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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 2020年問題――政治的バイアスを排した本物の環境対策を(2)
2008年02月09日 (土) | 編集 |

■このところずっと週末や連休になると天気が悪くなる。ほんとに観光業者泣かせだわ。きょうも雪が降るとさんざん驚かされたが、午前中は陽が差して、夕方から雨になった。

■さて中国ギョーザ事件の影響で、ギョーザの皮やギョーザ包み器の売り上げがアップし、一時的だろうが手作りブームで沸き立っている。しかし事は、中国産の食品を避ける程度では解決にはならない。





     2020年に資源枯渇の危機が?

 
■世界的な企業家や科学者の集団であるローマクラブは、1972年に『成長の限界』という研究を発表した。それによるとこのままの形で経済成長を続けると、人口爆発、食糧や水、化石燃料などの資源の枯渇そして環境破壊によって、人類は2020年には破局を迎えるだろうという予測結果が出た。<上の図を参照>

■『成長の限界』の執筆者のひとりであるデニス・メドウズ氏は、資源枯渇の危機はさらに深まって、2020年の予測よりも早く危機が訪れるだろうと今年1月の日経のインタビューで答えている。

この2020年問題に関してはEUをはじめ欧米先進国ははっきりと問題化しているが、日本での対応は相変わらず遅れている。ギョーザ問題と同様、危機意識が低すぎるのだ。





     日本はあと10年で食糧危機に?


■今から5年前の03年、東京農大の小泉武夫教授の研究室へ取材に行った。醸造学と発酵学が専門で、くさい食べ物の紹介などで有名な人だ。時節柄、BSEや鳥インフルエンザの話題が主だったが、やがて日本と各国の食糧自給率の話になり、最後に教授はこう言った。
「日本は今後も自給率が下がり続けるでしょう。私の予測ではあと15年で食糧危機―飢餓が起こりますね

私は内心ゲゲゲヾ(;゜曲゜)ノ となった。
しかしながら15年という数字にはやや半信半疑で、この部分は本文には入れず、コラムの形で別に書いた(^^;

あれから5年。教授の予測まであと10年に迫り、ローマクラブのデータとも一致する。そして今回のギョーザ事件である。日本の食について本当に真剣に見直さなければ、もう後がない崖っぷちなのだ。




     地球は温暖化ではなく寒冷化する?


■左の図は「ブロッカーのコンベヤーベルト」(海洋研究開発機構のサイトより)。
北大西洋のグリーンランド付近で塩分が濃く冷たい海水が海底まで潜り込み(深層水)、今度は赤道付近で暖められて海面に上昇し、その熱を再びベルトコンベアーのように再び北大西洋に運んでいく海洋の熱循環システム。1週するのに約2000年かかる。



■と、同様のことを2月3日のブログ「ライギョダマシと温暖化?」に書いた。
   http://tekcat.blog21.fc2.com/blog-date-20080203.html

ところが寒さと疲れで豆まきは忘れるし(-""-;)肝心な続きの文章もすっかり書き忘れてしまったのだ。で、それを改めて以下に書くことにする


■さてさて巷ではいつの間にか、「二酸化炭素の人為的な増加によって地球は温暖化している」というのが揺るぎないテーゼになってしまったが、確か理科の授業では気候の変動は主に太陽活動に左右されていて、地球は今後寒冷化に向かうと習ったはずだったのに、なぜ急に温暖化?
地球は短期と長期の周期的なリズムによって温暖化と寒冷化を何度も繰り返してきた。今は温度が上がっている時期だが、これも人為的というより昔からのリズムであって、二酸化炭素が原因ではない。というより、気温が上がったから二酸化炭素も増加したのであって、二酸化炭素は原因ではなく結果なのだ。

最近では上の海洋循環も気候変動に関わっていることがわかってきて、コンベヤーベルトの機能が低下すると地球は寒冷化し、復活によってまた温暖化することが明らかになった。



■07年の日本気象学会のシンポジウムで、首都大学の福澤仁之氏はローマクラブの予想は人口増加についてはほぼ正しかったが、地球の気候変動についての見解が欠落していたと指摘し、こう述べている。
「100万年前以降、10万年周期が卓越する氷期・間氷期サイクルが顕著に現れている。しかも、氷期の中には突然かつ急激な寒暖変化が生じて、50年以内に7℃程度上下することは一般的であった。その中で、現在の完新世(間氷期)の安定した気候は極めて異常な状態であることがわかる。また、過去の氷期・間氷期サイクルから、これから将来は寒冷化することは明らかである。したがって、将来予測の中に気候変動に関する情報もインプットしなければ信頼性の高い予測はできない」



