激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 この許しがたい暴言―久間防衛相「原爆投下しょうがない」
2007年06月30日 (土) | 編集 |

■耳を疑うとはまさにこのことだ。
庁から省へ昇格してすっかり思い上がったのか、久間防衛相がまた問題発言をした。


    以下、時事通信6月30日の配信記事より


     米の原爆投下「しょうがない」=ソ連参戦防ぐため-久間防衛相

 久間章生防衛相は30日午前、千葉県柏市の麗澤大学で講演し、米国の広島、長崎への原子爆弾投下が日本の無条件降伏につながり、ソ連の北海道侵略・占領を防いだと指摘した上で「(原爆で)本当に無数の人が悲惨な目に遭ったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で今しょうがないなと思っている」と述べた。
 久間氏は長崎県出身。原爆投下を一定評価した発言ともとれるだけに、波紋を広げそうだ。
 久間氏は当時の戦況について「(米国は)日本が負けると分かっているのに、あえて原子爆弾を広島と長崎に落とした。そこまでやったら日本も降参し、ソ連の参戦を止めることができるということだった」と説明した。



■いやしくも日本国の防衛相が、アメリカ目線で「原爆投下が日本の無条件降伏につながった」「ソ連の参戦を止められる」などと発言すること自体決して許されない背信行為である。


■またそれ以前に、この人の歴史認識がまるででたらめだ。

広島原爆が投下されたのが、1945年8月6日
ソ連対日参戦したのが8月8日
長崎への原爆投下8月9日

これのどこが「ソ連の参戦を止めることができるということだった」に結びつくのか。

アメリカによる原爆投下はこれより以前にすでに決まっていたことであり、45年2月のヤルタ会談アメリカはソ連の参戦を求め、イギリスも参加して合意に達した。
そして4月6日、ソ連は日ソ中立条約を延長しないことを日本に通告。
7月26日、日本政府はポツダム宣言受諾拒否
8月8日、ソ連はヤルタ協定に従ってモスクワの佐藤尚武大使に対日宣戦布告を手渡す。
8月9日、ソ連軍は満州に侵攻し、関東軍は多くの民間人を置き去りにして退却した。
日本はポツダム宣言を受諾し、終戦へ。


ソ連が参戦する予測くらいとっくの昔についていたはずだ。
それが今の政府与党や外務省・防衛省とまったく同じで、情報収集能力まるでダメ、機密はボロボロ流出して敵にすっかりお見通し、やらなければいけないことをズルズル後回し、どうにかなるさの脳天気ぶり、国民の生命財産なんか関係ない、って具合でなんら有効な手立てを打てないまま原爆を落とされ、満州に侵攻され、沖縄は破壊され、ついに敗戦に至ったのである。

歴史から何も学ばず反省すらできないこうした輩が再び戦争を起こそうと画策しているわけだが、その結果どういう惨事がわれわれ国民を待ち受けているか、想像するだけでも鳥肌立つではないか。




    そこで、これだ!



20世紀日本映画の名作カルト
長谷川和彦・監督作品(1979年 東宝)

『太陽を盗んだ男』


東海村原子力発電所からプルトニウムを盗み、アパートの自室で原爆を作った中学の理科教師・城戸誠。
たった独りで日本政府を脅迫する。
その要求とは
「テレビの野球中継を最後まで放映しろ」
「ローリング・ストーンズを来日させろ」








左:山下満州男警部(菅原文太)

右:城戸誠(沢田研二)






ジュリー!
原爆投下もしょうがないと言ったこの久間大臣の頭上で
自作の太陽(原爆)を爆発させてやって!







