

黒煙をあげるタージマハル・ホテルと逃げ惑うハトの群れ
11月27日 ロイター通信
■インドの金融商業都市ムンバイ(旧ボンベイ)で起こった同時多発テロは多くの犠牲者を出して制圧されたが、武装グループの目的や背景、犯行メンバーの国籍についてさまざまに取りざたされている。
■約20名の犯人たちは20代の若者が中心で、Tシャツやジーンズ姿の者もいた。
そのうちの8人はインドのトロール漁船を乗っ取り、ゴムボートで上陸後、駅やレストランなどを襲撃しながら2つのホテルに立てこもったと見られている。
彼らは襲撃のための高度な訓練を受け、周到な準備をしていた。
また特に英米人とユダヤ人を標的にしていたという指摘もある。
■こうした点から背後にアルカイダがいるのではないか。
また米軍がイラクからアフガンへと主戦場を移しつつある中で、オバマ次期政権への牽制の意味で、インド・パキスタン両国の緊張関係を再び作り出す目的ではないかとも見られている。
さらにパレスチナ問題をめぐって、第1次大戦後に三枚舌外交を展開してアラブを貶めたイギリスとユダヤ人を狙った犯行であるとか、ソマリア海賊の復讐であるとかいった推測も飛び交っている。
■そんな中で、中日新聞が犯行グループが国籍や出身地の異なる者たちで構成されていた可能性が大きいと書いていたのが興味深かった。
ネット社会の象徴というわけではないが、同じ目的や思想の元に人種や国籍を超えて人々が集結する新たな時代の局面に入ったのではないかと感じた次第である。

http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2008113002000053.html?ref=rank
インド同時テロ、多国籍集団の犯行か
【ムンバイ(インド西部)=内田康】ムンバイの同時テロで、インドの治安当局や同国メディアは、犯行声明を出した「デカン・ムジャヒディン」を名乗る武装グループについて、国籍、出身地の異なる人員で構成されていた可能性が高いとの見方を強めている。
インド各紙によると、メンバーは同国の銀行が発行したクレジットカード7枚を所持。1人がムンバイ周辺で使われるマラティー語を話していたほか犯人の遺留品からはインド洋の島国モーリシャスの身分証も見つかった。事件ではパキスタン国籍の男が拘束されているが、当局は同国を拠点にカシミール地方の分離独立を求めるイスラム過激派「ラシュカレトイバ」が主導的役割を果たしたとの疑いを強めている。
モーリシャスはインド系住民が約7割を占めているが、ヒンズー、キリスト、イスラム教徒も混住。また英紙は、英国生まれのパキスタン人も犯行に関与したと報じている。
多国籍からなるグループは、テロ実行前に周到に準備したとみられ、一部は犯行現場の一つ、タージマハルホテルに客として宿泊していた。別のメンバーもマレーシア出身の学生を装い、現場近くに部屋を借りていたという。ホテルのレストランスタッフが関与したとの報道もあるがホテル側は否定している。
犯人グループは、治安当局との銃撃戦でホテル内の電気を消して応戦したほか、ホテルの監視カメラシステムも十分に作動しておらず、犯人側が細工した可能性がある。制圧作戦に加わった当局者も「犯人はホテル内の部屋の配置を熟知し、戦闘も洗練されていた。元正規兵か、長い期間訓練されている」と語っている。
犯行グループの人数はインド当局もつかみきれていない。武装集団は14人が死亡、1人が拘束されたが、全体で「20人以上」と報じる地元紙もあり、一部が逃走した可能性は否定できない。

同時多発テロを受けたムンバイ周辺地図 ロイター通信


■オバマとオバカ、一字違いで天国と地獄

左の写真は29日に、小沢代表の地元・岩手で街頭演説する麻生首相。
市民の反応は鈍く、集まった人の数もまばらだったとか。
国連での演説とまったく同じで、情けない

■麻生・小沢の初の党首討論でさらなるヘタレぶりをさらした首相の前途は、もはや風前の灯状態だ。
漢字が読めないだけならまだご愛嬌の部類だが、基礎的な政治の知識さえあやふやではお話にならない。

