激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


 珍しい青ナスと青パパイヤ
2008年08月31日 (日) | 編集 |



左:青パパイヤ   右:青ナス





■ちょっと変わった野菜を購入してみた。
しかし買ったはいいが、食べ方がいまいちわからない(^^;;

青ナスは色素がない珍しい種類で、加熱調理がいいらしい。
そこでスライスしてフライにしてみたら、サクサクした感触でなかなかおいしい。

青パパイヤは消化酵素が入っているとかで、最近人気の野菜(フルーツ?)である。
こっちはまだテーブルの上に転がしたままだ
やっぱりスライスして豚肉などと炒めるといいかも。













■8月の最終日曜日。
久しぶりの静かな日曜で、夏の疲れがドドッと押し寄せ、心身共にだるいこと

このだり~~っな気分の中でも、世界情勢は刻々と変化していくわけで(あたりまえだが)、
本日も半分眠った状態の頭で少しばかり書き記しておこう。






元気づくマケイン





8月29日、米共和党の大統領候補指名が確実なマケイン上院議員(左)は、
副大統領候補にアラスカ州知事のサラ・ペイリン氏(右)を選定。
(2008年 ロイター/Matt Sullivan)




■しぶといね、このヒト。
グルジア紛争の黒幕で、サーカシビリ傀儡大統領といつも仲良く電話している。
奥さんもグルジア入りするらしい。
チェイニーもグルジア周辺にちょこまか出没しているし。

オバマに躊躇するヒラリー票をごっそり獲得しようと、若い女性知事を副大統領候補に選んだ。
その効果は抜群で、30日の世論調査では、この選択がマケイン有利に働くと答えた人が52%にのぼった。支持率のほうも、マケイン-ペイリンが47%、オバマ-バイデンが45%という結果になった。
またペイリン副大統領を指名した1日だけで700万ドル(約7億6000万円)の献金が集まったというからスゴイもんだ。

グルジア、ペイリン効果でオバマ、ピ~ンチ







舌好調のプーチン







■一方CNNのインタビューで米国批判をしたプーチン首相は、今度はドイツの公共テレビのインタビューに応じて欧州を批判した。いずれも理屈の通った批判だから、反論する側に力がない。


     東京新聞 8月30日
     http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008083001000163.html

        「米国追従」と欧州批判 ロ首相、分断狙い宣伝戦

【モスクワ30日共同】ロシア前大統領のプーチン首相は29日のドイツ公共テレビARDとのインタビューで、欧州諸国は「米ホワイトハウスの命令に従っている」と批判し、グルジア情勢をめぐり対ロシア関係を協議する9月1日の欧州連合(EU)緊急首脳会議を前に、米国と欧州の分断を狙う構えをあらわにした。

 実権を握るプーチン氏は28日に米CNNテレビでブッシュ米政権を痛烈に批判したばかり。「双頭体制」を組むメドベージェフ大統領もグルジア・南オセチア自治州などの独立を承認した26日に欧米などのテレビ局と相次いで会見しており、政権を挙げた“宣伝戦”の様相が強まった。

 プーチン氏は、ロシアが強硬に反対していたセルビアからのコソボ独立を欧米などが承認した問題を挙げ、それに先立つ1999年の国連安全保障理事会決議ではセルビアの領土保全が確認されていたと指摘。欧州がこの決議を「すっかり忘れた」のも米国に命令されたためだと非難した。

 一方、ロシアが国際社会で孤立する懸念については「自国民の尊厳と名誉を守ろうとしている国が孤立することはないだろう」と自信を見せた。






■で、批判された欧州はというと…。


      ロイター通信 8月30日
      http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-33518620080830

         9月1日のEUサミットで対ロシア制裁の計画なし=仏高官

[パリ 29日 ロイター] フランスの上級外交官は29日、週明け9月1日に開かれる欧州連合(EU)サミット(欧州理事会)で、EU首脳がグルジア情勢に関しロシアに対し制裁を課す計画はないとの見方を示した。
 同高官は記者団に対し「現段階で欧州委員会によるいかなる制裁の決定も予想されていない。明らかに制裁の時期には至っていない」と述べた。





3つのコンビ、
すなわちオバマ-バイデン、マケイン-ペイリン、
そしてプーチン-メドベージェフのうち
最後に勝利するのは果たしてどのコンビだろうか?






スポンサーサイト

 サル@(o・ェ・o)@でも勤まる日本の政治
2008年08月30日 (土) | 編集 |


■ここのところロシアやアメリカをはじめ周辺諸国のダイナミックな政治の動きや戦略を見てきたが、一転して国内政治を見渡すと、そのあまりの内向きさ加減にため息が出るばかりだ。
国としての将来ビジョンもなく、国民は完全に置き去りで、頭の中は政局のことしかない。
展開されるのはお粗末なドタバタ劇ばかり。





お粗末 その1





憔悴しきった、ぶってぶって姫。
相当菅代表代行らにお仕置きを食らったのだろう。
それでも記者会見の時はヘアスタイルくらいシャンとしないとね。
(NHKニュースより)



■NHKニュース 8月29日
 http://www.nhk.or.jp/news/k10013796211000.html

        姫井氏 民主への離党届け撤回

民主党に離党届を提出し、新党の「改革クラブ」への参加を決めていた姫井由美子参議院議員は、記者会見し、「新党の政府・与党よりの姿勢に疑問を感じた」などと述べ、民主党への離党届を撤回し、新党には加わらないことを明らかにしました。姫井氏の不参加が正式に決まれば、「改革クラブ」の所属国会議員は4人となり、政党として要件を満たさなくなります。
姫井由美子参議院議員は、渡辺秀央元郵政大臣ら2人とともに、28日、民主党に離党届を提出し、無所属の参議院議員と5人で結成した新党の「改革クラブ」に参加するとしていましたが、29日午後行われた「改革クラブ」結成にあたっての記者会見を欠席しました。そして、姫井氏は、午後6時30分すぎから民主党の菅代表代行らとともに記者会見し、「参議院の改革に役立ち、民主党との関係も友好的に継続できると考え、新党に参加することにしたが、今回の新党は自民党による民主党切り崩しの受け皿だということがわかった」と述べ、民主党への離党届を撤回し、新党には加わらないことを明らかにしました。「改革クラブ」は、29日午後、結成にあたっての記者会見を行い、代表に就任した渡辺氏は「民主党はさきの参議院選挙で多数を得たが、その後、参議院を政局の道具に利用してきた。われわれは良識の府としての姿を取り戻したいという思いだ」と述べ、国会対応については政府・与党との協議にも応じていく方針を示していました。新党の結成には所属する国会議員が5人以上必要で、姫井氏の不参加が正式に決まれば、「改革クラブ」に現在所属する議員は4人となり、政党として要件を満たさなくなります。









