激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 津波警報に翻弄された日
2010年02月28日 (日) | 編集 |

■チリの巨大地震による津波が日本の沿岸にもやってくるというので
昨日は楽観的に構えていた気象庁が予測を一転させて、大津波警報を出した。
そのため海岸沿いを走る東海道線などの鉄道が次々と運行を停止し、真鶴道路や
熱海ビーチラインなどの有料道路も閉鎖になった。

そんなわけで宿泊者から電車が止まっているとか津波の危険はないかといった
問い合わせも続き、1日中NHKテレビの情報と見比べながら対応に追われた。
幸い国内での人的被害もなく、東海道線も夕方には復旧したので事なきを得た。
これが昨日の土曜日だったら大混乱になったところだったので、最後のお客様が
無事に到着して後で、ほっと安堵のため息が出た。ε-(;ーωーA ふう。



■一方、連日バンクーバーの日本人選手を不当に貶める発言を繰り返していたこの独裁者。
津波警報が発令される中で東京マラソンを強行し、さらなる暴言を吐いた。
もし津波が予想以上に大きく被害が生じていたら、どう責任を取ったのだろうか。
実際当日は東京マラソンで長時間交通規制がかけられていたので、周辺の住民も不安を
感じていたという。
他人の人命や名誉よりも自分の利益の方が大事だと信じて疑わないこんな人物に
これ以上都政を任せていてはいけない。



日テレNEWS24 2月28日

東京マラソン、中止するバカいない
     ~都知事

 気象庁が津波警報を発表する中で28日の東京マラソンを実施した石原都知事は、「(Q津波警報が出て中止を検討されたりとかは?)地震がいつ起こるかわからないのに、中止にするバカはいないでしょ。くだらん質問をするな!」と述べた。
 都によると、ゴール地点の有明地区は東京湾に面しているが、最も奥まったところにあり、津波が到達する可能性は低いと判断して大会を続けたという。








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 チリで大地震 太平洋岸各地に津波注意報
2010年02月27日 (土) | 編集 |



NHKニュースより




■ハイチに続いてまたも大きな地震が発生した。
チリは地震大国と呼ばれるほど地震が多い国で、1960年5月に起きた大地震による
津波で日本にも大きな被害が出た。
ちょうど土曜日だからか、日本のテレビではあまり大きく報じていない。
ハイチの地震でもそうだったが、外国の通信社やCNNテレビによって被害の様子を
知った。今回もCNNテレビが報じているニュースを見ている。


■気象庁は日本への津波の危険度は小さいとしているが、今後の推移を注意深く見守る
必要があるだろう。
それにしても太陽の黒点活動低下と比例するように、太平洋沿岸各地で大地震が頻発して
いるのは不気味である。
政府には災害予報にもっと大きな予算をつけてもらいたいものだ。


    時事通信 2月27日
      http://www.jiji.com/jc/c?g=int&rel=j7&k=2010022700268

   チリでM8・8の大地震=津波発生、
               日本でも警戒-首都サンティアゴで停電


【サンパウロ時事】米地質調査所(USGS)によると、チリ中部沿岸で27日午前3時34分(日本時間同日午後3時34分)ごろ、マグニチュード(M)8.8の大きな地震が発生した。太平洋津波警報センターによると、この地震により津波が発生した。チリの沿岸部に大きな被害をもたらした可能性があるという。
 チリのほか、ペルー、エクアドル、コロンビア、パナマ、コスタリカ、南極に津波警報が発令された。日本の気象庁は太平洋の広域に津波発生の可能性があると発表、日本への津波の有無について調査している。
 震源地はチリ中部のコンセプシオン北北東約115キロ、首都サンティアゴの南西約320キロ。震源の深さは約35キロ。ロイター通信によれば、この地震でサンティアゴの一部で停電が起きるなど、被害が出ている。
 新華社電によると、震源地から直線距離で約1500キロ離れたアルゼンチンの首都ブエノスアイレスでも揺れを感じ、一部市民がパニック状態となり家を飛び出した。