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20081128-434570.html
首相は議会制民主主義と議院内閣制を混同
麻生太郎首相は「議会制民主主義」と「議院内閣制」を混同している―。28日の党首討論での首相発言をめぐり、民主党内から「知識不足」を指摘する声が出た。
党首討論で民主党の小沢一郎代表は、衆院選を経ずに首相が3人交代したことを指摘、早期解散を迫った。これに対し首相は「われわれは大統領制とは違う。少なくとも議会制民主主義のルールにのっとっている。(首相の交代に)瑕疵(かし)はない」と反論。「議会制民主主義」という用語を計3回使った。
議会制民主主義は、選挙などで有権者が間接的に政治に参加する制度。国民の代表者である議員が議会で法律制定などの権力を行使する仕組みで、大統領制と両立する。
一方、議院内閣制は立法府である議会の多数派により行政府の内閣を組織する仕組みで、大統領制とは両立しない。民主党中堅議員は「米国は大統領制だが、議会制民主主義でもある。首相は議院内閣制とごっちゃにしている」と指摘した。(共同)
■まったく何年政治家をやってるんだかε-(ーдー)
一方相変わらず小泉改革路線踏襲(とうしゅう)のこの人たちは、またぞろ「反麻生」で集まって気勢を上げているとか。さらにまたまた懲りずにオバマ人気をパクッた「CHANGE」の錦の御旗スローガンのもと、小池百合子(これしかいないのか?)を大将に仰いで総選挙に勝利しようという思惑らしい。
こ~ゆ~のを、「烏合の集」による「取らぬ狸の皮算用」と言う


http://www.jiji.com/jc/c?g=pol
中川秀、小池氏ら議連結成へ=「反麻生」との憶測も-自民
自民党の中川秀直元幹事長、小池百合子元防衛相ら有志議員が、社会保障に関する議員連盟を結成する予定であることが29日、分かった。両氏のほか、渡辺喜美元行政改革担当相や塩崎恭久元官房長官ら麻生太郎首相の政権運営に批判的な議員が中心となっており、「反麻生」の動きとの憶測を呼びそうだ。
議連は約20人が発起人となり、12月5日に発足する。国民の社会保障に対する不安解消や利便性向上を目的に、年金などの保険料や税を一元的に管理する銀行口座の導入などを目指す。これに関して中川氏は29日、大阪市で行った講演で「縦割り行政(の弊害)を乗り越え、年金記録の未統合を起こさせないための基盤だ」と強調した。
メンバーの一部は、2008年度第2次補正予算案の今国会提出を求めたグループと重なる。ただ、発起人には麻生派議員も加わるほか、中川氏は、首相に近い安倍晋三元首相にも参加を呼び掛ける考え。中川氏周辺は「『反麻生』ではなく、政策面で首相に足りない部分を補完するのが狙い」と話している。


写真は共同通信
■麻生首相と小沢・民主党代表の初めての党首討論が本日午後3時から国会で開催された。
遅ればせながら首相就任おめでとうと、小沢代表。
短期間でもう3人の首相におめでとうを言ったと、皮肉のパンチも忘れない

正攻法で話を進めた小沢代表に対し、麻生首相は最後までのらりくらりと同じ趣旨の返答を繰り返すだけに終わった。
■時事通信 11月28日
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008112800780
首相と小沢氏、主張のポイント
【2次補正】
小沢一郎民主党代表 2008年度第2次補正予算案を今国会に提出しないのは国民に対する背信行為。提出する意思はないのか。
麻生太郎首相 1次補正、2次補正、09年度当初予算案の3段ロケットできちんと対応する。来年1月早々に国会を開催し、2次補正、来年度予算案を提出する。
【衆院解散・総選挙】
小沢氏 来年に2次補正を先送りするなら、直ちに衆院解散・総選挙で国民の審判を仰げばいい。12月に十分選挙はできる。
首相 「金融災害」の対応に世界中が必死になっている中、政治空白をつくることは第2の経済大国としてすべきではない。
【首相発言】
小沢氏 首相の言葉は重い。「綸言(りんげん)汗のごとし」という言葉がある。発言に責任をもってほしい。
首相 わたしの発言で一部誤解を与えたことはおわびした。発言は今後気を付けて、首相としての職務を全うしたい。
何といっても本日の討論のポイントは、
小沢代表が麻生・失言大将をたしなめるかのように放った
ご教訓、「綸言汗のごとし」!
「綸言(りんげん)」とは君主の言葉のこと。
一度出た汗が二度と体内に戻らないように、君主が一度発した言葉は二度と取り消すことはできないという漢書の言葉である。
しかし問題は、漢字の苦手な麻生首相に果たして正しい意味が伝わったかどうかだ(^^;;
マンガ首相「リンゲル汗のごとし?
疲れたら栄養剤のリンゲル点滴を汗が出るくらいたくさん打つのか?
それとも、人間麻生のごとし?
何を言われようと動じないオレ様ってネ申」
なんちゃって



