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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 ソルジェニーツィン死去
2008年08月06日 (水) | 編集 |



NHKニュースより




■2日に亡くなった赤塚不二夫に続いて、3日にはアレクサンドル・ソルジェニーツィンが死去した。
かつて反ソ知識人の代表として、サハロフ博士と共にソルジェニーツィンの名がしばしばあげられたものだったが、この死によって歴史の大きな流れに一区切りがついたかの思いがする。



       NHKニュース 8月6日
        http://www3.nhk.or.jp/news/t10013363101000.html

ソビエト体制の非人間性を厳しく告発する作品を残し、今月3日に亡くなったノーベル賞作家のソルジェニーツィン氏のお別れ式が、5日、モスクワで行われ、多くの市民が参加しました。遺体はモスクワ市内の修道院に隣接する墓地に埋葬されることになっています。
ソビエト時代、収容所で過ごした体験を基にした小説「イワン・デニーソヴィッチの一日」をはじめ「ガン病棟」などの作品を発表し、1970年にノーベル文学賞を受賞したソルジェニーツィン氏は、3日、89歳で亡くなりました。モスクワの科学アカデミーで5日に行われたお別れ式には多くの市民が参加し、当局の弾圧を受けながらもソビエト体制の非人間性を告発し続けたソルジェニーツィン氏に最後の別れを告げました。訪れた市民の1人は「偽りのない生き方はわたしにとって人生の道しるべでした」と述べ、その死を惜しんでいました。式には、ソビエト末期に政治改革「ペレストロイカ」を進めて国外追放されていたソルジェニーツィン氏の市民権を回復したゴルバチョフ氏や、ソルジェニーツィン氏が「ロシアを復活させた」として支持していたプーチン首相も訪れて、遺族に哀悼の意を伝えました。6日にはモスクワ市内の修道院でメドベージェフ大統領らも出席してソルジェニーツィン氏の葬儀が行われる予定で、遺体は隣接する墓地に埋葬されることになっています。










2007年6月12日、当時のプーチン大統領をモスクワの自宅に迎え、
握手を交わすソルジェニーツィン氏(手前左)=ロイター




■ソルジェニーツィンは古きよきロシアの精神や魂を愛していた。
ゆえにその精神を踏みにじったソ連の全体主義体制を憎み、同時に退廃的な西欧文明も厳しく批判したのだった。
ロシア経済と民族の誇りを復活させ、ドストエフスキーを愛読するプーチンを高く評価したことも当然の帰結なのかもしれない。


 
     朝日新聞 8月4日
      http://www.asahi.com/international/update/0804/TKY200808040036.html

         ソルジェニーツィン氏死去 ロシアのノーベル賞作家

【モスクワ=大野正美】大作「収容所群島」などでソ連の全体主義体制による民衆抑圧を告発したロシアのノーベル賞作家アレクサンドル・ソルジェニーツィン氏が3日午後11時45分(日本時間4日午前4時45分)、急性心不全のため、モスクワ郊外の自宅で死去した。89歳だった。 (中略)

 76年から米バーモント州に家を構え、20世紀のロシアの運命を扱った歴史小説「赤い車輪」の執筆に打ち込む一方、評論や講演で「合理主義に毒された」西欧世界を激しく批判した。90年には、翌年のソ連崩壊を先取りする形でソ連を解体しロシアなどスラブ系3国による同盟を提案、大きな議論を巻き起こした。
 20年の亡命生活を終えて94年にロシアに帰国後は、回想録などの執筆を続ける一方、評論やインタビューで、ソ連崩壊後の急速な市場経済化やチェチェン戦争でロシアが陥った荒廃に警鐘を鳴らした。 (中略)
 07年6月には文学上の功績に当時のプーチン大統領(現首相)からロシアの国家賞を贈られ、「わが国が20世紀におかした自滅から教訓をくみ取り、それを繰り返さないことへの希望につながる」との談話を出していた。

     ◇

〈亀山郁夫・東京外国語大学学長(ロシア文学・ロシア文化論)の話〉 ソ連崩壊をだれよりも早く見通した偉大なる予言者だった。
 もともとは社会主義を「健康的に」支持する若者だったが、収容所体験などを経て、ロシアの暗部を暴露していくことになる。スターリン時代の反省なくして国家は成り立たないと考え、歴史作家として歩んでいった。
 しかし、ソ連崩壊がもたらした社会は望んだものではなく、彼はがくぜんとし、ある種の反省も生まれた。プーチン時代に入り、民族が精神的に大きくまとまることに期待をかけようとしたところで、死を迎えた。
 文学者としては20世紀後半のロシアを代表する作家であり、「20世紀のドストエフスキー」と言っていい。総じて、全体主義に絡め取られない人間の自由を古典的なヒューマニズムの精神において描いた。







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