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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 「改革チーム」で防衛省は変われるのか?
2008年02月25日 (月) | 編集 |

イージス艦衝突:そのとき艦長は寝ていた(-.-)Zzzzz



■事故から1週間、漁船の父子は未だに見つからず、清徳丸が所属する漁協は苦渋の捜索打ち切りを決定した。

左の写真は、漁船と衝突したイージス艦
「あたご」=千葉県野島崎沖40キロ付近で
(2月19日・毎日新聞)



■日を経るにしたがって、「あたご」の判断ミスや指示系統のずさんさが浮かび上がってきている。
中でも「あたご」の艦長である舩渡健・1等海佐が衝突時に別室で寝ていたという事実にはあきれてしまう。

軍事評論家の田岡俊次氏はいち早くこの問題に触れ、艦長が寝ていても別に違反ではないが、普通の艦長ならこうした危険水域にさしかかった場合、起きて艦橋で指揮するものだと指摘していた。

本日の朝日新聞2月25日にも同様の内容があったので、その部分を転載する。
http://www.asahi.com/national/update/0225/TKY200802240182.html


●艦長就寝は「言語道断」

 「お粗末の一語。多くの同僚が艦長の判断を疑っている」。イージス艦など複数の護衛艦の艦長を務めた海自1佐は艦長の責任を強調した。調べなどで艦長は衝突時、艦橋におらず、少なくとも直前まで別室で寝ていたとされる。

 衝突現場の野島崎沖は船舶の過密海域。関門海峡や瀬戸内海と並ぶ危険個所として海自内でもよく知られている。「ずっと手前で自動操舵を解除し、艦長は起きて艦橋で指揮していなければならなかった。当直士官に任せきりで眠っていたとすれば言語道断」。少なくとも艦長は事前に、当直士官に手動操船への切り替えを指示しておくべきだったと言う。

 全員起床の午前6時までの最後の2時間は「最もつらい時間帯」。見張り員などの注意力が低下しがちで、艦長に代わり全責任を預かる当直士官は、乗員を厳しく引き締めなければならない。この1佐は「当直士官にも大きな過失があるのは間違いない」と話す。

 ハワイで訓練を終えた艦艇が日本に近づくと、艦内は興奮気味になり注意も散漫になることが多いという。「我々は『ハワイ航路ボケ』と呼んでいるが、状況から見るかぎり、艦長以下乗員に慢心があったと思われても仕方ない」



■舩渡艦長の今回の事故説明と責任はどうなっているのか。
またこの人は漁協の人々に直接会って謝罪したのだろうか?






「防衛省改革推進チーム」が発足したが



■左の図は、防衛組織図。クリックで拡大。
「防衛省・自衛隊」サイトより。
http://www.mod.go.jp/j/defense/mod-sdf/

■底なしの不祥事続きの防衛省に、福田首相は「通報の遅れは防衛省の体質かもしれない」と抜本的な組織改革を指示。22日に「防衛省改革推進チーム」が発足した。
石破防衛相はもともと「背広組」と「制服組」の統合・再編を提唱しており、首相の強いバックアップを得た形になった。


また同日22日に石破防衛相は「あたご」衝突事故の失態に対し、これまでも情報漏えいやインド洋の給油量訂正問題、「しらね」火災と不祥事続きの(続きすぎだ(`へ´))吉川栄治海上幕僚長の更迭を決めた。
だが吉川幕僚長はもともと3月で退任する予定だったとかで、まったく手ぬるい懲罰だ。


■産経新聞2月22日によると、
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/e20080222012.html?C=S
「防衛省改革推進チーム」は、【内局(背広組)、幕僚監部(制服組)の幹部9人で構成され、事務局の6人が補佐する。政府の防衛省改革会議での検討と並行し、防衛省・自衛隊の組織改編のあり方について検討する。】そうだ。


■しかしながら、背広組と制服組の連携強化という石破案に反発する声も多い。
毎日新聞2月22日によると、
http://mainichi.jp/select/seiji/mod/news/20080223k0000m010121000c.html
【改革チームの中心メンバーは石破氏直轄の専属スタッフ。局次長や課長ら中堅クラスの計15人(内局6人、自衛官9人)を「大臣官房付」に配置換えした。既設の文民統制▽装備調達▽情報保全--の各分野の検討チームと比べると、「石破主導色」が強まっている。
 チームは、5月中にも組織を大規模に統合・再編する「石破私案」を基にした組織改革案の方向性をまとめる予定だが、事故後の対応には与党内でも批判が強まっており、前途は多難だ。】

朝日新聞2月23日でも、
http://www.asahi.com/politics/update/0223/TKY200802230009.html
【制服組からも懸念が出ている。航空自衛隊トップの田母神俊雄空幕長は22日の記者会見で、「陸海空の自衛隊は気質が違うので、それぞれの幕僚長のもとに維持されるのが必要」と述べ、組織再編にくぎを刺した。】



■「背広組」と「制服組」の間に横たわる長年の相互不信という溝。
果たして防衛省は自らを改革できるのか。
長くなってしまったので、シビリアンコントロールについては、また日を改めて考えてみたい。






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