新党「改革クラブ」結成の記者会見で写真撮影に応じる
(左から)松下新平、荒井広幸、渡辺秀央、大江康弘の各氏。
当初5人で会見に臨む予定だったが、姫井由美子氏は民主離党を撤回した
(29日、東京) 【時事通信社】

これぞ世紀のお間抜けの図。
とっととご退場ください。




■時事通信 8月30日
 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008083000174

         改革クラブ、背後に自民=民主・鳩山氏

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は30日午前、大阪府大阪狭山市内で講演し、同党に離党届を出した渡辺秀央参院議員らが結成した新党「改革クラブ」について、「背後に自民党がいる。自民党はとにかく民主党政権をつくらせないために参院(の民主党)を分解する行動を強めている」と指摘した。




■なんかグルジア(改革クラブ)を突っついてロシア(民主党)に楯突かせた
アメリカ(自民党)みたい(^^;;
だけど、スケールがみみっちすぎて涙が出そう(;_;)







お粗末 その2





閣議後の記者会見で、領収書や資料を示す太田誠一農水相。
「すべて政治活動に使われている」として、辞任を重ねて否定した
(29日午前、東京・霞が関の農林水産省) 【時事通信社】

あきれ果てて言う言葉も失うだけ。




■時事通信 8月30日
 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008083000230

         ジョーク交え「陳謝」=太田農水相

 太田誠一農水相は30日、福岡市内で開かれた自民党福岡県連の政経セミナーで、秘書官の自宅を政治団体の事務所として届けて経費を計上していた問題について「領収書が一緒でなければテレビに出られないのは不徳の致すところで、おわび申し上げる」と発言した。領収書の束を手でかざしながら経費の内訳を説明した29日の記者会見のもようがテレビで流れたことを念頭に、ジョークを交えて「陳謝」した形だ。





いっそ本物のサルに政治をまかせた方が
日本はよくなるかもしれない…などと
夢想してしまう今日このごろ C= (-。- )








 米大統領選とグルジア紛争の黒い関係をプーチンが斬る
2008年08月29日 (金) | 編集 |


オバマ、マケインを強く批判する






指名受諾演説をするオバマ候補(ロイター)




■オバマ氏は(ようやく!)米民主党の大統領候補に正式に指名され、28日にデンバーのフットボールスタジアムで指名受諾演説を行った。
45年前のこの日は、故キング牧師が「アイ・ハブ・ア・ドリーム」という有名な演説を行った記念日でもある。
この指名受諾演説の中でオバマ氏は共和党のマケイン氏を、米国経済を悪化させ世界の中での地位を低下させたブッシュの政策をずっと支持してきたと強く批判した。


■オバマ「われわれはこの国を非常に愛しており、次の4年間を過去8年間のようなものにすることはできない。それがわれわれがここにいる理由だ。11月4日には、われわれは立ち上がって『この8年でもうたくさんだ』と言わなければならない。米国は本来、もっと良い国だ」

「ブッシュ―マケインの外交政策は、米国民、民主党と共和党が協力して築いてきたかけがえのない資産を食い潰した。われわれはそれを再生させる」

「私は司令官として、この国を守ることをためらいはしないが、危険な状況において(イラクへ)軍を送るのは明確な使命がある時だけだ。マケイン氏は地獄の門までビンラディンを追っていくと言っているが、彼はビンラディンが潜む洞窟にすら行っていない」









プーチン、グルジア紛争は米国が画策と指摘する






ソチでインタビューに答えるプーチン首相(ガゼッタ・ロシア)




■朝日新聞 8月29日
 http://www.asahi.com/international/update/0829/TKY200808290053.html

       プーチン氏、グルジア衝突を米政府画策と批判 米TVに

【ワシントン=鵜飼啓】ロシアのプーチン首相は28日、米CNNテレビの単独インタビューに応じ、米政府がグルジア衝突を画策したと批判した。大統領選に影響を与えることを狙ったとの見方も示した。米ホワイトハウスのペリーノ報道官はこれに対し、「全くの誤り」と反論した。

 プーチン氏は、ロシア軍とグルジア軍が衝突した現場から米国人の旅券が回収されたとして、米国人がグルジアの軍事行動に加担していた可能性を指摘。「米国民が紛争地域にいたのであれば、上層部の指示を受けた行動だろう。そういう指示ができるのは(国家)指導者だけだ」と述べた。ロイター通信によると、プーチン氏はこのインタビューで「米国のだれかが、大統領選で候補の一人に有利に働くよう意図的に衝突を作り上げたとの疑いが出てくる」とも話した。候補名は挙げなかったが、安全保障面での経験を売り物にする共和党のマケイン上院議員を念頭にした発言と見られる。



■朝日新聞は米国人の旅券について書いているが、CNNでは「具体的な証拠は示さなかった」となっている。当然ながらCNNの方が朝日に比べてプーチンの発言を辛らつに否定しているわけだが、このインタビューのニュースを見ていた人(どちらかというと米国寄り)の感想によると、プーチンは感情を抑えた理性的で巧みな話し方で終始CNNの記者を圧倒していたそうだ。
欧米のメディア(日本を含む)はとかくプーチンをヒステリックで残酷な独裁者として報じようとしているが、実像はおだやかな実務型の人物である。ロシア人というよりドイツ人的な印象だ。