たまには外でディナーをなんて思ったけど
寒くて面倒なので(^^;; 併設のイタリアンレストランに食べに行った。
もう足なんかサンダル履き

店内は照明をギリギリまで落としているから、わかりゃしないのだ。
酔っ払っても5メートル歩けば帰宅できるから便利だしね。
これは生ハムのサラダ。生ビールでいただく。
生ハムの塩味が野菜とうまく合わさってさっぱりと美味。

チーズの盛り合わせ。
ゴルゴンゾーラが特においしい。
全種類のチーズがなかなかの極上品だ。
上品な白ワインはデカンタで。これはマスターのおごり。
おありがとうございます<(_ _)>

チーズ皿の中央にあった飾り?
よく見れば枝のついたレーズンじゃあーりませんか。
照明が暗いからわからなかった

普通のレーズンよりもまろやかで上品な甘さ。

ガーリックのフォカッチャ。
ピッツァ生地にオリーブオイル、塩、ブラックペッパー、パルミジャーノの
味付けをして焼いたもの。
軽いから普通のピッツァより好き。
ブラックペッパー味がきりりと引き締めている。

ナスのトマトソース・パスタ。
これは超うま。パスタの湯で加減が素晴らしい。

ウォッカソーダ。
ワインやリキュール類が豊富なのも魅力だ。
ライムで思い出すのが、ホテル・オークラのオーキッド・バーだ。
最近はマンガ首相の行きつけの1つとして有名になったが
私も20代のころに、青山にあった小さな出版社の社長のお供で
このオーキッド・バーにはよく通った。
ここで頻繁(ひんぱん。はんざつじゃないよ

当時はそんな有名なバーとは露知らず、だったけど。

エビとオニオンのグラタン。
このクリーミーな味のグラタンはお薦め。
心もホッとするようなやさしい味だ。


湯河原の紅葉は11月中旬過ぎから12月上旬がちょうど見ごろ。
もう1ヶ月以上も休みが取れなかったので
本日は大浴場の大掃除が終わったら半日休み…と予定していたのだが
予想より時間をくってしまい、外に出られたのは午後の3時を回っていた

ここは奥湯河原。
あたりはすでに薄暗くなっていたが、紅葉の赤が目に鮮やかだ。

紅葉の美しさで有名な奥湯河原の、その名も「紅葉亭」(もみじてい)。
料亭風の高級お蕎麦屋さんなのだ。
前の車の人も降りてきて紅葉をパチリ。
って、じゃまなんですけど


前の車がどかないのでズームアップ。
ちょっとピンボケ


奥湯河原から箱根へ続く途中の道で。
さらに薄暗くなってしまい、寒~い(((=_=))
正面の海に浮かんで見える小さな島は初島。

箱根の芦ノ湖。黄昏に沈む海賊船。
この円高で、箱根は外人客が減少して大変らしい。
夏場の海賊船乗り場は、中国人や韓国人でごった返していたのに。
この日は日本人客がわりと多かった。


人間界の金融危機などどこ吹く風。
ひねもすグースカの猫さんたち。
2段ベッド風の棚で寝てるのは上がキキ、下がハナ。
この場所は低いようで実際には6段くらいの高さがあって
ここに乗るためには、まず私のデスクに飛び乗って
次に、隣りにある高い台の上のテレビにジャンプ。
そのテレビの上から慎重に狙いをつけて、斜め上の棚に大ジャンプ。
テレビから棚までけっこう距離があるのだ。
まったく猫の運動能力の高さにはいつも感心してしまう。
どんなに寝相が悪くても下に落ちないのが、これまた不思議だ



