FC2ブログ
激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 奥田メディア批判と麻生メディア支配
2008年11月19日 (水) | 編集 |

■元厚生事務次官宅の連続襲撃事件は日本中に衝撃を与えた。
一刻も早い犯人検挙と事件の全容の解明を望みたい。

そしてこの事件に先立つ12日にも、厚労省をめぐって看過できない発言があった。
トヨタ自動車の奥田碩取締役相談役が、メディア、特にテレビの厚労省への批判報道は異常だと苦言を呈したのだ。そして、
「新聞もそうだけど、特にテレビがですね、朝から晩まで、名前言うとまずいから言わないけど、2、3人のやつが出てきて、年金の話とか厚労省に関する問題についてわんわんやっている」
「正直言って、私はマスコミに対して報復でもしてやろうかと(思う)。スポンサー引くとか
などと発言した。
http://www.asahi.com/national/update/1112/TKY200811120346.html



■これは刃物や武器こそ使わないものの、れっきとした言論封殺であり、メディアに対するテロともいえよう。
気に食わないから攻撃して潰す(殺す)。連続襲撃事件と同じだ。



■一方、『週刊文春』11月27日号の48ページに、こんな記事が載っていた。
麻生首相の親族企業「株式会社麻生」が九州民放局で唯一の上場企業、「RKB毎日放送」の株を大量保有していることが、昨年12月に発覚したというのだ。

RKBの関係者は、「今回の株の買収劇は当社にとって、05年に起きた楽天のTBS買収騒動を髣髴させるようなショッキングな出来事」と述べている。
これに対し麻生側は純粋な投資目的であることを強調。
しかし地元のメディア関係者は、「九州全域で建設、医療などの事業を展開している浅生が、いまだ手に入れていないのが大衆に影響力のあるメディア事業。単なる投資目的なら短期で収益が見込める対象はたくさんあるはず。(株買収は)何らかの思惑があるとしか思えない」という見方をしている。


一大麻生帝国を築くのが目的なのか。
これでは途上国の独裁国家といい勝負だ。

政財界のメディア批判とメディア買収。
その先に待ち受けている社会が恐ろしい。



  
   

 田母神「クーデター」問題軽視の風潮がテロの温床に
2008年11月18日 (火) | 編集 |

■埼玉県と東京都(両地点は近距離)の2ヵ所で、続けさまに刃物による死傷事件が起きた。
埼玉県さいたま市では夫婦が死亡、東京都中野区では妻が重症を負った。
被害者である両家に共通しているのは、夫が元厚生事務次官だったという点だ。
そのため、これは「連続テロ」ではないかという声があがり、厚労省の歴代幹部の身辺警護を強化するといった事態に発展した。



■事件の全容や動機はまだ不明だが、加害者は手馴れたプロっぽい気がする。
また事態が深刻なわりには、官邸や政府からの怒りの声が小さいのではないか。

12日のブログにも、<田母神問題は平成の「二.二六事件」である>というタイトルで
現在は昭和の初めころの社会状況とよく似ていると書いた。
http://tekcat.blog21.fc2.com/blog-date-20081112.html

その中で、保坂正康氏の『あの戦争は何だったのか 大人のための歴史教科書』(新潮新書)の
内容の一部を引用したが、ことに

「二.二六事件」の前にも、「血盟団事件」や「五.一五事件」といったテロが日本中を震撼させていた。しかし一般世論はテロの加害者に同情的で、マスコミも「動機が正しければ、道理に反することも仕方ない」とさらに煽り立てた。

といったように、メディア、政府、そしてその意を受けた国民が更なるテロを容認し、ついには太平洋戦争へと導かれていった事実にもっと注目する必要がある。




■11日の国会質疑で、田母神前航空幕僚長は、「Yahooでは58%が私を支持している」と答弁した。

これは田母神氏によるクーデター宣言にも等しいのではないか。
こうした重大問題発言を軽視し続けるメディアや政府の態度が、本日起きたようなテロを温存し増長させるのだ。
過去の歴史から真摯に学ばなければ、今回のように、新たな歴史は何度でも同じ過ちを繰り返すのである。