■さて私も先日のブログに、グルジア紛争はオバマ人気を失墜させるためにマケイン陣営がたくらんだものではないかと書いたが、どうやら当たっていたらしい。
また米国は南オセチアとアブハジアの独立承認をロシアが認めることを先読みして、上海協力機構のメンバーである中国との間に亀裂を生じさせる目的もあったのではないかともおとといのブログに書いた。そうしたら、やっぱりそれを示唆する記事が出た。
タジキスタンのドシャンベで、すでに上海協力機構の首脳会議が開かれていたことまでは知らなかったので、ちょっとびっくりしたのだが…。









胡錦濤(フー・ジンタオ)、ロシアの独立承認に苦渋する






上海協力機構の首脳たち(朝日新聞)




■中国、ロシアと中央アジア4ヵ国で作る上海協力機構の首脳会議が28日、タジキスタンの首都ドシャンベで開かれた。出席したのは中国の胡錦濤国家主席、カザフスタンのナザルベーエフ大統領、キルギスタンのバキーエフ大統領、ロシアのメドベージェフ大統領、タジキスタンのラフモン大統領、ウズベキスタンのカリモフ大統領である。

朝日新聞によると、【胡主席は会議の席上「平和が永続し共に繁栄する調和ある地域を手を携えて建設する」と題する重要演説を発表。「上海協力機構は成立以来7年、地域の安全保障と安定の維持、経済発展の促進に努力し、地域の政治環境・安保環境・発展状況を著しく改善した。ビシュケク首脳会議以来、機構自体の建設と実務協力において前向きな成果を上げ、団結の一層の強化、協力の一層の緊密化、活動の一層の強化、成果の一層の顕著化の目標に向け、引き続き邁進してきた。上海協力機構の発展と業績は誰の目にも明らかだ」と指摘した。 】



■しかしながらグルジア紛争におけるロシアの役割を各国首脳は支持しながらも、南オセチアとアブハジアの独立承認には消極的な態度を見せた。
ことにウイグルやチベット、台湾などの分離独立運動を抱える中国は慎重な態度を取っている。

米国単独覇権への対抗でまとまっている上海協力機構だが、グルジア紛争が落とした影は濃い。この亀裂をも見越してグルジアをけしかけたブッシュ-マケイン陣営(ネオコン)の策略には恐れ入る。
ロシアの孤立も恐れないと宣言したプーチン-メドベージェフがこのネオコン(イスラエル)とどう対抗していくのか、これからもハラハラする日々が続きそうだ(^^;;







       おまけ


■ロイター通信 8月29日
  http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-33504820080829

  ロシアが欧州向け石油供給削減も、ルクオイル幹部に準備指示=英紙

[シンガポール 29日 ロイター] 英デーリー・テレグラフ紙は29日、ロシア政府が、国内石油会社の少なくとも1社に対し、グルジア問題で制裁を検討している欧州向けの供給を削減することを想定した態勢をとるよう通告した、と伝えた。
 同紙は、「ハイレベルの業界筋」とする匿名の情報筋の話を引用し、ポーランド、ドイツに石油を供給するドルツバ・パイプラインを通じた送油が削減される可能性に関する「情報が流れ始めた」とし、少なくともロシア最大の石油会社ルクオイル(LKOH.MM: 株価, 企業情報, レポート)の幹部は政府の通告を受けている、と伝えた。
 この情報筋は、ロシア政府が企業幹部に「早ければ9月1日にも供給を削減する準備をするよう通知した」と述べたという。
 デーリー・テレグラフ紙によると、モスクワのルクオイル幹部は、供給を削減する計画は知らないとコメント。ロシア政府はコメントを差し控えた。




■朝日新聞 8月29日
 http://www.asahi.com/international/update/0829/TKY200808290079.html

 大陸間ミサイル実験、成功と発表 ロシア、米けん制か

【モスクワ=星井麻紀】ロシア軍戦略ミサイル部隊は28日、ロシア北部のプレセツク宇宙基地で大陸間弾道ミサイル「トーポリ」の発射実験を行い、カムチャツカ半島の標的に命中させたと発表した。インタファクス通信が伝えた。同通信は、実験したミサイルにはミサイル防衛システムを突破する特別な装置が装備されていたと報じた。米国が東欧で計画するミサイル防衛システムを牽制(けんせい)するための実験とみられる。








 アフガン・NGOスタッフを殺したのは日本政府だ
2008年08月28日 (木) | 編集 |



アフガニスタン東部ナンガルハル州で発見され、収容される遺体。
在カブール日本大使館員が非政府組織(NGO)スタッフの伊藤和也さんと確認した。
遺体は、拉致現場から徒歩で約1時間の渓谷で発見された(27日) 【AFP=時事】






  

アフガニスタン・ダラエヌールで農家のアキルシャーさん(右)と
製茶の準備をする伊藤和也さん=ペシャワール会提供
(写真・図は朝日新聞より)





■懸念されていた事件がとうとう起きてしまった。
イラクに代わって再び治安が悪化していたアフガニスタンで、「ペシャワール会」のスタッフ・伊藤和也さんが武装グループに拉致、殺害されたのだ。


     毎日新聞 8月28日
      http://mainichi.jp/select/today/news/20080828k0000e030082000c.html

       アフガン拉致殺害:犯行は「政治的理由」 復興支援妨害か

【カブール栗田慎一】アフガニスタン東部ジャララバードで非政府組織「ペシャワール会」スタッフ、伊藤和也さん(31)=静岡県掛川市=が拉致され、遺体で見つかった事件で、地元ナンガルハル州警察に逮捕された拉致グループの指揮官を名乗る男が「(イスラム過激派の)ヘクマティアル派に以前属し、政治的な理由で拉致した」と供述していることがわかった。州警察幹部が27日、毎日新聞に明らかにした。同派は反政府勢力タリバンと関係が深く、幹部は事件について「タリバンと連携した犯行」との見方を強調した。
 調べでは、逮捕された男はシャー容疑者(25)。26日の警察との交戦の途中、現場から約10キロ離れた集落に逃げ込んだのを村人が通報。警官隊が潜伏場所を取り囲み、同日夜に逮捕した。
 伊藤さんが26日朝に拉致現場を訪れるとの情報は「地元の協力者から得た」と供述。動機については「政治的理由」としており、アフガンでの復興支援事業を妨害する狙いだったとみられる。
 同容疑者は、警察との交戦の最中の26日午後、大きな岩で伊藤さんの後頭部を殴って殺害したと供述。タリバン報道官も同日午後2時ごろ、毎日新聞に「交戦で足手まといになり、日本人を殺した」と語っていた。
 ただ警察は「殺害時間は26日午後5~6時ごろという情報もある」と話している。(以下略) 