■写真は時事通信:元厚生事務次官宅連続殺傷事件で、警視庁に移送される小泉毅容疑者。警視庁は、銃刀法違反の疑いで逮捕(23日午前4時4分、東京都千代田区の麹町署)
■昨夜テレビのニュース速報で犯人らしい男が出頭と流れた。
けっこう早く出てきたなと思ったが、犯人らしき人物の行動や動機に不可解な点が多すぎて、周囲も翻弄されているようだ。
■そもそも証拠物一式に住民票までそろえて、レンタカーで直接警視庁に乗り込むとは、あまりに芝居じみているというか、安手のドラマでも観ているような気分だ。おまけに元厚生事務次官宅襲撃の動機は、子ども時代に飼っていた犬を保健所に処分されたというのだからお話にならない。
さて取調べで、次はどういう供述が出てくるのだろうか。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2008112300178
「今から自首」と書き込み=あだ討ちと説明、小泉容疑者か-テレビ局HP
「今から自首する」「34年前のあだ討ち」。小泉毅容疑者(46)が警視庁に出頭する約2時間前の22日午後7時すぎ、TBSのホームページに本人からとみられる書き込みが寄せられていたことが23日、分かった。
TBSによると、書き込みは番組へ意見を寄せたり問い合わせたりするフォームで22日午後7時9分に送信された。差出人の氏名、問い合わせる番組名、件名を書く欄には、いずれも「元厚生次官宅襲撃事件」と記されていた。住所や年齢、メールアドレスは空欄だった。
「逃げる気はない。今から自首する」とした上で、「34年前、保健所に家族を殺されたあだ討ちである」と書き込んでいた。
元次官宅襲撃事件の犯人については右利きではないかとの報道があったが、「自分は左利きである」としていた。
■上記の「左利き」というのが気になる。
また犯行場所付近に止まっていた不審なワンボックスカーはどうなったのか?
また私は事件直後のブログで犯人はプロっぽいと書いた。
しかしその後の報道では、犯人は一撃で殺害できずに何度も刺しているのでプロの仕業ではないとコメントされていた。ところが検死官によると、心臓付近を集中して狙い、しかも返り血を浴びないような刺し方をしていたという。
この小泉毅容疑者はそうした殺しのプロなのだろうか?
■だがたとえこの男が直接の犯人であったとしても、背後にいるであろう真の黒幕を暴かない限り、この事件の本当の解決はない。
■今回の事件と類似していると誰もが思い浮かべるのが、02年10月に起きた民主党・石井紘基衆院議員刺殺事件と、07年4月の伊藤一長・前長崎市長銃撃殺人事件だろう。
■石井議員は自宅駐車場で何者かに柳刃包丁で刺殺された。
自称右翼の伊藤白水という男が自首したが、事件当時逃げ去る犯人を目撃したタクシー運転手は班員と伊藤白水とは別人だと語ったという。
それにもかかわらず伊藤の単独犯行とされ、その動機も転居先のあっせんを顔見知りの石井議員に断られたためと個人的な恨みに矮小化された。
石井議員は当時、産廃に関する与党大物議員の汚職を調査していて、それを国会で質問するつもりだった。事件直後、調査の記録が綴られた手帳が紛失していたのだった。
■また伊藤長崎市長殺害で逮捕されたのは元暴力団幹部の城尾被告であるが、この事件の動機も事故の補償などで市の対応に不満があったからというもので、なぜそれが銃撃に結びつくのかという疑問が未だに残されたままである。
■この他にも多くの謎に満ちた政治家や官僚の自殺や事故死がある。
こうした事故や事件の真相は、政権が交代して再調査のメスが入らなければ、永久に闇に葬られたままになってしまうだろう。

