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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 イージス艦事故、ずさんな監視体制次々あらわに
2008年02月23日 (土) | 編集 |


左の写真:イージス艦「あたご」のマストに装備された対水上レーダー(上の大きな円内)と航海レーダー(下の小さな円内)。(時事通信)
右の図:イージス艦内の情報・指示の流れ(毎日新聞)



■衝突事故発生から5日目の今日、日本列島は午後から強風が吹き、海の捜索をさらに難しくさせている。そんな中、イージス艦「あたご」の事故当時の監視作業や情報伝達のずさんさが次々に明るみに出てきた。


毎日新聞2月23日
http://mainichi.jp/select/today/news/20080223k0000e040046000c.html

   イージス艦事故:レーダー追跡怠る…船影特定作業記録なし
   
 千葉・野島崎沖で起きた海上自衛隊のイージス艦「あたご」とマグロはえ縄漁船「清徳丸」の衝突事故で、艦橋や戦闘指揮所(CIC)にある水上レーダーのモニターに、清徳丸の船影を特定する作業をした形跡が残っていないことが分かった。事故直前に当直が交代したこともあり、運航責任者の当直士官やモニターを専門にチェックする担当者らが、周辺船舶の動きを監視する作業を怠っていた可能性が高い。横須賀海上保安部などは、見張り員の視認情報が伝わらなかったことと併せ、乗組員の確認状況などを調べている。

 関係者によると、あたごのマストには、半径20~30キロの船影をとらえられる水上レーダーが2基設置されている。レーダーでキャッチした情報をモニターする装置は当時、当直士官や航海科員ら10人がいた艦橋と、作戦の中枢で7人が配置されていたCICに、それぞれ一台ずつ設置されている。

 当直士官らは、電波が反射している場所を発見し、探査する範囲や感度を調整しながら船影として確定。CICにはモニターを専門に監視し船影を特定する「電測員」がいて、特定すれば航跡が確認できる仕組みになっている。CICなどからの情報で、当直士官が操舵を最終的に判断する。

 ところが、今回の事故前、あたごのレーダー機器に清徳丸の船影を確定する作業をしたことを裏付ける記録は残っていなかった。衝突12分前、清徳丸の灯火を確認したという見張り員からの情報が伝わらなかっただけでなく、当然行わなければならないレーダーでの監視を当直士官らが怠っていた可能性が高い。

 事故直前に当直が交代していたが、護衛艦乗船経験のある自衛官は「基本的に画面にモニターされた船影はすべて特定する必要があるし、特定されたデータも引き継がれるはず」と話している。

 自衛隊の艦船の場合、民間の船のように事故前の速度や方位を記録できる航海情報記録装置の設置は義務づけられていない。あたごの場合もこうした航海記録がなく、石破茂防衛相は22日の国会審議で、問題点として指摘している。【本多健】





時事通信2月22日
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008022200955&j1


   見張り、清徳丸を報告せず=「危険性ないと思った」

 海上自衛隊のイージス艦「あたご」とマグロはえ縄漁船「清徳丸」の衝突事故で、あたごの見張り員が最初に清徳丸を視認した際、責任者に報告せず、防衛省などの調べに「危険性はないと思った」という趣旨の話をしていることが22日、分かった。あたごは衝突1分前まで、回避措置が困難な自動操舵(そうだ)で直進を続けており、見張り員がこの間、清徳丸を見逃していた疑いも浮上した。
 防衛省によると、見張り員が最初に清徳丸の灯火を視認したのは、衝突12分前の19日午前3時55分ごろ。艦橋の右ウイングから、左舷を示す「赤」と、マストを示す「白」の灯火が右前方に見えた。調べに対し、見張り員は「(清徳丸は)あたごの右側から後ろに通り過ぎ、危険はないと思った」という趣旨の話をしており、責任者の当直士官に報告しなかったという。










■事故のあった海域は水深1500メートル前後と深く、潮の流れも速い。事故直後の2つに折れた漁船を見て、早く潜水調査船の「しんかい」などをスタンバイさせればいいのにと思っていたが、ようやく本日、調査船「かいよう」が探索を開始した。
「しんかい」は有人の潜水調査船だが、「かいよう」は無人探査機「ディープ・トゥ」を海中に投入して探査する。

上のイラストは「独立行政法人海洋研究開発機構」のサイトより。
<解説:ディープ・トゥ
全長数千メートルのケーブルの先端にソーナーやカメラを装備した曳航体を取り付け、海底付近をごく低速で曳航するシステムです。4000m級カメラ/ソーナー、6000m級カメラ/ソーナーの4種類があります。 >




■そして沖縄女子中学生暴行事件の時とまったく同様、事故にあった漁船側の手落ちを強調する声もちらほら出始めた。

今朝のテレビ番組内でも、イージスばかり責めるのはおかしい。小さな漁船の方で回避するのが当たり前だし、救命胴衣をつけていなかったのは注意不足だといった意見が出ていた。

また、こうしたKYな発言も…。

  時事通信2月20日  
  http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008022001035

  「恐らく生存していない」=自民・笹川氏が発言-イージス艦事故

 自民党の笹川堯衆院議院運営委員長は20日午後、党本部で記者団に対し、海上自衛隊のイージス艦衝突事故で行方不明中の漁船乗組員2人について「残念ながら、もう恐らく生存している可能性はありません。なぜないかと言えば、救命胴衣を着けていないから」と述べた。捜索中に家族の心情を配慮しない発言として、批判を招きそうだ。







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