区域も活用され得る。両政府は、また、グアムなど日本国外への訓練の移転を検討することを決意した。

 【環境】

 環境保全に対し共有された責任の観点から、閣僚は、日米両国がわれわれの基地及び環境に対して、「緑の同盟」のアプローチをとる可能性について議論するように事務当局に指示した。「緑の同盟」に関する日米の協力により、日本国内及びグアムにおいて整備中の米国の基地に再生可能エネルギーの技術を導入する方法を、在日米軍駐留経費負担(HNS)の一構成要素とすることを含め、検討することになる。閣僚は、環境関連事故の際の米軍施設・区域への合理的な立ち入り、返還前の環境調査のための米軍施設・区域への合理的な立入りを含む環境に関する合意を速やかに、かつ真剣に検討することを事務当局に指示した。

 【施設の共同使用】

 両政府は、二国間のより緊密な運用調整、相互運用性の改善及び地元とのより強固な関係に寄与するような米軍と自衛隊との間の施設の共同使用を拡大する機会を検討する意図を有する。

 【訓練区域】

 両政府は、(沖縄本島東の)ホテル・ホテル訓練区域の使用制限の一部解除を決定し、その他の措置についての協議を継続することを決意した。

 【グアム移転】

 両政府は、09年2月17日のグアム協定に従い、3MEFの要員約8千人及びその家族約9千人の沖縄からグアムヘの移転が着実に実施されることを確認した。このグアムヘの移転は、代替施設の完成に向けての日本政府による具体的な進展にかかっている。米側は、地元の懸念に配慮しつつ、抑止力を含む地域の安全保障全般の文脈において、沖縄に残留する3MEFの要員の部隊構成を検討する。

 【嘉手納以南の施設・区域の返還の促進】

 両政府は、嘉手納以南の施設・区域の返還が、「再編実施のための日米ロードマップ」に従って着実に実施されることを確認した。加えて、両政府は、キャンプ瑞慶覧(キャンプ・フォスター)の「インダストリアル・コリドー」及び牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の一部が早期返還における優先分野であることを決定した。

 【嘉手納の騒音軽減】

 両政府は、航空訓練移転プログラムの改善を含む沖縄県外における二国間及び単独の訓練の拡充、沖縄に関する特別行動委員会(SACO)の最終報告の着実な実施などの措置を通じた、嘉手納におけるさらなる騒音軽減への決意を確認した。

 【沖縄の自治体との意思疎通及び協力】

 両政府は、米軍のプレゼンスに関連する諸問題について、沖縄の自治体との意思疎通を強化する意図を確認した。両政府は、ITイニシアチブ、文化交流、教育プログラム、研究パートナーシップ等の分野における協力を探究することを決意した。

 安全保障協力を深化させるための努力の一部として、SCCの構成員たる閣僚は、地域の安全保障環境及び共通の戦略目標を推進するに当たっての日米同盟の役割に関する共通の理解を確保することの重要性を強調した。この目的のためSCCの構成員たる閣僚は、現在進行中の両国間の安全保障に係る対話を強化することを決意した。この安全保障に係る対話においては、伝統的な安全保障上の脅威に取り組むとともに、新たな協力分野にも焦点を当てる。








 沖縄県内移設を批判しながら自分のところの受け入れは拒否する全国知事会のナンセンス
2010年05月27日 (木) | 編集 |

■本日27日、鳩山首相の要請を受けて、普天間移設について話し合うため
全国知事会議が開催された。
そりゃ確かに現行案に沿った辺野古回帰案は最悪であり、国民の多くも裏切られたと
怒り心頭である。
しかしだからといって、鳩山首相を公約違反だと厳しく批判しながら、その一方で
自分の都道府県への基地受け入れは断固拒否するという知事たちの姿勢はあまりにも
矛盾しているのではないか。


■本日の知事会議には18人の知事が欠席したという。
たとえ首相案に反対であっても、きちんと出席して反対意見を述べるのがスジだ。
最初から欠席とは、知事としての見識と資質を疑ってしまう。