 KY(漢字が読めない)麻生内閣支持率が29.6%に急下降
2008年11月17日 (月) | 編集 |

■金融サミット(G20)大成功と鼻高々に帰国した太郎ちゃんを待っていたのは、
北風よりも寒~い彡(-_-;)彡支持率の大幅ダウンだった

テレビ朝日の調査によると、麻生内閣の支持率は、就任時が約50%、10月が40%強あったが、今回は29.6%と急落した。
また「支持しない」も46.8%(10月は約37%)と急増した。

字がめないのKYに加え、庶民の生活めないというKYでは、福田康夫ちゃんと同様、明党にめさせられるのKYまで加わってしまうゾ




■一方歴代自民党首相の盟友・息子ブッシュの支持率も、
10日に発表された米CNNテレビの世論調査で、24%という最低記録を樹立した(^^;; 
ちなみに不支持率76%もこれまでの大統領の最低記録。




■麻生太郎ちゃんは総選挙用の最終兵器で、初めのころはこんなふうに世界相手の外交で
一発かましてくれるんじゃないかと期待されていたもんだったが
今じゃすっかり化けの皮がはがれて、プーチンどころかブッシュにも無視される体たらく。
日本はいつになったら本当の独立国になれるのやら C= (-。- )





ロシアン・マフィア vs ジャパニーズ・マフィア







 G20金融サミット―「新ブレトンウッズ体制」は可能か
2008年11月16日 (日) | 編集 |



15日、ワシントンで金融サミット(G20)の集合写真撮影に臨む
参加各国の首脳ら(朝日新聞=AP)





■最初から期待薄だった(^^;;G20がアッという間に開かれ、アッという間に終わった。
最も印象的だったのは議長役のブッシュ大統領が声明の最後に「グッバイ」と言ったことで、米国の単独覇権および金融資本主義の終焉をまざまざと実感させた。

今回のG20はそうした米国と規制強化を唱える欧州の対立、存在感を増す新興国といった構図だった。


■特にフランスのサルコジ大統領が早くから「新ブレトンウッズ」構想を打ち出し各国をリードしている姿が注目された。ブレトンウッズとは第2次大戦後に作られた米英中心の国際金融体制のことで、今回はその体制の見直し(再編)をしようじゃないかとの提案が出されたのだ。
サルコジはドルの機軸通貨の時代は終わったと明言し、新興各国も現在の国際金融体制に不満を抱いている。いずれドルだけでなく、いくつかの通貨が基軸通貨に取って代わられるだろう。
しかし今のところは各国の思惑はさまざまで、今回のG20は今後の会議のための顔合わせ的な集まりとなった。


■一方日本は自分の経済政策に自信満々な麻生首相が、ブレトンウッズの申し子であるIMF(国際通貨基金)に約10兆円の支援融資をするという手土産を持ってG20に乗り込んだが、各国のリーダーシップを取れる最大のチャンスを生かすことができず、またもや金だけ取られるという存在感の薄い損な役どころに終わった。あ~あ。
口だけは威勢がいいが、発想も行動力もサルコジにさえはるかに及ばないのだから情けない。

麻生首相は「新ブレトンウッズ(ポストドル)体制」の実現は難しいと否定的で、ドルの基軸通貨体制維持に努めるという。あくまでも現金融体制にしがみついて、アメリカの尻拭いをするつもりというわけだ。
日本国民には2兆円を無駄にばらまき、他方アメリカを救うためには10兆円も惜しみなく差し出すというのだからあきれてしまう。
日本国民が真っ先に行うべきは、こうした無能で有害な麻生首相と自民党を「CHANGE」して、健全な国づくりを再開することにつきる。





   

