激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 ギョーザ事件:中国公安省が毒物混入否定
2008年02月29日 (金) | 編集 |




■しかしここまで全面的に否定するとは思わなかった。
「唖然(゜Д゜) ハア?」となるとは、まさにこのことだ。


北海道新聞 2月28日
 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/78663_all.html

        

        中国公安省 国内で毒物混入否定 ギョーザ事件で初会見

 【北京28日佐々木学】中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、中国公安省刑事偵査局の余新民副局長は二十八日、北京で記者会見し、中毒の原因とされる有機リン系殺虫剤メタミドホスが「中国国内で混入した可能性は極めて小さい」との見解を発表した。製造元の天洋食品(河北省石家荘市)の従業員についても「毒物を混入した疑いのある人物は見つかっていない」と述べた。

 公安省がギョーザ中毒事件で記者会見するのは初めて。また、同省は会見に合わせて発表した捜査報告書で、日本の警察当局に物証や鑑定結果を見たいと申し入れたが拒否されたとして、「深い遺憾」を表明した。

 日本の警察当局は、未開封の商品からメタミドホスが検出されたことなどから、中国国内で混入し
た可能性が高いと判断しているが、余副局長は、一定の条件下で、袋の外部から内部に浸透する可能性を指摘、反論した。中国公安当局が日本側の見解を否定した上、日本の警察当局の姿勢に不満を表明したことで、事件の真相解明は一層難航する恐れが出てきた。また、余副局長は、原材料がメタミドホスに汚染された形跡はなく、工場内の監視カメラにも異常はなかったと説明。さらに、輸送コンテナが密封されて日本に到着したことなどを挙げ、中国国内での混入の可能性を否定した。

写真:記者会見する中国公安省刑事偵査局の余新民副局長(右)と中国国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副総局長=28日午前、北京市内





■中国公安と日本の警察の言い分はまったく逆だ。実験結果も反対。
しかし「異常ありませんでした」で幕引きされたのでは、日本側はたまったものではない。
日中関係にも深い亀裂が入ることは確実だ。
ここは中立公正な第三者に入ってもらい、改めて実験と検証をしてもらった方がいいのではないか。
サッカーの件もそうだが、中国には国策や国民感情よりも国際ルールや冷静な科学的態度を優先してほしいものだ。もちろん日本においても同様なのは言うまでもないが。





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 コソボ独立宣言の前途多難
2008年02月28日 (木) | 編集 |

 


写真左:2月21日、セルビアの首都ベオグラードでコソボ独立に抗議する群集が米国大使館を襲撃。襲撃され火のついた同大使館(ロイター)
写真右:天然ガスパイプラインの建設契約に調印するロシアのメドベージェフ第1副首相(右)と
セルビアのタディッチ大統領(CNN)



■ロイター 2月22日
 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30449120080221

 [ベオグラード 21日 ロイター] セルビアの首都ベオグラードで21日、コソボ独立に抗議する群集が米国大使館を襲撃、警察が鎮圧に乗り出した。地元メディアによると、30人以上が負傷、うち半分は警察で、病院に搬送された。
 警察は各国大使館が立ち並ぶ地区への交通封鎖を図り、地元通信社は英国、クロアチア、ボスニア、トルコなど複数の大使館が襲撃されたと伝えた。
 米国はセルビアに対して大使館の保護を要請。セルビアのタディッチ大統領は襲撃を止めるよう呼びかけた。





■さてコソボ独立に反対しているロシアでは、3月2日に行われるロシア大統領選挙でメドベージェフ第1副首相の当選が確実の模様だが、その副首相が25日にセルビアを訪問した。


  朝日新聞 2月26日
  コソボ独立反対で結束 ロシア第1副首相がセルビア訪問  
  http://www.asahi.com/international/update/0226/TKY200802260477.html

(前略)AFP通信などによると、メドベージェフ氏はコソボの独立宣言について「人類が100年以上前に作り上げた国際安全保障や国際法のシステムを破壊するものだ」と改めて批判。コシュトニツァ首相も「独立が無効にならない限り、(バルカン)地域や世界に安定はない。独立を承認した国との関係正常化もあり得ない」と強調した。





■セルビアを訪問したメドベージェフ第1副首相は、関係強化の一環としてセルビアに天然ガスを供給するパイプラインの建設契約に調印した。
またこのパイプライン計画には、ハンガリーも参加を表明した。