■毎日のトップニュースで報じられている元厚生次官とその家族の連続殺傷事件は、未だ動機がわからないまま、靴やナイフの形態といった犯行時の様子は徐々に明らかになってきた。
犯人の動機についても、最初は「年金テロ」といった声が大きかったが、犯行声明がないことから次第に怨恨の線も調べる必要があるといった論調も増えてきた。
■そんな中、はなゆー氏の「低気温のエクスタシー」に興味深い記事が掲載されていた。
http://alcyone.seesaa.net/article/110024121.html
はなゆー氏によると、
(1) 「日刊ゲンダイ 11月19日号」 の「元次官2人はなぜ襲撃されたのか」の中に、襲撃された吉原氏と山口氏の2人に共通するのは「年金」の他に、「後期高齢者医療制度」だと指摘されていたという。
(2) また2人の厚生省時代に厚生大臣だったのが小泉元首相である。
(3) さらに「論談:目安箱」の投稿によると、「民主党の長妻議員がこの二人を証人喚問に呼ぶ可能性があった」。

http://netallica.yahoo.co.jp/news/55941
元次官2人はなぜ襲撃されたのか
さいたま市で起きた元厚生次官夫婦の刺殺事件は、その半日後に、東京・中野区で別の元厚生次官の妻が刺されたことで様相が一変した。過去に例のない「厚生行政への怨恨襲撃、連続テロ」と考えるしかないが、元次官2人はなぜ狙われたのか。
(中略)
こうしたことから、「年金テロ」の見方が強まるのも当然だが、この2人には、もうひとつ、重大なキーワードがあった。「後期高齢者医療制度」だ。
「吉原氏は、“後期高齢者制度”の前身である老人保健医療制度の創設を提唱した人であり、その骨格をつくったのが後輩の山口氏」(事情通)という関係だ。
前出の厚労省関係者がこう続ける。
「犯人はなぜ、10年以上も前に次官を辞めた吉原氏と山口氏を狙ったのか。2人の経歴や年金行政とのからみは、これまで報道されたことはほとんどない。今回の事件で初めて、2人は厚生省時代に三重県庁に出向した経験もあって、上司、部下の関係以上に付き合いが濃かったといわれているが、そんなことは部外者は知らないはず。せいぜい数年前、相次ぐ厚労省の不祥事にからんで、次官経験者の退職金リストが国会に提出され、そこに2人の名前があった程度です。それなのに、住所までどうやって割り出したのか。厚労省や社保庁内部に詳しい者でないと分からないはずです」
専門の本でも読んで、ターゲットを絞り込んだのか。それとも次官経験者の身辺を片っ端から洗い、たどり着いた2人の自宅を襲撃したのか。実行犯は単独としても、そのウラにグループや組織が存在していてもおかしくない。だとしたら、連続テロ事件の闇は深い。

http://www.rondan.co.jp/html/mail/0811/081121-16.html
元厚生次官ら連続殺傷事件についての憶測 投稿者:不明
被害者のうち官僚であった二人が事務次官をつとめていた期間と、小泉氏が厚生大臣であった時期が重なっている。
http://alcyone.seesaa.net/article/109856089.html
また国会の会期延長に伴い、民主党の長妻議員がこの二人を証人喚問に呼ぶ可能性があったようである。
これらから、事件の背景を洗い出すことができるのではないか。 いたづらにテロと断じて恐怖心を煽るマスコミは最早、ジャーナリズムが欠落している。
■なぜ今この時期に襲撃しなくてはならなかったのか?
なぜ狙われたのがこの2人だったのか?
なぜ2人の住所がわかったのか?
なぜ犯行声明を出さないのか?
などといった疑問がスッと解けていくようだ

2人の元厚生次官を消すことで最も利益を得る者、それは…

■数ある謀殺の中で、最近の有名な事件は「リトビネンコ事件」だろう。
イギリスに亡命中の元FSB(ロシア連邦保安局)のダブルスパイ・リトビネンコは、06年にロンドン市内で放射性毒物を盛られ殺害された。
海外メディアはプーチン大統領(当時)の命を受けたFSBによる謀殺だと大々的に書いてプーチン政権を非難したが、ロシアの事情を知る人々は反プーチンでイギリスに亡命中のオリガルヒ(政商)ベレゾフスキーあるいはイギリス政府による殺害だと見ている。
リトビネンコはベレゾフスキーに雇われていて、リトビネンコ殺害に携わったと報じられた関係者たちがグルジアに出入りしていたという事実もある。
このように犯人は必ずしも敵対者だとはかぎらない。
身内こそ最も疑うべき容疑者でもあるのだ。
この先、たとえ直接殺傷にかかわった犯人が逮捕されたとしても、動機は個人的な怨恨などとされて、真相は闇の中に葬られてしまうのだろう。