左の図表は東京新聞、右は朝日新聞のもの。






 その後のネネとチャチャ
2008年11月15日 (土) | 編集 |



左がチャチャ、右下がネネ。




■縄張り意識が強くて他の猫と喧嘩ばかりしていたオス猫のネネ。
先月捕まえて避妊手術をしたところ、仲良しだったメス猫のチャチャとちょっと微妙な関係に。
しかしその後、また元のように連れ立ってご飯を食べにくるようになった。
前にもまして甘ったれになったネネ。思わず内猫にしたくなってしまう。
コンクリートの上に2匹で寝転がっているが、ここは源泉タンクの上なのでぬくぬくと温かい。
猫は居心地のよい場所を見つける名人なのだ。


■本日は全館貸切のXディー
80人の客室セットと大宴会、片づけをパートさん5人に協力してもらってなんとかクリアした。
宴会の片付け終わったら、もう夜の10時になってしまった。ε-(;ーωーA フウ。
宴会場はそのまま徹夜のイベントと映画上映会に早変わりだ。
私も参加したいなあ。
だって日本の早々たるSF作家たちが、今うちの宿に集合してるんだもの。

かくいう私も、過去に同人誌でSFを書いていたのだよ
今じゃ、取材原稿を書くだけでフーフーいってる哀しい身の上だ。
なんちゃって、もうすぐ締め切りの原稿を2本抱えているから
ほんとはのんびり構えている暇はないんだけど。

Xディーの戦場で(冗談ではなく戦場だった)体中が痛い。
たまには好きなSFでも書きたいなあ






 オバマ新政権で米露関係は修復されるのか
2008年11月14日 (金) | 編集 |



ロシアのメドベージェフ大統領(ロイター通信)




■親米だったロシアのプーチンはブッシュの反露政策で方針転換を余儀なくされ、メドベージェフ新政権はさらにグルジア戦争の挑発を受けて、反米意識をあらわにした。
しかしできれば関係修復をしたいのが本音である。今回のオバマ新政権誕生をよい契機に、オバマ氏側にラブコールを送っている。

オバマ氏よりもさらに若いメドちゃん。ネットを駆使して国民に呼びかけるという新しい主導者タイプでもオバマ氏と共通している。またプーチンも大統領に就任したのはオバマ氏と同じ47歳だった。
2期8年大統領を勤めた後も現在のプーさまと同じ年齢だから、十分に独自色を発揮できるだろう。


       ロイター通信 11月14日
       http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-34909220081114

            米新政権誕生は米ロ関係修復の好機=ロシア大統領

[カンヌ(フランス) 13日 ロイター] ロシアのメドベージェフ大統領は13日、バラク・オバマ次期米大統領の新政権誕生は、米ロ関係修復の好機との考えを示した。

 メドベージェフ大統領は、当地で行われた経済フォーラムで「次期大統領は政治・経済面で大変な問題に直面しているので、新政権の幸運を祈っている。世界情勢は、これらの問題を米政権がいかに処理するかにかかっている」と語った。

 米ロ関係は、8月にロシアが親欧米のグルジアによる南オセチア自治州制圧に軍を派遣したことから、冷戦レベルにまで冷え込んでいる。








    

左:ズビグニュー・ブレジンスキー     右:ラーム・エマニュエルとバラク・オバマ




■しかし一方で、オバマ新政権のメンバーにはいろいろな懸念材料も見受けられる。

前にも書いたが、まずバイデン副大統領がオバマ新政権誕生半年の間に重大な国際的試練に直面すると不気味な予言をした。新たな中東(特にイラン)やロシアとの戦争、あるいはグルジア戦争の再燃、はたまた米国の国家破綻か…などとささやかれているが、何が起こるかはまだ不明だ。

また次期大統領首席補佐官に民主党のラーム・エマニュエル下院議員が指名されたが、これによって政権がイスラエル寄りになるのではと心配する声があがっている。

さらに問題なのが外交政策ブレーンのブレジンスキー氏の存在だ。
カーター政権時の大統領補佐官で、大のソ連(ロシア)嫌い。
1989年の東欧革命(チェコスロバキアの「ビロード革命」)を仕掛けた大黒幕でもある。
また著書に『ひよわな花・日本―日本大国論批判』があるように、日本に対する差別意識も強い。