■さらに石原都知事は、会議前の14日の記者会見で、相変わらずの暴言を吐き散らした。
全国知事会議について:「何のためにやるのか分からない。知事会を開いて『どこか受け
手はないか』と聞くのはナンセンス」
基地移設について:「経過を眺めれば、沖縄の人には気の毒だが、もう一回我慢して
ください(と言うしかない)」

どっちがナンセンスだか 
我慢してくれというのなら、鳩山首相のように沖縄県民の前ではっきりそう言えばよい。
もしも怖くて言えないほどの小心者なら、仲間内での空威張りはやめるべきだ。



■朝日新聞に、会議での主な知事の発言が載っていたので、少し長いが転載する。


    朝日新聞 5月27日
      http://www.asahi.com/politics/update/0527/TKY201005270480.html

      普天間問題全国知事会 首相と出席知事の主なやりとり

 鳩山首相 沖縄県内に普天間の移設先を見いださざるをえないことになった。沖縄の過重な負担をどのように知事の皆さんに手伝いをお願いできるか。普天間の訓練の一部を沖縄県外に移すことが可能かどうか。日本の安全保障を国民の大きな問題ととらえ、皆さんのふるさとで「こういったところだったら受け入れ可能だぞ」という話をしてもらえればありがたい。

 仲井真弘多・沖縄県知事 沖縄県が、日本国民として負うべき応分の基地負担をはるかに超えているというのが実感だ。負担を大幅に減らしてもらいたいというのが県民の切なる願いで、鳩山内閣にも強く申し入れている。

 松沢成文・神奈川県知事 首相として、国の安全保障をどう考えているのか。

 首相 国の平和、安全は基本的には自分たちで担わなければいけない。その方向にリードしていくのが為政者の役割だ。ただ、日米安全保障という、この国の守りの一端を米国が補う状況になった。現時点で米軍のプレゼンス(存在)が必要な以上、自衛隊を増強して米軍のプレゼンスを減らす状況になっていない。

 湯崎英彦・広島県知事 県境に米軍岩国基地(山口県)があり、広島県内で低空飛行訓練が行われている。中止を申し入れてもなしのつぶてだ。全国に負担をお願いするなら、安全・安心に対応してほしい。

 広瀬勝貞・大分県知事 全国に負担をお願いしようというとき、米軍兵士による不祥事について何の手当てもせず、全国に米軍の訓練をばらまくのか。

 谷本正憲・石川県知事 米軍嘉手納基地を含めた訓練の分散移転を受け入れた。「約束は果たした」というのが地元の理解だ。

 三村申吾・青森県知事 すでに大きな負担を負っている。現状を超える基地機能の強化は容認できない。

 首相 分散移転の努力に感謝しているが、今でも沖縄県が過重な負担を担っていることも事実だ。さらに訓練移設などに協力を願えればありがたい。

 森田健作・千葉県知事 なぜ今、全国の知事を招集したのか。普天間問題は爆発して、大変な状態だ。今回知事を集めること自体が、全国に火の粉を分散する。

 首相 この時だからこそ集まってもらった。「訓練を今すぐ(受け入れてほしい)」とは言わないが、将来的に引き受けてやるという気持ちを示してもらうことが、普天間の火の粉を消していくことに役立つ。

 高橋はるみ・北海道知事 「都道府県から手を挙げよ」という方が無理だ。米国とも十分に議論し、まずは国から個別、具体的な提案があるのが大前提だ。

 首相 今日すぐに理解してもらえるとは思っていない。今後、具体的に政府から提案していきたい。

 橋下徹・大阪府知事 沖縄県などの犠牲の上に、大阪府民は安全をタダ乗りしている。普天間問題がクローズアップされ、チャンスだ。小学校の子どもですら、この問題を考えるようになった。ただ、自治体が動いても、米国からダメだと言われると動けない。2006年の米軍再編のロードマップを履行し、政府が第2段階の基地負担軽減というときに話を振ってもらえれば、できる限りのことはする。必要があれば、沖縄のみなさんにお願いをしに行き、大阪府民として申し訳ございませんと言いたい。