  日経新聞 2月26日
  ロシア主導のパイプライン、ハンガリーも参加・EU案に巻き返し
  http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080226AT2M2601126022008.html

 【ウィーン=桜庭薫】ハンガリーは25日、ロシア産天然ガスを西欧に輸出する計画への参加を表明した。ロシアはブルガリア、セルビアに続き、パイプラインが通過する国から相次いで参加の同意を取り付けた。欧州連合(EU)が主導するロシアを経由しないパイプライン計画に対し、着工で先行し、優位に立ちたい考えだ。

 ジュルチャーニ首相は25日夜、3月のロシア大統領選で当選が確実視されるメドベージェフ第一副首相と会談後、「28日にモスクワを訪れ、パイプライン建設の合意文書に署名する」と述べた。両国による折半出資の合弁会社を設立、2012―13年の稼働を目指す。

 「サウスストリーム」と呼ばれる新パイプラインはロシア産ガスを黒海経由でバルカン諸国やイタリアなどに運ぶ。国営ガス会社、ガスプロムの会長を兼任するメドベージェフ氏はセルビアからも計画への参加の同意を取り付けた。南北ルートのうち北ルートでは6カ国中、4カ国から公式同意を得た。








■ロシアのノーボスチ通信など、コソボは特別なのか?と反発を強めているが、コソボのアルバニア人が独立の根拠としている「民族自決権」は、果たして国際的に認められている概念なのだろうか?

町田幸彦『コソボ紛争 冷戦後の国際秩序の危機』(岩波ブックレット)の中にこういう文章がある。
【普通、単に自決(self determination)と言っている民族自決権とは、各民族が自分たちの意思で政治体制や帰属を決められる権利です。現実にはある国に属する一民族が自分たちの国を別個にもとうとする独立を志向するときに、民族自決権は引き合いに出されます。しかしながら、この用語は国際法上、明確に定義された言葉ではありません。またウィルソンの14ヵ条平和原則(1918年)が民族自決権を提唱したとする見解が定着していますが、原文を読むとそういった箇所はありません。むしろ拡大解釈された見方が既成事実になってしまったようです。
1991年から旧ユーゴ紛争が始まり様々な国際会議が行われ決議文が公表されましたが、国連決議も含め「民族自決権」に言及した公式文書はありません。政治家や外交官もこの用語に触れるのは慎重に避けています。この言葉は国際政治のタブーでもあるのです。】





■今回のコソボの独立宣言は国連安保理決議なしに行われた。したがってコソボはまだセルビアの一部のままだ。したがって上記の本の内容からも、ロシアがアメリカなどのコソボ独立承認を国際法違反として非難するのは筋が通っている。コソボのアルバニア人の権利を認めれば、アルバニア系の住民がいる周辺各国でも民族対立が起きてくるだろう。

かつてのNATOによるユーゴ空爆もまた国連決議を受けない単独行為だった。
【ユーゴ紛争とは米国の一極支配構造を確認した舞台でもあったのです。】(町田『コソボ紛争』)

そしていまやアメリカの一極支配は終焉しようとしているのだ。
独立宣言をしたコソボはいったん「信託統治」を受け、本当の独立は10年後くらいになるのではといった見方も強い。すぐに承認声明を出した日本は、またまた支援金だけごっそり取られるはめになるのだろうか。







 イージス艦事故:背広組と制服組の攻防 その2
2008年02月27日 (水) | 編集 |

「あたご」艦長ようやく謝罪




■イージス艦衝突事故から8日、これまで表に出なかった「あたご」の船渡健艦長が、本日午後、謝罪のために千葉県勝浦市にある吉清さんの自宅を訪れた。
写真右がイージス艦「あたご」の船渡健艦長、左は吉川栄治海上幕僚長(共同通信)。

■昨日26日の衆院安全保障委員会で、石破防衛相は舩渡艦長の処分について、「当然考えざるを得ない。いつまでも艦長の任にとどまることは、これだけの事故が起こっているのでふさわしいことだとは思わない」と、舩渡艦長を更迭する考えを明らかにした。