時事通信より








 浅田真央の銀には金メダルの価値がある
2010年02月26日 (金) | 編集 |



写真は朝日新聞より。
左から浅田真央、キム・ヨナ、ジョアニー・ロシェット(カナダ)。




■女子フィギュアスケートは世界歴代最高点を出した韓国のキム・ヨナが金メダル、
トリプルアクセル3回成功の快挙を成し遂げた浅田が銀メダルに輝いた。
また安藤美姫は5位、鈴木明子は8位と、男子と同様全員8位以内という素晴らしい
成績を残した。


■しかしながら男子でも異論が出たように、4回転やトリプルアクセルのジャンプの
評価が不当に低いことにやはり疑問が残る。
フィギュアスケートの評価は、滑りの美しさが技術よりも勝るのか。
この点が私にも納得がいかない。
女子の体操やシンクロナイズドスイミングでも時おり感じる疑問だ。
採点する審査員の大半はヨーロッパ勢なので、成熟した女性らしさを美しいと感じる
というように、日本人など東洋人の美の基準と違う点も考慮に入れる必要がある。
日本人的感覚からすれば安藤や鈴木の演技も十分美しく、もっと上位に評価されるべき
だと思うのだが。


■そんな中、こんな勘違い知事の無神経発言が報じられた。

   朝日新聞 2月26日 
     http://www.asahi.com/olympics/news/TKY201002250536.html

      石原都知事「銅メダルで狂喜する、こんな馬鹿な国ない」

「銅(メダル)を取って狂喜する、こんな馬鹿な国はないよ」。東京都の石原慎太郎知事は25日、バンクーバー五輪の日本選手の活躍に対する国内の反応について、報道陣にこう述べた。
 同日あった東京マラソン(28日開催)の関連式典のあいさつでも同五輪に触れ、「国家という重いものを背負わない人間が速く走れるわけがない、高く跳べるわけない。いい成績を出せるわけがない」と話した。



■男子フィギュアスケートの高橋の銅メダルに対する発言だろうが、浅田の銀メダルに
ついても無視するような態度を示したという。
五輪招致に失敗して莫大な借金をこしらえ、でたらめな都政のツケを都民に押し付けながら
自分のフトコロだけを肥やし続ける恥知らずな男が、よくもこんなふざけた発言を堂々と
吐けるものだ。
石原の理想とする国家という重いものを背負っているのは、北朝鮮あたりの選手だろう。
表だけ勇ましい愛国者の顔をして自国の選手に冷たい叱責の言葉を吐く男が、本物の愛国者
であろうはずがない。
他国と比べてお粗末なほど少ない五輪強化費で、自腹を切ってまでもスポーツに打ち込み
素晴らしい試合と結果を残している選手たちに文句を言う前に、費用の増額や施設の拡充、
役員たちのピンはね禁止を図るのが先だろう。


■19日のブログにも書いたが、ロシアのプーチン首相は、4回転を跳びながらも惜しくも
銀メダルに終わったプルシェンコ選手に対して、「あなたの銀には金メダルの価値がある」
とその健闘を讃えた。

  「男子フィギュアに魅了された」
  http://tekcat.blog21.fc2.com/blog-date-20100219.html

だから私たちも、日本の選手たちすべてをこう讃えたい。
「あなたがたの銀や銅には金メダルの価値がある」
「たとえ無冠でも金メダルの価値がある」と。








 ネットの広告費が新聞を上回る
2010年02月22日 (月) | 編集 |



NHKニュースより




■丸々1年かけて旧政権+検察+メディア(黒幕は米CIA)がしつこくネチネチと
小沢氏をターゲットに一大ネガキャンを張った結果、長崎県知事選と町田市長選で
与党推薦候補が相次いで落選した。


■これに大歓喜して強気になった自民党は、唯一の武器である「政治とカネ」追求で
これからも突っ走ろうと決め、鳩山首相の元秘書や小沢幹事長の国会招致に応じなければ
国会審議を拒否するという方針を出した。
もちろん民主党の回答はノーだったので、自民党は本日の衆院予算委と集中審議を欠席した。
ところが公明、共産、みんなの党は審議拒否には応じなかったので、自民党の席だけポッカリ
空席が目立つ結果になってしまった。
どうぞご自由に、いつまでも欠席のままで結構ですから(^^)