 首相 温かい気持ちに感謝する。積極的な発想で、協力を将来的にしてもらえればありがたい。

 伊藤祐一郎・鹿児島県知事 政府がどういう方針で進めるか全くわからない段階で、首相が表明した徳之島の島民のほとんどが反対という状況だけはお伝えしたい。

 首相 訓練の移転先の一つとして徳之島という地域を挙げ、日米両政府で議論を詰めている。将来的なことだ。








 気分がショボンとしたときに観る映画 『インスタント沼』
2010年05月26日 (水) | 編集 |

■連日気分が落ち込むようなニュースばかり続く今日この頃 
そんなときは面白い映画でも観て、パッと気分転換でもしまひょ。

んでもって、お勧めが『インスタント沼』(09年上映)。
たまの短い休みのときに、レンタルDVD店の棚から目にとまった作品を、10分くらいで
ササッと数点選んで借りたうちの1つがこれ。
ぜんぜん期待しないで観はじめたら、これがなんとも面白い!

というか、見慣れた顔ぶれの役者が次々に出てくるので、あれれ、もしかしたらと思ったら
やはり『時効警察』でおなじみの三木聡監督の映画だった(^^;
も~私としたことが、監督の名前も確かめずに借りるとは…。








『インスタント沼』の主人公・沈丁花ハナメ(麻生久美子)が
麦芽飲料ミロをかき混ぜて「シオシオミロ」を作っているところ。




■私がこれまで観た三木聡映画は、『亀は意外と速く泳ぐ』『図鑑に載ってない虫』
『転々』の3本。どれもビミョ~に傑作だ 

さて、映画のキャッチコピーは…

  まさにドロ沼。
  沈みっぱなしのジリ貧OLに、とてつもない幸せがやってきた―。
  ひらけ、ぬま!




    

出版社に勤める沈丁花ハナメは、何をやってもツキがない。
茶柱までもが「凶」の文字
子どもの頃、父親が金持ち女を追って家を出て行った。
父に買ってもらった品物を次々沼に沈めるハナメ。
最後に招き猫が沈んでいった。



■さて、ハナメが担当する女性誌が売り上げ不振で廃刊に。
好きな男にはふられ、会社も辞め、母親(松坂慶子)までもなぜか河童を探しに行って
池でおぼれ、意識不明の重態になった。

その池から発見された母の配達されなかった手紙から、今度はなんとハナメの実の父親
の存在が判明する。
実父の沈丁花ノブロウ、通称「電球」(風間杜夫)は、怪しげな骨董店「電球商会」を営んでいた。
ノブロウ自身もいかにも怪しげな人物だったが。
店にはパンクロッカー青年「ガス」(加瀬亮)が入り浸っていた。
次第に、そのガスと気が合うようになるハナメ。
そして自分でも骨董店を開いてみたのだが、なかなかうまくいかない。
そんなハナメに、父・電球は「困った時は水道の蛇口をひねるといい」と妙なアドバイスをする。

とこんなふうに書くとちょっと変わった普通の映画みたいに思えるだろうが、そうはどっこい
いたるところに小ネタギャグが散りばめられていて、笑いのツボにはまったらもう抜けられない。




   

父「電球」にお宝が眠っていると100万円で売りつけられた蔵のカギ。
勇んで探しに行って蔵をあけてみると、中からあふれ出てきたのは大量の砂の山。
その砂を持ち帰り、子どもの頃沼があった場所に撒き、ホースで水をかける。
「困った時は水道の蛇口をひねるといい」という父の言葉を思い出しながら。
インスタント沼が完成。なんか大きな「シオシオミロ」みたい。
と、沼からブクブク泡が立って…。




    

おおおおお~!!
な、なんだ、これは!!
沼の中から巨大なものが、ものすごい勢いで飛び出した。
あわてて携帯でカシャッ。沼の主?
 