「CHANGE」の合言葉で米国民の心をガッチリつかんだオバマ新大統領だが、期待通りの方向に米国の舵取りをしていけるのか、世界が固唾を呑んで見守っている。





 麻生「言いまつがい」首相は日本のペイリンだ
2008年11月13日 (木) | 編集 |

■このヒトは「マンガ脳」というか、義務教育すらきちんと受けたのか疑わしくなるほど基礎学力に欠けている。私もどちらかというとマンガ脳に近いけど、でもここまでひどくはない(と思う)。 
本人は読み間違いだの、言い間違い、ほぼ日的には「言いまがい」と強調しているが、単に無知なだけでしょ。
アフリカが国名だと思っていったあのセーラ・ペイリンといい勝負だわ。
ペイリンは敗北してアラスカに戻ったからいいけど、日本のペイリン「マンガ脳」麻生は日々日本を没落へと追い込んでいるから、国民はたまったものじゃない。


    時事通信 11月12日
    http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008111201068

         「頻繁」を「はんざつ」=麻生首相、読み間違い連発

 麻生太郎首相が12日、母校の学習院大学で開かれた日中両国の交流事業「日中青少年歌合戦」でのあいさつで、「頻繁」を「はんざつ」と言い間違える場面があった。
 首相は、用意した文書に目を落としながら、12月に日本で開かれる日中韓首脳会談に触れ「1年のうちにこれだけ『はんざつ』に両首脳が往来したのは過去に例がない」と語った。さらに、今年5月の四川大地震に関するくだりでは「未曽有の自然災害」を「みぞゆう」と読み誤った。
 首相は7日の参院本会議でも、自らの歴史認識を問われ、アジア諸国への侵略を認めた1995年の村山富市首相談話を「踏襲する」と言うべきところを「ふしゅうする」と答弁している。 
 首相は12日夜、記者団から相次ぐ読み間違いを指摘されると、「そうですか。単なる読み間違い、もしくは勘違い」と、ばつが悪そうだった。 





■ここは、おしゃれなアクションコメディーマンガ『エロイカより愛をこめて」のエーベルバッハ少佐の口癖で、マンガ脳首相を一喝したい。



      「アラスカへ行け!」



そ。ペイリンも白熊も待ってるからね~っ






 田母神問題は平成の「二.二六事件」である
2008年11月12日 (水) | 編集 |



教科書でおなじみの「二.二六事件」の写真。




■昨日の参院外交防衛委員会参考人質疑での田母神前空幕長の発言は、とても許しがたい由々しきものだった。
特に、「わたしが(応募を)指示したと言われているが、指示したとすれば1000人を超える数が集まる」や、「わたしの書いた論文はいささかも間違っていると思わない」「今は(憲法を)改正すべきだと思っている。国を守ることにこれほど国民の意見が割れるものは直した方がいい」
また集団的自衛権を行使し、武器も堂々と使用したいのかという質問に対して、「そうすべきだ」等の言葉は、平和憲法を戴く民主国家日本において決して看過できない重大な問題をはらんでいる。



■この「田母神論文」の存在を知った瞬間、私の脳裏には昭和11年(1936年)に起きた「二.二六事件」が浮かんだ。それゆえ、11月3日のブログ「田母神氏が突然定年退職に」の終わりの方にもこのように書いたのだった。
http://tekcat.blog21.fc2.com/blog-date-20081103.html

