FC2ブログ
激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 「世界の孤児」は、北朝鮮よりむしろ日本
2006年07月08日 (土) | 編集 |

■朝っぱらから、北朝鮮憎しの好戦的な言説がテレビ画面で盛んに飛び交っていて、ひどくうっとうしい。

発射したミサイルは全部で10発だったとか。短距離ミサイルの発射実験は特に違法でなく、問題は池ポチャ的な飛び方をしたテポドン2号にある。私はテポ2も故意に燃料を減らして飛距離を抑えたのだと思っていたのだが、どうやら単なる失敗作だったらしい。このバカチンがぁー!

今回の騒ぎではっきりわかったのは、「テポドン2」のダメさ加減と「アメリカのミサイル防衛システム」のダメさ加減だった。

それなのに、日本政府は「08年3月末をめどとしているミサイル防衛(MD)システムの地対空誘導弾パトリオット・ミサイル3(PAC3)3基の配備を前倒しし、来年中にも実施する方針を固めた」っていうじゃないか。このバカチンがぁー!

こんなアホなカモネギ国ってあり~っ?!

日・米・北のダメアホ3国は、世界中の笑いものなのだ。
シェェェェェェェェェェェーーーーーヽ( ̄▽ ̄*丿


写真は、つがる市の航空自衛隊車力分屯基地に配備される米軍の移動式早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」。




■さて話は変わって、ウクライナが揺れている。
ウクライナでは04年にオレンジ革命が起って、ユーシェンコ大統領が誕生したが―毒を飲まされ顔がボコボコになったと主張した人―国内政治に失敗したため、共産党と社会党はユーシェンコ大統領の与党「ウクライナの地域」との連立は無理として、代わりに選挙でユーシェンコに敗れた「ウクライナの地域」のヤヌコビッチ(写真の人)を擁立して、もうすぐ連立内閣を発足させる予定という。

旧ソ連の地域では、03年にグルジアのバラ革命、04年にウクライナのオレンジ革命、05年にキルギスのチューリップ革命と立て続けに政権交代劇が起っていて、いずれも親米政権に替わっている。
その裏であからさまに手引きをしていたのがアメリカであり、今回はその親米のオレンジ革命派が力を失って、親ロ派野党が結束し揺り戻してきたというわけなのだ。



■またまた変わって、こちらは「上海協力機構(SCO)」。01年6月に発足した組織で、旧ソ連諸国と中国との国境問題を解決する枠組みとして結成された「上海5(ファイブ)」が前身。
先月15日上海で首脳会議が開催された。

首脳会議では、「政治・社会体制や価値観の違いが他国の内政に干渉する口実とされるべきではなく、社会発展のモデルは『輸出』できない」などと、直接名指しはしないものの、アメリカの「一極支配」を批判する共同宣言を採択した。

出席したのは中国の胡錦涛国家主席、ロシアのプーチン大統領、ウズベキスタン、キルギス、カザフスタン、タジキスタンの6ヵ国首脳の他に、オブザーバーとしてインド、パキスタン、イラン、モンゴル、アフガニスタンの5ヵ国代表。

上記のグルジアやウクライナで相次いだ米国介入による政権交代の脅威にも、協力して対抗しようという腹積もりなのだ。
もちろん参加各国の足並みもバラバラで先行き不透明ではあるが、今後このSCOが、対アメリカの大きな台風の目となるのは必定だと私は考えている。


■この他の主な世界の協力機構は…

EU(欧州連合)…ドイツ・フランス・イタリア・イギリスなど25ヵ国
ASEAN(東南アジア諸国連合)…インドネシア・タイなど10ヵ国
アラブ連盟…エジプト、イラク、モロッコなど22ヵ国
AU(アフリカ連合)…モロッコを除く53ヵ国
OAS(米州機構)…アメリカ・カナダ・全中南米の35ヵ国


■さてさて、数発のミサイル実験で日本中が炎上して、集団ヒステリー状態に陥ってるさまはあまりにも見苦しい。
ミサイル発射実験に関しては、各国で日常に行っていることであって、特に話題にもならない。

ところがそれがいったん北朝鮮となると、ならず者国家+拉致問題+仮想敵国…と、恐怖感が雪だるま式に膨れ上がって、憎悪の歯止めが利かなくなってしまうのだ。視野も思考も急激に狭くなる。そしてこの憎悪の矛先は、経済制裁に同意しない中国やロシアにさえも向けられている。

今の日本人に必要なのは、冷静さを取り戻すための深呼吸だろう。
そうすれば徐々に周囲の景色も見えてくる。

冷戦時代が終わってアメリカが唯一の覇権国家になったけれど、どんな大国であろうといつかは必ず凋落するのが歴史の習いである。
今はアメリカという虎の威を借りて、中国をはじめとする周辺国との外交をなおざりにしている日本だが、やがてアメリカという大木が倒れた時にどうやって対処しようとするのか。終戦を境にして、それまで鬼畜米英と憎悪の念を燃やしていた国にコロッと態度を変えて擦り寄ったのと同じように、今度は中国や韓国などに揉み手をして頭を下げるのだろうか。

いや日本にとっての虎や大木のアメリカは、倒れる以前に、日本を捨てて中国やロシアと手を結ぶだろう。…って、すでにもう結びつつあるけれど。知らないのは、哀れ日本だけ。もっとも政財界のトップの連中は、最初から承知の上で国民をだまして大儲けしているわけだが。

だまされて捨てられて、さんざん悪口を言った相手にも無視され、気がついたら世界中で日本だけが孤立していたなどという最悪のシナリオを避けるためにも、まず深呼吸して頭を冷やし、アメリカの属国からいかに脱して誇りある独立国として歩むかを、みなで真剣に考えなければならない岐路に私たちは今立っているのである。
スポンサーサイト