南オセチアでロケット弾を撃つグルジア軍 8月8日(ロイター通信)
■オバマ新政権にチェンジすることによって、これまで隠されてきたさまざまな出来事の真相が徐々に明らかになってきた。
グルジア紛争の真相もその1つである。
私は紛争当初からグルジア側が仕掛けたもので、その背後に米国のネオコンがいるのではと、このブログにも書いてきた。
その真相がようやく西側のメディアにも取り上げられるようになったのだ。
(ー。ー)フゥ。長い道のりだった…。
■産経新聞 11月19日
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/081119/erp0811192056006-n1.htm
グルジア軍事行動、欧米メディアの批判報道相次ぐ 情報戦争第2幕も
【モスクワ=遠藤良介】8月のグルジア紛争をめぐり、欧米の主要メディアでグルジア側の軍事行動を批判する報道が相次いでいる。欧米メディアは従来、ロシアがグルジアに侵攻した事実に重きを置いていたが、ここにきて、軍事介入の口実をつくったグルジアの南オセチア自治州攻撃を「過剰で不適切だった」と指摘している。他方、これを機にロシアは侵攻を正当化するPR攻勢を再開しており、情報戦争の第2幕が開いた感もある。
米紙ニューヨーク・タイムズは、駐グルジア欧州安保協力機構(OSCE)監視団員の報告内容として「経験不足のグルジア軍は8月7日、南オセチアの州都ツヒンバリを無差別に砲撃した」と報道。「グルジアの爆撃に先立つ数時間内に(南オセチア側からの)グルジア人村落への砲撃は聞かれなかった」とも伝え、「(この内容は)グルジアの主張に疑問を投げかける」と指摘した。
グルジアは従来、「開戦に先立ってロシア軍部隊が南オセチアに越境したため、自衛のための戦闘を余儀なくされた。民間人は攻撃していない」(政府筋)などと主張。これに対し、ツヒンバリを独自取材した英BBCは「グルジア軍戦車は住居を攻撃、兵士らは車で逃げようとする一般市民を銃撃した」などとする住民の証言を紹介した。
ロシアはこうした欧米メディアの論調を歓迎しており、チュルキン国連大使はニューヨーク・タイムズに「米メディアが真実を語り始めるまでに3カ月を要した」などとする書簡まで送った。紛争勃発(ぼつぱつ)後、グルジアのサーカシビリ大統領が頻繁に英語放送に出演、政権幹部も外国メディアに取材便宜を図ったのに対し、ロシアには情報戦争で出遅れたとの意識が根強い。サーカシビリ政権を支援した米ブッシュ政権の任期切れを機に、ロシアが欧米諸国に対グルジア政策の変更をいっそう迫るのは必至だ。
もっとも、英BBCは「ツヒンバリが大規模に破壊されたとのロシアの主張も大幅に誇張されている」と「2000人虐殺」説を唱えたロシア側も非難。ミリバンド英外相も「グルジアの行動は無責任だった」とする一方で「ロシアの報復は過剰かつ誤ったものだった」(BBC)としている。ロシアのイラリオノフ元大統領補佐官は「ロシアは4年前から戦争を準備していた」と語っており、紛争原因については冷静な判断が求められている。
■グルジアのサーカシビリ大統領は米国の傀儡であり、今回の紛争もバックの米国にそそのかされて勇み足をしてしまったというのがもっぱらの噂である。
グルジアの「バラ革命」とサーカシビリについて、NHK世界のドキュメンタリーで放送したのを再現したものはこちら


http://tekcat.blog21.fc2.com/blog-date-20080822.html
■サーカシビリ大統領は10月27日、グルジア紛争の責任追求を回避するため、グルゲニゼ首相を更迭し後任にムガロブリシビリ・駐トルコ大使を起用する方針を表明した。
しかし11月7日、野党は大統領の辞任を要求して大規模なデモを決行した。