■『週刊朝日』3月7日号の記事「イージス艦事故 エリート艦長の傲慢と怠慢」の中に、以下のような「艦長」についての記述がある。


 15年にわたり自衛隊を取材し、護衛艦への乗船取材の経験もあるジャーナリストの杉山隆男氏は、イージス艦の艦長を、
「殿上人」
 と表現する。普通の護衛艦の艦長は2佐だが、イージス艦は1佐。約300人の乗員を率い、有事には戦闘指揮官になる。
「船内では、寝室や食堂など生活空間は士官と下士官では別々。艦長は専用の個室で、下士官は高さ60センチの3段ベッド。赤絨毯の上で暮らしている艦長の顔をめったに見ない下士官も多いんじゃないでしょうか」
 杉山氏によれば、食堂の机には白いテーブルクロスが敷かれ、食器も専用の陶器が使われる。コーヒーを注いだり食事を運んだりする給仕がつき、艦長が箸を取らなければ食事は始まらない。
 出港時には、寒風だろうが雪だろうが、下士官たちは甲板に整列する。艦長はもちろん艦橋の室内だ。伝統の儀式とはいえ、
「あんな暖かいところにいやがって、いつまで立たせておくんだ」
 といった声が甲板に漏れるという。





■さて勝浦市の被害者家族の元へ謝罪に訪れた舩渡艦長だが、なんとその後に行われる漁協事務所での艦長コメントと報道陣の質疑応答が、またしても海上保安庁の了承なしに海上幕僚監部の独断でセットされたもようだという。

   産経新聞 2月27日
   また海保の了承なし? 防衛省が艦長取材をセット
   http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080227/crm0802271352026-n1.htm








 存在感を増す制服組



■911事件をきっかけに自衛隊は変貌を遂げていく。
半田滋『闘えない軍隊 肥大化する自衛隊の苦悶』(講談社+α新書)にこうした記述がある。


 東京都新宿区にある防衛庁(註・当時)。この中にある陸上幕僚監部と海上幕僚監部の若手佐官たちは、深夜、ひそかに永田町へ向かった。「国会議員に説明し、理解を得る」と言えば聞こえはいいが、陸自、海自がそれぞれ組織の思惑通りに政治家を動かそうとしたわけである。制服組によるロビー活動であった。
 米同時多発テロの発生から間もない2001年9月21日深夜。真っ白な夏の制服を背広に着替えた海上自衛隊の佐官2人が安倍晋三官房副長官(当時)の自宅を訪ねた。
「政治家は腹をくくってほしい」
 そう言って自衛隊の艦艇が「危険な場所」に派遣されることを前提に、武器使用の制限を緩めるよう求めた。そして「隊員がけがをしたり亡くなったりした時に、政治家が『すぐ帰って来なさい』というのであれば初めから出さないでもらいたい」と話した。



こうした制服組のロビー活動によって、テロ特措法の策定前に、計5隻の海自艦隊がインド洋に出向できたのだった。

 海上自衛隊が国会対策を専有する背広組の防衛庁内部部局を跳び越え、防衛政策をハンドリングした瞬間でもあった。



海自に対抗して、陸上幕僚監部の佐官たちもひそかに国会議員の自宅を回ってロビー活動にいそしんでいた。これによって、国会でのアフガニスタンの地雷撤去という案も陸自の反対で消えていった。

 国会議員への説明や根回しは本来、背広組の防衛庁内局の仕事。ひそかに行われた制服組によるロビー活動を内局幹部らはどう見ているのか。
 幹部の1人は「防衛庁として合意が得られていない案件を制服組の判断で国会議員に説明することはクーデターに通じる。断じて見逃せない」。事実が分かれば、制服組を管理する立場から何らかの処分を下すというのだ。
 別の幹部はこういう。「自衛隊幹部の大半を占める防衛大学校の出身者は、既に20期以降が大半。10期までの防大卒業生が持っていた太平洋戦争の反省は彼らにはありません。海外留学組も増え、軍事的合理性だけで物事を判断するのが特徴の世代が自衛隊の主流になってきた」
 説明を受けた国会議員はどうみているのか。若手防衛族の1人で、元自衛官で防衛庁長官を経験した中谷元衆院議員は「制服組の率直な意見を聞いて、政治家が判断する。これこそがシビリアンコントロール(文民統制)だと思う。今後も積極的に説明に来てほしい」と歓迎の意向を示す。





■制服組と内局(背広組)の相互不信と確執、国会議員たちの現状に対する無知、防衛省の報道統制や隠蔽体質、メディアの弱腰…と、イージス艦事故1つを取ってみてもさまざまな問題が浮かび上がってくる。
私たちも日本の防衛が抱える諸問題について、少しずつでも学び、そして考え続けていかなければならない。