■またまた出た大甘処分。
政府見解に確信犯的に意義を唱え従わなかったのだから、退職ではなくて懲戒免職が当たり前ではな

いのか。それにいやしくも空自のトップが自ら辞任もできないとはあきれてしまう。
仮に私が国のリーダーだったら、国家反逆罪に問うところだ。

きちんとした処断もできない腑抜けた内閣に、暴走する軍隊。
過去の歴史から学ばない者は何度でも同じ過ちを繰り返すだけだ。





■もちろん今の日本には「国家反逆罪」というものはない。
しかし国家への反逆、内乱に近い言動ではないのか。


田母神氏とその考えに近い人々は、太平洋戦争を記述した歴史を「自虐史観」と呼んで批判するのが常だが、その歴史観(田母神史観)が、「侵略」だの「謝罪」だのをまとった彼らが忌むところの自虐史観と、実のところは同根であり裏表の関係にあるということに気づいていない。

ではどのようなテキストで戦争について学べばよいのだろうか。
その1つのテキストとして、保坂正康氏の『あの戦争は何だったのか 大人のための歴史教科書』(新潮新書)をお勧めしたい。
保坂氏はどちらかというと保守系で、平和教育を目的とした歴史観も大東亜戦争史観も、単なる二元論的な善悪でとらえた歴史の見方を厳しく批判している。

その保坂氏の本に書いてある「二.二六事件」に関する記述部分を、ごく簡単にかいつまんで紹介する。

          

太平洋戦争を検証する際、どの時点から検証していくべきか。
本書はあえて「二.二六事件」から始めたい。
昭和11年2月、陸軍の青年将校たちが「天皇の、君側の奸(くんそくのかん:天皇のそばにいて国民の思いを曲げて伝える者)を討つ」といって決起した。
しかし当時36歳だった昭和天皇は激怒して、「断固、青年将校を討伐せよ」と命じた。
決起した将校のいう「君側の奸」は、天皇にとっては「股肱の臣(ここうのしん:最も頼りにする臣)」だったからだ。

「二.二六事件」の前にも、「血盟団事件」や「五.一五事件」といったテロが日本中を震撼させていた。しかし一般世論はテロの加害者に同情的で、マスコミも「動機が正しければ、道理に反することも仕方ない」とさらに煽り立てた。

当時の日本は第1次大戦後の世界恐慌で国民生活は疲弊していた。
そうした中で満州事変が起こり、関東軍は兵を進めて満州国を建国。国際連盟を脱退した。
また同時期に美濃部達吉による「天皇機関説」問題が起き、天皇自身も美濃部理論を肯定したにもかかわらず、議会は「国体に反する」と決議して、やがて「天皇神授説」の浸透が全国に図られていった。
そしてこうした思想教育を受けた青年将校たちが、「二.二六事件」を起こすに至ったのである。

「二.二六事件」の決起によって岡田首相以下6人の要人が襲われ、機関銃で撃たれた後に滅多切りにされるという血なまぐさい修羅場が繰り広げられた。
こうした残虐なテロはさらなるテロの連鎖を生み、政治家はことごとく軍部の暴力に屈した。
また大臣たちへの襲撃で恐怖に駆られた天皇もその後一切口をつぐむようになって、日本は日中戦争、太平洋戦争へと突入していくのである。


          




■現在は「二.二六事件」が起きたころと社会状況が酷似している。
そうした時に浮かび上がった今回の「田母神論文」事件を、決して軽く扱ってはいけない。
民主政治とは、国民の権力に対する不断の監視が前提になっていることを自戒すべきである。
さもなければ、時代は再び過去の過ちを繰り返すことになるだろう。







 田母神ちゃん、参考人質疑で大張りきり
2008年11月11日 (火) | 編集 |

■前空幕長の田母神俊雄の参考人質疑が、本日11日午前に参院外交防衛委員会で行われた。
ところがテレビ欄を見ても、NHKの国会中継が載っていない
なんと田母神「暴走」を恐れて、中継を取りやめたんだそうだ。
冗談ではない。国民には知る権利がある。こんな時こそ、隠さず中継をするべきではないのか。