■「ペシャワール会」代表の中村哲医師は以前日本のテレビに出演した際に、アフガンでの急激な治安の悪化を心配する発言をしていた。
憲法9条のもと、あらゆる戦争や紛争に加担しない平和路線を歩んできた日本だったが、小泉政権がブッシュ・アメリカの「テロとの戦い」に率先して賛同して以来、世界の日本を見る目も変わってきた。

アフガンにおいて日本は01年からインド洋給油を続けてきたが、あまりに地味すぎたのか、この支援活動に関しては肝心のアフガン政府さえも知らなかった。
ところがよせばいいのに、期限切れになった際に大騒ぎで給油の継続を行ったものだから、皮肉にもインド洋給油について世界が知るところとなってしまったのだ。
アフガンでの平和国家日本のイメージはたちまち、アメリカに追随する戦争加担国家へ変貌した。
そして日本も反政府勢力による「テロの対象」となったのだ。

今回の悲劇はこうした日本政府の米国追随政治によって起きた。
NGOの伊藤さんは日本政府によって殺されたも同然なのだ。




■それなのに、日本政府はこのインド洋給油をさらに延長するという。

       東京新聞 8月28日
     http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008082802000124.html

       1年延長法案提出へ インド洋給油 政府『テロとの戦い』重視

 政府は二十七日、インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続するため、来年一月で期限が切れる新テロ対策特別措置法(給油新法)を一年延長する改正案を九月十二日召集の臨時国会に提出する方針を固めた。
 福田首相は、世界各国がアフガニスタン周辺での「テロとの戦い」を重視している国際情勢を考慮。二〇〇一年以来八年間の実績がある給油活動の継続が、日本にとって最も効果的で安全な国際貢献と判断した。(以下略)





■何かといえば「テロとの戦い」を錦の御旗に、国民の命を犠牲にしてまでアメリカの命令に付き従う日本政府。グルジアの傀儡政府といい勝負だ。ずいぶんと多くの見返りをもらっているんだろうな。

しかしいくら「テロとの戦い」だの「民主化」だのの旗を掲げても、イラクでもアフガンでもアメリカは勝てない。本質は「石油資源狙い」による「不法な他国への侵略」に過ぎないからだ。

だからこの本心と二枚舌を見透かされて、以下のような非難を受けてしまうのだ。


     時事通信 8月28日
      http://www.jiji.com/jc/zc?k=200808/2008082600068&rel=j&g=int

      アフガンでの米軍作戦を批判=グルジア紛争めぐる対立激化-ロシア

【モスクワ25日時事】ロシア外務省は25日、声明を発表、アフガニスタンで反テロ軍事作戦を主導する米軍に対し、住民の犠牲を伴う無差別爆撃を停止するよう呼び掛けた。
 ロシアがアフガンにおける米軍主導の反テロ戦争をこれほど強い調子で批判したのは初めてで、米国が反発するのは必至とみられる。
 声明は、米軍機がアフガン西部へラート州で22日に実施した空爆で、女性、子供を含む住民ら89人が死亡したと指摘した上で、「ロシア政府は深刻な懸念を持っている」と述べ、再発防止を呼び掛けた。





■日本が選択すべき賢明な道はただ1つ。
アメリカの「テロとの戦い」から抜けることだ。
そして9条を遵守してどの国の戦争にも加担せず、率先して平和交渉役に徹することだ。
そうすればテロに巻き込まれることもなく、世界から尊敬の目で見られることになるだろう。

しかし何の反省もなくこのままアメリカの言いなりになっていれば、第2第3の伊藤さんの悲劇が起きて、日本はアメリカと共に奈落の底へ落ちていくしかない。






 大ロシア主義に回帰か? 南オセチアとアブハジアの独立承認
2008年08月27日 (水) | 編集 |



26日にロシアのソチで開催された首脳会議で。
(ガゼッタ・ロシア)




■混迷の度合いを深めるロシアとグルジア(アメリカ)の対立。
ロシアの上院と下院は、南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立を認めよとメド大統領に迫り、両地域もまた独立承認を要求していたが、メド大統領はに26日、南オセチアとアブハジアの独立を承認する大統領令に署名したとテレビで発表した。

西側からはよりリベラルな新大統領と期待されたメドちゃんだが、皮肉にもプーさまより権威主義的傾向が強かったわけだ。
当然今回の独立承認に欧米は(日本も)反発しているが、コソボの独立は正当だが南オセチアなどの独立は不当という西側のダブル・スタンダードはあまりに小ざかしい。



■この独立承認について詳しく報じている朝日新聞の記事を転載する。

     朝日新聞 8月26日      
      http://www.asahi.com/international/update/0826/TKY200808260325.html

         ロシア大統領、南オセチアとアブハジアの独立承認

【モスクワ=星井麻紀、トビリシ=飯竹恒一】ロシアのメドベージェフ大統領は26日、ロシア南部ソチでテレビ演説し、グルジアからの分離独立を求める南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立を承認する大統領令に署名したと発表した。分離独立に反対する欧米諸国は強く反発、独立を認めない方針で、欧米対ロシアの対立がさらに先鋭化しそうだ。

