FC2ブログ
激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 ロシア周辺諸国民主化とアメリカの戦略 その1
2008年08月18日 (月) | 編集 |

  

写真左:17日、ロシア北オセチア共和国アラギル郊外の避難所で(朝日新聞)
右:16日カリフォルニア州でウォレン牧師を囲むマケイン、オバマ両議員(AFP=時事)




グルジア紛争をめぐって、16日ロシアのメドベージェフ大統領がグルジアとの6項目の和平合意文書に署名。本日18日からロシア軍の撤退を開始すると表明した。しかしグルジアを警戒して、ロシア軍の撤退規模や期限は未だ明確になっていない。

また上の写真のようにロシアの北オセチアへ逃げ込んだ南オセチアからの避難民たちは、グルジア側の攻撃で肉親や家財を失い、グルジアへの怒りが収まらない。
フィンランドのテレビ記者の「グルジアと共存できないのか」という質問に、「こんな目にあって、できるわけがない」とまくし立てた。
http://www.asahi.com/international/update/0818/TKY200808180185.html



■米大統領選候補の民主党オバマ氏と共和党マケイン氏の争いが、ここに来て接戦になっているという。
マケイン陣営はテレビCMを使ってオバマ批判を展開し、さらにグルジア紛争の期間にタイミング悪く夏休みを取っていたオバマ氏をここぞとばかりに攻撃している。
ん…このためにグルジア軍に侵攻命令を出したりして(?_?)



■西欧諸国はグルジア紛争に関して、米国のようなロシア批判は避けて中立の姿勢を取っている。
なぜなら欧州はウクライナ経由のパイプラインで、ロシアから天然ガスを調達しているからだ。
グルジアと同様に反ロのウクライナは06年1月にロシアからパイプラインを閉められ、欧州も被害を受けた。もっともこの措置は、特別低価格でウクライナに供給していたガスの価格を欧州並みにしたいという提案をウクライナが蹴ったからで、その後もウクライナはパイプラインから勝手にガスを盗んだりしたので、何をかいわんやである。欧米寄りの報道だけでは事の真相はわからない典型だ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008081800454



■さて前置きが長くなってしまったが、昨今のグルジアをめぐる欧米の動きやロシアとの関係はいろいろ複雑で、よくわからない部分も多いのではないだろうか。
そこで上の赤太字の国々や人物を含めた相関関係や確執についてより明快に理解できる、フランスのドキュメンタリー番組を、何回かに分けて紹介したい。

NHKでこのドキュメンタリーを放送したときに、番組を見ながらメモを取ったものだ。











ロシア周辺諸国民主化とアメリカの戦略

プロローグ







2000年10月、ミロシェビッチが「ビロード革命」で権力の座を追われた(写真左)。
2003年11月グルジア。シェワルナゼ大統領が「バラ革命」で追放された(写真右)。








04年12月ウクライナ「オレンジ革命」で新政府誕生(写真左)。
そして05年4月キルギスの「チューリップ革命」(写真右)。




暴力のない革命で、旧ソ連の名残をとどめる4つの政権が姿を消した。
いずれも不正選挙をきっかけに大規模な抗議デモが起き、政府は倒された。
この5年間、自由化のうねりの中でロシアの勢力下にあった国々は変貌を遂げ、アメリカに接近しようとしている。


グルジアでのブッシュ大統領の演説。
「皆さんの心に火がともされました。火はその力を信じる人々を暖めてくれます。この自由の火はいつの日か、世界を隅々まで照らすのです」

こうした動きにロシアのプーチン大統領は苛立ちを隠せない。
プーチン「バラ革命でもどんな色の革命でも、革命をもたらす活動は危険極まりない。当事国の法が尊重されるべきです」


民主化運動はどのように行われたのか。次に革命が起こるとすればどこなのか。
スロバキア、セルビア、グルジア、ウクライナ、キルギス。
さらにモスクワとワシントンに取材の足を延ばした。

とどまることを知らない旧東側諸国民主化のうねり。その舞台裏を探る。






ロシア周辺諸国民主化とアメリカの戦略 その2 へ続く





スポンサーサイト