そこでインターネットの参院中継を見ようとしたら、メンテナンス中で開けない

仕方がないので夜のニュースで我慢することにしよう。



■その前に時事通信に面白い写真があったのでアップする。
特異なキャラクターの持ち主・田母神ちゃんは、テレビタレントに転身するといいかもね。
一種のおバカタレントとして(^^;;





3枚とも時事通信より。

左:答弁を前にリップクリームを塗る田母神ちゃん。
ちゃんと唇ケアしとかないと、テレビ映りが悪くなるもんね。

中:「はいはいは~い!」と待ちきれずに答弁する田母神ちゃん。
制止も無視して、「いささかも間違っていると思わない」「憲法改正が必要」と持論を展開。

右:記者の質問に、「退職金は生活が苦しいので返しませーん」





■参考人質疑の主なやりとり


    時事通信 11月11日
    http://www.jiji.com/jc/zc?k=200811/2008111100420&rel=j&g=pol


           前空幕長、参考人質疑のポイント詳報

 11日の参院外交防衛委員会での田母神俊雄前航空幕僚長への参考人質疑の主なやりとりは次の通り。


【懸賞論文への応募】

浅尾慶一郎氏(民主) 論文への応募を誰に紹介したのか。
田母神氏 航空幕僚監部教育課長に紹介した。わたしが(応募を)指示したと言われているが、指示したとすれば1000人を超える数が集まる。
浅尾氏 (論文を募集した)アパグループから資金提供などは受けていないか。
田母神氏 車代を含め資金提供は一切受けていない。
井上哲士氏(共産) 自衛隊員がアパホテルを利用する場合、特別の契約はあるか。
浜田靖一防衛相 防衛省共済組合の提携先にアパホテルが含まれており、結果として割引料金の適用を受けられる。
浅尾氏 田母神氏以外で応募した隊員の論文はどうチェックしたか。
防衛相 今、調査している。田母神氏と同趣旨のものはなかったと聞いている。
浅尾氏 企業主催の論文について空幕教育課長が通知するのは一般的か。
防衛相 今回のような形は初めてだ。今後は考えなければならない。
浅尾氏 更迭された感想は。
田母神氏 わたしの書いた論文はいささかも間違っていると思わないし、日本が正しい方向に行くために必要なものだと思っている。
犬塚直史氏(民主) 政府見解と違うことに関して上から通知を出すのは危機感を感じる。
田母神氏 (日本の侵略行為を認めた)村山富市首相談話とわたしの論文は別物だ。村山談話を公然と批判したことは全くないし、論文の中でも全く触れていない。自由に議論できないのでは日本は本当に民主主義国家か。政治将校が付いているどこかの国と同じになってしまう。
浜田昌良氏(公明) 紹介はどんな意図か。
田母神氏 勉強になるから紹介した。日本の国は悪かったという論が多過ぎる。日本は良い国だったと言ったら解任された。ちょっと変だ。


【過去の論文執筆】

浅尾氏 昨年5月にも部内誌で同趣旨の意見を発表しているが。
田母神氏 (内局から)注意はなかった。(今回は)騒がれたから話題になった。
浅尾氏 部内誌であれば政府と異なる見解でもいいのか。
防衛相 チェックしていなかったことは事実で、それは問題だった。しっかりした基準を作りたい。


【憲法改正に関する認識】

浅尾氏 論文は集団的自衛権行使を認めるべきだという趣旨か。
田母神氏 そこまでは訴えていない。今は(憲法を)改正すべきだと思っている。国を守ることにこれほど国民の意見が割れるものは直した方がいい。
浅尾氏 (自衛官が政治的な)意見を言うのは構わないのか。
防衛相 隊員も表現の自由を有するので、憲法に関して見解を述べることを一概に禁止しているわけではない。
山内徳信氏(社民) 集団的自衛権を行使し、武器も堂々と使用したいのか。
田母神氏 そうすべきだ。