 イージス艦事故:背広組と制服組の攻防
2008年02月26日 (火) | 編集 |
    

写真左:衆院本会議での石破防衛相と町村官房長官(2月19日・毎日新聞)
写真右:防衛省で会見する吉川海上幕僚長(2月19日・毎日新聞)




■テレビのワイドショーも新聞も、降って沸いた「ロス疑惑・第2弾」に大興奮中だが、またあの大騒ぎが始まるのかと思っただけでうんざりだ。私も早速ブログには書いたが(^^;;、連日トップで報道するようなニュースではない。

それより年金や道路、中国ギョーザ、沖縄女子中学生暴行事件、イージス艦衝突事故をもっとしつこく長々と報じなければ。また私たちも新しいニュースに目移りすることなく、重大な出来事についてさらに深く考え、飽きることなく追求していこう。




■毎日新聞 2月26日
http://mainichi.jp/select/today/news/20080226k0000e040055000c.html

  イージス艦事故:背広組と制服組で釈明内容が二転三転

情報を隠す意図はなかったのか--。記者団から要求され26日未明から始まった、防衛省内局(背広組)と海上自衛隊(制服組)の幹部がそろった異例の説明では、内容が二転三転。海上保安庁の聴取前に航海長をヘリコプターで移送し海上幕僚監部が事情を聴いていたことも発覚。双方の説明が一致しないシーンもあり、防衛省の迷走ぶりが極まった。不祥事のたびにささやかれた制服組と背広組の一体感のなさを露呈した。【本多健、加藤隆寛、田所柳子】(以下略)





■共同通信 2月26日
http://www.47news.jp/CN/200802/CN2008022601000247.html

     制服組の国会答弁検討 石破氏、防衛省改革で

 衆院安全保障委員会は26日午前、石破茂防衛相が出席し、イージス艦衝突事故や相次ぐ不祥事を受けた防衛省改革に関する集中審議を行った。
 石破氏は、これまで原則として行わなかった陸海空各幕僚監部(制服組)による国会答弁について「今まで基本的に、対外的な説明は内局(背広組)と政治家が負ってきた。なお足らないところは何か考えないといけない」と述べ、検討していく必要性を指摘した。(以下略)







 「改革チーム」で防衛省は変われるのか?
2008年02月25日 (月) | 編集 |

イージス艦衝突:そのとき艦長は寝ていた(-.-)Zzzzz



■事故から1週間、漁船の父子は未だに見つからず、清徳丸が所属する漁協は苦渋の捜索打ち切りを決定した。

左の写真は、漁船と衝突したイージス艦
「あたご」=千葉県野島崎沖40キロ付近で
(2月19日・毎日新聞)



■日を経るにしたがって、「あたご」の判断ミスや指示系統のずさんさが浮かび上がってきている。
中でも「あたご」の艦長である舩渡健・1等海佐が衝突時に別室で寝ていたという事実にはあきれてしまう。

軍事評論家の田岡俊次氏はいち早くこの問題に触れ、艦長が寝ていても別に違反ではないが、普通の艦長ならこうした危険水域にさしかかった場合、起きて艦橋で指揮するものだと指摘していた。

本日の朝日新聞2月25日にも同様の内容があったので、その部分を転載する。
http://www.asahi.com/national/update/0225/TKY200802240182.html


●艦長就寝は「言語道断」

 「お粗末の一語。多くの同僚が艦長の判断を疑っている」。イージス艦など複数の護衛艦の艦長を務めた海自1佐は艦長の責任を強調した。調べなどで艦長は衝突時、艦橋におらず、少なくとも直前まで別室で寝ていたとされる。

 衝突現場の野島崎沖は船舶の過密海域。関門海峡や瀬戸内海と並ぶ危険個所として海自内でもよく知られている。「ずっと手前で自動操舵を解除し、艦長は起きて艦橋で指揮していなければならなかった。当直士官に任せきりで眠っていたとすれば言語道断」。少なくとも艦長は事前に、当直士官に手動操船への切り替えを指示しておくべきだったと言う。

 全員起床の午前6時までの最後の2時間は「最もつらい時間帯」。見張り員などの注意力が低下しがちで、艦長に代わり全責任を預かる当直士官は、乗員を厳しく引き締めなければならない。この1佐は「当直士官にも大きな過失があるのは間違いない」と話す。

 ハワイで訓練を終えた艦艇が日本に近づくと、艦内は興奮気味になり注意も散漫になることが多いという。「我々は『ハワイ航路ボケ』と呼んでいるが、状況から見るかぎり、艦長以下乗員に慢心があったと思われても仕方ない」



■舩渡艦長の今回の事故説明と責任はどうなっているのか。
またこの人は漁協の人々に直接会って謝罪したのだろうか?