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 日本を危うくする、この貧弱な外交センス
2007年06月27日 (水) | 編集 |

    対アメリカ

■26日、米下院外交委員会は従軍慰安婦問題に関する決議案を大差で可決した。
この流れを後押ししたのが、去る14日、「旧日本軍の強制を示す歴史的文書はない。米軍だって日本占領後に慰安所設置を日本政府に要求した」という内容で、日本の国会議員や評論家らがワシントン・ポストに全面広告を出した愚行だった。
この広告を見たチェイニー副大統領が激しく怒ったということで(そりゃ当たり前だ。日本政府が勝手に気を回して占領軍用に慰安所を作ったのだから)賛成39、反対2という決議案可決に至ったわけである。本会議での採択もこれでは避けられない見通しだ。



    対北朝鮮

■6者協議での米首席代表ヒル国務次官補が訪朝し、帰国後国務省での記者会見で「核施設の無能力化の段階に入れば、朝鮮半島の平和体制協議も始めることが出来る」と述べた。
そして26日にはIAEA(国際原子力機関)の代表団が北朝鮮入り。
日本を置いてきぼりにしたまま、北朝鮮問題は「拉致」からすっかり「核」へとシフトしてしまった。
ついに米朝国交正常化も射程圏内か!
どーする安倍内閣? ここでも知らん顔で米国追従の変わり身を見せるのか?



    対ロシア

■ここでようやく、上の写真のプーチン大統領(^^;;
今月10日、サンクトペテルブルクでの「国際経済フォーラム」での講演で次のように語った。
「1、2の通貨が支配する国際金融体制は世界の現状を反映していない。ルーブルを準備通貨に高めたい」

つまり現在のドル基軸通貨一極体制から、ルーブルも加えた複数基軸通貨体制へとパラダイムチェンジすると宣言したわけである。


■で、こうした新聞記事も見つかった。

(1)日経新聞 6月7日
   「ロシア、ルーブル建ての原油先物取引所開設へ」

 【モスクワ=古川英治】ロシア政府は8月にもサンクトペテルブルクにロシア産原油の先物取引所を開設する方針を決めた。国際的な原油価格の形成で主導権を握る狙い。取引はルーブル建てとしており、原油取引の「基軸通貨」であるドルの相場にも長期的に影響を与える可能性がある。
 ロシア経済発展貿易省のアンドロソフ次官が日本経済新聞などに明かした。次官は今週中にもニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)と協力協定を結ぶとの見通しを示した。運営ノウハウなどを取り込み、国内外から市場参加者を引き付ける考え。




(2)日経新聞 6月26日
   「ユーロ圏以外での外貨準備、ユーロの比率25%に」

 欧州中央銀行(ECB)は25日、ユーロ圏以外の国・地域の外貨準備高に占めるユーロの割合が2006年末に25.8%となり、04年末に比べ約1ポイント上昇したと発表した。米国やアジアがユーロ建て資産を積み増した。為替リスクを分散するため、ドルを減らしてユーロの比率を高める動きが広がっている。
 ECBによるとドル建ての割合は06年末に64.7%。依然としてユーロ建ての2倍以上の比率だが、04年末比で約1ポイント減った。対ドル相場が大きく変動した場合に巨額の為替差損が生じるのを避けるため、外貨準備をドルに一極集中しないようにしている。
 国別にみると米国が61%、カナダが51%とすでに半分以上がユーロ建て。今回の統計には中国などの数値は含まれていないが、アジアでもユーロ建ての比率が上昇しているようだ。(バーゼル=赤川省吾)




(3)東京新聞 6月25日
   「ロシア、反米国支援 ベネズエラに潜水艦売却へ」

 【モスクワ=常盤伸】ロシアのプーチン政権が反米姿勢を強めるベネズエラに最新鋭潜水艦の供与を検討、チャベス大統領の二十八日からのロシア訪問で契約が成立する可能性が指摘されている。ロシアが反発する米国による東欧へのミサイル防衛(MD)施設配備計画への「対抗策」の側面もあり、米国側の神経を逆なでするのは必至。来月初めに米国で行われるブッシュ大統領とプーチン大統領との首脳会談への悪影響も懸念されている。
   (中略)
 チャベス大統領は二十一日の会見で「われわれが潜水艦を購入するのが、それほど不思議だろうか」と述べ、「契約がまとまれば米ロ首脳会談の雰囲気は冷ややかになるだろう」と語った。
 プーチン政権はイランやシリアなど「反米国家」に向けた武器輸出を拡大させ、ベネズエラは昨年の輸出額でアルジェリアに次いで第二位の供給先となっている。