■そしてこのミラクルな出来事を境に、ツキがないジリ貧のハナメに素敵な幸せが…。
観ていた私もさんざん笑い転げて、びっくりこいて、最後はとってもハッピーな気分に
包まれたのだった










でもって、話はここで終わらない――(^^ゞ





■これこれ。『時効警察』。
時効になった事件を「趣味で」捜査する総武警察時効管理課の警官・霧山修一朗と交通課の三日月しずか(麻生久美子)が繰り広げる、抱腹絶倒ハチャメチャ「脱力系」ミステリーコメディ(長い!)。
06年からテレビ朝日で放送され、ふだんはあまりドラマを観ない私もすっかりハマってしまった三木聡作品だ。
まず総武警察というネーミングが、長らく総武線沿線に住んでいた者にとっておいしい。
やはり人気の『TRICK』とほぼ同じノリだが、こちらの方がより小ジャレたかんじがする。

最初に見たとき、タイトルを時効ではなく『時空警察』と間違えてタイムパトロールものかと期待したのだが、内容が面白いから結果オーライだった。





■で、『時効警察』の続編が『帰ってきた時効警察』。
なんか、『帰ってきた用心棒』みたいね(^^;
いつも半分眠ったままの状態で観ていたので気がつかなかったが
最近チェックしたら、その最終回の最後の部分が、こんなだった!




    

霧山の上司の熊本(岩松了)が裁判所の帰りに
1円だか10円だかで買ってきた変なつぼ。
「主」と記されている。
上には「水を入れるべからず」との注意書きが。
 



   

ふたを開けてみると…茶色い粉?
よせばいいのに、霧山が水を注いでみる。
みんなが興味津々にのぞきこむ。
なんだか「シオシオミロ」みたい。
とゆーか、ミニ「インスタント沼」?
ぶくぶくあぶくが立ってきて…。




    

ワッ! 何か緑色のものがものすごいスピードで飛び出した!
早くてなんだかわからない。
天井に開いた穴。飛んでいく飛行機が見える。
って、時効管理課って何階にあるの?
 



■いやあ、『時効警察』と『インスタント沼』って、こんなとこでつながってたんだ!
思わぬ発見に、なおさら気分がスッキリして元気になった私だった








 米軍基地撤廃には米国市民との連携が必要だ
2010年05月25日 (火) | 編集 |




「ネットワークフォア沖縄」が
4月28日のワシントン・ポスト紙に掲載した全面広告。
「あなたは自分の裏庭に30もの軍事基地が欲しいですか?」





■基地移設問題で辺野古案に回帰した形になった鳩山発言で、日本中に怒りと失望が
渦巻いた。一方では米側が合意に達したことを評価するとかで、その意味もあってか
テレビの報道も基地移設から事業仕分けへと移り、鳩山たたきも一息ついた感がある。

ここに至る経緯の中で、誰が鳩山首相を篭絡し、国民の多くの願いを踏みにじってまで
沖縄県内にこれ程まで固執するのか、その顔ぶれが次第に明らかになってきた。
首相の発言には心底がっかりもしたが、そのことで逆に本当の敵の姿があぶりだされて
きたことは大きな収穫だった。


■日本の中、そして鳩山政府の中でさえ、意見と利権を異にした人々がいる。
それは米国でも同様だ。
「海兵隊の抑止力」を声高に唱え、沖縄に基地を押し付けて巨額の利益をむさぼろうと
しているのは、日本の防衛省や外務省に巣食う官僚と米国ネオコンらの「日米安保マフィア」
たちである。いやむしろ日本の安保マフィアの連中の方が、より悪質かもしれない。
彼らは米国という虎の威を借りて、同じ日本人を踏みつけにして甘い蜜を吸っているのだから。



■先月、上の掲載広告を見たとき、こうした米国市民へのアピールこそ最も有効な手段の
一つではないかと思い、写真と記事を保存しておいた。
少々時機を逸したが、改めて紹介したい。


    琉球新報 4月29日
      http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161467-storytopic-1.html

        日米市民、米紙に全面広告 県内移設に反対

【米ワシントン25日=与那嶺路代本紙特派員】「自分の裏庭に30もの軍事基地がほしいですか」。28日付の米ワシントン・ポスト紙に、普天間飛行場の撤去を訴える全面広告が掲載された。同飛行場のフェンスから子どもがヘリを眺める写真を掲載し「沖縄に基地はいらないことを、オバマ政権に伝えよう」と呼び掛けている。広告を出したのは連帯組織「ネットワークフォア沖縄(NO)」(ジョン・フェファー代表)。広告には日米の一般市民からの寄付約650万円が充てられた。
 広告は新基地建設に抗議する多くの人々が県民大会に参加したことや仲井真弘多知事をはじめ市町村長らが反対していることを紹介。新基地が「人々の健康や安全に被害をもたらし、ジュゴンなど希少動物の生態を脅かす」と指摘し、米政府に「ワシントンは東京に対し人々の声を無視するよう圧力を加えている。軍事基地に戦略的価値はない」と基地撤去を求める県民の声に耳を傾けるよう訴えている。
 NOは、米連邦議会あての署名も募っている。広告の詳細や署名はウェブサイトで確認できる。http://closethebase.org/