「防衛省改革推進チーム」が発足したが



■左の図は、防衛組織図。クリックで拡大。
「防衛省・自衛隊」サイトより。
http://www.mod.go.jp/j/defense/mod-sdf/

■底なしの不祥事続きの防衛省に、福田首相は「通報の遅れは防衛省の体質かもしれない」と抜本的な組織改革を指示。22日に「防衛省改革推進チーム」が発足した。
石破防衛相はもともと「背広組」と「制服組」の統合・再編を提唱しており、首相の強いバックアップを得た形になった。


また同日22日に石破防衛相は「あたご」衝突事故の失態に対し、これまでも情報漏えいやインド洋の給油量訂正問題、「しらね」火災と不祥事続きの(続きすぎだ(`へ´))吉川栄治海上幕僚長の更迭を決めた。
だが吉川幕僚長はもともと3月で退任する予定だったとかで、まったく手ぬるい懲罰だ。


■産経新聞2月22日によると、
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/e20080222012.html?C=S
「防衛省改革推進チーム」は、【内局(背広組)、幕僚監部(制服組)の幹部9人で構成され、事務局の6人が補佐する。政府の防衛省改革会議での検討と並行し、防衛省・自衛隊の組織改編のあり方について検討する。】そうだ。


■しかしながら、背広組と制服組の連携強化という石破案に反発する声も多い。
毎日新聞2月22日によると、
http://mainichi.jp/select/seiji/mod/news/20080223k0000m010121000c.html
【改革チームの中心メンバーは石破氏直轄の専属スタッフ。局次長や課長ら中堅クラスの計15人(内局6人、自衛官9人)を「大臣官房付」に配置換えした。既設の文民統制▽装備調達▽情報保全--の各分野の検討チームと比べると、「石破主導色」が強まっている。
 チームは、5月中にも組織を大規模に統合・再編する「石破私案」を基にした組織改革案の方向性をまとめる予定だが、事故後の対応には与党内でも批判が強まっており、前途は多難だ。】

朝日新聞2月23日でも、
http://www.asahi.com/politics/update/0223/TKY200802230009.html
【制服組からも懸念が出ている。航空自衛隊トップの田母神俊雄空幕長は22日の記者会見で、「陸海空の自衛隊は気質が違うので、それぞれの幕僚長のもとに維持されるのが必要」と述べ、組織再編にくぎを刺した。】



■「背広組」と「制服組」の間に横たわる長年の相互不信という溝。
果たして防衛省は自らを改革できるのか。
長くなってしまったので、シビリアンコントロールについては、また日を改めて考えてみたい。







 ロス疑惑の三浦元被告サイパンで逮捕
2008年02月24日 (日) | 編集 |

■今から27年前の1981年に起きた「ロス疑惑」(ロス殴打・銃撃事件)。殺人罪などに問われながらも最高裁で無罪が確定した三浦和義元被告が、22日サイパン島でロス市警に逮捕された。
左の写真は、三浦和義容疑者と妻の一美さんが銃撃された現場を検証するロサンゼルス市警担当官=81年11月(AP=共同)



   共同通信 2月24日
   http://www.47news.jp/CN/200802/CN2008022301000852.html 

      三浦和義容疑者を逮捕 妻の一美さん殺害容疑

【ロサンゼルス23日共同】米ロサンゼルス市警は23日、1981年11月にロサンゼルスで起きた銃撃事件で妻を殺害したとして、殺人と共謀の容疑で会社役員三浦和義容疑者(60)が米国自治領のサイパン島の空港で22日午後、事件から約27年後に逮捕されたと発表した。米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は23日、ロサンゼルスで裁判を受ける可能性があると伝えた。日本の政府関係者と捜査当局も逮捕を確認した。