 グルジアのサアカシュビリ大統領は26日夜、「完全に非合法なものだ。欧州で大国が他国の領土を併合するのはナチスドイツとスターリン以来初めてだ」とロシアを批判。中東訪問中のライス米国務長官は26日、「遺憾だ。国連安保理で拒否権を行使する」と語った。北大西洋条約機構(NATO)のデホープスヘッフェル事務総長も同日、グルジアの主権と領土の維持を支持すると語った。

 メドベージェフ大統領はロシア外務省に対し、両地域と外交関係の樹立と友好協力条約を結ぶ準備に入るよう求める大統領令に署名。国防省に対し、友好協力条約の締結までは、ロシア軍による両地域での平和維持活動を保証するとの大統領令にも署名した。ラブロフ外相は同日、「ロシアへの併合は求めない」と述べ、両地域を「独立国」として扱う考えを示した。

 声明で、同大統領は、グルジア軍を南オセチア自治州に進攻させたサアカシュビリ大統領について「自分の政治課題の解決にジェノサイド(大量虐殺)という方法を選んだ」と非難。この攻撃で「南オセチアとアブハジア、グルジアの人々が一つの国家に平和に存在するという希望を否定した」と述べて独立承認を正当化した。

 ロシア上下院は25日、メドベージェフ大統領に対し、両地域の独立を要請する声明を決議。両地域も、ロシアに対し、独立承認を求めていた。

 西側諸国による反発に対して、同大統領は26日、「冷戦を求めないが、我々には恐れるものはない」とも発言。国際社会におけるロシアの孤立化も辞さない考えを示した。

 91年のソ連崩壊で独立した15カ国は、互いの領土保全を保証していたが、今回の独立承認は、これをロシアが放棄したことになる。また、旧ソ連地域にある非承認国家の独立をロシアが承認するのは初めてで、他の地域に影響を与える可能性もある。




■ソ連崩壊後の経済破綻ですっかり意気消沈したロシア国民は、プーチンによる目覚しい経済復興に歓喜し、大いなる自信を取り戻した。そうした国民の期待を背景にメド・プー政権はより強いロシアをめざす方向性を維持していく必要があるのだ。

また今回のロシアの2国独立承認は中国をも困惑させている。
自国内のチベットやウイグルの独立要求に拍車をかけることになるからだ。
ただ単独覇権を弱め国内経済の疲弊に苦しんでいるアメリカにとっては、ロシアと中国が中心の非米同盟である上海協力機構内に軋みが生じる事態は歓迎すべきことでもあるだろう。


■しかしながらそうした各国の戦略や思惑を常に先読みしながら、まるでチェスや将棋盤に向かうように正確に持ち駒を置いて勝利してきたプーチン(+メド)がこの先どういう動きをするのか、期待と不安をこめて(^^;;ウォッチしていきたい。






 イスラエルとパレスチナ、ユダヤの正当性って何?
2008年08月26日 (火) | 編集 |





■時事通信 8月26日
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008082600485

    中東和平仲介、正念場に=イスラエル首相らと会談-米国務長官 

【エルサレム26日時事】ライス米国務長官は26日、イスラエルとパレスチナの2国家共存を目指す和平交渉推進のため、エルサレムでオルメルト首相らと会談した。ブッシュ米大統領の任期が終わる来年1月までの妥結を目指す交渉は決裂の恐れもあり、米国の仲介は正念場を迎えている。
 和平交渉は昨年11月、米アナポリスで開かれた国際会議を機に7年ぶりに再開されたが、ユダヤ人入植地の取り扱いや聖地エルサレムの帰属の懸案をめぐって厳しく対立。ライス長官はイスラエル側に対し、粘り強い交渉継続を働き掛けた。この後、パレスチナ自治区ラマラを訪れ、アッバス自治政府議長と意見交換する。




■イギリスの三枚舌外交によってイスラエルが建国され、以後いつ果てるとも知れないユダヤとアラブの対立が始まった。

2000年前ローマ帝国に追放されディアスポラ(離散民)となったユダヤ人。
各国で迫害を受け、国をもたない悲劇の末にようやく「約束の地」に戻ってきた、とこんなふうに一般には認識されているわけだが、どうもいまいちスッキリ理解できないのが、この「ユダヤ人」という存在だ。

ユダヤ人の定義とは「ユダヤ人を母とする者、およびユダヤ教に改宗した者」だそうだが、この定義からもれてしまうユダヤ人も多いという。




■そんな折、5月31日の朝日新聞にこんな記事が掲載された。

       イスラエルで「建国根拠なし」本、ベストセラーに

 【エルサレム=村上伸一】建国から今月60年を迎えたイスラエルで、建国の原動力である「シオニズム運動」の根拠を否定する著書がベストセラーとなっている。題名は「ユダヤ人はいつ、どうやって発明されたか」。
 シオニズム運動は、古代に世界各地へ離散したユダヤ人の子孫が「祖先の地」に帰還するというもの。著者はユダヤ人でテルアビブ大学のシュロモ・サンド教授(61)=歴史学。3月にヘブライ語で出版され、アラビア語やロシア語、英語に訳される予定だ。
 著書では、今のユダヤ人の祖先は別の地域でユダヤ教に改宗した人々であり、古代ユダヤ人の子孫は実はパレスチナ人だ――との説が記されている。
 サンド教授は「ユダヤ人は民族や人種ではなく、宗教だけが共通点」と指摘。第2次世界大戦中に約600万のユダヤ人を虐殺したナチス・ドイツが、ユダヤ人は民族や人種との誤解を広めたとする。
 そのため、イスラエル政府が標榜(ひょうぼう)する「ユダヤ人国家」には根拠がないと批判。「パレスチナ人を含むすべての市民に平等な権利を与える民主国家を目指すべきだ」というのが著者の最大の主張だ。
 シオニズム運動は欧州で迫害されたユダヤ人たちが19世紀末に起こし、「ユダヤ人国家の再建」を目指した。運動の根拠になったのは、ユダヤ人が紀元後2世紀までにローマ帝国に征服され、追放されたという「通説」だった。
 これに対し、教授は「追放を記録した信頼できる文献はない。19世紀にユダヤ人の歴史家たちが作った神話だった」との見解だ。パレスチナ人から土地を奪うことを正当化するために、「2千年の離散の苦しみ」という理由が必要だったという。
 教授によると、古代ユダヤ人は大部分が追放されずに農民として残り、キリスト教やイスラム教に改宗して今のパレスチナ人へと連なる。イスラエルの初代首相ベングリオンらが建国前に著した本の中で、パレスチナ人たちをユダヤ人の子孫と指摘していた。ユダヤ人の入植で対立が深まる中で、パレスチナ人を子孫とは言わなくなったという。
 教授は「新説ではなく、建国指導者らが知りながら黙ってきたことをはっきりさせたにすぎない」と語る。




