FC2ブログ
激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 赤塚不二夫死す
2008年08月03日 (日) | 編集 |



ネコとたわむれる赤塚不二夫さん=81年12月撮影(朝日新聞)
この猫は、かの有名な「菊千代」だ(=^・^=)
死んだときは立派な葬儀が執り行われた。




■朝のニュース画面にバカボンのパパの絵が映っていたのでイヤな予感がしたが、やはり赤塚不二夫の訃報を伝えるものだった。
「トキワ荘」メンバーがまた1人いなくなったわけで、さびしい限りである。
数年前にやはりマンガ家のちばてつや氏の家に取材に行ったとき、ちば氏が赤塚さんの病気がかなり重いので心配していると言っていた。誰もが奇跡的な回復を望んだが、それもかなわぬ夢に終わってしまった。


■私にとっての赤塚マンガとの出会いの最初は『ひみつのアッコちゃん』で、その次が『おそ松くん』だった(ような気がする)。
赤塚マンガの魅力はなんといっても荒唐無稽なナンセンスギャグで、私はそのギャグを際立たせるカチッとした描線が好きだった。この描線のせいで、どんなにナンセンスでエロティックな内容であっても、最終的な清潔感や品位を失うことがなかったと思う。

小学生時代、なぜか毎朝『おそ松くん』の単行本の数ページを読んでから登校するという習慣だったので、当時は1コマ1コマの絵をそらんじていたものだった(^^;;
『おそ松くん』にはユニークなキャラクターがたくさん登場するが、特に好きだったのが「ハタ坊」と「デカパン」。「ダヨーンのおじさん」はユニークだけど悪役も多かった。


■六つ子をはじめイヤミやチビ太などの面々が、各ストーリーに応じていろいろなキャラに扮するのも面白かった。この点は手塚治虫の「スターシステム」と同じ手法だ。
カラッとしたナンセンスギャグということでは、クレージーキャッツとの共通点も多い。
香港映画のミスター・ブーシリーズやジャッキー・チェンのクレージーモンキー・シリーズの笑いとも似ている。もっともミスター・ブーことマイケル・ホイはクレージーキャッツや日活の無国籍ものの映画を高く評価し研究して香港映画に取り入れたから、似てるのは当然だけど(^^;;


■その後『天才バカボン』や『もーれつア太郎』で、赤塚マンガの「ニャロメ」や「ウナギイヌ」は全共闘世代のシンボルに祭り上げられる。
今ではバカボンのパパやレレレのおじさんが人気だが。
ともあれ、日本独自の高温多湿的なじめじめ感がまったくない赤塚マンガはいつ見てもスカッと爽快で面白い。余談だが、赤塚と同じカッチリした描線とおしゃれなナンセンスギャグ満載という点では、『イブの息子たち』や『エロイカより愛をこめて』の青池保子が最右翼だろう。





    

左はサンスポの掲載写真より。
右は泉麻人『シェーの時代 「おそ松くん」と昭和こども社会』
つい先日この本を買ったばかりで、本日の赤塚の訃報だった。
まだ中身を読んでいなかったのに…。







スポンサーサイト