 日本の捜査当局によると、米国の捜査当局は「新証拠が見つかり、逮捕に踏み切った」と話したという。

 米国の法律では殺人罪に時効はない。ロサンゼルス市警によると、長期未解決事件の捜査班は、同容疑者がサイパン島を訪れるとみてサイパン当局と捜査協力していた。(以下略)





■日本では殺人罪にも25年の時効がある。悔し涙を呑んだ遺族がどれだけいることか。
だから『時効警察』なんてドラマも成立するのだ(^^;;
こういう点はぜひ見直してほしい。

また一般紙が気を使って「元被告」と書いてるのに、共同通信はずばり「容疑者」としてるのもスゴイね。



■また毎日新聞によると、

サイパンの土産物店の男性から東京の出版社に入った連絡によると、元被告は「サイパンは米国領ではないから、身柄拘束はないだろう」と話していたという。
サイパン島は47年に国連信託統治領となったが、86年に米国自治領に移行した。




誰もが怪しいと思っていたロス事件。無罪後はメディアへの露出も増えて、「サンジャポ・ファミリー」などとはしゃいでいた三浦サン。
上の記事の出版社とは、あの高須基仁社長の出版社だ。

しかしサイパン≠アメリカって思い込みで行って捕まるとは、うまいオチがついたもんだ(T▽T)







 イージス艦事故、ずさんな監視体制次々あらわに
2008年02月23日 (土) | 編集 |


左の写真:イージス艦「あたご」のマストに装備された対水上レーダー(上の大きな円内)と航海レーダー(下の小さな円内)。(時事通信)
右の図:イージス艦内の情報・指示の流れ(毎日新聞)



■衝突事故発生から5日目の今日、日本列島は午後から強風が吹き、海の捜索をさらに難しくさせている。そんな中、イージス艦「あたご」の事故当時の監視作業や情報伝達のずさんさが次々に明るみに出てきた。


毎日新聞2月23日
http://mainichi.jp/select/today/news/20080223k0000e040046000c.html

   イージス艦事故:レーダー追跡怠る…船影特定作業記録なし
   
 千葉・野島崎沖で起きた海上自衛隊のイージス艦「あたご」とマグロはえ縄漁船「清徳丸」の衝突事故で、艦橋や戦闘指揮所(CIC)にある水上レーダーのモニターに、清徳丸の船影を特定する作業をした形跡が残っていないことが分かった。事故直前に当直が交代したこともあり、運航責任者の当直士官やモニターを専門にチェックする担当者らが、周辺船舶の動きを監視する作業を怠っていた可能性が高い。横須賀海上保安部などは、見張り員の視認情報が伝わらなかったことと併せ、乗組員の確認状況などを調べている。

 関係者によると、あたごのマストには、半径20~30キロの船影をとらえられる水上レーダーが2基設置されている。レーダーでキャッチした情報をモニターする装置は当時、当直士官や航海科員ら10人がいた艦橋と、作戦の中枢で7人が配置されていたCICに、それぞれ一台ずつ設置されている。

 当直士官らは、電波が反射している場所を発見し、探査する範囲や感度を調整しながら船影として確定。CICにはモニターを専門に監視し船影を特定する「電測員」がいて、特定すれば航跡が確認できる仕組みになっている。CICなどからの情報で、当直士官が操舵を最終的に判断する。

 ところが、今回の事故前、あたごのレーダー機器に清徳丸の船影を確定する作業をしたことを裏付ける記録は残っていなかった。衝突12分前、清徳丸の灯火を確認したという見張り員からの情報が伝わらなかっただけでなく、当然行わなければならないレーダーでの監視を当直士官らが怠っていた可能性が高い。

 事故直前に当直が交代していたが、護衛艦乗船経験のある自衛官は「基本的に画面にモニターされた船影はすべて特定する必要があるし、特定されたデータも引き継がれるはず」と話している。

 自衛隊の艦船の場合、民間の船のように事故前の速度や方位を記録できる航海情報記録装置の設置は義務づけられていない。あたごの場合もこうした航海記録がなく、石破茂防衛相は22日の国会審議で、問題点として指摘している。【本多健】