■これまで日本のメディアは、米国にさからうとひどい目にあうと、さんざん国民を
脅してきた。しかしながら沖縄米軍基地問題に関しては、本土の人間でさえ長い間
無関心のままで過ごしてきたのだ。
米国の一般国民においてはなおさら、基地問題への知識も関心もないのが当たり前だ。
私たち日本人も鳩山政権になってようやく、「抑止力」とか「日米安保」という言葉を
日常的に使うようになった。
ようやく話し合いのスタートラインに立ったばかりだともいえよう。

だから私たちが沖縄の基地問題を知ったように、もう一方の当事者である米国民にも
この問題を知ってもらうことが必要なのだ。
基地問題に関して日本がこれまで主にかかわってきたのは、やはり米国の中の
「安保マフィア」の人々だった。これでは事は進展しない。

しかし米国の中にも、私たちに共感してくれる良識を持った市民は決して少なくないはずだ。
彼らに何度もアピールしながら共に手を携えていけば、道は必ず開けてくると私は信じたい。










■さて上の意見広告と似た、新たな展開があった。
米シンクタンク「外交問題評議会」のシーラ・スミス上級研究員が、普天間移設問題は
国民全体で解決策を考えるべきであり、鳩山首相の努力を支持するという論文を
「外交問題評議会」のサイトに掲載した。

スミス氏は「報道ステーション」にも出演したらしいが、あいにく見損なってしまった。
その動画がすでにYou Tubeにアップされていたので、下記にリンクする。
また同氏の論文の日本語訳が「テルテルヘヴン」氏のサイトに掲載されていた。
こちらも転載させていただく。

先日「ニュースにだまされるな」に出演した孫崎享氏が、米国の中のジャパンハンドラーで
ないまともな人たちとのチャネルを大事にすべきだと発言していたように、こうした人々と
連携することで、日本の新しい進路を一緒に探り実現していきたいものだ。








  



   
    テルテルヘヴン
      http://teruteruheaven.blog.so-net.ne.jp/2010-05-24-1 

      公平性を問われている(普天間問題)
                シーラ・スミス(米・外交問題評議会)


     「鳩山首相、平等負担への努力」シーラ・A・スミス

鳩山由紀夫首相が普天間問題の解決にあたり、大きな批判にさらされている。最近では独善的な嘲笑やあきらめの調子が目立ち、日本の国会の劇場的な性格は、より激しさを増している。政府に批判的な勢力は、参院選挙を前に声を大きくしており、クリントン国務長官が、21日に訪日した際には、間違いなく政治的な混乱を目の当たりにするだろう。

しかしクリントン長官は、今のところ、この騒ぎから一歩引くべきである。基地問題解決への両国間の努力には不満がつきまとう。首相は、ものごとをあべこべに処理しようとしているように見えるが、長い間、不公平性が存在した状況を公平にしようとする根本的な努力は、理解されて然るべきである。これはただの政治的議論ではなく、日本が戦後、社会的な同意のもとで、誰が利益を得て来て、誰が利益を得て来なかったのかというところに問題の核心がある。

新しい「選択肢」(腹案?)について度を越した大騒ぎの間、日本のマスメディアは、容赦なく執拗に鳩山と彼の経験の少ない官邸チームに照準を合わせてきた。私たちと同様、日本で実権を握ってきた勢力―この問題に数十年携わってきた勢力―は、苛立たせられた。

日本国民も苦悩している。民主党は、透明性と責任能力に訴えて、政権を取ったのだが、この問題に関する政権運営には深く失望させられた。首相と同じく、官房長官は、不明瞭な理由で方針を変更し、「断固」というより、「不誠実」であるように見え、他の閣僚の苛立たせている。