■時事新聞 06年2月7日の記事より

ロシアの天文学者、アブドサマトフ天体観測研究所研究員は6日、太陽活動の停滞から、6~7年後に世界の気温が次第に低下し始め、17~18世紀に続く「ミニ氷河期」に入る可能性があると予測した。
ロシア通信とのインタビューで語った。
今冬ロシアなど欧州全域を襲った寒波も地球冷却化現象の可能性がある。




■ノーボスチ通信 07年9月29日
http://jp.rian.ru/analytics/science/20070929/81612001.html


    地球の温暖化は早晩、地球の寒冷化の論議に替わる

オレグ・ソロフチン、 ロシア科学アカデミー海洋学研究所職員、理数科学教授兼博士、ロシア自然科学アカデミー正会員印経済修士。

私のアドヴァイスは1つの意味しか持たない極めて明確なものだ。ロシア人が言うように、「寒さに備えて防寒靴を貯めて置きなさい!」だ。現在、我々は、温室効果ガス放出の気候への人的影響について論議することすらなかった17世紀にすでに始まっている一時的な温暖化の1つの最高点に住んでいる。気温の上昇は、はっきりと現れた単なる自然現象であり、温室効果や温室ガスの影響に依るものではない。気候変動の本当の理由は、太陽光線の放射の不均一、地球の自転の歳差(軸の変動)、海洋の潮流が一定でないこと、定期的に現れる北氷洋の表面水の淡水化(脱塩化)と塩水化などに依るものである。しかし、それらのうちで重要なのは、太陽の熱放射の活発化と光度(輝度)である。この指数が高くなればなるほど、当然、気温は上がる。

太陽の熱放射の活発化を研究している天文物理学者は、活発化が2つのサイクルで起こることを発見した。11年縁サイクルと2世紀のサイクルで起こるのだ。どちらのサイクルになるかは太陽の発行表面の半径と面積の変化によって違ってくる。最近のデータによれば、(私は、プルコフ天文気象所宇宙研究所のハビブルルイ・アブサマトフ所長のデータを尊重しているが)、すでに2012年までには、肌で感じるほどの寒冷がやって来ると信じている。寒冷気候は、少なくとも、50-60年は続くだろう。
(中略)
地球温暖化についてはCO2は何ら関与していない。なぜなら太陽の放熱エネギ-は全人類が作り出す全エネルギーに比べ数千倍多い。全体的に、人類が自然に及ぼす影響は人間が蚊に刺されるよりはるかに少ないのだ。
(後略)



オレグ・ソロフチン - 300を超える科学文献、モノグラフ(単一テーマ研究書)9著書、数冊の書籍の著者。最近の著書「地球の気候変動の進化と予測」が2006年に発行された。ロシア連邦名誉学術職員、数回の南極及び海洋探検に参加、地球の進化及び海洋と気候の発展に関する専門家である。






     映画の中の地球寒冷化





04年に公開された映画『デイ・アフター・トゥモロー』



■<ストーリー>
米国の古代気象学者ジャックは、グリーンランドで探査中に氷が大規模に融ける様子に遭遇し、海流の変化が寒冷化をもたらす危機を大統領に訴える。つまりコンベヤーベルトが止まることで引き起こされる気候変動のことだ。
しかし大統領は取り合わず、そうこうしているうちに東京(どう見ても中国(^^;)には巨大なヒョウが降り、ロサンゼルスは巨大竜巻で破壊され、ニューヨークには大津波が押し寄せる。やがて気温が低下して都市が凍りついていく。
ジャックがニューヨークにいる高校生の息子を救出に行くシーンなどが長々と続き、他の国の様子などが少ししか紹介されないなどの欠点も多いが、CGを駆使した気候変動のシーンはとても迫力がある。
特に雪と氷におおわれた北米から人々がメキシコに押し寄せ、続々と不法入国し、米国大統領が「今やかつての途上国に先進国が救われている」と感謝の声明を出す場面が興味深かった。


■さらに興味深いのが、この映画の元になったのが、「ペンタゴン・レポート」と呼ばれる03年に出された秘密の報告書(「急激な気候変動(Abrupt Climate Change)」)であるという事実だ。
この中には、もしも気候変動が起きたら米国は穀物輸出を停止すると書いてあるそうだ。
まさに2020年問題そのものではないか。

米国や中国をはじめ途上国などからの食糧がストップした時、日本にはきちんとした対策が整っているのか?
国民も温暖化やエコロジー、ロハスを単にトレンディーとしてとらえたり、原発推進という政治的な策略に絡めとられるのではなく、すぐ間近に迫った食糧や資源の枯渇と気候変動に備えて、農業政策の根本的な大転換とエネルギー資源確保に全力を傾けるよう、声をあげていくべきではないだろうか。
もはや二酸化炭素の削減に無駄な巨費を投じて、省エネだエコだと得意がっている場合ではないのだ。




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