時事通信2月22日
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008022200955&j1


   見張り、清徳丸を報告せず=「危険性ないと思った」

 海上自衛隊のイージス艦「あたご」とマグロはえ縄漁船「清徳丸」の衝突事故で、あたごの見張り員が最初に清徳丸を視認した際、責任者に報告せず、防衛省などの調べに「危険性はないと思った」という趣旨の話をしていることが22日、分かった。あたごは衝突1分前まで、回避措置が困難な自動操舵(そうだ)で直進を続けており、見張り員がこの間、清徳丸を見逃していた疑いも浮上した。
 防衛省によると、見張り員が最初に清徳丸の灯火を視認したのは、衝突12分前の19日午前3時55分ごろ。艦橋の右ウイングから、左舷を示す「赤」と、マストを示す「白」の灯火が右前方に見えた。調べに対し、見張り員は「(清徳丸は)あたごの右側から後ろに通り過ぎ、危険はないと思った」という趣旨の話をしており、責任者の当直士官に報告しなかったという。










■事故のあった海域は水深1500メートル前後と深く、潮の流れも速い。事故直後の2つに折れた漁船を見て、早く潜水調査船の「しんかい」などをスタンバイさせればいいのにと思っていたが、ようやく本日、調査船「かいよう」が探索を開始した。
「しんかい」は有人の潜水調査船だが、「かいよう」は無人探査機「ディープ・トゥ」を海中に投入して探査する。

上のイラストは「独立行政法人海洋研究開発機構」のサイトより。
<解説:ディープ・トゥ
全長数千メートルのケーブルの先端にソーナーやカメラを装備した曳航体を取り付け、海底付近をごく低速で曳航するシステムです。4000m級カメラ/ソーナー、6000m級カメラ/ソーナーの4種類があります。 >




■そして沖縄女子中学生暴行事件の時とまったく同様、事故にあった漁船側の手落ちを強調する声もちらほら出始めた。

今朝のテレビ番組内でも、イージスばかり責めるのはおかしい。小さな漁船の方で回避するのが当たり前だし、救命胴衣をつけていなかったのは注意不足だといった意見が出ていた。

また、こうしたKYな発言も…。

  時事通信2月20日  
  http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008022001035

  「恐らく生存していない」=自民・笹川氏が発言-イージス艦事故

 自民党の笹川堯衆院議院運営委員長は20日午後、党本部で記者団に対し、海上自衛隊のイージス艦衝突事故で行方不明中の漁船乗組員2人について「残念ながら、もう恐らく生存している可能性はありません。なぜないかと言えば、救命胴衣を着けていないから」と述べた。捜索中に家族の心情を配慮しない発言として、批判を招きそうだ。








 南極の海底に未知の動植物
2008年02月22日 (金) | 編集 |



オーストラリア南極部が撮影した南極の海底190メートル付近の映像。植物?




■Technobahn 2月20日より
 http://www.technobahn.com/news/2008/200802201955.html

オーストラリア南極部(Australian Antarctic Division)は19日、南極の海底で大皿(dinner plates)ほどの大きさがある巨大なウミグモや環形動物など複数の未知の動植物を発見したことを発表した。

 今回の調査は、日本、オーストラリア、フランスの3ヵ国による合同調査として実施されたもので、日本からは東京海洋大海洋科学部の海鷹丸が参加して南極海の生物の分布状況などの綿密な調査が実施。日本とフランスは主に、海洋の上層から中層にかけての調査を、オーストラリアが下層の海底付近の調査を分担した。

 今回、採取された未知の生物の標本は現在、複数の研究機関に送られて現在、研究調査が行われているが、新種の生物もかなり含まれているのではないかとも見られている。




■Australian Antarctic Division のサイトはこちら。動画も見られる。  
     http://www.aad.gov.au/default.asp?casid=34320


深海の不思議な生物とか地形は小学校の頃からの大好物。ごっくん。
だけどチューブワームがごっそりびちびちに群がってるのはダメなんだよね。
考えただけでかゆくなってしまう\(>o<)/








 スパイ衛星撃墜で地球の周りはゴミだらけ
2008年02月21日 (木) | 編集 |

■制御不能になったため地球に落下、衝突する恐れのあったアメリカのスパイ(偵察)衛星「NROL-21/USA-193」が、20日ハワイ沖のイージス艦「レーク・エリー」から発射された迎撃ミサイルSM3によって撃墜された。

■このスパイ衛星は06年末に打ち上げられたが、すぐに交信不能になったもの。
ロケット燃料として人体に有害なヒドラジン450キロが積まれており、大気圏突入後にヒドラジンが飛散しないよう、大気圏外で撃墜する計画を米国防総省が立てていた。