しかし沖縄に関していえば、鳩山の目標が問題なのではない。彼は、沖縄とその周辺の米軍を分散させ、沖縄住民へのヘリコプターとジェット戦闘機の騒音の影響を減らし、最終的には、日米同盟の脆弱性の問題の一つ、つまり米軍が経済的に弱い地域に集中しているという事態に取り組もうとしている。彼の政府は、徐々に新しい選択肢に取り組んでいる。それらは、前政権の自民党とは異なったものであり、少なくともある程度は、沖縄住民の不満に配慮したものである。

首相のやり方で困ったことがある。彼は、問題に巻き込まれる人びとすべてに反感を買っているようなのである。首相官邸の訪問者が次々と不機嫌になって退出しており、この中には、沖縄の基地問題の専門家や普天間の海兵隊ヘリコプター基地の移転先として彼のリストにあがっている自治体の首長たちも含まれている。沖縄という小さな島に45,000人の75%…そう75%が集中している事態に解決策を見出そうとする鳩山に誰もが「ノーサンキュー」と返答しそうな状況である。

しかしながら、先週の木曜日、首相は、官邸を去る際、彼の依頼に「イエス」と言ってくれた訪問者に会った。麻生渡、福岡県知事であり、全国知事会の会長である。彼は、本土が現状より多くの米軍を受け入れる必要性について緊急ミーティングを招集することに同意した。5月27日、日本の知事たちは、鳩山首相と話しあうために集まることになっており、私は、鳩山が自衛隊基地を持つ知事に対して、沖縄に駐留している米軍が訓練と当座の駐留先として受け入れを検討するようにお願いするであろうと予想している。

既に態度を表明している知事もいる。保守派で東京都知事の石原慎太郎は、「ナンセンス」とはねつけた。しかし大阪府知事の橋下徹は、関西の仲間の知事たちにこの国家的取り組みを受け入れるよう提案している。








 絶望するのはまだ早い 首相の辺野古回帰案は「新・苦肉の計」か?
2010年05月24日 (月) | 編集 |

■普天間移設をめぐって鳩山首相が昨日23日再度沖縄を訪問し、
「名護市辺野古周辺の海域に代替滑走路を建設する」と表明したことで
沖縄はもちろん日本中に失望と怒りの渦が巻き起こった。

メディアはここぞとばかりに、少なくても県外という公約違反だと首相非難
の大合唱。野党もいっせいに責任問題だと批判を展開した。

自民党の谷垣総裁は、「『最低でも県外』と言っていたことが、まったく反故に
された。云々」と首相退陣を要求。
公明党の山口代表は、「沖縄の人からすれば、厚顔無恥のそしりを免れない。
国民からすれば、偽装決着を図ろうとしている…」
共産党の小池政策委員長は、「沖縄県民と国民への最悪の裏切りだ」


■ふ~ん。
沖縄県民もその他の国民も、メディアも野党も何に怒っているのかというと、

「最低でも県外」と約束したのに、
やっぱり沖縄県内(辺野古)とは何ごとだっ!

国民への裏切りだ、許せん!

おお、みごとに沖縄県内移設ノー! に意思統一してしまったわけだ。
メディアも、自民党はじめ野党も。

これでは後から、「いやあ、ほんとはわが党、わがテレビ局、わが新聞社も、もともとの
日米合意案がよかったんだけど…」とは、もう言えなくなってしまったわねえ。
もしかして、調子こいて墓穴掘っちゃったんでは? 