■「今のユダヤ人の祖先は別の地域でユダヤ教に改宗した人々」の、別の地域とはロシア南部にあった「ハザール王国」のことと思われる。

私はこれまで「ハザール」のことを「トンデモ」の類いかと考えてきたが、いろいろな資料を読むにつれ、かなり確かな根拠があるように思われてきた(50%くらい(^^;;)

しかし上の記事が本当ならば、これはまさしく「えらいこっちゃ!」ではないか

実は皆がそうだと信じているユダヤ人は偽者で、パレスチナ人が本当のユダヤ人だったとしたら、これまでの世界史もガラリと書き換える必要が出てくるし、それ以前に今の世界の枠組みから戦略から紛争に至るまで、根拠の正当性を失ってガラガラと瓦解してしまうだろう。

なにしろグルジア紛争だって、突き詰めてみればロシアとユダヤの戦争だと言えなくもないからだ。
ウクライナ問題も同じだし…。
この「ユダヤ人問題」については、またじっくり考えてみたい。







 急にパヤオの本が読みたくなった
2008年08月25日 (月) | 編集 |


■パヤオといっても、宮崎駿ではない(^^;;
若くして亡くなったロシア・東欧が専門の政治学者、志水速雄(しみず・はやお)なのだ。
ハンナ・アレントの著作も翻訳している。
しかも別冊宝島では、「右翼思想家」と分類されていた_(^^;)ツ

■早くからソ連の崩壊を予測していながら、肝心の崩壊前に死んでしまった(T.T)
今のロシアの状況をどう思うのか、心から聞いてみたいと思う。
ちょっと神経質そうで、ちょっと馴染みにくくて、でも気軽にエッセイを書いてくれたパヤオちゃん。
なんとテレビの料理番組を見るのが好きなんだって。
その瞬間、パヤオの高感度がぐんとアップした。






左はパヤオの授業で使ったテキスト。
どっちかというとソ連批判的な内容で、連邦が崩壊した今は
中国に当てはめて読むと、なかなか興味深い。







日本人のロシア嫌いのルーツは、江戸時代のフヴォストフ事件にあった。
右は、現代史の重要資料の初訳。
パヤオに翻訳を勧めたのは清水幾太郎である。

上記の本の他にもう1冊と、ハンナ・アレントの『革命について』を持っている。








 土砂降りの湯河原
2008年08月24日 (日) | 編集 |

これまでず~~っと晴天で、地面がカラカラ状態だった湯河原。
川の水が3分の1にまで減って、カラスが岸辺で弱った鮎を捕獲するというビックリ現象が目撃されたほど干上がっていたのに、ここに来て急に大雨続きになった。

それも熱海の海上花火大会バスツアーの日を狙い撃ちにして降るのだからたちが悪い。
今夜も最後の花火ツアーで満室なのに、朝から恐ろしいほどの土砂降りで、東海道線も小田原でストップしたままだ。
まさにバケツをひっくり返したような雨で、細くなっていた川の水量もたちまち復活して、茶色く泡だった濁流がゴーゴーと轟いている。

露天風呂は雨が降って水になっちゃうし、お客は駅で足止めを食らっちゃってるし、タクシーはみんな出払っちゃって呼んでも来ないし、ピザのデリバリーも2時間待ちだし、私の体調もまたまた悪化しちゃったし、問い合わせの電話は鳴りっぱなしだし、宴会場では下手な歌を歌いっぱなしだし、なんかミニ・ハルマゲドン状態なので、もうど~にでもしやがれってかんじになってきた(ノ_-;)

歌でも歌っちゃおうかな





 民族共生という理想
2008年08月23日 (土) | 編集 |
■グルジア紛争に関して、「かけはし2008.8.25号 」にこんな記述があった。

タイトルは
憎悪をあおりたてる二つの「大国主義」
グルジア問題と米ロ対決
あらゆる排外主義を克服し民族共生の展望を切り開こう



その最後の「自決権の承認と諸民族和解」という部分を転載する。

 われわれはグルジアのサアカシュビリ政権による南オセチア自治州への軍事的攻撃と住民虐殺を非難する。「グルジアの領土的一体性」の保全を名目に、南オセチア、アブハジアの自決権を認めず、分離・独立運動を軍事的・強権的に押しつぶすことを許してはならない。また「グルジアの主権」を理由に少数民族の自決権を認めず、コソボに対するものとは正反対のダブルスタンダードをもてあそぶ米国の姿勢を厳しく糾弾する。サアカシュビリ政権の南オセチアへの軍事侵攻を支えたのは、ブッシュ政権なのである。
 同時にわれわれはロシアのメドベージェフ・プーチン政権の、南オセチア・アブハジアへの「保護者」としての姿勢を楯にした、グルジアに対する大国主義的軍事侵攻をも厳しく批判しなければならない。
 南オセチア、アブハジアの地位は、住民の自由に表現された意思に基づいてのみ決定できる、という原則を改めて確認することが必要である。その上で排外主義を克服した「民族和解共生」こそが問われている。
 しかしロシアもまた民族自決権の擁護者どころではないことは言うまでもない。
 「ロシアは何世紀もカフカス地方で安全と協力、進歩の保証人だった」。この言葉は、グルジアへの軍事侵攻にあたってロシア軍の攻撃を指導するために急きょ訪れた先で、プーチン・ロシア首相が語ったものだという(「朝日」8月16日)。
 この発言に、カフカス民族を踏みにじってきたツァーリ帝国以来の「大ロシア排外主義」が露骨に表現されている。そしてまさに「グルジア問題」において、スターリンやオルジョニキッゼに代表されるボリシェビキ指導部内の大ロシア排外主義に対して生命をかけて「最後の闘い」を挑んだのがレーニンであった。これは決して過去の話ではない。プーチンの言葉の中にこそ、ツァーリ帝国からスターリニズム支配の時代を経て、今日まで綿々と貫かれてきた傲慢きわまる「大ロシア排外主義」が最悪の形で示されているからだ。何よりも彼らは、チェチェンでのジェノサイドの当事者である。
 われわれは、米ブッシュ政権に支援されたグルジア・サアカシュビリ政権の南オセチアへの軍事侵攻に反対するとともに、メドベージェフ・プーチン政権のグルジア軍事攻撃にも反対する。平和・人権・民主主義・共生を求める労働者市民の声を、ロシア、カフカスの民衆に届けよう。