■実際、ユーロの記事でもわかるように、ドルの一極体制すなわちアメリカの一人勝ち体制は崩れてきており、新たな世界の枠組みが加速しているのが見て取れる。
先日起きた渋谷のスパの天然ガス爆発事故ではないが、地球温暖化の危機で、エネルギーもより二酸化炭素の排出量が少ない天然ガスにシフトしている。
そしてEUは今や天然ガス供給の25%をロシアに頼っているのである。ロシアに次いで埋蔵量の多いのがイラン。ベネズエラ、ブラジル、中国も豊かな資源に恵まれている。
こうした国々が石油や天然ガスの取引を、次々にユーロ建てやルーブル建てに切り替えていったとしたら…?


日本のような国こそ、何をおいても外交力に長けていなければならない。世界が将来どんな枠組みに変化しようと、それに柔軟に対応できる手立てを常日頃講じておかなければいけないのだ。
それなのにアメリカのみにべったり追従する外交を懲りもせずに続けてきた結果、今になってすっかり行き詰ってしまっている。
たとえばロシアに対しては、4月26日のブログにも書いたように、エリツィン元大統領の葬儀に政府特使や有力政治家を送らず、駐ロシア大使だけしか参列しないという大失態を犯した。日本の国益に反したとんでもない無能ぶりを世界中にさらしたのだ。
さらに唯一の頼みであるアメリカについても、拉致問題しかり従軍慰安婦問題しかりで、蚊帳の外あるいは怒りの対象とさえなっている。
どっちつかずの無策振りをこれ以上さらしていたら、イソップ童話のコウモリのように、どの国からも仲間外れにされて孤立するしか道がなくなってしまいかねない。
それともそのときは「よし、戦争だ!」と再び開き直るつもりなのだろうか。





    


 本当の「美しい国」の住民は9条改憲を許さない
2007年06月25日 (月) | 編集 |
■今月14日に、まさに改憲手続き法ともいえる国民投票法が可決成立された。
すでに防衛庁は防衛省に格上げされ、教育基本法も改悪されて、米国と共に戦争に加担する準備が着々と進んでいる。
そして安倍首相は国民世論とははるかに乖離する憲法改正(本質は9条の改悪)を、性懲りもなく参院選の目玉に挙げ続けている。


なぜ日本国憲法を新しく作り変える必要があるのか。
「今の憲法は米国に押しつけられたもの」だからというのが彼らのいつものお題目だが、この説が真っ赤な嘘であることは次第に国民の間に知られてきている。


■そして現在公開中の映画『日本の青空』
   公式サイト  http://www.cinema-indies.co.jp/aozora/

は、政府が主張する米国(GHQ)から押しつけられたとされる憲法が、実際には民間人グループである鈴木安蔵ら憲法研究会の憲法草案を手本にしていたという歴史的事実を描いた作品である。
上の写真は映画の一シーン。




■また以前にも何回か紹介したが、
『劇画 日本国憲法の誕生』
 勝又進作=画 古関彰一=原作・監修 高文研も、鈴木安蔵らの憲法研究会について詳しく描かれている。
原作・監修の古関 彰一は『新憲法の誕生』で吉野作造賞を受賞。
高文研の紹介文は、
<このドラマを知らないで、「憲法改正」は語らないでほしい! 日本国憲法は、どんな政治・人権思想のぶつかり合いの中から生まれたのか?名著『新憲法の誕生』をベースに、焼け跡の廃墟の中、憲法生誕にかかわった人間たちの熱く激しいドラマを描く!>
画を描いている勝又進は、あの伝説の漫画雑誌『ガロ』の漫画家としても有名。この本はお勧めだ。




        


■こちらもお勧め。

 左:『憲法九条はなぜ制定されたか』 古関 彰一著 岩波ブックレット

 右;DVD『映画日本国憲法』 ジャン・ユンカーマン監督
  世界の知の巨人たちが憲法を語る!
  憲法制定の経緯から、平和憲法の意義まで。
  憲法とは誰のためのものか、戦争の放棄を誓った前文や第九条をどう考えるのか。
  ジョン・ダワー、チョムスキー、ダグラス・ラミスらへの貴重なインタビュー集。
     (DVDの紹介文より)





