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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 イージス艦衝突と「週刊文春」の気になる記事
2008年02月20日 (水) | 編集 |
■今回の事故で思い出したのが、『週刊文春』2月7日号の以下の記事だ。

  自衛隊員100人自殺  横須賀海士長が遺した「内部告発」


同記事のリード文はこうだ。

「帰りたくない」 
中東から帰還した隊員の自殺、それは自衛隊がヒタ隠す「暗部」を示すものだった。3年連続で100名もの自殺者がる背景に何が潜んでいるのか。やはり死を選んだ護衛艦の海士長が弁護士に託した「告発文書」。そこには凄惨な真実が綴られていた。




■05年11月、クウェートに派遣されていた航空自衛隊の隊員が帰宅した1年後に自殺した。友人に送ったメールには、先輩の暴力によるいじめが待っているので日本には帰りたくないと記されていた。

昨年07年には100人を超す隊員の自殺や暴行、脱走事件が頻発した。そのうちの横須賀基地所属の海士長は殺人未遂容疑で逮捕されたが、精神的な病気ということで不起訴になった。海士長が精神を病んだ背景には、先輩による凄惨ないじめがあった。しかし自衛隊側はいじめの事実を認めていない。


その海士長が故意にレーダーを調整されるいじめを受けた部分の一部を転載する。

 横須賀に帰港するため、千葉県の布良鼻南方を航行中、彼はワッチ(当直)に入った。小型船舶が多い海域である。その時、彼は愕然とした。レーダーには遠方の陸岸はよく映るが、近距離にいる小型船舶などが映りづらくなっている。しかも、そのことに気づきにくい調整だ。まるで衝突事故を起こさせるかのように仕組まれていたのだ。
 彼は船務長や電測長に報告した。それでもレーダーの異常は続いた。




今回の事故とはまったく関係はないのかもしれないが、こうした嫌がらせが過去にあったという事実も見過ごすことはできないのではなかろうか。





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 イージス艦衝突  国民の命を奪う国防って?
2008年02月20日 (水) | 編集 |

■昨日19日午前4時頃、ハワイでの訓練を終え横須賀基地に向かっていたイージス艦「あたご」(7700トン)と千葉県新勝浦市漁協所属のマグロはえ縄漁船「清徳丸(せいとくまる)」(7.3トン)が衝突した。
衝突場所は千葉県南房総市の野島崎沖から南南西約40キロの海上。
水深は1000メートル程だという。
清徳丸は船体が2つに割れて、乗船していた父と息子の2人は未だに行方不明のままだ。

左の写真は、衝突したイージス艦「あたご」(奥)と2つにおれた漁船=本社ヘリから岩下幸一郎撮影(毎日新聞) 





■数年前まで千葉県民だったので、子どもの頃から頻繁に遊びに行っていた房総で起きた今回の事件は、何にも増して許しがたい。昨日は義母の介護で忙しく事件について書けなかったが、1日経ってボロボロといろんな事実があらわになってきた。
昨日の報道番組で軍事評論家の田岡俊次氏が漁船の灯火の色(船の右側が緑、左が赤)を指摘していたが、その後各局もこの灯火の色とイージス艦の位置関係を取り上げるようになった。
清徳丸は右方向から進んできたので赤い灯火が見えたはずだが、イージス艦の見張り員は緑の灯火しか見なかったと言っているのだ。

下のイラスト左は朝日新聞、右のイラストは毎日新聞より。


     




朝日新聞 2月20日
  http://www.asahi.com/special/080219/TKY200802200006.html
  漁船団、迫る艦船に「危ない」 無線に清徳丸は反応なし

(前略) 清徳丸と同じころに出港した幸運丸の堀川宣明船長によると、清徳丸を含む船団は幸運丸の後方約3キロの位置を、漁場に向けて時速約15ノット(約28キロ)で航行していた。
 午前3時半ごろ、幸運丸のレーダーに、左舷前方約9キロから接近してくる船影が映った。12~13ノットで東京湾に向かっているようだった。
 「なんの船だ」「タンカーか、フェリーか」
 後続の漁船同士が無線などでやりとりを始めた。しかし、その中に清徳丸の吉清船長の声はなかったという。
 幸運丸は、イージス艦から見て右舷から左舷に横切る形で前方を通り抜けた。清徳丸などの船団が後ろに続いていたが、イージス艦はそのまま直進してきた。 (後略)








朝日新聞のイラストより



上の朝日新聞記事(2月20日)から一部抜粋  
  http://www.asahi.com/special/080219/TKY200802200005.html
  最新鋭イージス艦、水上事故へは「人的な警戒」頼み

 視界がよければ、夜間でも約4キロの距離から船舶の灯火は確認できる。石破防衛相の説明によると、あたごが右前方に清徳丸の灯火とみられる緑色の光に気づいたのは、衝突の2分前。両者の距離は不明だが、海自関係者によると、その時点で双方が回避措置をとれば、衝突は避けられた可能性はあるという。見張り員と水上レーダーの担当者が情報交換したかどうかは分からない。1分後、速度が速まり、漁船の光と分かる。あたごは全力で後進をかけるが、大型艦はすぐには止まらない。

 事故の前、清徳丸は右にかじを切った。一方、現場周辺にいた漁民によると、あたごは直進してきたという。かじは切っていないと見られるが、その点が原因究明の要点になる可能性もある。

 最新鋭のイージス艦がなぜ、衝突を避けられなかったのか。イージス艦の特徴は高度な防空性能だ。100以上の目標物を探知するフェーズドアレー・レーダーを備え、同時に十数個の航空機やミサイルに対処できる。だが、それらは上空の敵機などに対処するもので、水上の船舶などを捕捉するレーダーは通常の艦艇と比べて格段に性能が高いわけではない。

 航行時、あたごは艦橋とその下部にある戦闘指揮所で、乗員が水上レーダーの画面を確認していたが、漁船の船影が確認できていたかどうかは分かっていない。





■イージスというのは、確かギリシア神話の戦いの女神アテナが持っている盾のことで、イージス艦は最新鋭のレーダーを装備した護衛艦だ。しかしいくら高価で最新鋭の装備をしていても、近くの船舶すら察知できないとはあきれるにも程がある。

車でいえば、スピードの出し過ぎの上に前方不注意ってところか。ベンツのような大型車が軽自動車に「どけどけ!」と傍若無人な態度を取るのに似ているようだ。

以前護衛艦に乗っていた人が、前方の小型船に気づかないはずがないと言っていた。またちょうど午前4時ごろに見張りの交代があるそうだ。だが交代時間に重なったとしても見落とす方がおかしいだろう。

防衛大臣や首相への事故連絡も信じられないような時間を費やしているし、中国ギョーザ事件の通報遅れで懲りたはずなのに(懲りていないか…(-""-;))、この国の危機管理の異常な甘さはどうにかならないのか。
政府批判をする人々に対しては「平和ボケ」と嘲笑するくせに、あんたたちの方こそ何倍も「規律ボケ」じゃないか(`-´メ)


■平時でこの体たらくなのだから、いざという時は考えるのも恐ろしい。沖縄の米軍もイージス艦も、日本国民を守るどころか、戦争でもないのに国民を殺傷している。まったくどうなっているのか。

今回のことでわかったのは、食べ物にちょっと毒を入れたり、小型ボートに爆弾を積んでイージス艦に体当たりするだけで、簡単に日本へ大きなダメージを与えられるってことだ。

私が敵側だったら、大笑いしちゃうね。

日本の危機管理や防衛について、今度こそ真剣に見直してほしい。