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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 もう1つのサミット「先住民族サミット アイヌモシリ2008」
2008年05月01日 (木) | 編集 |



写真はJanJan Newsより。
日本外国特派員協会で、アイヌの長老の一人、浦川治造氏(左)は自然の荒廃をなげく。




 朝日新聞 4月21日
  http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000804210008

             「先住民族サミット」準備着々
    
 先住民族から見た地球環境問題や権利回復とは――。そんなテーマを7月の北海道洞爺湖サミットに先立って話し合う「先住民族サミット アイヌモシリ2008」の準備が進んでいる。アイヌ民族や各国の先住民族が集まって権利尊重を求める宣言を採択し、主要国(G8)の首脳らに提言する予定だ。実行委員会は、国連が昨年、先住民族の権利に関する宣言を採択したことも追い風になると期待している。(杉崎慎弥)

 開催日は、7月7~9日の洞爺湖サミット直前の同月1~4日。アイヌ民族の伝統的な集落や山野が広がる日高支庁平取町の二風谷地区と札幌市が主会場だ。国連総会で、先祖伝来の土地の権利や民族自決権などを認める「先住民族の権利に関する宣言」が採択されたことを受け、自分たちの立場や発言をG8首脳に伝える狙いがある。

 参加する民族はまだ確定していないが、アイヌ民族のほか、国連で宣言に反対した4カ国(米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)やフィリピン、フィンランドなど約15カ国の約20人が参加する意向だという。

 権利に関しては、各国の現状報告に加え、国連の宣言に賛成していながらアイヌ民族を先住民族と認めていない日本政府の対応も話し合う。

 地球環境問題については「(自然と共生してきた)先住民族こそが環境異変の影響を受けてきた当事者」(実行委の秋辺日出男さん)という認識のもと、その共生の文化を生かすことなどを議論する。
(以下略)





 JanJan News 4月30日
  http://www.news.janjan.jp/government/0804/0804296044/1.php

      【洞爺湖サミット オルタナティブ】知恵を集め、先住民族サミットで政策提言

「先住民族サミット アイヌモシリ2008」を2ヵ月後に控え、同サミット実行委員会は25日、日本外国特派員協会で外国人記者らに「先住民族の知恵を集めて政策提言したい」と意欲を見せた。 (中略)

 会見の冒頭、結城幸司事務局長はアイヌ民族の伝統楽器「トンコリ」の音色に合わせ、「経済社会にのまれ、アイヌらしく生きることもままならない現代。私たちは何を取り戻し、何を繋ぐのか、この先住民族サミットで深く大きく語り合い、チャランケ(話し合い)しあい、そして大切な未来へ繋ぎたい」と話した。

 北海道には現在、2万4,000人のアイヌ民族が住む。関東一円には約5,000人が在住するとされるが、会見した秋辺日出男氏(阿寒アイヌ工芸協同組合専務理事)によると「アイヌであることを隠している人や自分がアイヌの系統であることを知らない人も含めると、日本全国で5万~10万人になるか、見当がつかない」という。

 アイヌ民族のエカシ(長老)の浦川治造氏(70)は「いま国が管理している山は木が切りっぱなし、川はコンクリート固め、海は魚の捕り放題で、私が子どものころの10分の1にも満たない状態になってしまった」と話し、秋辺氏もまた「20世紀の人類の多くは、人間が自然を征服するという考え方があったと思うが、先住民族はそう考えない。人間が自然に生かされているという考え。それを皆さんと共有したい」とした上で、「少しでも良い状態で我々の子孫にこの地球を受け渡したい」と同サミットへの抱負を語った。













■3月のチベット蜂起(暴動と報道)と各国における聖火リレーを目の当たりにして、私たちは大国に翻弄され抑圧されている少数民族や先住民族の存在について認識を新たにした。
日本でも大多数の人々が窮状を訴えるチベット民族に同情的で、彼らの人権や自由、文化を認めない中国政府に怒りの声を上げている。
では私たち自身の国であるこの日本には、中国のチベット民族に相応する問題はないのだろうか?


■日本人が普段何気なく口にする「北方領土」。かつてそのサハリン(樺太)や千島列島、そして北海道(蝦夷)、東北北部までに至る広い土地はアイヌのものだった。
ところが江戸幕府を破った明治政府はアイヌの土地を次々に日本の領土に組み入れ、伝統文化を否定して過酷な同化政策を進めていった。そう、1899年に「北海道旧土人保護法(旧土人法)」が制定されたのだ。
旧土人といい後期高齢者といい、いつの時代も役人の目線は弱者に冷酷だ。


■アイヌ民族にとっての長く苦しい日々は流れ、1993年の「国際先住民年」をきっかけに、97年にようやく旧土人法が廃止され(制定されてから100年後、しかも今からたったの10年前!)、アイヌ新法である「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」が制定されたのだ。
外務省は一応「アイヌは少数民族である」と国連に報告したが、未だに「先住民族」とは認めていない。さらに歴代の政治家たちも堂々と、「日本は単一民族国家」発言を続けている。
なぜか? 先住民族と認めれば、もともと住んでいた土地を返す必要が出てくるし、いろんな補償問題も絡んでくるからだ。


■今回のチベット民族の訴えをバネに、アイヌの人々も自らの存在をかけて静かに立ち上がった。
日本政府が彼らを先住民族と認めるよう、私たちもアイヌ民族を支援していこうではないか。
チベットを応援している人もぜひ、アイヌ民族にも目をむけて共に闘ってほしいと思う。









左:「先住民族サミット アイヌモシリ2008」のシンボルマーク
公式サイトは、ここ

右:手塚治虫のマンガ『シュマリ』。 シュマリとはアイヌ語でキツネのこと。
幕末の箱館戦争が終わり、明治政府によって北海道と改称された北海道に
元旗本のシュマリが駆け落ちした妻と男を追って渡って来る。
手塚は当初、虐げられたアイヌの歴史を描くつもりだったが、
それには自分の力量が及ばないため、
ストーリーを北の大地に生きる人々の方に重きを置いたと語った。
だが、さる筋からの圧力を受けて変更せざるを得なかったという噂もある。
私はこの『シュマリ』を読んで、旧土人法の存在を知った。

また白土三平のマンガ『カムイ伝』も、最初は少年カムイと白狼のカムイが蝦夷地に渡り、
シャクシャインの反乱に身を投じて共に闘うというストーリーだったそうだが
江戸時代の身分制度の方に話がシフトしていってしまった。
カムイが(だからカムイという名になったわけだが)
蝦夷地でアイヌ民族と共に闘う展開を見たかったなあ。












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