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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 諸葛八卦村
2009年05月13日 (水) | 編集 |

■5月6日の東京新聞に面白い記事が載っていたので保存しておいた
三国志に出てくる英雄の末裔が住んでいる村のお話。
写真は、明・清代の建物に囲まれた静かな集落で、村の古老と談笑するガイドの諸葛建玲さん。

■諸葛といえば、そう、あの諸葛孔明ね(^^;;
映画『レッドクリフ』のおかげで、私も三国志についての知識がちょっとばかり身についた。



  東京新聞 5月6日
  http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009050690070855.html

       三国志英雄末裔の村は今 中国浙江省

 映画「レッドクリフ」が中国、日本でヒットするなど、時代を超えて人気が根強い「三国志」。その主役となる諸葛孔明、劉備、曹操、孫権の子孫が中国で今も暮らしている。英雄の末裔(まつえい)たちは、千八百年にわたる荒波をさまざまな形で乗り越えてきた。 (中国浙江省・平岩勇司、写真も)

 浙江省西部の山あいにある諸葛八卦村では、人口五千人の八割が「諸葛」姓で、孔明の子孫といわれる。占いの八卦(はっけ)に基づき、村は迷路のような構造。孔明を祭る大公堂など明や清代の建物が多く残り、村全体が国重要文化財に指定されている。

 ガイドの諸葛建玲さん(46)は孔明の父親から数えて四十七代目。「村民は孔明の勤勉の精神を守っており、ほとんど犯罪は起きません」と胸を張る。

 村では孔明が残した家訓「誡子(かいし)の書」を幼稚園から教える。路上で遊ぶ諸葛俊哲くん(4つ)に尋ねてみると、「夫(そ)れ君子の行いは静をもって身を修め、倹をもって徳を養い…」と全八十六字をそらんじた。

 孔明は三世紀の蜀(四川省)の宰相だが、十四世紀の子孫が風水の見地からこの地へ移住。村民は「名相でなければ名医となれ」という孔明の教えに従い、明・清代は病人を救う漢方薬の店舗網を全国に広げた。

 だが、一九四九年に社会主義中国が誕生すると、漢方薬店は「ブルジョア階級」とみなされ衰退。封建主義打倒」が叫ばれた文化大革命時代は、孔明大公堂を倉庫にして破壊を逃れた。改革・開放政策が定着した九〇年代、歴史家に孔明の子孫と認定されると、観光客が訪れるように。「レッドクリフ」の影響もあり、昨年は三十万人に達した。

 観光収入は、建物の修復費や養老年金に回す。村民の暮らしは決して豊かではないが、古老の一人、諸葛高嵩さん(80)は「富を蓄えず、清廉に生きた孔明が手本だよ」と話す。

 諸葛八卦村から車で約二時間、呉の皇帝孫権の子孫六千人が住む竜門鎮も観光客が集まる。諸葛八卦村にあやかり、明代の建物を観光地化。土産物店を営む孫麗真さん(33)は「孫権は子孫にも繁栄をもたらしてくれた」と喜ぶ。ライバルの魏と蜀の間で実利を得た孫権の子孫らしい。

 対照的なのは、曹操と劉備の一族だ。

 竜門鎮に近い上村は千五百人のうち九割が曹操の子孫という。中国で曹操は、劉備や孔明に敵対した「悪役」扱い。村民の曹炳〓さん(59)は「自分から曹操の子孫とは名乗らない」と話す。集落はひなびた印象で、曹操の記念施設もない。

 曙星村は孔明の主君・劉備の子孫が住む。ただ、村民四百人の大半の名字は「劉」でなく「金」。古老の金坤樵さん(80)は「蜀の滅亡後、劉姓は後の王朝にとって敵となったため、劉の字の一部を取り『金』姓を名乗った」と解説する。

 村には「活金死劉」(金として生き、死して劉となる)という言葉があり、墓石には劉姓を刻む。観光地化する話もなく、村民は静かに暮らす。

 各英雄の子孫が浙江省に集中する経緯について、系統だった解釈はない。祖先同士が争った子孫は近年、互いに交流を深め、友好関係を築いている。




■そういえば、何年か前にNHKかどうかは忘れたが、何かの番組でこの村のことを
取り上げていたっけ。すっかり忘れていたが

中国では関羽とか張飛の方が人気があると聞いたけど、諸葛亮もけっこうな人気なんだ。
それに比べ、曹操や劉備の子孫はかわいそうに

日本でも敵役の子孫は今でもひっそり暮らしているから同じだけど。
最近では近藤勇や土方歳三の子孫と芹沢鴨の子孫が交流するようになったようで
先祖の恩讐は、それほど根深いものなんだと改めて思った次第だ。





    



■で、こちらは一風変わった孔明のマンガ本。
左は『レッドクリフ』人気にあやかって、タイトルも『孔明伝』としてリニューアル発売。
本当のタイトルは『青春の尻尾』。
小池一夫・原作、平野仁・画のこの本の存在は古くから知っていたが、
単に中国の昔話だろう程度に思っていたので
孔明について描いた作品と最近わかってびっくりした。

内容については、「小池版三国志」と注釈があるように、三国志のストーリー世界を
借りたまったくの別作品である。
小池作品につきものの奇想天外の発想と、例によってエロ・グロ満載なので
間違っても「孔明さま大好き」女子は読んではいけない
とはいえ、破天荒でいて深い含蓄に富む小池ワールドが私は好きだ。


■そんな作風と対極に位置するのが、右の『諸葛孔明』である。
竹川弘太郎・原作、久松文雄・画。
久松文雄は私も好きだったアニメ『スーパージェッター』の作者なのだ。
懐かしい~
この『諸葛孔明』は、ストーリーも絵も端正で教科書的な雰囲気で展開していくので
ことに濃厚な小池版を読んで疲弊した頭にお勧めだ(^^;;





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