【更迭の経緯】

浅尾氏 審理時間がないので定年退職の措置を取ったのか。
防衛相 政府見解と異なる論文を公表したことは極めて問題だ。辞職を説得したが、(田母神氏が)処分の審理に対していろいろ答えていくと話していたので、手続きに時間がかかる点も含めて判断した。
犬塚氏 なぜ懲戒処分にしないのか。
防衛相 空幕長を更迭した時点でその重さを自覚していただきたかった。懲戒手続きが途中で尻切れとんぼになる可能性があると判断した。最善の判断だと思っている。
犬塚氏 どう感じたか。
田母神氏 審理に入れば、われわれにも表現の自由や言論の自由は許されているはずだという点は主張するつもりだった。
浜田氏 退職金の一部を返すつもりはないか。
田母神氏 その意思はない。


【文民統制】

小池正勝氏(自民) 文民統制の観点から問題があったという認識か。
防衛相 その通りだ。
浜田氏 政府見解からの逸脱を感じないか。
田母神氏 感じていない。論文提出に防衛相の許可を得る先進国はない。自衛官の言論を政府見解に沿って統制するのはおかしい。(インターネットの調査では)58%がわたしを支持しており、国民に不安を与えたことはない。







 Yes,“we”can!
2008年11月10日 (月) | 編集 |

■「CHANGE」をスローガンにしたオバマ新大統領が誕生してから約1週間。
今回そのCHANGEと並んで印象的だったフレーズが、「Yes,we can」である。
新大統領に選出されたオバマ氏を取り囲んだ聴衆が、口々にYes,we canを熱狂的に叫んでいるシーンは、未曾有の経済危機に直面してもなお変革と希望を希求するアメリカ人の底知れぬパワーと連帯感を感じさせた。


■この新政権については数々の評論家やコメンテーターが多くを評しているが、9日(土)に放送した朝日ニュースターの「パックイン・ジャーナル」で、軍事評論家の田岡俊次氏とジャーナリストの二木啓孝氏が言った一言が印象に残った。

田岡氏は、オバマ新大統領の登場の仕方が旧ソ連のゴルバチョフ書記長とよく似ていると指摘した。
ゴルビーが新しい書記長になった時、当時のソ連はアフガン侵攻や原油の値下りで国内は経済不況の真っ最中だった。でゴルビーは建て直しのために「ペレストロイカ(改革)」のスローガンを掲げたわけで、「CHANGE」のオバマと確かに酷似している。

このオバマ=ゴルビー相似説は、「ロシア政治経済ジャーナル 」の北野幸伯氏も指摘しており、時代の流れというものを強く感じて感慨深い。

私はかつて大学で志水速雄氏の「ソ連国家論」という授業を取っていたが、志水先生は早くから「収斂理論」を唱えていて、社会主義(共産主義)は限りなく資本主義に近づくとソ連崩壊が近いことを予測していた。
だから実際にソ連が崩壊したときもさほど驚かなかったし、次は逆に高度資本主義が社会主義の要素を取り入れざるを得なくなるだろうことも予想できた。
その意味でもオバマ氏の登場はとても感慨深い。

そして今回のCHANGEとは、経済状況だけでなく、世界の枠組みの大きなパラダイム・チェンジ(Paradigm Change)でもあるのだ。



■一方二木氏は、Yes,we can の we(我々)という言葉に注目した。
対して日本の歴代の首相の演説は、皆「私」という一人称で上から目線だったというのだ。

この「we(我々)」に関しては、「月刊現代 11月号」の「第3次世界大戦の足音が聞こえる」という、ちょっとおどろおどろしいタイトルの(^^;;座談会の中にも興味深く語られている箇所があるので、その部分を紹介したい。

出席者は佐藤優(休職外務次官)、鈴木琢磨(朝日新聞編集委員)、手嶋龍一(ジャーナリスト)、富坂聰(ジャーナリスト)の各氏である。



                