■昨日の首相の陳謝と国内の怒りの嵐をみながら、ふと三国志の「苦肉の計」
思い浮かべた。
映画『レッドクリフ』は、曹操(そうそう)軍と孫権(そんけん)・劉備(りゅうび)の
連合軍による赤壁の戦いを描いたものだが、今でいうなら強大な軍事力を持った大国である
米国と小さな連合軍――あえて鳩山連立政権に見立ててみよう(^^;――の戦いだ。

もちろん連合軍に勝ち目はない。
しかも連合軍内部には、曹操が放ったスパイもいる。
勝つためには火責めの策しかない。
そこでスパイと曹操を欺き火責め作戦を実施するために、孫権の指揮官・周瑜(しゅうゆ)と
老将・黄蓋(こうがい)は、一計を案じるのである。

つまり周瑜と黄蓋のふたりは陣営内の他の武将たちがたくさんいる前で口論をはじめ、
怒った周瑜が黄蓋を鞭打ちの刑に処するのだ。
あわてて武将たちが取り成すが、周瑜は耳を貸さない。
忠義者の老将の背中はみるみる血だらけになり、味方の武将もスパイたちもすっかり
ふたりの仲たがいを信じてしまった。
この「苦肉の刑」の策略を見抜いたのは、軍師・諸葛孔明だけだった。

その後、黄蓋はわざと曹操の陣営に投降したふりをして近づき、自分の船に火をつけて
曹操の大船団を火責め作戦で敗北させたのだった。

といった内容を、中国製のテレビドラマで見たことがある



■ま、この話は史実というより、あくまで三国志演義(小説)の中のストーリーで、
黄蓋が自分の体を苦痛にさらしながら味方をも欺き、ついに勝利するといった作戦だ。
もし鳩山首相が黄蓋と同様に「苦肉の計」を用いて米国に立ち向かおうとしているのなら
たいした策士だし、あるいは単に米国や官僚に篭絡されて屈してしまった結果なのなら
ひどく残念ではあるが、それはそれとして、また新たな打開策を考えればよい。
首相自ら「5月末ですべて終わりと思っていない」と含みを持たせた言い方をしている
からだ。



■戦後、いや明治維新から140年も続いたこの国の官僚支配構造を打ち破るには、
ちょっとやそっとの抵抗だけでは難しい。
たった1度や2度敗北しただけで新政府に絶望するなど、根性なしもいい加減にしてほしい。
100年、200年、いや2000年もあきらめずに自分たちの国家を築き上げようと
闘っている民族も少なくない。

鳩山首相が失敗したら、私たち国民が知恵を集め行動して、その後を引きついていけばよい。
結果が出るまで、何度でも立ち上がってまた挑戦すればよいのだ。
民主政治の主体は首相でも民主党でも自民党でもない、私たちひとりひとりの国民なの
だから。








 鳩山首相がやはり辺野古移設と陳謝。韓国哨戒艦沈没北朝鮮説は日本へ向けた謀略だったのか?
2010年05月23日 (日) | 編集 |



NHKニュースより




■鳩山首相は本日23日、沖縄を再度訪れて仲井真知事と会談し、普天間基地の
移設先を名護市辺野古のキャンプシュワブ沿岸部にする考えを伝え陳謝した。
なぜここなのかという理由について首相は、以下のように話した。

「なぜ県内なのかという皆さんの懸念、怒りはもっともだと思うが、昨今の朝鮮半島の情勢からも東アジアの不確実性がかなり残っており、海兵隊を含む在日米軍全体の抑止力を低下させてはならない。一国の総理大臣として、安全保障上の観点から申し上げなければならない。『できるかぎり県外』ということばを守れなかったことに加え、今回の結論に至る過程の中で、県民に混乱を招いたことに対して、心からおわび申し上げたい」
     NHKニュースより一部を引用
     http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100523/k10014624541000.html




■県外・国外への移設をずっと探ってきた鳩山首相だが、あくまで既存の沖縄県内に
強い執着を抱き続ける米国、外務・防衛官僚そして自民党は首相への包囲網を徐々に
狭めながら、ついに決定的な銃弾を放ったのだろう。

これまで米国に異を唱えた歴代の日本の首相がその政治生命を絶たれてきたように、
鳩山首相もその脅しに屈したのだろうか。
「抑止力」という言葉を首相が口にし始めたとき、すでにその兆候は見えていた。