■まあ確かにごもっともな主張なのだが、結局机上の論理というか理想に過ぎないんだよね。
私も10代の頃は(徳川時代か?(^^;;)、すべての民族の共生をっていう理想論を唱えてたけど、いろいろ世の中を斜に構えて見てくると、違う民族同士の共生なんてことはひどく難しいよね~と思うに至ってしまう。
もちろん理想論は大切だけど、そもそもその基盤となっている平和・人権・民主主義などが欧米基準だから、これをすべての民族に適用するなんざ、ちょっとおこがましいんじゃないかな。
それこそ上から目線みたいでね。

われわれが正しいと考える民主主義がどの民族にとっても正義とは限らないのだ。
われわれが理不尽と感じる独裁主義とかメシアニズムを歓迎する民族だってあるのだから。
といって、それはすべて間違いだと彼らに言えるだろうか?

とにかく、多様な価値観と柔軟な精神を持つことが必要なのだ。
とても難しいことだけど。




 ロシア周辺諸国民主化とアメリカの戦略 その5
2008年08月22日 (金) | 編集 |
■05年にフランスのテレビ局が製作した「ロシア周辺諸国民主化とアメリカの戦略」
(06年にNHK世界のドキュメンタリーとして放送)の最終回をどうぞ。


米国が仕組んだグルジアの「バラ革命」。
その中心を担ったサーカシビリが、米国の傀儡としての大統領に就任した様子がカメラを通して伝わってくる。

フランスをはじめいわゆる西側のテレビ・ドキュメンタリーは反ロシア的な内容がほとんどだが、この「ロシア周辺諸国民主化とアメリカの戦略」は比較的中立な立場で作られた内容で、米国が東欧の「民主化」にどうかかわったかが平易に描かれている。


■サーカシビリが大統領になった後、05年2月に右腕であるズラブ・ジワニア首相が不可解なガス中毒死を遂げた。両者の間に生まれた確執から、サーカシビリがこの死に関与した疑いがもたれている。
またリトビネンコ毒殺事件の犯人と有力視される人物もたびたびグルジア入りしていることからもわかるように、この独裁的な大統領の背後には、英米・イスラエルが常にうごめいているのである。


■さて今回の無謀なグルジア紛争を起こしたサーカシビリ政権に対して、ロシアのメドベージェフ大統領は「馬鹿!」と非難(^O^) 
米国も、ロシアには絶対勝てないから何度も止めろとグルジアに忠告したのに…と弁解した。
ということは、事前に米国が関与していたことがバレバレなわけだが(^^;;


■その一方で、米国に忠実だったパキスタンのムシャラフ大統領が辞任に追い込まれた。
米国が推進する「テロとの戦い」の中心がイラクからアフガニスタンに移ったため、アフガンに隣接するパキスタンと米国の戦略に食い違いが生まれ、邪魔になったムシャラフが米国から捨てられたのだ
まるでサーカシビリの今後の運命を見るようだ。


■ところが同じ米国の手下である日本は、米国によるインド洋の海上自衛隊給油活動継続要請に、まだ従う意欲を見せている。
おまけに国民にはガソリン高騰の負担を押し付けながら、インド洋の艦隊には無償で燃料を提供し、さらにイラク空輸では米軍から燃料を購入していることが20日にわかった。
この事実はかなり前から明らかになっていたのに日本のメディアが黙殺していたもので、ここまで忠犬ぶりを発揮するか!とあきれかえってしまう。

しかしそうまでしても、日本の未来はムシャラフやサーカシビリと同じ道を歩むことになるだろう。
一刻も早く自立への道を模索する、今こそその時期を迎えているのである。















ロシア周辺諸国民主化とアメリカの戦略 その5





  ~グルジア~


■グルジアの革命運動のリーダー、ギガ・ボケリアは大統領主席顧問として中央銀行のロビーに姿を見せた。

ボケリア「グルジアはロシア帝国とソ連による200年間の植民地支配から脱してやっと世界の一員になりました。あるべきところに還ることができたんです」



この夜のホストはブルース・ジャクソンというアメリカ陸軍の退役将校だ。
ジャクソンは現在「移行途上の民主主義国プロジェクト」という基金を運営している。
革命が芽吹き始めた国々には必ず姿を見せる人物だ。

ジャクソン「ロシアでは民主主義が欠如し、国民が抑圧されています。気がかりです。グルジア、ラトビア、スロバキア、ウクライナでは民主主義の芽生えが見られます。楽しみなことです」



■ジャクソンは外交の表舞台に立つ人物ではないが、グルジアの大統領は真っ先に彼に挨拶した。
37歳のサーカシビリ大統領。アメリカの大学で学んだ弁護士だ。

サーカシビリ「グルジアは長年汚職にまみれ荒廃していました。こういう地域で民主主義が機能するという証になるでしょう。私たちはアメリカの皆さんと同じ価値観を共有しています。アメリカにしていただいたことを私たちは決して忘れません」