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/081107/erp0811072300008-n1.htm
グルジア、大統領の辞任要求で大規模デモ
グルジアの首都トビリシで7日、南オセチア自治州への進攻でロシアの軍事介入を招いたサーカシビリ大統領の辞任と大統領選の前倒し実施を要求して、野党勢力が大規模なデモを行った。参加者は数千人から1万人と報じられている。
この日は、親米の大統領が治安部隊を動員して野党側のデモを強制排除してからちょうど1年に当たる。シェワルナゼ政権を倒した2003年の政変「バラ革命」で大統領と共闘し、後にたもとを分かったブルジャナゼ氏は7日、ラジオ局「モスクワのこだま」に対し、「戦争に負け大きな領土を失ったとき、指導部は責任を問われる」と主張した。
戦争への批判に加え、経済危機にも悩まされる大統領は先月末、首相交代に踏み切っていた。(共同)
■サーカシビリ大統領はちょっとというか、かなり変わった奇行癖の持ち主で、前々からその言動を心配されていた。
今回の唐突な南オセチア侵攻も、その1つではないかと危ぶまれていたのだ

以下は欧米メディアが暴いた危ないサーカシビリ映像。
頼みの欧米に見放されたら、サーちゃんはどうなるのだろうか。
電話しながら、なぜか自分のネクタイをかじるサーカシビリ大統領。
ロシアの素早い反撃にビビッたのか。(BBC)


以前にも使った「しんぶん赤旗」の図
■インド洋給油の継続をめぐって未だ与野党の攻防が続いているが、昨今はアフガン支援という当初の目的よりも、アフリカ東部のソマリア沖に出没する海賊対策の方に目が向いているようである。
政府軍とイスラム武装組織との戦闘が長引き無政府状態になっているソマリアでは、今年に入って海賊事件が激増。国際海事局はこれまでに船舶18隻が襲われ、乗組員330人が人質になって身代金を要求されていると発表した。
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008112001000241.html
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200811190019.html
■この事態を重く見た日本でも、超党派の国会議員による「新世紀の安全保障体制を確立する若手議員の会」が本日20日、海上自衛隊の護衛艦や哨戒機を現地に派遣するための新法案策定検討を決めた。
麻生首相もこの新法案に乗り気というが、海外での武力行使は憲法で禁じられており、どうなるかは不透明だ。
ようするに理由はアフガン支援でも海賊退治でも何でもいいのだ。自衛隊を海外に出して武力行使をしたいというのが本音の目的なのだから。
http://mainichi.jp/select/world/news/20081121k0000m010029000c.html
■一方、海賊ビジネスが盛んなソマリアはいったいどうなっているのか。
そのソマリアの実情について面白い記事が載っていた。

http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008112001000174.html
繁栄するソマリア海賊の町 高級車にネットカフェも
【カイロ20日共同】高級自動車にインターネットカフェ。人質には洋食の出前も-。AP通信は、事実上の無政府状態が続き、貧困にあえいでいたソマリアの沿岸部の町が、身代金を得た海賊たちの落とす金で繁栄を謳歌(おうか)していると伝えた。海賊行為の根絶を求める国際社会の呼び掛けにもかかわらず、地元住民たちは“豊かさ”をもたらしてくれる海賊たちに感謝の念を隠していないという。
「合法的に金が入ってこようが、違法だろうが、それで私たちはこの町で生活ができる」とハラデレに住むシャムソ・モアリムさん(36)。5人の子どもの母親だ。「子どもたちは食べ物の心配もなく学校にも行ける。みんな幸せよ」
ソマリアは、イスラム原理主義勢力と暫定政府軍との戦闘などで治安が極度に悪化、中央政府は約20年もの間ほとんど機能していない。平均寿命は46歳。4人に1人が5歳になる前に死亡する。
だが、沿岸部のハラデレやエイル、ボサソなどの町は“海賊経済”で栄え、中には4輪駆動車を乗り回し、石造りの家を建てる海賊も。海賊行為はここでは“よい生活”を得る手段だ。
■海賊に襲われる船舶はたまったものではないが、なんか痛快で笑ってしまう。
世をあげて人権だ民主制だとか騒いで途上国にも強制する風潮の中で、どっこい底辺の庶民はたくましく生きているといった見本だ。
世の中には表もあれば裏もある。そして裏がすべて悪とはかぎらない。
イギリスだってその昔は、女王の号令の下、国を挙げて海賊行為にいそしみ帝国を築いたという歴史がある。
そういう意味でも、物事の両面を垣間見る思いがした共同通信の記事だった。
