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激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 この国の行政は死者が出ないと動かない
2006年07月26日 (水) | 編集 |

■と言ったのは、かつてPTA会長をしていたある市議会議員である。

小学校のすぐそばの無人踏切は、ちょっとした小さな事故が絶えなかった。かねてからその危険性を多くの住民が訴えていたにもかかわらず、市の行政はなかなか腰を上げてくれない。PTA会議でも改めてこの問題を話し合ったのだが、その時会長がぼそりと、上記の言葉をつぶやいた。

以来、道幅の狭い道路をはじめ様々な危険箇所を目にするたびに、この言葉が耳元で聞こえるようになった。
もうずいぶん昔のことだ。



■秋田市の福祉事務所前の駐車場で24日、37歳の男性が自ら命を絶った。彼は睡眠障害のため5年も定職に就けず、車上生活を2年間続けていた。治療を受けて仕事をしたい、そして自分の部屋で寝たいと望んでいた彼は、しかしながら生活保護の申請を2度却下された。
友人には「おれみたいな人間はいっぱいいる。おれの犠牲で福祉が良くなってほしい」と話していたという。

彼は国民健康保険証を持っていなかった。
相談を受けていた市民団体「秋田生活と健康を守る会」と「秋田生存権裁判を支える会」は抗議声明を発表。
しかし市は生活保護の却下は適正だったとしている。


■もはや人間の覚悟の死すら行政を動かさない、そんな時代の中に日本は足を踏み入れてしまったのか。


絵は、キリコの「街の神秘と不安」。


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