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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 アフガン・NGOスタッフを殺したのは日本政府だ
2008年08月28日 (木) | 編集 |



アフガニスタン東部ナンガルハル州で発見され、収容される遺体。
在カブール日本大使館員が非政府組織(NGO)スタッフの伊藤和也さんと確認した。
遺体は、拉致現場から徒歩で約1時間の渓谷で発見された(27日) 【AFP=時事】






  

アフガニスタン・ダラエヌールで農家のアキルシャーさん(右)と
製茶の準備をする伊藤和也さん=ペシャワール会提供
(写真・図は朝日新聞より)





■懸念されていた事件がとうとう起きてしまった。
イラクに代わって再び治安が悪化していたアフガニスタンで、「ペシャワール会」のスタッフ・伊藤和也さんが武装グループに拉致、殺害されたのだ。


     毎日新聞 8月28日
      http://mainichi.jp/select/today/news/20080828k0000e030082000c.html

       アフガン拉致殺害:犯行は「政治的理由」 復興支援妨害か

【カブール栗田慎一】アフガニスタン東部ジャララバードで非政府組織「ペシャワール会」スタッフ、伊藤和也さん(31)=静岡県掛川市=が拉致され、遺体で見つかった事件で、地元ナンガルハル州警察に逮捕された拉致グループの指揮官を名乗る男が「(イスラム過激派の)ヘクマティアル派に以前属し、政治的な理由で拉致した」と供述していることがわかった。州警察幹部が27日、毎日新聞に明らかにした。同派は反政府勢力タリバンと関係が深く、幹部は事件について「タリバンと連携した犯行」との見方を強調した。
 調べでは、逮捕された男はシャー容疑者(25)。26日の警察との交戦の途中、現場から約10キロ離れた集落に逃げ込んだのを村人が通報。警官隊が潜伏場所を取り囲み、同日夜に逮捕した。
 伊藤さんが26日朝に拉致現場を訪れるとの情報は「地元の協力者から得た」と供述。動機については「政治的理由」としており、アフガンでの復興支援事業を妨害する狙いだったとみられる。
 同容疑者は、警察との交戦の最中の26日午後、大きな岩で伊藤さんの後頭部を殴って殺害したと供述。タリバン報道官も同日午後2時ごろ、毎日新聞に「交戦で足手まといになり、日本人を殺した」と語っていた。
 ただ警察は「殺害時間は26日午後5~6時ごろという情報もある」と話している。(以下略) 




■「ペシャワール会」代表の中村哲医師は以前日本のテレビに出演した際に、アフガンでの急激な治安の悪化を心配する発言をしていた。
憲法9条のもと、あらゆる戦争や紛争に加担しない平和路線を歩んできた日本だったが、小泉政権がブッシュ・アメリカの「テロとの戦い」に率先して賛同して以来、世界の日本を見る目も変わってきた。

アフガンにおいて日本は01年からインド洋給油を続けてきたが、あまりに地味すぎたのか、この支援活動に関しては肝心のアフガン政府さえも知らなかった。
ところがよせばいいのに、期限切れになった際に大騒ぎで給油の継続を行ったものだから、皮肉にもインド洋給油について世界が知るところとなってしまったのだ。
アフガンでの平和国家日本のイメージはたちまち、アメリカに追随する戦争加担国家へ変貌した。
そして日本も反政府勢力による「テロの対象」となったのだ。

今回の悲劇はこうした日本政府の米国追随政治によって起きた。
NGOの伊藤さんは日本政府によって殺されたも同然なのだ。




■それなのに、日本政府はこのインド洋給油をさらに延長するという。

       東京新聞 8月28日
     http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008082802000124.html

       1年延長法案提出へ インド洋給油 政府『テロとの戦い』重視

 政府は二十七日、インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続するため、来年一月で期限が切れる新テロ対策特別措置法(給油新法)を一年延長する改正案を九月十二日召集の臨時国会に提出する方針を固めた。
 福田首相は、世界各国がアフガニスタン周辺での「テロとの戦い」を重視している国際情勢を考慮。二〇〇一年以来八年間の実績がある給油活動の継続が、日本にとって最も効果的で安全な国際貢献と判断した。(以下略)





■何かといえば「テロとの戦い」を錦の御旗に、国民の命を犠牲にしてまでアメリカの命令に付き従う日本政府。グルジアの傀儡政府といい勝負だ。ずいぶんと多くの見返りをもらっているんだろうな。

しかしいくら「テロとの戦い」だの「民主化」だのの旗を掲げても、イラクでもアフガンでもアメリカは勝てない。本質は「石油資源狙い」による「不法な他国への侵略」に過ぎないからだ。

だからこの本心と二枚舌を見透かされて、以下のような非難を受けてしまうのだ。


     時事通信 8月28日
      http://www.jiji.com/jc/zc?k=200808/2008082600068&rel=j&g=int

      アフガンでの米軍作戦を批判=グルジア紛争めぐる対立激化-ロシア

【モスクワ25日時事】ロシア外務省は25日、声明を発表、アフガニスタンで反テロ軍事作戦を主導する米軍に対し、住民の犠牲を伴う無差別爆撃を停止するよう呼び掛けた。
 ロシアがアフガンにおける米軍主導の反テロ戦争をこれほど強い調子で批判したのは初めてで、米国が反発するのは必至とみられる。
 声明は、米軍機がアフガン西部へラート州で22日に実施した空爆で、女性、子供を含む住民ら89人が死亡したと指摘した上で、「ロシア政府は深刻な懸念を持っている」と述べ、再発防止を呼び掛けた。





■日本が選択すべき賢明な道はただ1つ。
アメリカの「テロとの戦い」から抜けることだ。
そして9条を遵守してどの国の戦争にも加担せず、率先して平和交渉役に徹することだ。
そうすればテロに巻き込まれることもなく、世界から尊敬の目で見られることになるだろう。

しかし何の反省もなくこのままアメリカの言いなりになっていれば、第2第3の伊藤さんの悲劇が起きて、日本はアメリカと共に奈落の底へ落ちていくしかない。





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