■そして本日6月25日は
日本が誇る稀有なロック・シンガー、ジュリーこと沢田研二の
59回目の誕生日でもある。
彼がザ・タイガースのヴォーカルの頃からリアルタイムで観ていたにもかかわらず、実際にファンになったのはつい2ヶ月前からという(^^;)超々新参者の私だが(あの頃はスコット・ウォーカーの大ファンだった)、沢田の歌を聴いたり映画を観るごとに彼のエンターティナーとしての才能やソロ・ヴォーカリストとしての実力に深い驚きと感銘を禁じ得ない。
まさに「時代と寝た男」の称号にふさわしい。


テレビ・メディアの申し子のようだった彼がテレビ画面から遠ざかって久しいが(時折はドラマやバラエティーで見かけるけれど)、メディアの功罪を知り尽くし、自分の意にそぐわないメディアには頑として登場しないその潔さがステキだ。
その一方で現在も毎年新曲を出してコンサートツアーを開き、舞台でも演じるというエネルギッシュな活動を続けている。

先週の土曜、スカパーTVで昔のNHK「レッツゴーヤング」(79年)という番組を放送していた。作曲家の平尾昌晃と一緒に歌うシーンも流れたが、平尾氏には数年前TBSで取材したことがある。その時は布施明の「霧の摩周湖」秘話みたいのを訊いたけれど、今だったら絶対ジュリー秘話を訊き出したのに…と思い、ちょっと残念。

ともあれ、ジュリーにはいくつになってもギンギンで艶っぽいロックを歌い続けてもらいたい。
個人的な好みであげると、時に好きな歌は、「時の過ぎ行くままに」と「ロンリー・ウルフ」。
中でも「ロンリー・ウルフ」の歌詞、<愚かな女は時にはかわいい 愚かな男はただ愚かだね><夢みる女はいつでもきれいだ 夢みる男はなぜ汚れてる>というフレーズがなかなかよい。メロディーも歌い方も素晴らしく、ほんとエクスタシーを感じてしまうワ。




■ジュリーって誰? っていう人のためにYouTubeの画像を1つ貼っておく。 

       Julie Collection.2











 温泉も規制緩和で骨抜きにされてしまった
2007年06月24日 (日) | 編集 |
■渋谷のスパ爆発事故を受けて、うちにも小田原保健所から「温泉施設における天然ガス等による事故防止点検等の実施について」という通達が送られてきた。
しかし湯河原温泉は万葉集の中でも詠われてくらい古い温泉地なので、もちろんそんな天然ガスとは無縁だし、新興の温泉施設とは違って提供している温泉も本物である。   上のアニメ素材は「ゆーりの休日」より拝借。


  
■先日この爆発事故について少々書いたのだが、時間がなくて中途半端のぶつ切り状態でしかも温泉の定義についても勘違いしていたため、その点を改めて書いてみようと思う。


温泉法によると、温泉とは
地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)」であり、

1.温泉源から採取されるときの温度が摂氏25度以上のもの

  または

2.別表の指定物質のうちいずれか一つが基準値を上回るもの

  のことをいう、とある。


ちなみに指定物質(成分)とは次の19物質。

1.溶存物質(ガス性のものを除く。) 総量1000mg以上
2.遊離炭酸(CO2) 250mg以上
3.リチウムイオン(Li+) 1mg以上
4.ストロンチウムイオン(Sr2+) 10mg以上
5.バリウムイオン(Ba2+) 5mg以上
6.第一鉄又は第二鉄イオン(Fe2+,Fe3++) 10mg以上
7.マンガンイオン(Mn2+) 10mg以上
8.水素イオン(H+) 1mg以上
9.臭素イオン(Br-) 5mg以上
10.ヨウ素イオン(I-) 1mg以上
11.フッ素イオン(F-) 2mg以上
12.ヒドロひ酸イオン(HAsO4--) 1.3mg以上
13.メタ亜ひ酸イオン(HAsO2) 1mg以上
14.総硫黄(S) 1mg以上
15.メタホウ酸(HBO2) 5mg以上
16.メタケイ酸(H2SiO3) 50mg以上
17.重炭酸ナトリウム(NaHCO3) 340mg以上
18.ラドン(Rn) 20(100億分の1キュリー単位)以上
19.ラジウム塩(Raとして) 1億分の1mg以上