■さてネガキャンの先頭で旗を振り続けた大メディアについては、なんとインターネットの
広告費が新聞の広告費を上回ったとか。
身から出た錆び、因果応報、奢る平家は久しからず…といった言葉が次々浮かぶ。


    NHK 2月22日
      http://www3.nhk.or.jp/news/t10015767321000.html

       去年の広告費 過去最大の減少

 去年1年間の企業などの広告費は、景気低迷を反映して前の年を11.5%下回って過去最大の落ち込みになった一方、媒体別で「インターネット」の広告費が初めて「新聞」を上回りました。
 大手広告代理店の「電通」によりますと、去年1年間に企業などが国内で使った広告費は、あわせて5兆9200億円余りと、前の年を11.5%下回って2年連続の減少となりました。減少率は、昭和22年に統計を取り始めて以来、最も大きくなっています。媒体別では「新聞」「雑誌」「テレビ」「ラジオ」の4つの媒体が前年を下回り、いずれも過去最大の減少率となりましたが、このうち「雑誌」は25.6%減少して、最も落ち込みが大きくなりました。その一方で「インターネット」の広告費は7000億円余りと、前の年に比べ1.2%増えて、初めて「新聞」の広告費を上回りました。
 広告を出す企業の側では、官公庁を除く、すべての業種で広告費が前年より減って、中でも「自動車」や「不動産・住宅」、それに「金融・保険」の分野で減少が目立っています。調査した広告代理店では「企業が広告費を減らすなかで、販売につながりやすいとして、インターネットを利用した広告に企業が注目する状況が続くのではないか」と話しています。







 W黒星
2010年02月21日 (日) | 編集 |




外猫のチャチャで~す。
やーね、こんな写真撮って(`□´)

ところで長崎県知事選と町田市長選
与党はダブル黒星になっちゃいましたね。

この先の参院選はどうなるって?
あたしに訊かれても
そんな難しいことは「尻」ましぇ~ん








 鳩山首相と小沢幹事長を必殺仕事人のターゲットにした風刺マンガ
2010年02月20日 (土) | 編集 |

■ネット上で話題になっていたので、昨日2月19日の朝日新聞朝刊を
探してみた。
最近は新聞を開いて読むことが少なくなったので 気がつかなかった。
なるほど「声」欄にこんな風刺マンガが。


■描いたのは、マンガ界の重鎮、小島功氏。
先日亡くなった藤田まこと氏を悼んだものらしいが、庶民の味方の仕事人・中村主水の
遣り残した仕事の相手というのが右端の4人、誰が見てもオサマ・ビンラディンに金正日、
そして鳩山首相と小沢幹事長というのは、「やあ、冗談、冗談」ですまされるレベルを
超えているのではないか。


■いやしくも日本の現政権の首相と幹事長をテロリストと同類にくくって粛清の対象に
しているのは(金正日とオサマ・ビンラディンを同列にするのだって少々問題あり)
あまりに悪意に満ちた主観を盛り込みすぎだ。
私も必殺シリーズが好きでずっと見てきたが、こんなマンガじゃ中村主水に失礼という
ものだろう。














 男子フィギュアに魅了された
2010年02月19日 (金) | 編集 |



写真はロイター通信。
左から銀メダルのエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
金メダルのエヴァン・ライサチェク(米国)
銅メダルの高橋大輔。




■冬季オリンピックの華といえば、やっぱりフィギュアスケート。
優雅な女子もいいけど、凛々しい男子シングルはさらにいい。

日本選手は今回スケート靴の紐が切れたり音楽が途切れたりのアクシデントが
あったものの、高橋が世界一のステップで3位という快挙を果たした。
おめでとう


■わたし的には、山本耕史とプーチン首相を足して2で割ったような顔をした
プルシェンコのファンなので密かに応援していたが、フリーの演技に精彩を欠いて
ライサチェクに抜かれてしまい、ちょっと残念。
3年のブランクが響いたのか、態度や言動が生意気だと叩かれたからか?
でも彼が復活したおかげで試合が盛り上がって、結果的にはよかったと思う。


■ただ仕事の都合でなかなかライブ映像が見られず、夜のニュース特集で結果を知ることが
多いのだが、日本選手の映像ばかり繰り返し流れるので、ショートプログラムでの
プルシェンコの演技はついに見られなかった
素晴らしい試合内容は国を問わず見てみたいので、この点の偏った報道も是正してほしいものだ。





