

約4カ月の輸送活動を終えた航空自衛隊のイラク復興支援派遣輸送航空隊
(第14期後段)の隊員約100人が19日、小牧市の航空自衛隊小牧基地に帰国。

「そんなの関係ねえ」 高裁違憲判断で空幕長
防衛省の田母神俊雄航空幕僚長は18日の定例会見で、航空自衛隊のイラク空輸活動を違憲とした名古屋高裁判決が現地で活動する隊員に与える影響を問われ、「純真な隊員には心を傷つけられた人もいるかもしれないが、私が心境を代弁すれば大多数は『そんなの関係ねえ』という状況だ」と発言した。
有名お笑いタレントの言葉を使い、司法判断をやゆしたと取られかねない発言に批判が出そうだ。
判決自体については「非常に残念。与えられた任務をこなすのがわれわれ自衛隊の役割なので、今後も整斉と活動したい」と述べ、判決がイラクでの活動に影響しないことを強調した。
判決でバグダッドが「戦闘地域」とされたことについては、「現地は日本のように安全ではないが、戦いに巻き込まれる危険はないと思っている」と話した。
■最近は政府関係者をはじめ、あまりに司法を軽視した発言や態度が多く、許しがたい。
公務員という自らの立場をどう思っているのか。
公務員こそまっさきに法を遵守するべきではないのか。
違憲判決をもっと真摯に受け止めてほしい。
そして国民も、こうした傲慢な発言を黙って見過ごしてはいけない。
放置するのもまた罪なのだ。
18日のブログにも記したが、再度掲載する。
【第99条 憲法尊重擁護の義務】
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