■そして5月20日、韓国が哨戒艦沈没の原因が北朝鮮による魚雷攻撃と断定したのを
受けて、鳩山首相は…。

政府は20日昼、鳩山由紀夫首相や岡田克也外相、北沢俊美防衛相らが首相官邸で関係閣僚会議を開いて対応を協議した。終了後、首相は「犠牲者及び家族の方々にお悔やみを申し上げる。我が国としては、韓国を強く支持する。北朝鮮の行動は許し難く、国際社会とともに強く非難する。今後の対応は、地域の平和と安定のため、韓国及び米国をはじめとする関係各国と引き続き緊密に連携・協力していく」とのコメントを発表した。
     毎日新聞記事より一部を引用
     http://mainichi.jp/select/today/news/20100520k0000e010054000c.html



官僚にすっかり取り込まれてしまった岡田外相、北沢防衛相に、北朝鮮の脅威と米国の
抑止力の必要性をさらに吹き込まれたのだろうか。
そしてこんなことまで記者団に語ってしまった。

「はい、今日ご案内の通り、韓国の政府が調査の結果を報告しました。その結果によれば、北朝鮮の魚雷による沈没であるということでありました。大変これは、遺憾なことで、強く北朝鮮に対して非難をいたします。当然のことだと思います。そして、韓国の政府に対してあるいは韓国の国民に対して、哀悼の意を改めて申し上げるとともに、私どもとすれば、韓国の立場を支持をする、すなわち、もし韓国が安保理に、決議を求めるということであれば、ある意味で日本として、先頭切って走るべきだと、そのように考えておりまして、強くその方向で努力をしたいと思います」
     朝日新聞記事より一部を引用
     http://www.asahi.com/politics/update/0520/TKY201005200457.html




■韓国哨戒艦の沈没原因が、米国原潜との相打ちか、原潜との衝突か、回収していない
機雷によるものか、あるいは哨戒艦自身の欠陥による自損事故か、または本当に北朝鮮の
魚雷なのか(これは最も信憑性が薄いが)、まだわからない。
しかしいずれにせよ、この事故を逆にチャンスと見なした勢力が、鳩山首相に揺さぶりを
かけたとしてもおかしくない。

この沈没事故は、アジア版の9.11なのか?

かくして日本、そして韓国という2大対米従属国家は、これからも米軍基地(米国支配)
から脱することは困難なのだろうか。
そうは決して思いたくないが。

そして自民党はじめ野党。
口をそろえて鳩山首相を非難しているが、あなたがたのこれまでの考えに回帰したのだから
むしろ、よく考えを改めてくれたと賞賛するのがスジなのではないか?

そしてやはり首相を嘘つき、辞任しろと声高にいう人たち。
本当に怒るべき相手は、首相よりむしろ、日本の独立を阻みいつまでも植民地扱いしている
米国政府ではないのか?








 湯河原「湯かけまつり」2010
2010年05月22日 (土) | 編集 |




湯河原温泉の昔からの中心街「温泉場」。
「湯かけまつり」用のバケツが並んでいる。

江戸時代、湯河原温泉のお湯を樽詰めにして将軍家に献上していた。
これを「湯道中」と呼び、献上神輿の出発のさいに道中の安全を祈願して
神輿にお湯をかけたのが「湯かけまつり」の由来だという。
地域によって氷やお茶を献上したのと同じだ。

お祭りの本体は、温泉の神様を祀ってある湯権現熊野神社に
各旅館が自分のところの源泉を献上樽に入れて奉納する神事である。
うちの宿は毎年一番早く奉納している(^_^)









バケツに町営温泉のお湯を入れているところ。









夜の7時半ごろ。
湯かけ神輿パレードが近づいてきた。









黄色いケロリン・マークのオケでお湯をかけるのだ。
近くのホテルの酔っ払い客が、このオケを大量にビニール袋に入れて
自分の車にしまいこんでいた、という情報が。
おいおい、それってドロボーでしょ。
湯かけができなくなってしまうよ(`□´)









神輿が通るたびに、沿道の人たちがお湯をかける。
と、同時に神輿の人たちからも反対にかけられる。
今回はお湯をかけ合うシーンがうまく撮れなかった。
なぜなら、写真を写している私も大量にお湯をかけられ
ビショビショになって逃げ回っていたからだ 
ひ、ひどい!









湯かけ神輿自体が、温泉を入れて奉納する
赤い樽を組み合わせてできている。
というわけで、久しぶりに活気づいた湯河原温泉の
夜はふけていったのだった…。