
2007年09月02日 (日) | 編集 |

■60年代のGS(グループサウンズ)ブームの先頭を常に切って走り、70年1月にその華麗な活動の幕を下ろしたザ・タイガース。
サリー(岸辺修三)…ベース
タロー(森本太郎)…ギター
トッポ(加橋かつみ)…ギター
ピー(瞳みのる)…ドラムス
ジュリー(沢田研二)…ヴォーカル
■CD『ザ・タイガース GOLDEN☆BEST』は、デビュー曲「僕のマリー」から期限限定での再結成時の「十年ロマンス」「色つきの女でいてくれよ」まで主要なヒット・ナンバーを20曲まんべんなく網羅した、いわばタイガースの歴史をそのまま辿る構成になっている。
■67年2月にデビューした彼らを一躍トップスターに押し上げた曲が、2番目の「シーサイド・バウンド」と続く「モナリザの微笑」だった。私も彼らの活躍をリアルタイムで見ていたが、はっきり意識したのはやはり「モナリザの微笑」からだ。
タイガースのデビューから解散コンサートまでわずか3年。意外なほどの短い中で、他のグループにはないクラシカルな格調高さと気品を漂わせていた。
しかしながらトップグループとしての人気と重圧、そして多忙な日々は5人の結束に軋みを生じさせた。そしてトッポの脱退とシローこと岸辺シローの参加を経るものの解散に。この解散によって、GSの歴史も事実上の終焉を迎えたのである。

■タイガースもその他のGSも日常的にテレビで観ていた私だが、当時のお気に入りは
タイガースではなくて、アメリカのロック・グループ「ウォーカー・ブラザース」だった(^^;;
ブラザースといっても、3人は本当の兄弟ではない。
左:ゲイリー・ウォーカー
(本名ゲイリー・リーズ)
中:ジョン・ウォーカー
(本名ジョン・マウス)
右:スコット・ウォーカー
(本名スコット・エンゲル)
ジョンとスコットは子役出身。
■1963年にグループを結成。65年にイギリスに渡り「ラヴ・ハー」で初ヒット。そして次のシングル「涙でさようなら」(Make It Easy On Yourself) が全英第1位の大ヒットに輝いた。
66年にも「太陽はもう輝かない」(The Sun Aint Gonna Shine Anymore)で全英1位。母国アメリカでも13位に入った。
この「太陽はもう輝かない」と「孤独の太陽」(In My Room)がウォーカーズの代表的なナンバーと言われる。
日本でも「ダンス天国」「孤独の太陽」が大ヒットした。
■67年に突然の解散。それぞれがソロ活動を始めるが、中でもスコットが成功を収め、「ジャッキー」「ジョアンナ」などのヒットを生んでいく。
こうした点でスコット・ウォーカーと沢田研二の軌跡には類似するものがある。ここらへんの経緯は、改めて後述することにしたい。
■タイガースとウォーカーズの共通点

タイガースは明治製菓
♪チョッコレ~ト チョッコレ~ト チョコレートはめ・い・じ
ウォーカーズは不二家
♪不二家 ル~ック・チョコレート

当時は「なんで私のスコットと並んで写ってるのさ(`×´) 」
なあんて思ってた。ごめん、ジュリー。

タイガースがウォーカーズの「ダンス天国」をカヴァー。
■ウォーカー・ブラザースなんて知らないという人のために。
「The Sun Aint Gonna Shine Anymore(太陽はもう輝かない)」を歌ってるレアな映像をどうぞ。
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