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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 ハイチ支援でも露呈した日本の官僚の無能ぶり
2010年01月31日 (日) | 編集 |

■ハイチ大地震の対応が遅れた政府は、人道復興支援を目的として約300人の
自衛隊PKOを派遣することを決定した。
まさに未曾有のこの大災害に際し、日本国内は小沢問題で日々紛糾し、そのこともあって
政府対応もなかなか進められなかったのだろう。
さらにひどかったのは、CNNなど外国のテレビが一日中ハイチの現地報道を流しているのに
同じ地震国である日本のテレビはすぐに現地入りすることもなく、初期報道もごくわずかで、
現在ではほとんど忘れられた状態になっている。


■そんな中、昨日30日の朝日ニュースター「パックイン・ジャーナル」がハイチ大地震と
支援の現状について取り上げていた。
ゲスト・コメンテーターの首藤信彦・民主党衆議院議員がちょうど民主党派遣団として
ハイチを訪れたので、21日・22日に映した現地のビデオ動画を流しながら報告してくれた。


■首藤氏によると、他のメディアで伝えられているほどハイチの治安は悪化していないそうだ。
で各国の医療チームもぞくぞくと活動を開始しているわけだが、ここで驚いたのが日本との差
であった。
たとえばイスラエルの場合、産婦人科もあって、インキュベータ(保育器)も持ってきていた。
そしてこれらの医療活動を48時間以内に稼動させている。
日本の医療チームもとても努力していて、最新鋭のレントゲンを持参して各国チームにも
貸しているのだが、肝心の外科手術ができない。
そのできない理由というのが、なんと厚労省の規制にあるという。

つまり外科手術には麻酔が必要だが、ケタミンという全身麻酔の薬が麻薬指定に
なっているので日本から持ち出せず、したがって手術ができない。


あるケースでは、崩れた家の中で怪我をした女性を、車が通れないのでオートバイに
くくりつけて日本の医療テントに運んできたのだが、レントゲンで診断して「あなたは骨盤が
割れています」と告げただけで、再び女性をバイクにくくりつけて家に戻したのだという。


■首藤氏は、「今回のハイチでの対応を見ていると、まるで鏡のように、日本の規制の問題や
人材の問題などすべてがわれわれに跳ね返ってくる思いがする」と話す。

いまや世界は「救援活動オリンピック」といった状況だそうだ。
救援の場はそのまま外交の場であり、世界のメディアが集まってきているので、
政治的アピールにはもってこいなのだ
。中国は四川大地震でこのことを身をもって知り、今回は4番目にハイチに入った。
日本はとにかく、こうした外交的センスやアピールにうといので、まったく歯がゆくてならない。
ハイチ入りに際しても、調査団をまず出してニーズを調べてから…と杓子定規にことを
運んだものだから、こんなにも救援が遅れて世界の非難を浴びたのだ。
役人(官僚)のこの無能ぶり、臨機応変のできなさはなんとかならないのか。



■首藤氏は与党の議員なのだから、もっと声を大にして現状改革をしてほしいのだが、
報告の中で特に印象に残ったのは、「地震で大使館が壊れて、金庫も暗号表も
取り出せなかった」という国家機密のセキュリティーに関することだった。

また話の中で「病院船」のことも出たが、私も以下のように2度ほど病院船の必要性を
書いてきた。
日本ももっと大きな救援チームを編成し、病院船もぜひとも建造してもらいたい。


 「横浜中華街散歩」09年05月27日
   http://tekcat.blog21.fc2.com/blog-date-20090527.html

  横浜の山下公園に繋がれている氷川丸(1930年建造)は、
  太平洋戦争中は病院船として活躍した。


 「日本の国際支援活動をもっと柔軟に」 08年05月19日
   http://tekcat.blog21.fc2.com/blog-date-20080519.html

  中国・四川大地震のときのもの。
  スマトラ島沖の津波災害(06年)に活躍した米海軍の病院船マーシーについて。







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