■何を持って温泉というのかは、上記の基準、つまり水温が摂氏25度以上または指定成分の1つでも入っていればOKということなのだが、実は数年前までは「水温が摂氏25度以上 AND 指定成分の1つ」だったのだそうだ。
それがいつの間にやら「水温が摂氏25度以上 OR 指定成分の1つ」に変わってしまったのだから、もともとあきれるほど低い基準が、基準改正によってグダグダの骨抜きにされてしまったことになる。

私はANDの方が頭にあったわけで、今回改めてこのインチキ基準を知ってあきれ果ててしまった。
地面を100メートル掘れば2度程度温度は上昇するので(地球の真ん中は熱いマグマが煮えたぎっている)、日本のどこでも深く掘れば温水が出てくるのは当たり前だ。そして摂氏25度以上あれば成分なしでもOKといえるということは、ただのぬるい井戸水でも堂々と温泉ですと看板を出せるということなのだ。

また例の偽温泉騒動から「温泉成分表」を掲示することが義務づけられたのだが、これはあくまで源泉成分のことであって、基準さえクリアーしてしまえば、温度が低いからボイラーで加熱しようと水道水を混ぜて薄めようと、塩素で消毒しようと循環装置を使ってお湯を使い回しにしようとすべて温泉として認めるっていうんだから、こんなインチキ温泉法はミートホープ社の豚肉混入やら水増し鶏肉手法とまったく同じではないか。


■うちの宿では幸いなことに源泉温度が60度弱なので、完全な源泉掛け流しの温泉を提供できている。温泉の質も湯河原では最良の部類なのは確かである。源泉は地下300メートルからくみ上げている。本当はもう1本、建物の真下にも源泉を持っているのだが…(源泉は金食い虫なのでこちらの方は封印中)。

ただ源泉掛け流しの場合は維持管理も大変で、源泉は日々微妙に温度も違うし、外気温によっても温度変化が起きて、常に一定の水温を保つのはかなり難しい。また源泉の量にも限りがあるので、浴槽を増やしたりしてやたらに掛け流してよいというものでもない。そこらへんのバランス感覚も必要だ。

時折温泉の設計技師や温泉のボーリング(掘削)関係者が宿泊すると、完全な源泉掛け流しとは珍しいですねと言われる。
ほとんどの宿が今では源泉掛け流しをしていると思っていた私にとって、これは逆に驚きでもあったのだが、実態はそれに近いのだろう。
もちろん小さな宿で薄利でもよい温泉を提供しているところは探せばいくつもあるのだろうが、無数にある温泉施設の中に埋もれてしまい、経営が日々悪化の一途を辿っているのもまた現実だ。


■いい加減な温泉の基準といい、大型日帰り温泉施設の増設といい、まさに規制緩和のなせるわざの1つといえよう。
小さな昔からの温泉の偽装は偽温泉とさんざんバッシングされたが、こうした大型施設は基準がさらにさらに甘く、今回の爆発事故が起きる前までは、この大甘基準は一顧だにされなかった。
今度のことでしばらくは叩かれるだろうが、喉元過ぎれば何とやらでまた儲けるんだろうな、次の事故が起きるまで。



温泉業界も規制緩和に伴う経済格差で内部矛盾がマグマのように噴出中、というお話でした。








 爆発事故の天然温泉は、「天然ガス」温泉だった
2007年06月20日 (水) | 編集 |

■昨日19日午後2時半頃、東京・渋谷の女性専用温泉施設「渋谷松濤温泉シエスパ」の別棟で爆発事故が起き、女性従業員3人が死亡、通行人ら3人が重症を負った。
別棟内に充満した天然ガスに引火爆発したものと見られている。

