激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 「地球滅亡」回避の処方箋になるか?
2008年03月01日 (土) | 編集 |

種子の「箱舟計画」がスタート






共同通信 2月27日
 http://www.47news.jp/CN/200802/CN2008022701000067.html

     種子の「箱舟計画」始動 北極圏に保管庫、絶滅防げ

 【ロングヤービーエン(ノルウェー領スピッツベルゲン島)26日共同】
 災害などによる農作物種の絶滅を防ぎ多様な品種を維持するために、各国から預かった種子を冷凍保存する世界最大の施設「グローバル種子ボルト(保管庫)」が、北極圏にあるノルウェー領スピッツベルゲン島に完成し、26日に施設内で開所式が行われた。

 ノルウェー政府が「種子の箱舟計画」として同島の中心ロングヤービーエンの永久凍土層に5000万クローネ(約10億円)をかけて建設し、独立国際機関「グローバル作物多様性トラスト」が運営にかかわる。120メートルのトンネル奥にある3つの保管庫は計約450万点の収容能力がある。

 山の中腹にある施設での開所式には国連食糧農業機関(FAO)や欧州連合(EU)関係者ら計約250人が参加。式でノルウェーのストルテンベルグ首相は、保管庫は気候変動や災害などに対する農作物の「保険だ」と強調した。

   


朝日新聞 3月1日
 http://www.asahi.com/science/update/0301/TKY200803010098.html

        植物版「ノアの箱舟」 北極・永久凍土で100万種

 地球温暖化や戦争などによる絶滅に備えるため、100万種類以上の作物の種子を集める施設が、北極圏のノルウェー領スバールバル諸島のスピッツベルゲン島に完成し、2月末から活動を始めた。いわば植物版「ノアの箱舟」で、種(しゅ)の絶滅などが起きたとき、種子を供給して復活させる。

 この施設は、ノルウェー政府などが運営する「スバールバル全地球種子庫」。低温で種子を保存できる永久凍土層に造られており、世界中から種子が集まる予定。フィリピンの国際稲研究所が7万種ものイネの種子を送って来るほか、ムギやトウモロコシなどの種子も来る。

 生物の細胞や遺伝子を保存する施設は増えており、日本でも国立環境研究所(茨城県つくば市)などにある。だが、スバールバル諸島の施設はそれらの中でもかなり規模が大きいという。




  


写真左は、「スバールバル全地球種子庫」の入り口=AP
右は、スバールバル全地球種子庫の全体図=グローバル・クロップ・ダイバーシティー・トラスト提供
一番上は、BBCのイラスト



■植物の種子は、多国籍企業による独占が問題になっている。また遺伝子組み換えも進んでいるので、こうした地球規模での種子の保存が必要になっているのだろう。
共同通信による記事に比べ、朝日はここでも地球温暖化をメインに書いている。温暖化では逆に生物の多様化が進むので、ここは来るべき寒冷化に備えて、と読み直すことにしよう(^^;;








太陽系外周に「新惑星」?






朝日新聞 2月28日
 http://www.asahi.com/science/update/0227/OSK200802270092.html
         

           太陽系に「惑星X」の可能性 神戸大など計算

 太陽系の外縁に、地球とほぼ同じ大きさの「惑星X」が存在する可能性を、日本の研究グループが数値計算で明らかにした。約1000年かけて太陽の周りを公転しているという。太陽系の惑星は、06年に冥王星が準惑星に降格され、現在は8個だが、惑星Xが観測で見つかれば、冥王星に代わる第9惑星になる可能性が高い。米天文学会誌「アストロノミカルジャーナル」の4月号に発表する。

 太陽系の外縁部には、エッジワース・カイパーベルトと呼ばれる氷の小天体群でできた帯がある。この小天体群は、太陽から50天文単位(1天文単位は地球と太陽の平均距離=約1億5000万キロ)を超えるとまばらになり、軌道が細長い楕円(だえん)形にゆがむが、その理由の説明がつかなかった。

 神戸大学惑星科学研究センターの向井正教授とパトリック・リカフィカ特別研究員は、惑星Xが帯の外側にあった小天体をはじきとばし、重力で軌道をゆがめていると仮定。コンピューターで数値計算した結果、太陽から20天文単位ほど離れたところで生まれた惑星Xが、太陽系形成初期の約1億年で80〜175天文単位離れた軌道上に移動したと考えると、つじつまが合ったという。

 計算では、惑星Xの大きさは直径が1万〜1万6000キロで、約1万2800キロの地球とほぼ同じ。氷状のメタン、アンモニア、水などと岩石からなり、地球の3〜7割の質量(重さ)を持つ。太陽に最も近づくと14.8〜17.3等星と冥王星なみの明るさになるとみている。




■上の図は時事通信社より。
惑星級新天体の想像図(右上は太陽)。主に氷でできており、10年以内に発見される可能性がある(フェルナンド・ダンドレア氏、神戸大提供)

冥王星の後釜ですか。
太陽の架空の伴星ネメシスだの、惑星ニビルだのに夢中になったこともあったが(-""-;)








地球滅亡は76億年後?


