


アイヌの人々は日本に最も古くから住んでいた先住民であり、アイヌと琉球(沖縄)人は近縁だと元来いわれてきたが、このほど遺伝子の精密な分析で、やはり「アイヌは、縄文時代に日本に住んでいた先住民の遺伝子を最も受け継いでいる」ことが明らかになった。
また本土日本人は琉球人と韓国人の中間に位置し、この分析によって「日本人混血説」が確認された。

遺伝子レベルで近しいゆえの近親憎悪が原因なのかもしれないし、嫌っている
本人が最も色濃く韓国人の遺伝子を持っている可能性だってあるだろう。
日本人の優秀さは、単一民族ではなく、むしろこうした雑種(混血)民族であることが
大きいと思う。

傍流である私たち本土日本人はしっかり認識し、改めて基地問題や少数民族問題を
問い直す必要があるだろう。


初めて琉球王朝時代の装束を見たときは、特に男性がかぶっている独特な帽子に
なかなか馴染めなかったことを覚えている。
ま、それ以上に時代劇のちょんまげには未だに違和感を感じるが…(^^;

写真:NHK

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121028/k10013074581000.html
華やかに「琉球王朝絵巻行列」
琉球王国時代の王族や中国からの使節の行列の様子を再現したパレード、「琉球王朝絵巻行列」が那覇市で行われました。
この行列は、那覇市で開かれている「首里城祭」の最大の呼び物として毎年行われています。
28日はおよそ1000人が琉球王国時代の衣装をまとって、那覇市中心部の国際通りの1キロ余りを練り歩きました。
一般公募で選ばれた国王と王妃が役人たちを従えて、「ウチュー」と呼ばれるみこしに座って登場したほか、琉球の国王が代わるたびに中国から派遣されていた「冊封使(さっぽうし)」と呼ばれる使節団がゆっくりと行進しました。また、女性たちが紅型(びんがた)の衣装と花笠を身に着けてお祝いの席などで踊る古典舞踊、「四つ竹」を披露し、観光客や地元の人たちが華やかなパレードの様子をカメラに収めていました。
東京から観光で来た男性は、「日本の本土とは違う文化を感じました。きれいな衣装をまとって子どもも大人も一生懸命、昔の行列を再現している姿に感動しました」と話していました。
首里城祭は来月4日まで開かれ、3日には首里城の周辺で古式行列が再現されることになっています。

身をやつし王府の優秀な役人として働く真鶴と、薩摩藩御仮屋の役人・浅倉雅博の
時代を超えた純愛を描いた池上永一原作の『テンペスト』というドラマで、
私はテレビドラマに先行する形で上演された舞台劇の方を観た。

前列左から、堤幸彦(演出)・山本耕史(薩摩藩士・浅倉雅博)
仲間由紀恵(真鶴と孫寧温の2役)・生瀬勝久(聞得大君)

知っていたが、恥ずかしながら詳しい知識は持っていなかった。
今回この『テンペスト』によって、幕末にペリーが日本へ来航する前に琉球に上陸した事実を
知った。沖縄の今を理解するためには、過去の歴史をもっと学ばなければいけないと痛感した
しだいである。


新政府軍となったかつての薩摩藩士たちが琉球へ進軍してくる。
そんな帝国軍人たちに向かって、以前は王宮で絶大な権力を振るっていた
王族神で、今は落ちぶれて真牛という老婆になってしまった聞得大君(きこえおおきみ)
が放つセリフが、強く印象に残っている。
「ここは、神に守られし永遠の国。何人にも支配されぬ、誇り高き王国じゃ。
たとえ命をとられようと、わらわはお前たちに屈せぬ。
わらわの魂は、日本には支配されぬ。きさまら、とっととヤマトへ帰れ」
「わらわには見える。何年、いや何十年か先、アメリカーに焼け野原にされる日本じゃ。
ははは。日本はアメリカーに支配され、アメリカーと共に滅びる運命にあるのじゃ。
わらわの心、わらわの体、すべてこの島と共にある。琉球王国バンザイ!」
こう叫び、真牛こと聞得大君は自らの身に刀を突き立て、誇り高く死んでいく。
そして1879年に沖縄県が設置され、琉球王国は滅亡したのである。