■昨今の温泉ブームで大型の日帰り温泉施設があちこちにできているが、そもそも「温泉」の定義があやふやでいい加減すぎる。
井戸を深く掘れば当然水温は高くなる。で、水温が25度以上で、プラスそこに1つでも指定成分が検出されれば温泉と認められるのだから大甘基準だ。そして20度台30度台で源泉掛け流しだなどと平気で謳っているのだから、まったくお話にならない。

 70年代――まだ未来を信じられた頃
2007年06月19日 (火) | 編集 |




























 友あり…
2007年06月17日 (日) | 編集 |
友あり遠方より来る、また楽しからずや。


杳子さん、萌さん。
はるばる湯河原まで遊びに来てくれてありがとう。
萌さん、五稜郭の絵葉書と新選組の資料をサンクス。
かつての同人仲間の訪問は何にも増してうれしい。
今は全国に散らばったメンバーで、いつか同窓会が開けたらいいね。
そう、女の友情は石のように硬いのさ。



で、You Tubeのこんな動画を発見。
Jupiterの曲に乗せて、山本耕史演じる土方歳三の名場面集が続く。
けっこううまく編集されてるけど、「最後の一日」の字幕、中国語?










 全国の中高年よ、蜂起せよ!
2007年06月15日 (金) | 編集 |


上の写真は、1884年(明治17年)の農民たちの武装蜂起
「秩父事件」を描いた映画『草の乱』の一シーン。






■連日連夜繰り広げられる狂乱政治
アメリカ一国の追随、経済だって新自由主義
自己責任だと刷り込まれて
気がついたら中流から転落
あっという間に天と地ほどの格差社会


うむを言わさず給料から天引きされる税金各種
源泉徴収システムはかつてナチスが作ったマジック
戦費の調達に使われたのさ
厚生年金だって同じだよ


おとなしくじっと耐えて払い続ける国民
カモカモカモカモ
政府にとっちゃ美味しいカモネギ


アメリカ様への貢ぎ物は国民の血税
あとはこっそり山分け、そこんとこ夜露死苦!
だから財政破綻、国家破産、金なんか何にもな~い
だまされるあんたが悪いのさ


おとなしくじっと耐えて払い続ける国民
カモカモカモカモ
政府にとっちゃ美味しいカモネギ


宙に浮いて消えた年金
いや宙に浮かして消した年金
罵倒されても攻め立てられても
使って消えちゃった金はもう払えない
あとはただただ時間稼ぎ、ばっくれるだけ


国民のために汗なんか流したくな~い
年金破綻はずっと前からわかってたけど
みんなそろって知らんぷり
みんなで無視すりゃ怖くな~い


バレて繕ってるのはただポーズだけ
社保庁長官本業そっちのけで早朝ビラ配り
都心に急遽設けた相談窓口
告知なし時間ちょっとで閑古鳥
だけど社保庁職員しっかり残業代もらったとさ
年金記録相談用のフリーダイヤル
官邸主導でつけたナンバー(0120)657830
語呂にこだわりロウゴナヤミゼロ(老後悩みゼロ)
国民の怒りを買ってすぐに引っ込めた


Ah…


来るぞ来るぞと高齢化社会
だけど場当たり対策甘い数字
見切り発車の介護保険
財政不足でもう介護度見直し
病気になるなと筋トレ奨励
民に丸投げ見事にこけた


おとなしくじっと耐えて払い続ける国民
カモカモカモカモ
政府にとっちゃ美味しいカモネギ


悪事がバレりゃ、あいつが悪いの大合唱
「歴代厚相は給料返納をしないとね」
「おれ、そんな金持ってないよ」
「へっへっ、党で払うからだいじょぶだあ~」


国民のために汗なんか流したくな~い
盗んだ金を返したくな~い
だらだら言い訳続けて
相手が弱るのを待つのさ
根負けするのを待つのさ
だっていつだって国民はみんな健忘症
ワッと飛びつきすぐに忘れる
そのうち年寄りは死ぬだろう
てゆ~か、とっとと死んでほしい
負け組みは派遣でこき使えばいい
あとは米軍の弾除けでアボーン
年金を支払う手間もない
やつらを騙すのなんか簡単さ
強いリーダー強い国家を装うだけで
ワッと飛びつききれいに忘れる