 追記

ロシアのリアノーボスチ通信によると、プーチン首相はプルシェンコの健闘を讃え、
「あなたの銀には金メダルの価値がある」というメッセージを発したとか。
せっかく4回転を跳んだのにぃ…(-"-) って、プーさまも悔しかったんでしょうね。








 久しぶりの雪の朝
2010年02月18日 (木) | 編集 |



朝起きたら、外は雪。
いつもは雪が降らない湯河原も、今朝は3センチ積もった。
藤木橋の上から写す。朝の8時過ぎ。
橋の欄干に雪が積もっている。
しかしながら気温は昨日より高く
外に出てもあまり寒くない。
お昼ごろには雪はすっかり溶けてしまった。









これは05年の写真。
ここ湯河原にやって来てから初めての雪。
今朝の雪は2度目だから
5年間で2回降ったことになる(^^;
都内より温暖なわけだが
箱根の近くなので、冬は雪が多いと誤解されている。








 一番暖かいのは…?
2010年02月17日 (水) | 編集 |




ようやくエアコンが直って、わが家に春が戻ってきた。
…って大げさか
一番喜んだのは、犬のダイや4匹の猫たち。
ぐったりしていたハナも元気に動き回るようになった。
でも暖房よりもっと暖かなのは、猫同士の友情?
こうしてくっついて寝るのが何よりも幸せなのだ。
手前がギン、奥がハナ。
本棚の妖しいマンガまで写ってしまった(;^_^A








 小沢事件にそっくり! 税理士と国税庁の死闘を描いた映画『不撓不屈』
2010年02月16日 (火) | 編集 |


■「不撓不屈(ふとうふくつ)」とは、困難にくじけない様子をいう。高杉良の同名小説を映画化した本作品は、実話である「飯塚事件」を基にしたものだ。

■昭和38年、栃木県鹿沼市と東京に事務所を持つ税理士の飯塚毅のもとに突然税務調査が入った。飯塚がボーナスのない中小企業や小さな商店のために考えて勧めていた「別段賞与」という節税を、国税庁が「生意気だ」と認めなかったからである。
そしてこの事件の裏には、かつて飯島に法解釈で破れメンツを潰されたと恨む主税局課長補佐の私怨があった。
飯島の顧客たちも次々に強制調査に屈服させられ、死者も出た。また飯島の事務所の所員4人も逮捕・起訴されるが、不屈の精神で闘い抜いた飯島は、ついに完全勝利を果たす。


■映画自体は飯塚とその家族をクリーンで正義感あふれる理想像として描きすぎたきらいはあるが、一税理士である飯塚と巨大な国家権力としての国税庁の闘いの様子には息を呑む。
数年前だったら一つの事件を描いた作品といった印象で終わったかもしれないが、西松事件から現在に至るまで続いている小沢幹事長と石川議員、大久保秘書らをめぐる検察との闘いが、驚くほど映画と相似形に映って見える。



■以下に飯塚事件の詳細が載っているので、長いが転記する(緑色の部分)。
本文中、アンダーラインを引いたのは私。
過去の事実を知ることで、今回の小沢事件の本質も浮かび上がってくるだろう。



   飯塚毅博士アーカイブ
     http://dr.takeshi-iizuka.jp/case/origin-01.html


 昭和38年11月19日、飯塚毅会計事務所とその関与先69社は関信国税局から一斉に未曾有の税務調査を受ける。いわゆる「飯塚事件」の勃発である。飯塚毅税理士の孤立無援の長い闘いが始まる。やがて事件は国会でも取り上げられる。職員4名が逮捕・起訴される。約6年の裁判を経て昭和45年11月全員無罪の判決が下る。