    
     日米同盟と大統領選のゆくえ

             「我々」づくりの始まり

佐藤 (略)メドベージェフは今回、グルジア介入をきっかけに、「我々」という概念を新たに作り直す方針を示しました。オバマも、いままではアメリカの「我々」といえば、肌の色であるとか、エスタブリッシュメントであるとか、党員証を持っているとか、そういう集まりだったんだけども、そうではない「我々」をまとめようとしているわけですね。「グレート・ゲーム」も言い換えれば、各国による「我々」の闘い――最も本物の「我々」はどちらか、を争う激しい競り合いだとも言えます。

富坂 中国はいま、「我々」が自然発生しやすい環境にあります。たとえば「民憤」という言葉、これは文字通り、何だかわからないけれども、とにかく民衆が苛立って怒っている様子。(略)

鈴木 韓国は近未来的には朴正煕の長女・朴槿恵のカリスマ性に頼ろうという方向に大きく流れていくような感じがしてしょうがないですね。ただ、日本だけが、いちばん浮遊していて、ヨーロッパ、アメリカ、つまり太平洋の方向を向いているのか、アジア大陸の方向を見てるのか、いまこの局面ではまだわからない。



             「非本来的絶望」

佐藤 それは、日本が「我々」づくりをしなくては、国際社会で生き残れなくなるという危機感をもっていないからだと思います。他国がいちばん苦しんでいる、時代の転換にともなうアイデンティティの危機とか、アイデンティティの再形成という課題を、日本人が不問にできるのは、隠れた形で、天皇制によって日本の安定が維持されているためだと私は思います。それは一面においてとてもありがたいことなんだけれども、別の面では国際社会の厳しさを皮膚感覚で理解できない要因になっている。(略)

手嶋 国家の指導者がこれほどまでに払底し、総理がティッシュペーパーのように消費されても危機感が希薄なのはなぜか。最大の理由は、戦後の日米同盟にあります。いわば同盟の光と影なのです。アメリカの傘に身を寄せているうち、世界の秩序をともに担っていく指導者が姿を消し、政治は狭い利害の調整に堕していった。

佐藤 キルケゴールは、絶望的状況であるにもかかわらず、そのことを自覚していない人を「非本来的絶望」に陥っていると言いました。いま日本人が直面しているのは、非本来的絶望です。なぜ危機的な状況なのに我々は危機的だということを皮膚感覚でわからないのか。それをどうやって説明すればいいのか。忍び寄る第3次世界大戦の影に気づくことができるのか。課題は山積しています。



                




■第3次世界大戦の危機というと、「エーっ、冗談でしょ。馬鹿馬鹿しい」と苦笑する人が少なくないだろうが、世界の状況はかなり危ない。
一説には、オバマ当選の直前にギリギリ第3次世界大戦が回避されたという情報もあるが、いつまた火種が発火するかはわからない。


■さて上の対談の中で手嶋氏は、オバマのことを「MACの時代」の申し子と呼んでいる。
「Cはつまりコネクティビティ、草の根の人々がITによって結びつけられた時代を意味しているのです。(略)オバマは、グラスルーツ(民衆)の人たちをITであっというまに結びつけ、それを新たな政治勢力に糾合し、巨額の資金を集めた。そして民主党のエスタブリッシュたるヒラリー・クリントンに挑むことを可能にした。オバマのコネクティビティは、単にITとかインターネットを使った選挙のテクニックを超えて、重要な意味を持っています。国境を越えてすべてが結び合わされ、統合されていくというわけです。」




■IT時代の大統領といえば、やはり40代と若いロシアのメドベージェフも当てはまる。
インターネット大好きのメド大統領は、自身のビデオブログを開設した。
このブログで時折、国民に直接語りかけている。
アメリカとロシアの大統領が互いにネットで会談したりすれば、世界は少しずつ変わっていくかもしれない。





ノーボスチ通信社の写真より。




     クレムリンのサイトにあった動画も貼っておく。
     話が長いから途中で飽きるけど
     メドちゃんは外見の印象よりも実際には強面で、プーさまよりも帝国主義的(^^;;
     頭もかなり切れるし、甘く見ると怖い存在だ