FC2ブログ
激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。 命令されるのなんか 大嫌い。「群れない、媚びない、とんでもない」の猫の精神でがんばっていきまっしょい。
 日本国憲法は59歳になりました
2006年05月03日 (水) | 編集 |



■靖国神社もそうだが、日本国憲法についても、成り立ちや内容を知らずに(知ろうともせずに)勝手な主観で言い募るケースが多い。
また毎年この日になると、憲法論議が盛り上がらないとかの新聞記事が目につくが、盛り下げているのはメディアの側だろう。大型連休に入り、テレビも大はしゃぎで娯楽番組の拡大版を垂れ流し続けている。こんな時こそせめてちょっとだけでも立ち止まって、憲法や歴史に思いを馳せてみたいものだ。


■日本国憲法といえばベアテ・シロタ・ゴードンさんを思い出す。
1923年ウィーン生まれのベアテさんはピアニストの父と共に5歳から日本で暮らし、16歳で米国留学するが、戦後に日本国憲法の草案委員として再び日本へ戻った。日本の実情をよく知る彼女は女性の人権条項を起案し、その精神は今も14条と24条の中に息づいている。

もうずいぶん前になるが(10年くらい前?)、飯田橋の女性センターにベアテさんの講演を聴きに行ったことがあった。ベアテさんを囲んで話に聞き入る女性たちの、キラキラした熱いまなざしが印象に残っている。あの頃はまだ自由な言論を許容する雰囲気が社会の中にあった。
いや、たとえどんな社会になろうと、正しいことは正しいと毅然と言い続ける強さを失ってはいけないのだ。それは私たち女性の使命でもある。後に続くたくさんの妹たちや娘たちのためにも。


日本国憲法全文


第一四条【法の下の平等、貴族の禁止、栄典】
1 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
2 華族その他の貴族の制度は、これを認めない。
3 栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。


第二四条【家族生活における個人の尊厳と両性の平等】
1 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。



■写真は、日本国憲法の草案委員として来日した時のベアテさん22歳。

そしてこれらの条文も大切に守りたい。

第一九条【思想及び良心の自由】
思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。


第二一条【集会・結社・表現の自由、通信の秘密】
1 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。



■毎日新聞の記事より転記

[憲法アンケート]改正賛成の学生が半数割る

憲法記念日に合わせて川島高峰・明治大助教授(政治学)が、明治、早稲田両大生を対象に憲法に関するアンケート調査を実施したところ、憲法改正に賛成と答えた学生は48%で、02年、05年の同様の調査と比べて7ポイント減少した。反対は18%だった。9条改正に対しては、賛成が前年比9ポイント減の37%となり、反対(39%)の方が上回る結果となった。

調査は4月25~28日、川島助教授の講義を履修している明治大情報コミュニケーション学部、経営学部、早稲田大理工学部の720人を対象に実施。614人から回答を得た。

憲法改正に賛成の学生は過去2回の調査ではいずれも55%だったが、今回初めて半数を割った。9条改正は前年は賛成(46%)が反対(35%)を上回っていたが、今回は逆転した。

国際協力活動への参加については、「武力行使を伴わない活動に限定」が61%と高く、紛争地への関与そのものに「消極的・反対」も16%に上った。「武力行使を伴う活動への参加」を求めたのは13%にとどまった。

川島助教授は「学生にとって改憲はタブーではなくなっているが、イラクの戦闘が長期化して米国への嫌悪感が広がっており、米国の軍事戦略に巻き込まれるとの懸念があるようだ」と分析している。【宮下正己】


スポンサーサイト