■去年07年1月11日に、中国が気象観測衛星FY-1C(高度800キロ)を弾道ミサイルASATで破壊した経緯がある。上の画像がその中国衛星。
アメリカはこの時、この撃墜はミサイル防衛実験であり、衛星破壊によって多数の宇宙デブリ(ゴミ)が発生して他の衛星の周航にも支障をきたすと非難した。

で、自分たちもまったく同じことをやってるんだから、何をかいわんやである。
危険な燃料を積んでるからっていっても、ほとんどの衛星は大気圏に突入して燃え尽きてしまうし、この時に燃料も蒸発霧散してしまうはずだ。
ま、中には去年9月に南米のペルーに落ちた隕石から有毒ガスが発生したといった事件(隕石ではなくて衛星じゃないかと思うけど)が起きることもあるから、一概には否定できないが。


■ミサイル防衛実験と聞いて多くの人の脳裏に思い浮かぶのが、先日漁船と衝突したイージス艦「あたご」の僚船「こんごう」がハワイ沖で行った迎撃ミサイル実験だ。
「あたご」もハワイ沖から横須賀に帰還する途中で衝突事故を起こしたわけで、因果関係というか、ものごとが皆繋がっていることを改めて実感した思いだ。








地球周回軌道上のデブリ分布図(NASA提供)




■宇宙航空研究開発機構のサイトより

   スペースデブリの研究
   http://www.iat.jaxa.jp/res/adtrg/a00.html

人類が実際の宇宙開発を開始してから、50年近くが経とうとしています。その間に何千回もの打ち上げが行われ、数千トンもの衛星やロケットが宇宙空間に投入されてきました。これら高価な衛星やロケットは、その役割を終えればゴミになります。そのゴミの多くは、未だに地球周回軌道を回っており、運用中の衛星や現在建設中の宇宙ステーションへの衝突が心配されるようになってきました。






■余談だが、宇宙デブリで思い出すのが、大友克洋が監督したアニメ映画『MEMORIES』だ。そのEpisode.1「彼女の想いで」に出てくる4人組というのが、宇宙空間のゴミの回収請負業者なのだ。
今にこうした仕事も盛んになってくるかもしれない。
またさらに余談だが、大友克洋が監督した実写映画『蟲師』のひどさには泣かされた。『メトロポリス』もグタグタだったし…(T.T)







けっこう毛だらけ、猫灰だらけ
地球の周りはゴミだらけ


寅さんかい(^^;;







 イージス艦衝突と「週刊文春」の気になる記事
2008年02月20日 (水) | 編集 |
■今回の事故で思い出したのが、『週刊文春』2月7日号の以下の記事だ。

  自衛隊員100人自殺  横須賀海士長が遺した「内部告発」


同記事のリード文はこうだ。

「帰りたくない」 
中東から帰還した隊員の自殺、それは自衛隊がヒタ隠す「暗部」を示すものだった。3年連続で100名もの自殺者がる背景に何が潜んでいるのか。やはり死を選んだ護衛艦の海士長が弁護士に託した「告発文書」。そこには凄惨な真実が綴られていた。




■05年11月、クウェートに派遣されていた航空自衛隊の隊員が帰宅した1年後に自殺した。友人に送ったメールには、先輩の暴力によるいじめが待っているので日本には帰りたくないと記されていた。

昨年07年には100人を超す隊員の自殺や暴行、脱走事件が頻発した。そのうちの横須賀基地所属の海士長は殺人未遂容疑で逮捕されたが、精神的な病気ということで不起訴になった。海士長が精神を病んだ背景には、先輩による凄惨ないじめがあった。しかし自衛隊側はいじめの事実を認めていない。


その海士長が故意にレーダーを調整されるいじめを受けた部分の一部を転載する。

 横須賀に帰港するため、千葉県の布良鼻南方を航行中、彼はワッチ(当直)に入った。小型船舶が多い海域である。その時、彼は愕然とした。レーダーには遠方の陸岸はよく映るが、近距離にいる小型船舶などが映りづらくなっている。しかも、そのことに気づきにくい調整だ。まるで衝突事故を起こさせるかのように仕組まれていたのだ。
 彼は船務長や電測長に報告した。それでもレーダーの異常は続いた。




今回の事故とはまったく関係はないのかもしれないが、こうした嫌がらせが過去にあったという事実も見過ごすことはできないのではなかろうか。