飯塚事件の発端-1
官吏の私怨

 昭和35年、飯塚毅税理士の関与先である米国資本の船会社の在日総支配人に対して、所得税80万円の更正処分(税額の修正)が下された。 課税処分は税務署長の権限事項なので、飯塚毅税理士が所轄税務署に出頭して理由を尋ねたところ、「国税局に聞いてくれ」という。東京国税局を訪ねると、「国税庁に聞いてくれ」と言われ、国税庁を訪れると「主税局の税制一課に聞いてくれ」とたらい回しにされたすえ、その発令者が主税局税制一課のY課長補佐であることをつきとめた。
 Y課長補佐の更正処分発令の根拠は、日米租税条約3条「短期滞在者の課税要件」の日本文を踏まえて行われたことがわかったので、飯塚毅税理士は「条約の末尾に『ひとしく正文である日本語及び英語により本書2通を作成した』旨の明文がある以上、その適用は日英両文の意味の合致点において実施すべきであり、Y課長補佐の理論は誤りである」と主張した。
 約30分間にわたる押し問答の後、税制一課長が課長補佐全員を集合させて小会議を開いて検討した結果、飯塚毅税理士の主張が妥当であると認められ、Y課長補佐の主張は退けられた。Y課長補佐は、「今回だけはあなたの意見を認めて処分は取り消します」と言ったという。
 エリート官僚への道を順調に歩みつつあったY氏だったが、この時、飯塚毅税理士に上司の前で恥をかかされたと思いこみ、「生涯の怨み」と言っていたという。このY課長補佐が後に関東信越国税局直税部長として、飯塚事件追及の先頭に立った人物だった。

 飯塚毅税理士は、納税においては「1円の不足も、1円の納めすぎもあるべきではない」ことを信条としていた。課税当局の不法・不当な課税処分に対しては、不服審査請求を提出して再審査を求め、ことごとくその申請が認められていた。また当時の悪しき慣行であった税務調査などの際に税理士による税務署の役人への飲食接待等の行為とも全く無縁だった。税務当局にとっては、目障りな存在であったことは容易に想像される。

「飯塚にも相当に思い当たる節がある。例えば、改正法律の説明会等に国税庁から役人がきて、多数の税理士の面前で講義する。飯塚が不審の点を衝くと、たまたま回答に詰まって壇上で赤面する、といった場面が従来はあった。また、税務署の役人との私的交際は皆無に近く、談合でことを解決する態度をとったことがない。立ち会い無用論を唱えて、立ち会いは殆どやったことがない。筋違いな更正処分があれば、必ず反論する。税務当局との理論闘争で敗れた事績がない。したがって、第一線の係長や課長クラスには、全く受けが悪い。だから局長や部長が栃木県の視察などに見えると、飯塚の悪口は山ほど聞かされる」(『飯塚事件裁判記録』第13巻)



飯塚事件の発端-2
飯塚事件の引き金

 昭和37年10月16日、勝本正晃弁護士を代理人とし、飯塚毅税理士が関与する2社の税務訴訟が、東京地方裁判所に提起された。飯塚毅税理士が税務訴訟を行った理由は、
1.別段賞与は架空賞与であるとして否認
2.日当(期末近くに新たに旅費規定を制定し遡及支給した)が否認されたことを不服として提起したものだった。
1.別段賞与は当時の法人税基本通達にもとづく引当金で、民法上の潜在的債務なので、従業員の認識も必要とせず、法人税の申告期限までに受給者ごとに分別されておれば足りる、
2.日当は定額とするのが正しく、旅費規定の制定は経営者の自治に委ねられており、期中で制定して遡及適用しても違法性はない、とするものであった。しかし事態は思わぬ方向へと走り始めてしまった。

 昭和38年2月8日に、国税庁で会議が開かれた。その席には、国税庁の顧問として田中勝次郎博士が出席していた。田中博士は実は飯塚毅税理士の恩師だった。
「その席には、飯塚毅税理士が所得税法第3(現行法第9条)の旅費概念に関して出していた審査請求事件に対し、審理課としてどう対処してよいのか分からないので、解決案をお示し願いたい、という問題の提起がなされていたそうです。これを聞いた某幹部が『生いきな奴だ。誰だって叩けば埃が出るんだ。やっちまえ』と叫んだそうです。そこで問題解決への話はどこかへ吹っ飛んでしまって、国税庁として、全力をあげて飯塚毅税理士を叩くという方向にいってしまったのだそうです。そこから、猛烈な、調査という名の弾圧が始まったのでした」(『TKC会報』昭和56年6月号「飯塚事件の真相は何だったのか」)