そして
隠した年金は未来のために
未来の美しい戦争のために
正しい本来の目的のために
しっかり使って差し上げましょう





■幕末の「武州世直し大一揆」は徳川幕府崩壊のきっかけとなり、「秩父事件」は明治新政府を震えおののかせた。
封建体制が倒れ新時代の到来に期待を抱いた国民は、しかし更なる圧制に苦しめられることになる。
養蚕が盛んで豊かだった秩父地方は、その後襲った深刻な不況で多額の負債を抱えこみ、ついに多くの人々が結集し、「世直し」「世ならし」の旗の下に立ち上がった。
時は自由民権運動の時代。新選組の母体であった多摩地方から生まれた自由民権の火はたちまち周辺に燃え広がり、大規模な秩父蜂起をもたらしたのである。

色川大吉著『自由民権』(岩波新書)にはこういう一節がある。
「秩父農民軍は整然たる軍事組織ときびしい規律をもち、鎮圧におもむいた警官隊や憲兵隊を撃退し、大宮郷(現秩父市)に乱入して郡役所を占拠、そこに本営を置いて秩父郡全体を支配するにいたった。こうして11月4日までは文字通り全権力を人民が握る。“無政の郷”(コミューン)を出現させたのである。」


しかしながら明治政府は徹底的に農民軍を武力弾圧し、圧制に対するこの民衆の蜂起を、単なる「暴動」として歴史の闇に葬ったのである。


おとなしく辛抱強い日本国民。
だが今から100年ちょっと前までは、自由と平等を求めて、こうした大いなる民衆の力が結集されていた事実を忘れてはならない。
われわれ民衆は、日本国民は決して無力ではない。
その胸に燃えたぎる正義と力と勇気を忘れてはいけないのだ。






 うそつき、ズル、冷血がはびこる政界魔境
2007年06月14日 (木) | 編集 |

■左の本はデービット・カラハン著
『「うそつき病」がはびこるアメリカ 』(NHK出版) 。

内容紹介にはこうある。
<いまやアメリカではあらゆる人がうそをつき、ズルをしている。罪悪感はほとんどない。理由はただ「みんながやってるから」。そうしないと生き残れない極端な競争社会になってしまったのだ。この国のいたるところに蔓延する不正は、どんな将来を指し示しているのか。現代人の不安を的確にとらえ、アメリカ精神の喪失を浮き彫りにした、注目の文化論。>

悲しいことに、アメリカを現在の日本に置き換えてもさほど違和感がない。



■さてさて連日国民の怒りを買っている年金問題だが、時事通信社の記事にこんなものがあった。

自民党二階派と、武部勤前幹事長が若手議員でつくる「新しい風」の合同懇親会が13日夜、都内で開かれ、小泉純一郎前首相、中川秀直幹事長らが出席した。席上、中川氏が年金記録漏れの責任問題について「歴代厚生相も給料返納など何らかの責任を取らないといけない。小泉さんもそうだ」と指摘すると、小泉氏が「おれはそんな金持ってないよ」と冗談ぽく反論する場面もあった。


これには続きがあって、中川幹事長が「大丈夫。自民党が払うから」と言ったそうな。
この国民にとっての重大事をおちょくる口調の小泉と、それなら国民の税金から支払うよと軽く答える中川。
結局こんな程度の問題でしかないのだ、彼らにとって。






 与党またしても強行採決、民主政治のカケラもなし
2007年06月13日 (水) | 編集 |

■本日午前、政治資金規正法改正案が、またしても自民公明の賛成多数により強行採決された。
まるで戦前のニュース映画を観ているかのような錯覚に陥ってしまいそうだ。
これが21世紀の日本の現実とは!
写真は朝日新聞のもの。

■国民が怒りをもって立ち上がらなければ、この愚かしい状況を決して解決できはしない。
行き着くところは、暴動か、内戦か、革命か!?
すっかり飼い慣らされてしまったわれわれに、果たしてそれに足る勇気とパワーが残されているかどうか…だが。