■この若いグルジアの大統領が政権を引き継げたのはアメリカの後ろ盾があったからだ。

サーカシビリ「ロシア軍基地の撤退は必ずやり遂げます。シリアは2週間でレバノンから撤退しました。もうソビエト帝国は存在しないのです」

ブルース・ジャクソンは耳をそばだてている。

サーカシビリ「それから…(ジャクソンの方を見て)失言したかな?」

ジャクソン「とんでもない! 大統領に一息つかせてあげてください」


 




記者(ジャクソンに)「『革命の黒幕』との噂もありますが…」

ジャクソン「フランスのマスコミには参りますよ。何なら政府の役人に聞いてごらんなさい」


インタビューはここまでだった。







■グルジアの首都がにわかに活気づいてきた。トビリシ05年5月。
まもなくブッシュ大統領が到着する。

ブッシュの演説「アメリカとグルジアは自由の国として責任があります。まだ自由を知らない数百万の人々に自由を広げるのです」






  ~ワシントン~

■数日後、私たちはワシントンに向かった。
ブルース・ジャクソンの活動本部を訪ねる許可が降りたからだ。

ワシントン ジャクソンのオフィス。

ロシア周辺諸国の革命のリーダーたちを迎え入れた事務所だ。
ジャクソンの妻はベラルーシ人だ。ライスと妻が並んで写った写真が置いてある。


ジャクソン「妻はこんなに大きな写真をもらいました」

記者「奥さんとライス長官ですか?」

ジャクソン「そう、ライス国務長官と一緒です」

記者「どんな方ですか?」

妻のイリーナ「とてもいい方ですよ。長官はベラルーシの民主化を支援するのはアメリカの務めだと言ってくれました」

ジャクソン「ルカシェンコ政権はホワイトハウスと会合など持てませんが、私たちにはできるんです」



■突然グルジア革命のリーダー、ギガ・ボケリアが入ってきた。
仕事でワシントンに来たついでに、ロシアがグルジアの基地から撤退するお礼に立ち寄ったという。


ボケリア「歴史に残るTシャツです。奥さんならサイズが合うかと思って」

ジャクソン「妻に?」

ボケリア「いやあ、お二人にです。これ1枚しかないんです。グルジアはうまくいってますよ」

ジャクソン「君たちがよくやってるからだよ。毎日楽しく過ごしてるか?」

ボケリア「もちろんです」





■今度はロシアでプーチン大統領に反対している女子学生が入ってきた。
まだ活動を始めたばかりで支援を求めにきたという。

ジャクソン「ブルース・ジャクソンです。どうも」

ふたりの女子学生も居合わせた顔ぶれに驚いたようだ。

ジャクソン「ギガを知ってる?」

女子学生「ギガ? あのグルジアの?」

ロシア民主化リーダー、イウリヤ・マリシェバ「グルジア人にできたんだから、私たちにだってできるはずなんです。このような場で先輩たちからアドバイスをもらうことは大切です。民主化の波は小国のセルビアで起こり、グルジア、ウクライナに押し寄せました。次はロシアです!」

ボケリア「時間とお金がどれだけかかるか、今の政権が体制維持にどこまで執着するか。問題はそれだけです」

記者「彼女たちにアドバイスをしていくつもりですか?」

ボケリア「私にできるのは自分たちの経験を伝えることです。そこから何を汲み取るか、どういった点をロシアに応用するか決めるのは本人たちですよ」


話し合いはカメラのない部屋で1時間以上行われた。
ジャクソンはロシアで革命の口火を切ることはプーチンを攻撃することであり、大変デリケートな問題であると言った。






  ~モスクワ~


■私たちはロシアの学生を追ってモスクワに入った。
ロシアでは警察がどんな小さな抗議活動にも目を光らせている。
ここが学生の活動拠点。モスクワ市内の家だ。

「会議室をお見せします。若者たちが集まるんです」

これまでの取材で見てきた他の活動拠点に似ている。

「運動の名前はオボロナ。防御という意味です。2ヶ月前に初めてデモをしました。あれがロゴです。グルジアやセルビアで使われたものと同じものを選びました。これが私たちの一番の標的、プーチンです。プーチンの作り上げた警察国家にもう我慢できないんです」

学生たちは全員最近のデモで逮捕され、留置場から出てきたばかりだ。

学生「私たちは特殊部隊オーモンズのブラックリストに載っていて顔も知られているので、デモをすると逮捕されるんです」


警察の威嚇が効いたのか、この日デモに集まったのはわずか数百人だった。

学生たち「プーチンは退け!」

マリシェバ「今日は大勢集まったとはいえませんが、運動に参加する人は少しずつ増えています。本当は見かけより大勢の仲間がいるんですよ」




■民主化の動きに対し、プーチン大統領は別の組織で対抗している。
ウクライナのオレンジ革命直後に始まった「ナーシ」という活動で、政府の指示のもと、プーチンを支持する若者たちが集まった。
若者たちは「革命ウィルス」と闘うのだという。

若者たち「祖国は誰の手にも渡さない。祖国ロシアを治めるのは永遠にロシア人だ」


  




ロシア政府は革命に対抗する役所も作った。
提案したのはプーチンのブレーン、ロシア大統領政治顧問グレグ・パブロフスキーだ。


パブロフスキー「ナーシに参加しているのはプーチン支持派のごく一部です。この先革命勢力が力を増せば、ナーシのすべての支部を動員します。かなりの規模ですよ。まずは国の主権を守ることです。アメリカに内政干渉をされる筋合いはない。アメリカに家の中にまで入ってきてほしくない。アメリカ人の指導なんて真っ平です」







■アメリカがこれから先も方針を変えず、いつの日かロシアで革命が起きるとなれば大きな衝突が避けられなくなるかもしれない。

ロシアとアメリカ、2つの勢力の今後の動きに注目が集まっている。   ~das Ende~






有名大学の学生たちが中心になって活動する政府支持団体「ナーシ」(われらの意)。








ロシア周辺諸国民主化とアメリカの戦略 その1
ロシア周辺諸国民主化とアメリカの戦略 その2
ロシア周辺諸国民主化とアメリカの戦略 その3
ロシア周辺諸国民主化とアメリカの戦略 その4












上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。