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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 中央アジアに熱視線
2008年04月14日 (月) | 編集 |





■今世紀に入って海外ニュースなどで頻繁に取り上げられるようになったのが中央アジア(ユーラシア)地域である。とはいえいろいろ込み入った場所でもあるので、上記のように色分けしてみた。
久しぶりに地理の勉強をした気分だ(^^;;



■まず中国西部、ネパールやブータンに接したところはチベット自治区だし、キルギスやカザフスタンと接するのが新疆ウイグル自治区だ。

中国の人口は13億強(日本の10倍!)で、9割を漢族が占める。その他は政府公認の55の少数民族だが、実際には200とも400ともいわれていて、その実態は明らかではない。
少数民族で人口が多いのがチワン族(1600万人)、満族(1000万人)。次が回族、ミャオ族、ウイグル族、イ族、トゥチャ族、モンゴル族、チベット族の順に続く。

このうち少数民族の自治区は、内モンゴル自治区、新疆ウイグル自治区、寧夏回族自治区、広西チワン族自治区、チベット自治区の5つである。

チベット自治区の面積は中国全土の8分の1を占め、人口は280万人強。
チベット人はチベット自治区の他にも四川省、青海省、甘粛省、雲南省にも居住していて、その数は中国全土で540万人強。ブータンやネパール、インドのチベット人を合わせると約600万人になる。



■また近年注目を浴びているのが、カスピ海沿岸諸国である。
上の地図を見てわかるように、アフガニスタン、イラン、イラク…と、米露(かつての米ソ)の軍事的な重要地域でもある。
19世紀から20世紀にかけて、イギリス帝国とロシア帝国がこの地域で覇権を争う「グレート・ゲーム」を展開した。現在はカスピ海の資源をめぐり、ロシアや沿岸諸国、アメリカ、イギリス等の欧米と日本、中国など各国によって、「新グレート・ゲーム」が繰り広げられている。

カスピ海の石油と天然ガスのパイプラインの建設やカスピ海の領有をめぐって、ロシアと沿岸4ヶ国のカザフスタン、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、トルクメニスタンは、これまでさまざまな対立や合意を繰り返してきた。
2002年にカザフスタン沖のカシャガン探鉱の成功によって事態は大きく動き、石油に関して沿岸諸国は、既存の「ロシアルート」と、ロシアを通らずに欧州へ運ぶ「BTCパイプライン」(アゼルバイジャンのバクー→グルジアのトビリシ→トルコのジェイハン)、そして「中国ルート」の選択肢を手中にした。

また天然ガスに関しては、豊かな埋蔵量を持つトルクメニスタンが各国の熱い注目を浴びている。

つまり中央アジアの石油・天然ガスをめぐるロシア、アメリカ、EU、中国、インドの資源獲得競争が過熱しているということで、アメリカが関与した旧ソ連諸国における一連の「カラー革命」、すなわちキルギスの「チューリップ革命」、グルジアの「バラ革命」そしてウクライナの「オレンジ革命」がなぜ起きたのか、先日のNATO首脳会議でのウクライナとグルジアのNATO加盟をめぐっての米露のかけひきの意味についても一目瞭然であろう。

中央アジアについては私もまだまだ知識不足なので、今後も各国の動きをウォッチしながら勉強していきたい。






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