  

■左の写真は、太陽観測衛星「ひので」がとらえた太陽に説明を加えたもの。
http://hinode.nao.ac.jp/Movies/

■2月22日のAFPBBニュース「地球滅亡は76億年後、回避策は2つ」は、こんな書き出しで始まった。
【緊急ニュースです―地球は死滅する太陽の熱で焼かれ、やがて太陽に飲み込まれてしまうでしょう。】




 だが終末パーティーに全財産を投じるのはまだ早い。天文学者によると地球滅亡は76億年先だ。

「76億年後に地球滅亡」説は英国のオープン・アクセス誌「Astrophysics」(http://uk.arxiv.org/)に掲載された。

 英国南部のサセックス大学(University of Sussex)のロバート・スミス(Robert Smith)名誉顧問(天文学)はこれまで、太陽はエネルギーが枯渇するにつれ膨張して危険な「赤色巨星」となり、地球はぼろぼろになるものの完全な破壊は免れるだろうと考えていた。
 ところが、スミス氏がメキシコのグアナフアト大学(University of Guanajuato)のクラウス・ペーター・シュレーダー(Klaus-Peter Schroeder)氏とともに再度計算をしたところ、絶体絶命だということが分かった。

「太陽の希薄な外層大気は目に見えるよりもはるかに広範囲にわたっており、地球はその圏内を公転することになる」「この外層大気による引力で地球は軌道を外れて内側に引き寄せられ、最終的には太陽に飲み込まれて蒸発してしまう」(スミス氏)
 しかし地球上の生物はそれ以前に生きづらくなるだろう。今から10億年後、太陽が少しずつ膨張するにつれて海水が蒸発して大気中の水蒸気(強力な温室効果ガス)が増大し、地球温暖化が急激に進むからだ。

 この結末から逃れる方法としてスミス氏は、SF的なことは認めつつ、2つの選択肢を提案している。
 1つは、近くを通過する小惑星の引力を利用して地球を危険圏内から外に出す方法。6000年おきに地球を軽くひと突きするだけで、少なくとも50億年は寿命を延ばすことができる。ただし計算ミスにより太陽とこの小惑星を激突させない限りの話だが。

 そしてもう1つのより安全な方法は、太陽から逃れつつ、そのエネルギーを利用できるような距離を維持できる惑星間航行「救命ボート」を作ることだ。(c)AFP




■この2つの方法はあまりに荒唐無稽で論外だが、50億年後までに太陽は今の明るさの2倍になるだろうと予測されている。そうすると海水が蒸発して、地球は高温化する。

『地球大進化2 全球凍結』(NHK出版)には、以下のような記述がある。

【地球が放射できるエネルギーには上限があるため、太陽放射がある値以上にまで増加するとエネルギーのつりあいが取れなくなってしまうのである。その結果、海洋は消滅し、遅くとも25億年以内に地球上の水はすべて宇宙空間に散逸し、なくなってしまう。金星は太陽に近いためにこうした運命をたどった可能性がある。そして、これが、地球環境の最終的な姿だ。
 現在のような地球環境が永遠に続くことはない。これは惑星の運命である。むしろ、これほどまで長期にわたって温暖湿潤な環境を維持してきたという意味で地球は奇跡の惑星というべきだろう。】


■地球について知れば知るほど、この星が生き物にとって過酷な環境であることが見えてくる。
激しい地殻や気候変動、数度にわたる生物の大量絶滅。こうした現実の前では、「地球にやさしく」などといった言葉がむなしく思える。
たとえこの先人類がどんなに生き延びても、徐々に進む大陸移動によって、5000万年後には日本にオーストラリア大陸が衝突し、その2億年後には「アメイジア」という超大陸の一部になる。
この造山運動だけでも恐ろしいのに、超大陸は今度は地球内部のスーパープルームによって、引き裂かれ分裂するのだ。
太陽の影響で海が蒸発したり飲み込まれるはるか以前に、地球自身の変動サイクルによって、人類の終焉は訪れるだろう。

こうした未来を見据えながら、もし今このときを精一杯生きようと皆が思えるならば、人間同士のおろかな争いも少しは回避できるのではないだろうか。